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2009年03月 アーカイブ

2009年03月01日

衝撃! ザ・グレート・カブキは第9代地下プロレス王者だった!! 3・1『EXIT-7』は“東洋の神秘”に染められるのか!?

 昨年7月の日本初上陸、そして8月のミルホンネット初レポート以来、当サイト読者に計り知れないミステリーを常に提供し続けてきた地下プロレス『EXIT』。その第7戦が本日3月1日、所はお馴染み世界屈指のゲイタウン・新宿二丁目『EXIT』で行われる。
 
 本日の試合で何よりも気になるのが、当初の試合タイトル『EXIT-7 PROMOTION』が、なんと『EXIT-7 KABUKI』と変更されたことである。
 思えば12・10の完全限定シークレット試合『EXIT-5 ESSENCE』に初登場を果たし、ヌンチャクアーティスト・宏樹らに“東洋の神秘”を注入、明くる年の1・4血戦『EXIT-6 POLICY』では、メインイベント終了後に勃発した“地下大乱闘”を、これまた“東洋の神秘”で沈静化させるなど、これまでわずか2回の登場ながら、ザ・グレート・カブキは地下のリングで絶大なるオーラと影響力を発揮してきた。
 そのカブキを今回、主催組織WUW(World Underground Wrestling)会長イワノフ・ロゴスキーJr.(空手バカ一代』に登場の地下プロレス帝王・イワノフ・ロゴスキーの息子)が、「EXIT-7限定マッチメイカー」に指名したのだ。地下組織のドン=イワノフJr.がなぜ――!? と、ほとんどの読者諸兄はお思いになるだろうが、実は、カブキとイワノフJr.には、過去に驚愕の因縁があったのだ!
 
 何よりもまずは、このサイトをご覧いただきたい。これまで読者諸兄に何度かご紹介さしあげてきた地下王座『WUW』チャンピオンベルトの伝統と格式を証明するサイトであるが、画面下に実に気になる情報が追加されている。「21 JAGUR ROGOVSKI」と記載されていることから、歴代地下王者の紹介であることは間違いなさそうだ。
 そして画面の上に目をやると、……驚くことに、「9 THE GREAT KABUKI」「10  IVANOV ROGOVSKI Jr.」という記録が刻まれているではないか! これは過去に、カブキとイワノフJr.が、地下王者のベルトを懸けて死闘を繰り広げたタダならぬ関係であることの証明に他ならない(さらに補足すると、イワノフJr.が『空バカ』のイワノフ・ロゴスキーの実の息子であることはカブキが断言している!)。そしてカブキが王者を奪還した際の前王者の名が「KOWLOON THE GIANT」。かの名作『プロレススーパースター列伝』の「東洋の神秘!カブキ」編に登場した、香港・九龍街の大巨人。あの大巨人とカブキの死闘は、地下王者を懸けた闘いだったのだ……!!
 さらには、初代、第3代王者の名に「IVANOV ROGOVSKI」の名が記されている他に、「2 M.OYAMA」という実に気になる表記が……! これはやはり、あの伝説の“ゴッドハンド”なのだろうか!? こちらについても、詳細が明るみになり次第、当サイトでただちにご報告さしあげるので、しばしお待ちいただきたい!

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『プロレススーパースター列伝』(原作・梶原一騎/漫画・原田久仁信)に登場する伝説の大巨人。彼もまた、地下プロレスの住人であった……!

 
 それにしても本日、“戦友”であるイワノフJr.からマッチメイクを託された“東洋の神秘”カブキ。いったいどんな闘いをプロデュースするのだろうか? 新宿二丁目が“東洋の神秘”に塗り替えられるのか!? 当のカブキは、
 
「血が騒ぐねぇ……」

と、ニタリと不敵に笑い、つぶやくばかり。その胸の内は見えてこない。
 
 ……誰か教えてくれよ!


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カブキの投げた“謎かけ”の全貌が、明るみになる日はやってくるのだろうか……誰か教えてくれよ!


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 また今回は、1・4『EXIT-6 POLICY』でジャガー・ロゴフスキーとの地下タイトル戦に玉砕後、タイ・カンボジアで1ヶ月単身武者修業を積んできた三州ツバ吉にも注目したい。異国の地で、いったい何をつかみ取ってきたのか?


■『UNDERGROUND WRESTLING EXIT-7 KABUKI』

18世紀よりヨーロッパ、パリ暗黒街で発祥しTHE GREAT KABUKIが香港九龍街で体験した地下プロレス日本上陸!!

