週刊マット界舞台裏’09年11月05日号

 当『マット界舞台裏』で報じた『ワールドプロレスリング』の放映打ち切りや、親会社の『ユークス』社長とIGF社長の極秘会談を発端に、新日本プロレスに関するウワサがいろいろとささやかれる中、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、ちょうど5年前の04年11月13日に取材した新日本プロレス大阪ドーム大会をフト思い出したという。
 そこで目のあたりにしたのは信じ難いほどの寂しい客入り。そのとき井上記者は新日プロも『週刊ファイト』も3年もたないことを予期したという。
 あの頃と比べればいまの新日プロは劇的に復活してきた感はあるが、井上記者は「予期した通りになってしまった」と嘆く。新日プロはやはり休刊した『週刊ファイト』と同じような道を辿るというのか? 井上記者がそう確信した確固たる理由とは・・・
 ここ数年、スキャンダルとはすっかり無縁になったアントニオ猪木。ところが一部の週刊誌の記者は、いまだに“あの女性”との関係をかぎ回り、猪木の不倫をネタにしようとしているようだ。
 “あの女性”とは知る人ぞ知る女性で、とりわけ旧・新日本プロレスの元フロント幹部たちの間ではよく知られた女性である。ま、本誌のほうではもっと詳しくお伝えしているが、ここではこの辺で。確かにIGF設立後の猪木は米国ニューヨーク在住の尚美夫人よりも、“あの女性”と過ごす時間の方が圧倒的に多いが、猪木は本当に不倫をしているのか?
 『ハッスル』消滅か!? 10月29日発売のスポーツ紙が一斉に報じた。前日、山口日昇社長が会見を行い、10・29後楽園、11・26後楽園、11・29名古屋国際議場、12・24後楽園の年内4大会の中止を発表したからである。しかも、資金繰りに行き詰まったのが原因であることも明らかにされた。
 不幸にも『マット界舞台裏』10月22日号で報じた通りの結末になってしまったが、プロレス&格闘技ファンにとって、もう1つ気掛かりなことは“ある媒体”の存続である。山口氏が『ハッスル』の経営に乗り出してしまったがために、招いた悲劇となってしまうのか?
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2008』は、いろんな意味で伝説の興行だった『プロレスExpo』を振り返る。
 長年の定期購読者はご存じだと思うが、『プロレスExpo』とミルホンネットは因縁浅からぬ関係にある。両国国技館で大々的に開催された『プロレスExpo』だが、結果はご存じの通り。その惨たんたる結果を各マスコミが“両国史上最低の動員” と書き立てる中、“大人”の井上譲二記者はあえてミルホンネットを無視した『プロレスExpo』の美談を取り上げた!
 「どのマスコミも報じないのなら、マット界舞台裏が書くしかあるまい!」それがスクープでも、美談でも井上記者の姿勢は変わらない。伝説の『プロレスExpo』の裏側はマット界舞台裏でしか読めないのだ。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、やはりハッスルの崩壊をワイド版にして徹底検証する。ケチのつき始めがどういうものだったのか、他誌では触れられていない突っ込んだ情報を詰め込んだ。
 さらには、今週は格闘技からプロレスまで、海外マット界が大きく動いたことも忘れてはならない。『UFC104』の詳細と、メインイベントの判定を巡る余波を追求。さらにはWWEのPPV大会『Bragging Rights』を振り返る。新王者に輝いたのはジョン・シナだった。再び格闘技の話題に戻っては、今度はブロック・レスナーがインフルエンザにかかった件を報道。最後はもちろん、超人ハルク・ホーガンのTNAとの契約で締めさせていただいた。


 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼すでに5年前、「新日プロは3年もたない」と予期されていた!
▼週刊誌が狙っている猪木と“あの女性”の関係は?
▼『ハッスル』消滅の危機が報じられる中、あの媒体の存続は?
<アーカイブス2008>
▼記者の顔触れ変わってもプロレスメディアの体質変わらず
 こぞって弱者『プロレスExpo』の不入りを大きく報道
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼ハッスル帝国の崩壊
 興行中止への軌跡と裏事情
▼タブー続出企画<海外情報局vol.11>
 UFC 104: Machida vs. Shogun余波
 WWE PPV Bragging Rights 速報
 ブロック・レスナー、UFC106欠場
 ハルク・ホーガン TNAと契約

★合わせて読めばさらに楽しめる!
“仰天スクープ”ユークス社長とIGF社長の極秘対談!
新日プロに再び地上波中継打ち切りのウワサが…
中邑の猪木挑発行為に関する“ある事実”が判明
猪木にケンカを売った中邑の真意とは?
プロレスファンの減少数が分かる驚愕のデータ!

消滅の危機にある『ハッスル』に、道連れにされそうなあの媒体に迫る!

週刊マット界舞台裏'09年11月05日号

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