週刊マット界舞台裏’11年9月29日号猪木ノア菅林ネパール祭アメプロ

 第一線で活躍中のプロレス記者によると最近、アントニオ猪木の“掟破りの発言”がいろんな選手のヒンシュクを買っているという。専門誌を読んでいる方ならすぐ気付くと思うが、彼らはなぜ猪木の発言を聞き流せないのか?
 確かに猪木はプロレス界において偉大なる人物ではあるが、すでに現役を引退してずいぶん経つし、猪木はいまのプロレスをよく見ているわけではない。プロレスファンの中にも「いまさら猪木さんにゴチャゴチャ言われたくない!」と思っている人もいるだろう。だが、猪木の発言を聞いてヒートアップするということは、どこか痛いところを突かれている部分があるのか? もしかして猪木発言は正論なのか?
 そこで今回の『マット界舞台裏』では猪木の真意を分析した井上譲二記者が提示した“解決案”に耳を傾けてみよう。

 アルバイト求ム!  そんな声が聞こえてきそうなくらい、ノア勢へのオファーが激減している。一時期は新日本プロレスを筆頭に、IGFやIWAジャパンにも選手を派遣していたノア。日本テレビのレギュラー放送を失って以来、せっかく打ち出したプロダクション戦略ももはや風前の灯火だ。
 もはやノアの選手に商品価値がなくなったためか? いや、そういうわけではない。唯一秋山準が全日本プロレスに参戦して三冠ヘビー級王座への挑戦が決まっているが、その辺の裏事情も含めて井上記者がノア勢にオファーが激減している原因を探る! ここまで踏み込める分析は『マット界舞台裏』だけだ。

 マット界では唯一、プロ野球の球団並みに親会社を持つ新日本プロレス。後楽園ホール大会は毎回超満員、ビッグマッチの観客動員も健闘しているし、撤退がウワサされていた東京ドーム大会も、来年は創立40周年記念ということで1・4ドーム大会が正式決定と、厳しいプロレス界の中で新日プロは業界の盟主として好調さをキープしている印象。
 経営不振にあえぐ他団体の社長から見れば菅林直樹社長はうらやましい限りだが、菅林社長にも悩みやストレスはある。特に○○を管理されてしまうと、社長としての権限はなきに等しい……。

 2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、なぜプロレス興行はなかなか黒字にならないのかという、永遠のテーマに果敢に取り組んだ分析記事を振り返っている。
 プロレス興行の裏も表も知り尽くしている井上記者は、最終的に社長が首吊り自殺をするという悲劇的な終幕となったFMWに関して、大仁田厚やハヤブサ、田中将斗といった人気レスラーを抱えていたあの団体が、どうしてそんな状況にまで追い込まれたのか、その原因こそがプロレス興行がなかなか黒字にならない原因だと分析! 興行界の慣習にメスが入れられており、いま読んでみても充分興味深い内容になっている。哀しい犠牲者を出したプロレス界だが、現在は改善されているのだろうか?

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、ボリュームからして超特大号のサービス仕様である。なにしろ17日、18日に代々木公園で行われた「ネパールフェスtィバル」の模様と舞台裏を、内部者が徹底的にレポートするという企画自体、他の専門誌ではまったく不可能なことだ。
 17日の聴覚障害者と健常者のコラボ団体HEROの模様は佐藤剛由代表が、18日地下プロレスEXITの詳細は紅闘志也選手兼特派員が、やる側から健筆を揮っているのだから、従来の専門誌ではありえなかった目玉特集であろう。ましてHEROに関しては、スグには収録出来ずに掲載のタイミングを失ったままだった8月13日の北千住シアター大会も付録として収録。ここに至る流れもわかりやすい。

 アメプロに圧倒的に他専門誌を凌駕するネットワークを誇る『マット界舞台裏』契約記者らを総動員、日本公演を控えて流れを押さえておきたいWWEのPPV『Night of Champion』や翌日のRAW内容を報告するのは無論のこと、TNAから解雇どころの騒ぎではなく、ついにこの夏だけで4回目の逮捕となった問題児マット・ハーディの転落劇をも徹底追及。無料のネットでは決して拾うことが出来ない突っ込んだものだけに、まさに電子書籍の意義を象徴する記事であろう。


