週刊マット界舞台裏’10年09月30日号+別冊WWS10周年 38年後の奇跡

 「ウチのエライさんたち(フロント幹部)、それぐらいのことを考えているかも知れません。なんとなくそんな雰囲気が漂っているのです。実行に移せば話題作りと報復の一石二鳥になりますしね」
 先日、YouTube中継により、継続開催が正式発表された新日本プロレスの来年1・4東京ドーム大会。上記の発言は新日本プロレスの中堅社員が、1・4ドーム大会の“隠し玉”についてした意味深な発言である。ようやく秋風が吹き始めたとはいえ、まだ9月。この時期に来年の話をしたら鬼が笑う。
 だが、その隠し玉の内容を聞いた元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、ガセネタに終わらない可能性は十分あると判断。本当にこの隠し玉が実現したら、新日プロのファンからも賛否両論あると思うが、まさに“ドーム級”の爆弾なのは間違いない!

 一般の商売は「売ってナンボ」の世界だが、プロレスの興行は必ずしもそうならない。売掛金を回収して初めてビジネスが成り立つという“落とし穴”があるのだが、その売掛金の回収が非常に難しくて積もり積もってかなりの金額の売掛金が残っているという話も・・・。
 ある営業マンは「それがあるから会社はなかなか黒字にならない」と嘆いている。屈強な人間が集まっているプロレス団体ならば、良くも悪くも強硬な取り立てが出来そうな気がするのだが?そこで『マット界舞台裏』が専門誌などでは決して踏み込むことのない、プロレス興行のウラ側に改めてメスを入れてみた。

 いまでもレジェンドとして活躍し、人気もある藤波辰爾がいま本人の気付かないところでレスラー生命の“危機”に直面している!
 それというにも、藤波が女子レスラーとのミックスドマッチを行うことが決定したからだ。このご時世、武藤敬司や鈴木みのる、ノア勢らもお笑い芸人とリングで絡んでいるので、ミックスドマッチくらいでレスラー生命の危機というのは大げさのような気もするが、藤波の場合、それとは意味合いが違ってくる危険性があるのだ。
 来月に迫った藤波のミックスドマッチだが、藤波はリングに上がる前によく自分の置かれた状況を確認したほうがよさそうだ。

 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、格闘技人気の低迷に反するように大箱興行を次々に成功させ、復興を遂げていると言われている日本のプロレス界に、井上記者が1年前から警鐘を鳴らしていたことを振り返る。
 井上記者は長年プロレスを取材し続け、いまも現場に出て関係者を取材しているからこそ見えていることがあるのだ。「まだまだ状況は厳しい」と苦言を呈した上で、90年代半ばの最盛期からどれくらいのファンが大会観戦しなくなったのか「ここに1つのデータがある」と、具体的な数字を出して検証しているのだ! それだけにこの記事には妙な説得力を感じることが出来るはずだ。

