ロック様が帰ってきた!業界一シビれる技Pエルボー完全勝利 WWEサバイバーシリーズ

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これは夢か幻か?遂にロック様が試合を行った
 11月20日、WWE4大PPV大会のひとつ、『サバイバーシリーズ』がWWEの本拠地、ニューヨーク、MSGで開催され、遂にロック様が7年ぶりにリングに帰ってきた!今年の『レッスルマニア』などでリングには上がっていたが、プロレスラーとして試合を行うのは約7年ぶりだ。タッグパートナー不在で孤立無援のジョン・シナの呼びかけに応じて、リングに戻ってきたロック様。この両者は来年の『レッスルマニア』で対戦が決定しているものの、一時的に手を組んで夢タッグを結成する事になったのだが、蓋を空けてみれば、ロック様はただでは終わらなかった。

 試合は、完全にロック様独り舞台という感じでジョン・シナはサポート役に徹するしかない。リングに登場すると会場から割れんばかりの大歓声に包まれたロック様、現在、WWEマットで悪の限りを尽くしているザ・ミズ&Rトゥルースも、ロック様を前にすると蛇に睨まれた蛙状態だ。
 「Just bring it!!(かかってこい!)」という感じでザ・ミズ&Rトゥルースをスマックダウン(お仕置き)ホテルにぶち込むロック様は、アーム・ドラッグ3連発。その後、シナが捕まる展開が続くも、最後はシナとRトゥルースが場外にいる間に、ザ・ミズをリング中央に寝かせ、プロレス界、スポーツエンターテイメント界一シビれる技、ピープルズ・エルボーをさく裂させたロック様。この技を食らったザ・ミズはフォールを返せる訳もなく、見事にロック様がピンフォール勝ち。劇的勝利で復帰戦を飾ったのだった。

 これにはジョン・シナも苦笑いを浮かべ、「あんたには敵わないよ」という皮肉っぽいジェスチャーで拍手しながら引き揚げようとするも、ロック様はジョン・シナを引き留める。そしてリングに戻し、観客にアピール合戦を要求したのだ。勿論、会場はロック様がアピールすると大歓声、シナがアピールすると大ブーイングという展開。現在の絶対的エース、ジョン・シナですら、ロック様の前ではヒールに成り下がってしまう。更に、これは無理と、引き上げようとするジョン・シナに対し、ロック様はロック・ボトムの一撃!会場から更なる大歓声を受けて番組は終了した。

 終わってみれば、プロレスリングではなく、ザ・ロック・ワンマンショーという感じで観客が酔いしれたのだが、現在のエース、ジョン・シナにすれば、あまりのロック様のカリスマ性を目の当たりにし、『レッスルマニア』での対決に不安を感じさせる展開だった。ロック様は、映画撮影に入り、暫くは試合は出来ない。その間にジョン・シナはロック様に対抗できる“何か”を身につけなければ、祭典では悪夢が待っているのは間違いないだろう。

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CMパンクがアナコンダバイスで王座に返り咲き

 また、WWE王座タイトルマッチでは、CMパンクが王者アルベルト・デル・リオのセコンド、ロドリゲスを上手く排除し、最後は、また最近多用している必殺技、アナコンダバイスで一本勝ち。WWE王座に返り咲いた。そして世界ヘビー級王座戦では、王者でありWWEの視聴率男マーク・ヘンリーが反則で防衛。また、鳴り物入りで入団したものの不振にあえぐシン・カラは、試合中のプランチャーに失敗し膝蓋腱断裂で6-9カ月の休養を余儀なくされそういうアクシデントも発生している。

■『WWE PPV Survivor Series』
日時:2011年11月20日
場所:アメリカ ニューヨーク州ニューヨーク マジソン・スクエア・ガーデン

<タッグマッチ>
○ザ・ロック、ジョン・シナ
(ピープルズ・エルボー→ピンフォール)
●ザ・ミズ、Rトゥルース

<WWE王座タイトルマッチ>
○CMパンク(挑戦者)
(アナコンダバイス)
●アルベルト・デル・リオ(王者)
※CMパンク新王者に

<世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ビッグ・ショー(挑戦者)
(反則)※急所攻撃
●マーク・ヘンリー(王者)
※反則決着で王座移動なし

<サバイバー・シリーズ・イリミネーション・マッチ>
○ウェイド・バレット、コーディ・ローデス、ドルフ・ジグラー、ジャック・スワガー、フニコ
(バレット組勝ち残り)
●ランディ・オートン、シェーマス、メイソン・ライアン、コフィ・キングストン、シン・カラ

<ディーバズ王座ランバージャック・マッチ>
○べス・フェニックス
(グラム・スラム→ピンフォール)
●イヴ・トーレス

<US王座タイトルマッチ>
○ドルフ・ジグラー
(ジグ・ザグ→ピンフォール)
●ジョン・モリソン

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