初代タイガーマスクと元横綱・曙が歴史的一騎打ち!藤波辰爾と鈴木みのるが刺激的激突。リアルジャパン3・20後楽園は見どころ満載!

リアルジャパンプロレスが3月20日(金)東京・後楽園ホール(午後6時30分開始)にて「BURNING TIGER」を開催、全6試合がおこなわれる。対戦カードは以下。

■ 初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
日時:3月20日(金)開場/17時30分 試合開始/18時30分 
会場:東京・後楽園ホール

<メインイベント シングルマッチ 60分1本勝負>
初代タイガーマスク(リアルジャパン)
vs.
曙(初参戦/全日本プロレス)

<セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
藤波辰爾(ドラディション)&スーパー・タイガー(リアルジャパン/第7代レジェンド王者)&小笠原和彦(PRO-KARATE 押忍闘夢)
vs.
鈴木みのる(パンクラスMISSION)&折原昌夫(メビウス)&タカ・クノウ(チーム太田章)

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&アレクサンダー大塚(AODC)
vs.
佐藤光留(パンクラスMISSION)&エディ・フレンチ(初参戦/フランス)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
大仁田厚(大仁田軍団)&保坂秀樹(大仁田軍団)
vs.
グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)

<第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
百田光雄(リキエンタープライズ)
vs.
間下隼人(リアルジャパン)

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&力(ちから/フリー)
vs.
グラン浜田(フリー)&若翔洋(Yamaishi Pictures)

▼メインイベント シングルマッチ60分1本勝負
初代タイガーマスク(リアルジャパン)vs.曙(全日本プロレス=初参戦)
リアルジャパンにとって、今年は2005年の旗揚げから10年となるアニバーサリーイヤーである。その第1弾となる後楽園大会には、記念イヤー到来を飾るにふさわしい豪華カードがラインアップされている。なんといっても目を引くのが、初代タイガーマスクと曙の一騎打ちだ。ジュニアヘビーで一世を風靡しプロレス界の流れを変えたタイガーマスクと大相撲の元横綱がリングで、しかもいきなりシングルマッチで闘うことになるとは、いったい誰が予想できたか。
正真正銘の初対決だが、両者にはかつて師弟の絆があった。曙がK-1で闘っていた時代、初代タイガーに打撃の技術を教わっていたのである。レスラー転向で逆に接点はなくなったが、曙はプロレスで格闘技を超える実績を残した。2013年には全日本プロレスで三冠ヘビー級王者に君臨。今大会参戦後の全日本3・22博多では秋山準&大森隆男組の世界タッグ王座挑戦が控えている。4年ぶりの世界タッグ王者返り咲きを狙う曙にとっても、初代タイガーとの遭遇は勢いをつけたい試合だろう。いったいどんな闘いになるのか、両者の体格やスタイルからしても予想は非常に難しい。
初代タイガーは言う。「相撲の怖さは一瞬の馬力。貴闘力もすごいものがありますが、横綱(曙)はもっとすごくて、まともに食らったら普通の人ならたまったもんじゃない。数カ月前に試合を見たんですけども、落ち着いてきている。慣れてきているなと。これってものすごく怖いことなんですね。私のような体で横綱と闘うには、やはりスピードと空中殺法を復活させること。空中を飛んで思いっきりぶつかっていくのを復活させるしかないと思います」
初代タイガーはあえて、この試合で空中殺法を前面に出すつもりでいるのだろうか。「タイガーマスクと言えば空中殺法」のイメージがあるが、本人もよく指摘する通り、基本はあくまでもストロングスタイルである。そのなかで必要に応じて空中技を駆使していたのが80年代の初代タイガーだった。曙のパワーに対抗するにはスピード&空中殺法…だとすれば、近年では見たことのないような初代タイガーが披露されるのかもしれない。
対する曙にもボディースラムがある。あれを食らったらひとたまりもない。また、必殺のヨコヅナインパクト(パイルドライバー)も。果たして、歴史的一戦で待っている結末とは…。
曙の参戦により、引退を示唆した貴闘力の存在も引っかかる。昨年4月の代々木大会で衝撃のプロレスデビューをおこなった元関脇・貴闘力。しかし、わずか3戦でプロレスから身を引くことを宣言。とはいえ曙との対戦には興味を示しているようで、今後の動向が気にかかる。これに対し曙も、「チャンスがあれば」と前向きだ。
しかしながら、すべては初代タイガーとの“歴史的一戦”を終えてから。初代タイガーマスク、曙、貴闘力、そして大仁田厚も――。すべては一本の線で結ばれているのか。3・20後楽園での初代タイガーvs曙は絶対に見逃せない!

