青柳館長が東久邇宮文化褒賞を受賞 11・3記念興行に”誠心会館トップ3”青柳政司&齋藤彰俊&松永光弘が揃い踏み!初代タイガーマスク&タイガー・シャークとの”師弟コンビ対決”が実現!

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 11月3日(日祝)、大阪・はびきのコロセアムにて『チャクリキ ファイティング カーニバル 2013“闘宝伝承~青柳政司 東久邇宮文化褒賞受賞記念大会~”』が開催される。
 メインイベントには、産業や文化の発展に貢献した人に与えられる東久邇宮文化褒賞を授賞した青柳政司が出場。誠心会館の弟子・齋藤彰俊とタッグを組み、初代タイガーマスク&タイガー・シャークと激突する。セコンドに松永光弘が付くことも決定。誠心会館の3人が久々にリングで揃い踏みを果たす。

■ 闘道館 Presents チャクリキ ファイティング カーニバル 2013 『闘宝伝承 ~青柳政司 東久邇宮文化褒賞受賞記念大会~』
日時:11/3(日・祝)14:30試合開始(14:00開場)
会場:はびきのコロセアム(大阪府羽曳野市南恵我之荘4丁目237-4))
詳細&チケット申込:http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
※11/3(日・祝)15時00分迄受付。
チケット/特別リングサイド 10,000円
      リングサイド 7,000円
      指定A席 6,000円
      指定B席 5,000円
      自由席 3,500円(席がなくなり次第、立見となります)
      ※当日500円増
      小中学生 2,000円(当日の自由席のみ)
開場の後、青柳政司&斎藤彰俊両選手のサイン会の予定
新日本に喧嘩を売った誠心会館
 本来は空手家であり、『誠心会館』という道場を運営していた青柳は、89・7・2両国国技館開催の格闘技の祭典に大仁田厚と接点が生まれたことでプロレスのリングに足を踏み入れた。実戦空手界では知られていた『誠心会館』の名を更に全国に知らしめたのは、新日本プロレスに喧嘩を売った時だろう。

 1991年12月、誠心会館の門下生と新日本の小林邦昭との間にトラブルが発生。初期W☆INGのエース格でもあった齋藤彰俊が中心となり、新日本へ挑戦状を叩き付けた。当初は一歩引いていた青柳が加わったことで、新日本との全面戦争に発展。当時の新日本選手会長・越中詩郎と副会長・小林が正面から受け止め、“プロレスvs空手”の血で血を洗う抗争が続いた。
 争いは誠心会館の看板を懸けるところまで激化する。青柳館長の情熱に応えるべく、小林が新日本に無断で誠心会館の自主興行に出場。これを受けて、越中と青柳は新日本から無期限出場停止処分を受けてしまう。団体側と溝ができてしまった越中たちと青柳&齋藤が合体。『反選手会同盟』が生まれた。このユニットに続々とメンバーが加わり、後に『平成維震軍』へと発展していく。90年代の新日本は闘魂三銃士の人気ばかりが強調されるが、対角線に『平成維震軍』という対抗勢力があったことも大きい。そして、その発端は誠心会館だったことを忘れてはならない。それだけ青柳や齋藤の空手流喧嘩ファイトがファンの心を掴んだのだ。

青柳が駆け抜けてきた茨の道
 青柳の挑戦はその後も続く。格闘技色の強い『新格闘プロレス』を立ち上げ、修斗と正面から対戦。反対にエンターテインメント色の強いWWFの『マニアツアー』にも出場している。2000年代にはプロレスリング・ノアに定期参戦。かつての弟子・齋藤も生存競争の激しい新日本マットで生き残り、プロレスラーとして開眼した後、ノアに参戦するようになったため、リング上で師弟が再会。定期的にタッグを組んできた。
 そして、今年――。青柳は網膜剥離を患い、左眼を失明したことを発表した。それでも、心の中で燃えさかる炎はあの頃と変わらない。齋藤やエル・サムライ、アレクサンダー大塚、久保田兄弟を引き連れ『名古屋維真軍』を結成。ノアの中京地区大会だけでなく、WNCのリングにも上がり、激闘を繰り広げている。リアルジャパンプロレスの9・28後楽園ホール大会にも出場し、反選手会同盟時代に戦った折原昌夫とも再会を果たした。そんな熱い気持ちがあるからこそ、東久邇宮文化褒賞という名誉を賜ったのだろう。

