週刊マット界舞台裏’09年12月17日号 2009-12-11 03:162017-02-21 10:57 井上譲二:週刊ファイト元編集長, 現在欠番中 ツイート デッカイ情報で30%以上の実現性があるならドンドン書き飛ばして読者を楽しませ! それが『週刊ファイト』編集長時代からの井上譲二記者の基本姿勢だ。これは井上記者に限らず、東京スポーツや夕刊フジ、日刊ゲンダイもそれらをやっている。 例えば、メジャーリーグのヤンキース松井秀喜の去就が毎日のようにコロコロ変わっていっても、誰も注目していない選手を取り上げるよりは読者は喜ぶのだ。しかし、『週刊プロレス』がほとんど可能性のないハルク・ホーガンの1 ・4 東京ドーム参戦をド派手に報じたことには違和感があった! 近年の同誌はよほどのことがない限り飛ばし記事などやっていないからだ。ホーガン参戦に関しては、「マット界舞台裏」11月26日号でも述べた通り、常識的に考えれば可能性がほとんどないことはすぐに分かったはず。 その結果、週プロは今週号でホーガン不参加のエクスキューズを載せる羽目になった。なぜ週プロが珍しくそんな違和感のある報道をしたのか・・・その「真相の深層」を探ってみた。 先のノア12・6日本武道館で潮崎豪がまさかの王座陥落。GHCヘビー級のベルトを杉浦貴に明け渡した。その杉浦も半年以内の短命王者に終わりそうな雲行き。早ければ、来年1・4東京ドームでの初防衛戦で無冠に逆戻りしそうだ。 それというのも杉浦の初防衛戦は、1・4東京ドームで後藤洋央紀相手に行うことが決定。杉浦は後藤に2連勝中ということもあり、「ここで後藤の3連敗はないんじゃないか?」と予想しているファンも多いだろう。やはり三沢光晴さんが亡くなり、小橋建太と秋山準の体調が万全ではないという状況のいま、ノアにとっては集客力のある絶対王者の誕生が急務! はたして2010年から長期政権を築くのは誰か? やはり、“あの男”しか考えられないのだが・・・ 「ウチはお客さん(ファン)がスポンサーです」という“名言”を口にしたのは故ジャイアント馬場さんだが、その言葉通りファンが正規の値段のチケットをどんどん買ってくれれば各団体の台所事情はグンと楽になる。 ところが、首都圏で開催されているビッグマッチには招待券や超ダンピングチケットの客がかなり含まれている。プロレスファンであれば、ある団体がビッグマッチを開催した際、当日券売り場とは違う場所に長蛇の列ができている光景を見たことがあるだろう。 この列はある特定の人に配られた券を入場チケットに交換する列なのだが、そういった超ダンピングチケットと招待券の違いを解説しつつ、なぜ団体側が招待券やダンピングチケットをバラ撒いてでも客席を埋めようとするのかも明かそう。そうすることで井上記者は、改めてそんな現状に警鐘を鳴らした! 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2008』は、あえて2つの話題を少しだけだが紹介している。1つは今年も発表されたばかりの『プロレス大賞』について。昨年の『プロレス大賞』といえば、新人賞部門にほとんど実績がない澤田敦士が選出されたことが話題になったが、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、もちろんこの“疑惑”をビッシビシと追求している。 もう1つは『K−1 WORLD GP』について。いまや『WORLD GP』シリーズは、FEG主催の格闘技イベントの中で、TBS以外のテレビ局が放送する唯一のイベントとなったが、フジテレビから別の局に鞍替えする可能性があることに言及している。実はこの話、昨年だけのことではなく今年も水面下で進んでいるかもしれないのだ! 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、その『K−1 WORLD GP』横浜アリーナ大会の詳細レポートから。8名トーナメント決勝は1RKO決着が続出、これだけの熱気が戻ってきたのは東京ドーム大会以来のことだろう。もちろん、テレビ中継されてないカードにも触れてあるから、資料としてもわかりやすい。 海外情報局は、普通のネット検索には出てこない専門情報の紹介に力点が置かれている。12・5『The Ultimate Fighter 10ファイナル大会』ルポにせよ、キンボ・スライスがいかに闘ったかの分析だけでなく、?ビッグ・カントリー”、つまり?大いなる田舎者”というお似合いのニックネームでますます人気が出た ロイ・ネルソンに焦点を当てている。 勝利後はオクタゴンのケージに駆け上り、自分のビール腹を撫でて、デブの強さをアピールしてみせた。ダスティー・ローデスに続く新たな?アメリカン・ドリーム”誕生劇を祝いたい。 ダン・ヘンダーソンのストライクフォースへの移籍にせよ、他誌の論調とは違った観点からUFCのシビアなビジネス実態を解説している。有料の電子書籍は資料として揃えておける利便性が最大の特徴なのだ。 写真上から:タイロン・スポーンvs.京太郎 セーム・シュルトvs.ジェロム・レ・バンナ 4度目戴冠シュルトvs.人気のバダ・ハリ 草プロレス団体RAW+堀口祐介卒業試合 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。 <今週の見出し> ▼週刊プロレスが違和感のある報道をした真相の深層 ▼短命王者ばかりのGHCヘビー級。2010年から長期政権を築くのは、あの男か!? ▼いまこそ招待券や超ダンピングチケットのバラ撒きに警鐘を鳴らす! <アーカイブス2008> ▼『08年プロレス大賞』に組織票疑惑!?▼フジテレビ、業績悪化で格闘技から撤退か!? <ファイト!ミルホンネット編集部> ▼12・5『K-1 WORLD GP横浜アリーナ大会』詳細 ▼タブー続出企画<海外情報局vol.16> ・12・5『The Ultimate Fighter 10 finale』 ・ダン・ヘンダーソン ストライクフォースへ移籍 ▼ 板橋の「草プロレス」団体RAW、2009年最終大会 ★合わせて読めばさらに楽しめる! ・新日プロ1・4東京ドームのメインカードをスッパ抜く!? ・こんなご時世でも稼ぎまくっているレスラーはいる! ・メジャー交流に多くを望めない裏事情とは ・挑発するIGFに対して終結宣言した中邑だが… ・故・剛竜馬さんが先輩レスラーに殴られたある事件 ・消滅危機の『ハッスル』に、道連れにされそうなあの媒体 井上記者とミルホンのスクープ記事から見えてくるノアの不安要素に迫る! 週刊マット界舞台裏'09年12月17日号商品コード inouejojiz154価格 250 円在庫切れウィッシュリストに追加する » 投稿ナビゲーション ヤマモPRESENTS 東スポ大賞受賞、万歳!!葛西純『新春・危血害LIVEトーク』開催秋山がボイコット!? 新日プロと対抗戦を行うノアに分裂の危機が…