【日時】
2009年3月1日(日)開始:14:00(開場:13:45)
【会場】
東京・新宿二丁目「BAR EXIT」新宿区新宿2-12-16-1F/TEL:03(3341)5445

【WUW chairperson】
IVANOV ROGOVSKI Jr.

【指名EXIT-7限定マッチメーカー】
THE GREAT KABUKI

【参戦選手】
♯21 WORLD UNDERGROUND WRESTLING CHAMPION
JAGUAR ROGOVSKI
(43戦38勝)

NWA認定世界ライトヘビー級タッグ王者
格闘大道芸人
MUNENORI SAWA
(5戦2勝)

頭突き世界一
FUGOFUGOYUMEJI
(6戦4勝)

PK-1スーパーウェルター級王者
人間狂気
TOSHIYA KURENAI
(5戦5勝)

第6代キャプチャーインターナショナル王者
肉弾SP
KIKUJIRO UMEZAWA
(3戦1勝)

銀座の鉄人
TSUBAKICHI SANSHU
(5戦1勝)

ブルーマウンテン
KEITA YANO
(5戦3勝)

路地裏職人
HIDEYA ISO
(6戦2勝)

バチバチ小僧
YUTA YOSHIKAWA
(5戦4勝)

人生レッドカード
JOM
(5戦1勝)

格闘僧侶
NICHIRYU
(2戦1勝)

LOSE FACE
(4戦1勝)

JOETA
(2戦1勝)

六本木刺青獣
AKIHIRO
(2戦1勝)

【指名審判】
KAZUHIKO OGASAWARA
SHINICHI SHINO
RIKIYA


DJ CHARLEE
ART JUNKIE
Ishtaria

【料金】
会員証(当日のみ有効)4,000円(1ドリンク付)
※会場へのペットボトル等、飲食物の持ち込み不可

【SPECIAL DRINK】
KABUKI DOKUGIRI COCKTAIL GREEN
KABUKI DOKUGIRI COCKTAIL RED(NON ALCOHOL)
各1,000円

【プレイガイド】
新宿二丁目「BAR EXIT」TEL 03(3341)5445
新宿歌舞伎町「AXKICK」 TEL 03(3207)1514
新宿ゴールデン街「Art & Punk Bar Hair Of the Dogs」info@hod118.com

2009年03月02日

今週の「マット界舞台裏」は、全日プロ参戦間近と見られる大物レスラーに迫る!

09.03.05BUTAIURA.jpg 3月1日の全日本プロレス後楽園大会で西村修の持つNKPWA世界ヘビー級のベルトに挑戦した高岩竜一が、試合後、西村に向かって「新日本時代のこと思い浮かべてください。アナタが大嫌いだった人、全日本に連れてきますから」と発言したという。

 高岩は同日の夜に後楽園ホールで行われたリアルジャパンプロレスの試合にも出場。そこでは長州力とタッグを組んで初代&四代目タイガーマスクと対戦した。高岩は同じ在日である長州を慕っていて、リキプロの道場があった頃はよく出稽古に行っていたようだ。

 そうなると、高岩が西村に向かって言った「アナタが大嫌いだった人」とは、ズバリ長州力である可能性が高い。ただ、現在の武藤全日に長州のカラーが合うかどうかは微妙だ。武藤社長が長州のことを「全日本のリングに上がってほしいレスラー」と思っているようにも見えない。それに「いまさら長州?」と思っているファンも多いのではないだろうか?

 しかし今週の『マット界舞台裏』を読むと、近々全日プロに参戦してくると思われる大物レスラーの名前がズバリ書かれている。それが長州かどうかは、ぜひ読んで確認してほしいが、その大物レスラーがなぜこのタイミングで全日プロのリングに上がるのかという“理由”まで書かれているので、読めば納得できるはずだ。

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 実はその大物レスラーの参戦の影には、全日プロと新日プロの交流に大きく関係しているという。
 2・15新日プロ両国大会にも、3・14全日プロ両国大会にも、交流戦や対抗戦的なカードは一切あがっておらず、現在両団体の交流は一時休止中だが、中邑真輔や後藤洋央紀は武藤敬司に負けたままだし、天山広吉と小島聡のテンコジタッグは天山の負傷欠場により中途半端、現在IWGPヘビー級チャンピオンの棚橋弘至も昨年のチャンピオン・カーニバルで諏訪魔に敗れたままの状態だ。

 そういったことを考えると、まだまだ両団体の交流にはビッグマッチにも十分堪えうるドル箱カードが眠っており、交流再開は時間の問題だと見ていいだろう。
 昨年は全日プロの武藤が新日プロの至宝IWGPヘビー級チャンピオンとなって、大いに盛り上げたが、今年は現在グレート・ムタが保持している三冠ヘビー級のベルトに新日プロの選手が挑戦するという可能性も?

