週刊マット界舞台裏’11年9月08日号 興行戦争闇 DEEP55 素手格闘技

 内外の超ビッグネームたちを惜しみなく8・27『INOKI GENOME & Super Star Festival2011』両国国技館大会に投入したIGF。取材陣の間でも「こちらのほうが本物のオールスター戦」との声が挙がったが、それでも地上波テレビ局を動かせなかった。
 

 同日、日本武道館で行われた『ALL TOGETHER』に興行をぶつけ、さらに地上波テレビ放送まで獲得できれば、アントニオ猪木にしてみればしてやったりだっただろう。しかしジェロム・レ・バンナ、ピーター・アーツ、小川直也、藤田和之まで動員したにもかかわらず、IGF中継に動く地上波テレビ局はなかった。
 それはなぜか? IGFには最大のネックがあるからなのだが、猪木はそれに気付いているのか!?

 「いまのファンは団体やマッチメーカーが考えることをすべてお見通しであることが改めて分かった。だから今後はタイトルマッチなどの予想記事は書かない。恥をかくからね」と強いショックを受けた様子の井上譲二記者。
 一体、何があったのか? 実は交流のある4人のファンが4人とも『ALL TOGETHER』のメーンなどの試合結果を的中させたのだ。プロレス業界にいる関係者は「所詮は“よかた”の考えることだよ」と、ファンをどこか馬鹿にしている者が多いが、プロ顔負けの予想屋たちはそういう関係者の考えることもすべて見透かしている!?

 メジャー3団体vs.IGFの8・27興行戦争は大方の予想通り、日本武道館に1万7000人(主催者発表)の大観衆を動員したメジャー3団体『ALL TOGETHER』に軍配が上がった。一方、IGF『INOKI GENOME & Super Star Festival2011』両国大会は1万1600人(同)。
 しかし実際はそれ以上の開きがあった。そこで今週の『マット界舞台裏』では専門誌やスポーツ紙、ネットメディアなどでは絶対に伝えない部分をお伝えしようと、興行のプロであるA氏(元新日本プロレス営業マン)が井上記者に語った8・27興行戦争の実態を大公開する!

 2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、60代後半の高齢になってからも現役選手に負けないくらいのハードトレーニングを積んだり110キロ台のウエートを維持するなど“プロレスラー” であり続けた新日本プロレスの“鬼軍曹”と恐れられながらも、慕われていた小鉄小鉄氏の追悼企画として、井上記者が秘話を語ってくれた号を振り返る。
 小鉄氏はプロレスマスコミがタブーとして一切報じない83年8月に起きた新日クーデター事件に大きく関わっていた事をご存じだろうか? その時の小鉄氏の心境に迫っているのがこの記事、最大の売りなのである。勿論、スキャンダルを煽る目的ではないのは読んでもらえれば明らか。読んだ読者はまたひとつ、秘密の昭和プロレス史を知る事になるだろう。

好調に見えるIGFに何故、TVがつかないのか?真相を暴露
熱戦が続いたDEEP55の全容 この迫力ある写真を見てください
素手の格闘技8.28「PRO-KARATEDO 達人!」

 女子プロレス本の出版を記念した柳澤健トークライブ報告う

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、まずは、ジョージ・ルーカスの娘、アマンダ・ルーカスが出場した事で、一般メディアも押し掛けた『DEEP55』を大特集。見所はルーカスだけでは無かった。復活した廣田瑞人をはじめ、3大王座戦は全てがベストバウトと言っても良い濃密な内容。これを専門誌らしく、鮮明な画像と、詳細な試合レポートで徹底的に解剖している。試合の攻防は元より、その背景も含めてかなりページ数になり、『マット界舞台裏』はプロレスだけではなく、格闘技にも圧倒的に詳しい事を分かって頂きたい。勿論、アマンダ・ルーカスもばっちりだ。

 素手顔面(ノーバンテージ)、頭突き、肘打ち、投げ、立ち関節、金的攻撃、倒れた相手への極め突き、道着を掴んでの攻撃がすべて有効のプロ空手興行「達人」の試合レポートも必見。凋落したと言われつつも完全に日本に根付いている総合格闘技、しかし、その流れに完全に背を向けて、独自の“武”の精神で大会を行っている「達人」、その神髄、その全容を知るにはこれを読む以外にない。