▼セミファイナル 6人タッグマッチ60分1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)&スーパー・タイガー(リアルジャパン/第7代レジェンドチャンピオンシップ王者)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)組vs.鈴木みのる(パンクラスMISSION)&折原昌夫(メビウス)&タカ・クノウ(チーム太田章)
 メインに引けを取らない大注目カードが、セミファイナルの藤波辰爾&S・タイガー&小笠原和彦組vs鈴木みのる&折原昌夫&タカ・クノウ組である。というのも、リアルジャパンマットで初めて藤波と鈴木が激突するのだ。
藤波と鈴木の対決といえば、いまから10年前の2005年8月、新日本プロレスのG1クライマックス。このときは藤波が腕十字を切り返しての丸め込みで3カウントをゲットした。あれから10年、旗揚げ10年のリアルジャパンで初対戦ということになる。両者ともリアルジャパンに何度も上がっているがこの時期に“このリングで初遭遇”というのも因縁深い。超刺激的コンタクトになるのは確実だ。
しかも鈴木はNOAH3・15有明コロシアム大会で丸藤正道を破りGHCヘビー級王座を奪取したばかり、鈴木軍で方舟撃沈を成功させている。この勢いのまま、リアルジャパンではいったいなにを起こすのか…。
藤波がターゲットとなれば、盾になるべきは“レジェンド王者”スーパー・タイガーだろう。タイガーが藤波に向けられるであろう鈴木の視線をずらし“師弟対決”にもっていくことができるのか。恩返しの気持ちを捨てて打倒・鈴木をめざす。タイガーの出方ひとつで試合の方向性が決まるかもしれない。
また、かつて故・橋本真也さんと激闘を展開した小笠原和彦が初参戦。鈴木&折原&クノウ組という異色トリオとの対戦も興味深い。鈴木と折原がチームで出陣というのもワクワクさせられる組み合わせだ。“世界一性格の悪い男”と鈴木がされる一方で、折原も気持ちの強さでは双璧と言っていい。ラフファイトのイメージが強い折原だが、実はレスリングの実力者であることはプロレス通なら周知の事実である。ここに総合格闘家のクノウが入るのだから、ビジュアル的にもその強さは伝わってくる。クノウは2007年6月のIGF旗揚げでプロレス参戦。以降、IGFとリアルジャパンを股にかけプロレスのリングでも闘っており、チームワークが必要とされるこの試合形式でどんな働きを見せるのか。
いずれにしてもただでは済みそうにない、大荒れ必至の6人タッグマッチである。

▼第4試合 タッグマッチ30分1本勝負)
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&アレクサンダー大塚(AODC)組vs佐藤光留(パンクラスMISSION)&エディ・フレンチ(フランス/初参戦)
 U・ドラゴン&A・大塚組vs.佐藤光留&E・フレンチ組のタッグマッチは、さまざまな国のサブミッションスタイルがミックスされた試合になりそうだ。カギを握るのは、これが初参戦のエディ・フレンチである。
エディはフランス出身の31歳。ヨーロッパを転戦しメキシコにも渡った。現地でメキシコ流のサブミッションであるジャべを習得し、日本ではIGFにも参戦。実はリアルジャパンの合同練習にも積極的に参加しており、出場を熱望していた。それが今回、念願かない参戦が実現。ドイツで対戦したことがある佐藤光留がパートナーとなれば、サブミッションの競演がひとつの見どころとなる。対戦相手の大塚ともガッチリしたレスリングが期待できるだろう。さらには昨年のIGF北朝鮮興行で一騎打ちを行った相手であるU・ドラゴンとのジャべ対決も注目したい。

