UFC 108: Evans vs Silva リアルタイム速報

ビッグマッチが用意されるラスベガス大会、しかも2010年最初の大会だが、王者クラスの選手の欠場が相次ぎ、カードが二転三転する不運に見舞われた。結果としてラシャド・エヴァンスvs.チアゴ・シウバという共に、リョート・マチダ以外に負けた事の無い実力者同士の対決になった。
また、日本のファンに向けてのビッグ・サプライズもあるという噂が出ており、あの日本の人気選手の契約かと噂されている。
<ライトヘビー級/5分3R>
○ラシャド・エヴァンス
(判定 3-0)
●チアゴ・シウバ
リョート・マチダ以外に負けていない両者だが、試合運びは対極と言える。堅い試合をするエヴァンスに、派手な打撃戦を好むシウバ。この両者が上手くかみ合うかが見ものだ。
いつも通り、エヴァンスはケージに押し込みテイクダウンを繰り返す。その度になんとか立ち上がるシウバだが、すぐにエヴァンスが同じ展開でテイクダウン。エヴァンスの打撃はあくまでフェイントですぐにケージ押し込み→テイクダウンという展開でシウバも攻めあぐねる。ラウンドが進むにつれてエヴァンスのスタミナも切れてくるが、それでもケージ押し込み→テイクダウン一辺倒。3Rにはシウバがスタンドで男らしく勝負しろと挑発、ノーガード戦法を見せるがエヴァンスが動かず。シウバが怒りにまかせて前に出てラッシュ、エヴァンスをKO寸前まで追い詰めるがKOは出来ず、再び体勢を立て直してきたエヴァンスがケージに押し込み判定勝ちを収めた。
エヴァンスはかつてのティトの様な試合運びで、打撃得意のシウバ相手に勝つにはベストの戦法だったが、あまりにつまらない試合運びでもあった。
延期されているランペイジ・ジャクソンとの決着戦に不安が残る。シウバはグランドから立ち上がるのは凄いが、あまりに腰が軽すぎる。このままではこの上にいけるか?両者に課題が見えた一戦だった。
<172ポンド・キャッチウェイト/5分3R>
○ポール・デイリー
(1R 2分24秒 TKO)
●ダスティン・ヘイズレット
圧倒的な打撃の破壊力をもつデイリーが左フック一発でヘイズレットをKO。追い打ちのパウンドをレフリーが止めて見事な勝利。
<ライト級/5分3R>
○サム・スタウト
(判定 3-0)
●ジョー・ローゾン
打撃戦を嫌うローゾンがテイクダウンで攻める。ローゾンペースだが、スタウトの打撃も当たってきた。ラウンドが進むにつれてスタウトが完全にペースを握り3-0の判定で勝利。
五味のVTRが流れる。会場の五味の姿も。長く噂はあったが、遂にUFCと契約が決まったのか?
<ライト級/5分3R>
○ジム・ミラー
(1R 2分31秒 腕十字)
●ドゥエイン・ラドウィック
最近、かつてUFCで活躍した選手の出戻りブームだが、そんな流れなのか、かつて須藤元気に勝利してるベテラン、ラドウィックがUFCに復帰する一戦。
しかし、こちらも簡単にミラーがグランドで腕十字を極めてしまいラドウィックがタップ。
アイブルに続きベテラン勢にとって今のUFCは厳しすぎるという事だろうか。
<ヘビー級/5分3R>
○ジュニオール・ドスサントス
(1R 2分7秒 TKO)
●ギルバート・アイブル
この大会の裏メイン。これで勝利すればヘビー級タイトルに挑戦がほぼ決定のサントスの相手は日本でもおなじみのアイブル。
試合はあっけなかった。当然、両者の対決はスタンドとなるが、ケージに追い詰め、サントスの左フックが命中。ダウンしたアイブルに追い打ちをかけるサイトスをレフリーが止めてサントス勝利。
完璧な勝利で、王者取りを猛アピールした。
アンダーカード
<ウェルター級/5分3R>
○マーティン・カンプマン
(1R 4分3秒 ギロチンチョーク)
●ジェイコブ・ヴォルクマン
<ライト級/5分3R>
○コール・ミラー
(1R 3分5秒 キムラ)
●ダン・ローゾン
<ミドル級/5分3R>
○マーク・ムニョス
(1R 2分30秒 サブミッション)
●ライアン・ジャンセン
<ウェルター級/5分3R>
○ジェイク・エレンバーガー
(2R 0分22秒 TKO)
●マイク・パイル
<ライト級/5分3R>
○ハファエロ・オリベイラ
(判定)
●ジョン・ガンダーソン
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