 数あるアントニオ猪木本の中でも異色の作品として評価される「1976 年のアントニオ猪木」、そして鬼気迫る女子プロレス本と呼ばれる「1993 年の女子プロレス」の著者である柳澤健が最新刊「1985年のクラッシュギャルズ」の発売を受けてトークライブを開催。アントニオ猪木、全日本女子プロレス、そしてクラッシュ・ギャルズ、あの狂乱の時代をリアルタイムで追いかけていた柳澤氏のプロレス哲学、当時を懐かしむ昭和ファンは無論、今のファンにも是非、読んでもらいたい玉石のトークライブ・レポートだ。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼8・27両国大会に地上波テレビ局を動かせなかった猪木。最大のネックは?
▼いまのファンは団体やマッチメーカーが考えることなんてすべてお見通し!?
▼元新日プロ営業マンが語る8・27興行戦争の実態!

<アーカイブス2010>
▼追悼企画 山本小鉄氏が決して口にしなかった新日プロへの胸の内

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼8・26 後楽園ホール DEEP55 沸騰
・廣田瑞人が菊野克紀を下し新王者 松本晃市郎が王座防衛で引退
・廣田瑞人×菊野克紀 ブランクを感じさせない動きで王座を獲る
・松本晃市郎×長倉立尚 引退試合を自身のベストバウト
・田澤和久×どすこい羅頭魔勢 豪快さに加え最後はテクニックをみせ
・桜井隆多×柴田勝頼 これには会場大爆発
・DJ.taiki×和田竜光 今大会のベストバウト賞となった
・野地竜太×森川修次 目に当たれば眼窩骨折、鼻に当たれば骨折
・北崎鎮×宮澤元樹 今年還暦で退職をした父にこの勝利をささげます
・井上俊介×悠羽輝 ダメージを見たレフェリーが中に入り試合を止めた
・堀友彦×釜谷真 接戦とはなったものの何度かテイクダウンが決め手
・篠原光×アマンダ・ルーカス 王座を開設予定であり、継続参戦が期待

▼本物の武の果たし合い!8.28「PRO-KARATEDO 達人!」 レポート
・素手顔面ノーバンテージ、頭突き、肘打ち、投げ、立ち関節、金的攻撃
・倒れた相手への極め突き、道着を掴んでの攻撃がすべて有効「達人」
・格闘技の流行りに関係なく、日本の伝統武術大会
・谷口聡×陣川弘明 2回目に倒れた所に極め突き
・野本正幸×若林信 正拳が命中して技有を2回
・毛利巨樹×西村圭 毛利の鼻は綺麗に曲がり
・山下敦央×池野榮司 お互いの頭突きや膝が炸裂する
・西村哲男×奥田道仁 正拳突きで技有 下唇を負傷
・高橋直弘×RISING 一治 膝によるカット レフェリーストップ

▼プロレスの“特異点”(ガチンコ)をノンフィクションする男 柳澤健
 by 伊藤雅奈子
・「1976 年のアントニオ猪木」から「1993 年の女子プロレス」
・「1985 年のクラッシュ・ギャルズ」へ〜
・ライオネス飛鳥と長与千種。そして、二人に熱狂した少女
・アントニオ猪木はどういう人なのか 2人の天才
・長与千種が生んだもの 客の心をわし掴み
・ライオネス飛鳥の巻き返し すごいサクセスストーリー

▼タブー満載企画【海外情報局.104】
 ブラジルUFC大成功 WWEザ・ゲームHHH現役復活 野獣サップ善戦
・『コールドケース』逮捕実現ジョー・サン1990 年レイプ事件DNA 発覚
・絶対王者A・シウバ、日本の希望岡見勇信砕き完勝UFC 134 熱闘
・WWE 支配者トリプルH 復帰 次回PPV でCMパンクと一騎打ち
・TNA 三つ巴戦スティング-H・ホーガン-R・フレアー視聴率貢献現実
・打倒”キーボード・ウォリアー”ボブ・サップ大奮闘 3RTKO 負向上?
・ProEliteハワイ ケンドール・グローブ秒殺勝利 BJ ペン弟快勝!

★一緒にカートに入れて合わせて読めばさらに楽しめる!

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いまひとつインパクトがなかったIGF8・27両国大会のカード
文春の記事が長州に与えたダメージと、8・27隅田川決戦を斬る!
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週刊マット界舞台裏'11年9月08日号 興行戦争闇 DEEP55 素手格闘技

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