週刊マット界舞台裏’09年4月30日号

 新日本プロレスマットから蝶野正洋、長州力らベテラン勢で結成されたレジェンドが消滅しかけている現在、リアル・レジェンド(?)が誕生しつつある。藤波辰爾、初代タイガーマスク(佐山聡)、長州力の合体がそれだ。
 ただ、新日版レジェンド以上にファンの関心度は低いようで、せっかくの金曜夜8時、略して“金8トリオ”のそろい踏みも観客動員にはつながっていない! ところが、この金8トリオは今後もさまざまなリングで実現しそう。今年になって急接近し始めた3人の思惑を井上記者が探ってみたところ・・・
 アントニオ猪木率いるIGFの次回興行はいつなのか? 一応、7・12有明大会が候補にあがっているが、そんなことに関心を持っているファンももうほとんどいないのでは?
 それも仕方がない。なにせ猪木にとってIGFの運営は片手間であり、プロレスは道楽にすぎない。そう考えたほうが、猪木にプロレス復興を託す者だって気が楽になるだろう。すっかりプロレスでは世間をアッと驚かせられなくなった猪木は、またぞろとんでもないことを考え始めているという情報をキャッチ!
 まず気になったのが、猪木が発売した『真実』(ゴマブックス)が異例の発行部数していること。モハメド・アリ戦に関する目新しい真実が記されているのか? それとも・・・? とにかく猪木にとっては、この本をベストセラーにするなんてことは小さな目標であり、猪木が本当に望んでいるのはその先にあるとてつもない計画だったのだ!
 専門誌と団体のゆ着を気にしているファンも多いと思うが、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は現在の『週刊プロレス』はどの団体ともゆ着していないと断言する。
特定の団体を大きく扱うことはあっても、それは編集方針にすぎず、意図的に肩入れしているのではない。しかし、結果的にドラゴンゲートを人気団体に育て上げたのは他のマスコミではなく、週プロなのもまた事実! 当然、ドラゲーのデッカいネタは同誌の独占スクープになりそうだが、野心家の岡村隆志社長は最近話題になった“あのネタ”を週プロではなく、なぜかスポーツ紙に流した。
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2008』は、昨年4月に大阪で行われた中邑真輔と武藤敬司のIWGPヘビー級選手権試合の結末について。この試合の結末、つまり王座交代のシナリオが漏れていたことに関して、井上記者は余りにあっちこっちにも伝わっているのは好ましくないと警鐘を鳴らしたのだ。
 「ベルトの移動が濃厚」というだけなら、新日ウォッチャーの専門誌記者でも書けるが、井上記者が踏み込んでいるのは、「○○○サイドから筋書きが流布している」ということを問題視したから。果たして大切なタイトルマッチの結末を、気易く触れて回った者とは?
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、圧巻ボリュームの『DEEP 41』完全詳細レポートだ。4月16日、後楽園ホールは全10試合中9試合が一本、またはKOというエキサイティングな展開に沸き返った。

 世界のTKの愛弟子にして極真空手新世代の菊野克紀の戴冠劇と、試合後インタビューの全容だけでなく、マニア注目の金原弘光の2年ぶりの勝利試合や、前田日明がセコンドに就いた宮田和幸、絶対女王MIKUの完勝振りをも豊富な写真とともに振り返る。
 また、読者からの疑問に答える新企画<誰か教えてくれよ>では、ストライクフォースで話題になった体重差問題と、そこでクローズアップされた代理人シュウ・ヒラタについて、過激な回答が編集部に入稿された。果たしてその内容とは?
 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼“金8トリオ”が今年になって急接近し始めた理由は?
▼猪木がまた考え始めているとんでもないこと
▼なぜドラゲーのあのスクープネタが、週プロに載らなかったのか
▼ミスターポーゴに作家転向のススメ!?「祝・増刷!」のエール!
<アーカイブス2008>
▼これでいいのか? タイトル移動の情報が漏れている!
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼極真の大砲、唸る! 菊野克紀、また豪快1RKOでライト級王座戴冠!
 予告編はこちら
▼新企画『誰か教えてくれよ!』  体重ごまかし問題とプロ興行

★合わせて読めばさらに楽しめる!
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今年、後楽園大会に満員マークが付かない新日プロ

ドラゲーのスクープネタが週プロに載らなかったことに迫る!

週刊マット界舞台裏'09年4月30日号

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