8・31 『One FC 5 – Pride of a Nation』DREAMバンタム級王者のビビアーノ・フェルナンデス快勝元UFCヘビー級王者対決は無効試合に

(C)One FC
　日本では完全にメジャーMMA団体が無くなった感じだが、代わりに元気なのがアジアでメジャーMMA団体が続々と誕生している。その筆頭がインドの『Super Fight League』とシンガポールの『One FC』であり、特に『One FC』はDREAMバンタム級王者のビビアーノ・フェルナンデスと DREAMライト級王者の青木真也と複数試合契約を結び、DREAMとの提携で、選手コールにレニー・ハート、レフリーに島田裕二を起用、川尻達也、今成正和、水野竜也というPRIDE武士道～DREAM/DEEP系の日本選手も参戦させており、大会規模・会場の雰囲気共にPRIDEの後継者という感じだ。

　2012年8月31日、フィリピン・マニラで開催された『One FC 5 – Pride of a Nation』では、噂された青木真也のカードは流れた（10月の大会で試合をする予定）ものの、DREAMバンタム級王者のビビアーノ・フェルナンデスがメインイベントで登場。グスタボ・ファルシローリを相手に特に寝技で翻弄して判定勝ちした。

　また、元UFCヘビー級王者同士のアンドレイ・アルロフスキーvs.ティム・シルビアという豪華なカードが行われ、アルロフスキーの右フックがシルビアの顎に命中してKOするも、追撃でサッカーボールキックをしてしまった為、反則を取られノーコンテンストに。

　また、ホーレス、イゴール、グレゴーと３人のグレイシーも登場。ホーレスとグレゴーはグレイシーらしく一本勝ちするも、イゴールは寝技で試合を優勢に進めていたものの、2R後半に失速し、逆転TKO負けとなっている。
　ほかに初代UFC世界ライト級王者、ジェンズ・パルヴァーはミドルキックを受けてKO負け、UFCやPRIDEで活躍したフィル・バローニはパンチラッシュでTKO勝ち。知名度のある大物選手が集まっている事もメジャー感を出している。

■　One FC 5 – Pride of a Nation
日時：2012年8月31日
場所：フィリピン・マニラ

＜メインイベント　バンタム級＞
○ビビアーノ・フェルナンデス
　判定　3-0
●グスタボ・ファルシローリ

＜ライト級＞
○エドゥアルド・フォラヤン
　判定　3-0
●フェリペ・エノモト

＜ヘビー級＞
-アンドレイ・アルロフスキー
　ノーコンテンスト※アルロフスキー、サッカーボールキックで試合続行不可能
-ティム・シルビア

＜フェザー級＞
○エリック・ケリー
　2R 1分42 秒 TKO
●ジェンス・パルヴァー

＜ヘビー級＞
○ホーレス・グレイシー
　3R 1分39秒チョークスリーパー
●トニー・ボネロ

＜ウェルター級＞
○チャ・ジョンファン
　3R 1分03秒 TKO
●イゴール・グレイシー

＜バンタム級＞
○キム・スーチョル
　判定　3-0
●ケビン・ベリンゴン

アンダーカード
＜80kg（キャッチウェイト）＞
○グレゴー・グレイシー
　1R 3分38秒腕十字
●ニコラス・マン

＜ウェルター級＞
○フィル・バローニ
　1R 1分00秒 TKO
●ホドリゴ・ヒベイロ

＜フェザー級＞　
○シャノン・ウィラチャイ
　2R 3分42秒 TKO
●ミッチ・チルソン

＜フェザー級＞
○オノリオ・バナリオ
　3R 3分42秒 TKO
●アンドリュー・ベニベ