週刊マット界舞台裏’09年9月03日号

 今年も行われた“新日本プロレス真夏の祭典”『G1クライマックス』の優勝決定トーナメント準決勝で、「眼窩内側壁骨折」という重傷を負った棚橋弘至。そのため新日プロはIWGPヘビー級王座の返上および9月シリーズ全休を発表。空位となった同王座は9・27神戸ワールド記念ホール大会で、真壁刀義と中邑真輔が争うことになった。
 今年の『G1』で初優勝した真壁と、棚橋との2大エース路線を走っている中邑。『G1』の優勝決定戦でも激突した両者だが、果たしてベルトは誰の手に? また新日プロの絶対的エースとして活躍しながら、思わぬアクシデントに見舞われた棚橋の早期奪還はあるのか!?
 真壁の『G1』優勝をほとんどのマスコミが予想できなかった中、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者による確信にみちた予想をお伝えしよう。
 すっかり冷えきったマット界にあって、大半のレスラーの収入は下がる一方。この先、さらに減収を余儀なくされることも十分考えられる。
 そんな中、知名度の高い選手たちはオファーがあれば団体の大小や方向性に関わらず1試合でも多く仕事を増やしている。そこで気になるのは彼たちのギャラだろう。あるインディー団体のビッグマッチに出場して呪文にかかったあの選手、ギャラ未払い問題を抱えるあの団体に参戦したあの選手・・・一体、彼らはいくら提示すればオファーを受けるのだろうか?
 かつて、毒舌で知られる昭和のある元レスラーに「学芸会プロレス」とヤユされたDDTが、メジャー団体でも苦戦を強いられる両国国技館に、9000人近い大観衆を集めてみせた。
 1週間前に同所で行われた新日本プロレス『G1クライマックス』の最終戦が11000人(主催者発表)、さらにDDT両国大会の1週間後となる30日には、全日本プロレスも同所でビッグマッチを開催する。そんな興行戦争の真っ只中で、DDTは招待券や優待券はいっさい出さなかったというから快挙というよりもミラクルである。
 しかしだ。確かによく入っていたのは間違いないのだが、主催者発表の8865人という数字には正直“?マーク”が付いてしまう。実際に会場にいた報道陣やプロの目から敢えて厳しい目で見た、DDT8・23両国国技館の実態は・・・。
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2008』では、風見鶏にしてコンニャクとして知られる藤波辰爾について取り上げている。藤波とIGF、さらに新日本プロレスを巡るコンニャクぶりが出るわ出るわ・・・ネタに事欠かないというのは、ある意味で大変ありがたい存在かもしれない。
 ただし藤波に限らず猪木の周りにいる人物は、猪木が神のような存在だけにどうしてもコンニャクになりがちのようだ。それだけに藤波だけを笑うのも酷かもしれないが、どうしても藤波のコンニャクぶりは知れば知るほど呆れるのを通り越して、笑ってしまいそうだ。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、ついに橋本友彦との独占インタビューに成功。横峯良郎参議院議員が黒幕の恐喝事件の全容を徹底的に再検証する。
 他のいかなるメディアにも載っていない情報量の洪水にまず圧倒されるであろう。また、マット界舞台裏7月30日号のルポタージュ内容を再録した上で一部を訂正。週刊誌の間違いをも指摘しつつ、他を完全に凌駕するこの事件に関する究極版をお届けする。さらには、8月25日に発表されたばかりの橋本がMAKEHEN代表に再就任した舞台裏も、ミルホンネットだけが独占してその事情を公開いたします。
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<今週の見出し>
▼IWGPのベルトを巻くのは真壁か? 中邑か? 棚橋の早期奪還の可能性は?
▼あの有名レスラーはいくらでオファーを受けているのか?
▼超満員マークが付いたDDT8・23両国大会の実態は?
<アーカイブス2008>
▼藤波、またまたコンニャクぶり発揮 新日本と絶縁して猪木とのヨリ戻す!?
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼恐喝事件の全容を「黒千代香」にて激白。改めての謝罪と新体制の舞台裏!
▼橋本友彦がTEAM MAKEHEN代表として再出発
▼タブー続出企画<ミルホン海外情報局vol.9サマースラム大好評>

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週刊マット界舞台裏'09年9月03日号

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