知名度は劣るエディがカギを握るというのは、そういうことなのだ。エディの参戦により、リアルジャパンのカード編成がより厚みを増すのではなかろうか。

▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
大仁田厚(大仁田軍団)&保坂秀樹(大仁田軍団)組vs.グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)
 大仁田軍団がふたたびリアルジャパンマットに来襲する。3月6日に声明文として出された大仁田厚の強引な乗り込み宣言に対し、団体サイドは受け入れるべきか、また受け入れた場合どの選手を対抗させるか、協議を重ねた。結果的に大仁田の要求を呑む形で参戦が決定。対戦相手には、グレート・タイガー&ブラック・タイガーの初タッグが選出された。
かねてからブラック・タイガーがグレート・タイガーとのタッグを熱望していたのだが、大仁田軍団の参戦決定から白羽の矢が立てられた形である。大仁田にとって“黒虎タッグ”はおいしい獲物になるのか、それとも次なるターゲットに向けての通過点に過ぎないのか。有刺鉄線などの凶器が飛び出せば、それはグレート・タイガーにとってプロレスの洗礼となる。初代タイガーを破った実力者ながら、その適応能力はまったくの未知数。“邪道”vs“暗闇”の対決で、なにが生まれるのか注目したい。

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
百田光雄(リキエンタープライズ)vs.間下隼人(リアルジャパン)
 “6時半の男”百田光雄が“息子”力の試合直後に登場、リアルジャパンの若手、間下隼人とシングルマッチをおこなう。
この試合は、キャリア45年の“力道山二世”にキャリア8年目の生え抜きが挑む図式になっている。間下の飛躍はリアルジャパンの未来に必要不可欠。前大会(12.5)ではグレート・タイガーにシングルで挑んだが惜しくも涙を飲んだ。そして百田は自然と“力道山三世”力と間下を比べることになるだろう。百田をどれだけ慌てさせることができるのか。間下の今後を占う意味でも重要な一戦となる。

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&力(ちから/フリー)vs.グラン浜田(フリー)&若翔洋(Yamaishi Pictures)
 リアルジャパンマットのオープニングを飾るのは、S・ライダー&力組vsG・浜田&若翔洋組のタッグマッチ。 
この試合では“力道山三世”力に注目が集まるだろう。力はこれまでリアルジャパンのリングには4試合参戦。そのうち3試合は浜田絡み(対戦2回、タッグ1回)だった。言ってみれば、浜田はリング上の師匠的存在だ。今大会参戦後の3月30日(月)にはメビウスの新木場1st RING大会で“父”百田光雄とのシングルマッチが決まっている。この試合で親離れする力は、今後フリーとして活動することになっている。ある意味リアルジャパンでの試合は父子対決に向けての前哨戦。
いまだ自力での勝利がない力だが、ここで勢いをつけることができるのか。また、若翔洋とのパワーにもどれだけぶつかっていけるのか。そのあたりも注目のポイントだ。

見どころの多さからしても、10周年を迎えるリアルジャパンの本気度がうかがえるマッチメーク、必見の大会であることは間違いない。初代タイガーと曙の激突、藤波と鈴木の刺激的遭遇。大仁田軍団の来襲、さらには力道山の遺伝子が父子で登場などなど。3・20後楽園で、あなたは歴史の目撃者になる!             
(記事:新井宏 提供:リアルジャパンプロレス)

大会概要はこちら
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