「新潟プロレス」のチラシを持つネパールの力道山ヒマラヤン・タイガー
ぺディグリーをCMパンクに決める支配者トリプルH執行取締役代表
ジョン・シナがドス・カラスJrを下し10度目の王座戴冠「これでイイのだ」
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バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼なぜか聞き流されず、ヒンシュクを買う猪木の“掟破り発言”!
▼なぜノアの選手へのオファーが激減しているのか
▼新日プロは好調なのに、ツライ立場にある菅林社長

<アーカイブス2010>
▼なぜプロレス興行はなかなか黒字にならないのか

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼日本ネパール化計画の全容
 Text by 紅闘志也
・9月17日(土)18日(日)代々木公園で開催されたネパールフェスティバル
・大雑把アジアらしい“ネパール時間“が発揮され開始時間が大幅遅れ
・地獄妖怪 入道vs.タックル将校 竹嶋健史
・THE KABUKIリバプール神童KENDO KEITAx若鷹ジェット信介磯英弥
・ヒマラヤン・タイガー&モハン・ドラゴン&富豪2夢路&スモーキク組
・紅闘志也澤宗紀小笠原和彦カナディアン・タイガーBLACK TOM CAT
・9月25日の地下プロレスEXIT高田馬場大会ヒマラヤン・タイガー参戦
・「新潟プロレス」とは何か?
・グラフ集

▼8・13HERO『聾被災者救援チャリティーイベント』北千住1010成功の証
 Text by 佐藤剛由
・お寺プロレス会長雫あきxオナルドファック+軍団ひとりのパイプ椅子
・師弟対決:友龍(4分42秒 テキサスクローバーホールド)寺腰雄太
・○ヤミキ(7分44秒 スリーパーホールド)●松永光弘引退試合

▼9・17HERO代々木公園ネパールフェスティバル同門対決ヤミキx友龍
 Text by 佐藤剛由
・○富豪2夢路(5分11秒 バックドロップ・ホールド)山本SAN●
・○タイガー・ベットシン(7分35秒急所蹴り⇒小包固め)OKADO●
・△ヤミキ(10分時間切れ引き分け)友龍△

▼9・18WWEPPV大会『Night of Champion』ニューヨーク州バッファロー
・2大王座移動〜トリプルH復帰戦壮絶、ジョン・シナ10回目の戴冠
・え、あのマーク・ヘンリー?五輪強化選手からWWEの生涯社員褒美

▼PPV謎かけ余韻の賜物翌日RAW視聴率3.01%=432万人視聴に改善

▼懲りないマット・ハーディ薬物4度目逮捕WWE援助リハビリセンター行
・超インサイド・レポート

▼格闘技歳時記:96年10月のK−1全国地上波ネット初登場と、その15年後の地上波完全撤退について
 Text by 古吉進一郎

▼タブー満載企画【海外情報局.107】
UFC135狂犬王座戦 悪役メイウェザー TNA超人引退考 金原北米登場
・UFC135 五味復活!J・ジョーンズ初防衛戦、相手はランペイジ!
・『UFC Fight Night 25』伏兵J・エレンバーガー、J・シールズを秒殺
・ボクシング界にヒール誕生F・メイウェザー舌戦ビクター・オルティス
・TNA衝撃!シュートとワークの狭間ハルク・ホーガン引退宣言暗闇
・北米デビュー金原正徳減量10・22Jackson’s MMA対Cオルテガ戦
・9・25 タイファイト本土 チーム・サムライ67kg級代表一貴選手談話

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露出が激減している長州力の近況
週刊プロレスにかけられた“ある疑惑”
隅田川決戦を再検証し、より楽しむための材料が満載
暴力団とのつながり、プロレス界は大丈夫か?
いまひとつインパクトがなかったIGF8・27両国大会のカード

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週刊マット界舞台裏'11年9月29日号猪木ノア菅林ネパール祭アメプロ

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