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、別冊ミルホンネット『38年後の奇跡』という豪華カップリング号として発売。いよいよ100万光年の宇宙で最も詳細なWWS(World Wing Spirit)10周年記念伊勢崎大会の全容が登場。劇的復活を遂げたダ ンプ松本が全女末期にデビュー、のちに総合格闘技にも挑戦した伊藤道場の佐藤綾子を痛ぶることで千両役者ぶりを見せつけ、地方会場の主役を独占すれば、女子タッグマッチでは藪下めぐみとコマンド・ボリショイが、ばっぱかばっぱかバンプを取りまくって沸かせる派手な立体展開において、貫録のジャガー横田が美味しいところを全部持って行き、伝統的様式美が再び旋風を巻き起こす!!
 38年前の元新日本プロレス練習生同期タッグ再結成という奇跡のカードでは、グラン浜田がHEROのヤミキと組んで、職人コンビの戸井マサル、ケン・片谷組と対峙。山本小鉄に捧げる昭和の鉄人たちの王権復古が胸に迫る。
 メインはプエルトリカン画鋲1万個デスマッチと謳われ、いよいよお待ちかね、地元・伊勢崎の英雄ミスターポーゴが反逆の翼を広げた。殺伐とした世で孤独に闘うプロレス・レジスタンス=ポーゴ大王様。プロレス不遇の現代に提示するピュアハート・マニフェストとは何か? 眩い光を放つ美しき火炎放射が美戦慄を踏襲、自らのプライドを貫きチェーン絞首刑が劇的終焉を飾る。
 舞台裏ではインディ界最狂のプロモーター茨城清志を筆頭に、暗黒のイリュージョンで随所にW★ING魂が復活。昭和プロレスのクライマックスがここに完結する。マニア歓喜の金字塔イベント、ここにドキュメント作品を凝縮!!
 小川直也をもっとも良く知るキーマン高尾淳からは、IGF離脱騒動の総力特集・第三弾が入稿。涙なしでは読めない感動の秘話を初公開。ここには貴方の知らない小川直也がいる。本誌だけが伝えることのできる筑波大学でのエピソードに驚くに違いない。プロレス海外修業時代など、今まで伝えられていないエピソードがいくつもあり、プロレス村の御用聞きマスコミでは絶対に聞く事が出来ない小川の本音がさく裂している。
 そして、ミスター・タブー大全ことシュート活字、タダシ☆タナカからは、柔道五輪金メダリスト石井慧vs.ミノワマンが決定した『DREAM.16』を受けて、"終わり"名古屋は俺でもつ!?となんとも意味深な分析原稿が入稿された。日本格闘技界のターニングポイントではいつも、しっかりした取材、鋭い視点で、現状から今後の状況をあぶり出しているタナカ節が今回も冴え渡っている。目玉カードを何とか用意出来てほっとしているDREAMに逆に危機が迫っているというが、それは何なのか? またライバルSRC(戦極)との関係はどうなのか?など裏ネタ満載で、ここにはとても書けないものばかりなので、是非、ご購読して読んで頂きたい。
 さらにインディ界といえばミルホンネット、と言われるだけあって今回も9・18 STYLE-E新木場大会を詳細レポート。超満員の観客を集めた旗揚げ6周年の記念大会、特にメインイベントで行われたSTYLE-E認定無差別級選手権試合は圧巻。竹田誠志vs.安部捨丸の熱戦は、レポートする記者にも、その熱が感染したらしく、膨大な写真数で、試合の最初から最後までをヴァーチャルで体験出来てしまう渾身のドキュメントを用意した。勿論、メインだけにとどまらず、セミファイナルで登場した大谷晋二郎が久々にプロレスの教科書を説く! ほかの媒体では読む事が出来ないインディの“今”が息づいている。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼新日プロの社員が口にした来年1・4東京ドーム大会の隠し玉とは?
▼なぜプロレス興行はなかなか黒字にならないのか
▼本人の気付かないところで、藤波がレスラー生命の危機に直面!

<アーカイブス2009>
▼驚愕!最盛期に比べて、プロレスファンがどれくらい減ったかが分かるデータを発見

<ファイト!ミルホンネット編集部>
★別冊ミルホンネット「38年後の奇跡」

▼君主たちの城を守る昭和の鉄人「W★ING魂の王国へようこそ」
9・20World Wing Spirit旗揚げ10周年記念伊勢崎大会ドキュメント
「昭和の鉄人たちが超満員のWWSプロレス10周年伊勢崎大会を祝う」
・JWP立体展開満開☆ジャガー横田が美味しいところを全部持って行く
・G浜田&ヤミキ38年前の元新日本プロレス練習生が同期タッグ再結成
・劇的復活遂げたダンプ松本地方会場主役〜家来の佐藤綾子を讃えよ
・ポーゴが伊勢崎暗黒街凱旋プエルトリカン画鋲1万個デスマッチ鮮血
・危険度満点〜鬼神ターザン後藤「怒りのステーキ・フォーク滅多突き」
・急激にセールが巧くなった真・下町プロレスのナカタ・ユウタは裏MVP
・Special Thanks to the music of House of Lords and Dark Illusion

▼西調布からの旅立ち〜夢だった新木場進出大会は大成功
9・18STYLE-E新木場大会は293名超満員の観衆を集めた!!

▼素顔の小川直也・緊急提言 by 高尾淳
「もっとアピールしないと駄目だよ澤田、石井〜君達はその程度か!」
▼感動の秘話本誌独占初公開☆「ジャンボ鶴田と小川直也の遭遇?」

▼石井慧DREAM電撃参戦の示唆する危機
"終わり"名古屋は俺でもつ!? by タダシ☆タナカ

▼タブー満載企画<海外情報局vol.56>
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・MハーディいよいよWWEクビ秒読みを告白!負け役街道まっしぐら
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★合わせて読めばさらに楽しめる!
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復帰をしても不安だらけという武藤の苦しい胸の内
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大入り大成功に見えた新日プロ『G1』の舞台裏

販売告知+STYLE-E新木場
新日プロが来年1・4ドーム大会に投入する可能性がある驚きの“隠し玉”に迫る!

週刊マット界舞台裏'10年09月30日号+別冊WWS10周年 38年後の奇跡

商品コード inouejojiz194

価格 315 円

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