注目の師弟対決が実現!
 「東久邇宮文化褒賞授賞記念」として行われる今大会では、齋藤とタッグを結成する。齋藤も三沢光晴さんやバイソン・スミスさんの死を乗り越え、青柳と同じく“熱い気持ち”でマット界を生き抜いてきたレスラーである。さらに、齋藤とは高校時代の同級生であり、同じく誠心会館に所属していた“ミスター・デンジャー”松永光弘がセコンドに付くことが決定。青柳に空手を学び、齋藤に引退試合で介錯された松永の来場も楽しみだ。
 対戦相手の初代タイガー&シャークも師弟コンビなのはが興味深い。シャークは兄弟子スーパー・タイガーとの一騎討ちに向けて動き出しており、より一層“虎の遺伝子”の意味を考えているはず。そんな時期に、青柳&齋藤という熱い想いを持った師弟と戦うのはいい経験になるだろう。記念試合とはいえ、“空手vsプロレス”や“誠心会館vsリアルジャパン”という見方もされるはず。20年以上も格闘技界・プロレス界を生き抜いてきた青柳と初代タイガーの“蹴り合い”も注目だ。

奇跡の復活へ…ノブ・ハヤシがセミファイナルに登場!
 セミファイナルでは、キックボクサー、ノブ・ハヤシの公開スパーリングが行われる。単身でオランダに渡り、逆輸入ファイターとしてK-1を中心に活躍していたハヤシが病魔に襲われたのは2009年のこと。骨髄性白血病という大病との戦いは今でも続いている。
 それでも、ハヤシの心は折れない。今回はIGFで活躍している角谷正義(諸事情により急遽引退が決まった為、天田ヒロミに変更)、そして東京・水道橋のプロレス格闘技ショップ闘道館館長として知られる泉高志を相手にスパーリングを行う。奇跡の復活に向けて戦い続けるハヤシのファイトに期待したい。

 他のアンダーカードにも注目の対戦が目白押しだ。
 第7試合では、“大阪府和泉市議会議員”スペル・デルフィンと“大分県大分市議会議員”スカルリーパーA-jiの覆面議員コンビが、プロフェッショナルレスリング藤原組出身のアレクサンダー大塚&冨宅飛駈と対戦する。華やかな覆面コンビと格闘色の強い大塚&冨宅の一戦は、どちらがペースを握るのか。どんなコントラストをなす試合になるのか注目したいところ。
 さらに、リアルジャパンのリングであの関本大介と互角以上の肉弾戦を繰り広げた元大相撲・関脇の若翔洋によるMMAマッチや、破天荒な空中殺法で場内を熱狂させること確実のムチャりブレ空牙が出場するタッグマッチ、“ベイダーに勝った男”アントニオ小猪木と藪下めぐみの異種格闘技戦なども決定。興奮…感動…爆笑…そして青柳たち各選手の激情…。そんなプロレスと格闘技の魅力が存分に詰まった興行になりそうだ。

 試合カード
 オープニングファイト ジャパンプロレス2000提供試合 10分1本勝負
 岩田芳明&浦野裕太 vs 佐々木幹矢&上野友暉
 第0試合 女子プロ・西口プロレス・ジャパンプロレス2000混合提供試合 10分1本勝負
 賀川照子&ばってん多摩川&守屋博昭 vs ドレイク森松&アニマル浜栗(よしえつねお)&ライジンKID
 第1試合 キックルール 67kg契約 2分3R(延長なし)
 龍鳳(チャクリキ・ジャパン康心館)vs 竹市一樹(チャクリキ二刃会)
 第2試合 キックルール 日伯国際戦 ヘビー級 2分3R(延長なし)
 橋本直樹(チャクリキ二刃会)vs レナット・ベンフィカ(BRAZILIANTHAI/闘英館、世界闘英館大会優勝)
 第3試合 女子特別エキジビション 2分2R
 難波久美(契明ジム/西日本女子王者)vs 百花(T.B.NATION/JEWELSキック王者)
 第4試合 異種格闘技戦 プロレスvs 柔道 3分3R(延長なし)
 アントニオ小猪木(西口プロレス) vs 薮下めぐみ(全日本実業柔道優勝、スマックガール初代王者)
 (レフェリー・よしえつねお)
 第5試合 MMAマッチ 無差別級 3分3R(延長なし)
 若翔洋(元大相撲関脇)vs 武士正(A-TOYS)
 ※若翔洋選手、MMA &キックボクシング引退試合
 第6試合 タッグマッチ30分1本勝負
 空牙&ガメラス vs 角英輝(拳和館館長)&ラ・ピート
 第7試合 現役覆面市議タッグ 30分1本勝負
 スペル・デルフィン&スカルリーパーA-ji vs アレクサンダー大塚&冨宅飛駈
 セミファイナル ノブハヤシ 特別公開 スパーリング
 ノブ ハヤシ(チャクリキ・ジャパン) vs 天田ヒロミ(デジタルスピリッツ)&泉高志(闘道館館長・空道)
 メインイベント 青柳政司・東久邇宮文化褒賞受賞記念試合 時間無制限1本勝負
 青柳政司&斎藤彰俊(セコンド松永光弘) vs 初代タイガーマスク&タイガー・シャーク
 (特別レフェリー・グラン浜田/特別リングアナ・田中秀和(田中ケロ))

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