週刊マット界舞台裏'09年3月05日号

ジャガー・ロゴフスキー地下絶対王権崩壊! 新王者は澤宗紀!! 3・1地下プロレス『EXIT-7 KABUKI』

 1日、世界屈指のゲイタウン・新宿二丁目『EXIT』において、禁断の地下プロレス日本上陸第7弾『EXIT-7 KABUKI』が行われた。
 サブタイトルに『KABUKI』と銘打たれた今回、主催組織WUW(World Underground Wrestling)会長イワノフ・ロゴスキーJr.は、「EXIT-7限定マッチメイカー」にあの“東洋の神秘”ザ・グレート・カブキを指名。“カブキ印”の地下プロレスとは、いったいどんな闘い模様が繰り広げられるのか――。新宿二丁目『EXIT』には、2ヶ月ぶりの地下プロレスを待ちわびたファンが固唾を飲んで大集結し、チケットはソールドアウト。玄関口で泣く泣く引き返すファンの姿も見られた今回は、昨年7月の日本初上陸以来最高の動員を記録した。

 この日限りのマッチメイカー・カブキはなんと、WUW王者ジャガー・ロゴフスキーと澤宗紀のタイトル戦という、極上の好カードを惜しげもなく投入。そして休憩明けに往年のコスチュームで登場し、そのままタイトル戦の特別レフェリーに!

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 心技体ともに充実の両者の対決だけあって、序盤からグラウンド・スタンドともに息詰まるハイレベルな攻防が続く。…が、試合が進むにつれ、歴戦の王者ジャガーの打撃と寝技が澤をピンポイントで捉え、澤の大ピンチが続く!

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これでもかとばかりのジャガーの猛攻! しかし澤は耐えきってみせる


 しかし日頃のバチバチファイトで鍛えたド根性と驚異的なスタミナで、ジャガーの猛攻を耐え続ける澤。無尽蔵のスタミナはジャガーも同様、攻め疲れなど無縁とばかりにギアをトップに入れた状態のまま、エンドレスのコンビネーション打撃で澤を蜂の巣にする。
 
 そしてこの白熱した攻防において、重要な役割を背負っていたのが、マッチメイカーにして特別レフェリーのカブキ。幾度となくダウンする澤にダウンカウントを数えず、試合を続行させるレフェリングに、「なぜだ?」と観客からどよめきが起こる。

 …きっと、ザ・グレート・カブキは教えたかったのではないか。“地下の闘い”の何たるかを。かつて香港・九龍街において、生死を賭して地下王者のベルトを勝ち取った過去を持つカブキにとってみれば、本来地下の闘いとは、まさにノールールの何でも有りの闘い。倒れたからといって休ませるわけにはいかないのだ。

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「立て!」。檄を飛ばしながら澤を見守るカブキ。何でも有りの地下の闘いは、頼れる者は己のみ…と澤に叩き込むつもりなのか?
 

 トドメを刺さんと、ダウンした澤の顔面をサッカーボールキックで蹴り潰さんと脚を振りあげるジャガー。しかしここで、勝負を分ける転機が訪れた。フィニッシュを狙うジャガーのキックが、ここでなんとロープ代わりに張り巡らされたチェーンに誤爆! 深刻なダメージを背負ったジャガーの脚を掴んだ澤は、逆転を狙うアキレス腱固め! 必死にロープ(チェーン)に逃れんとするジャガーだったが、最後は背を反らし渾身の力で締め上げる澤に屈しタップアウト! 誰もが予想し得なかった結末に、場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

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王者ジャガーのキック誤爆によって、一気に澤は形勢逆転! アキレス腱固めでベルトを奪還した澤を、超満員の観客が祝福した


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 ムエタイ王者が蹴り倒すか、「頭突き世界一」がド突き倒すか!? メインの富豪2夢路と紅闘志也のシングル対決では、一触即発の緊張感から、地下プロレス史上初めての「シーン現象」が発生! 黒のコスチューム同士の男たちによる、一切のギミックを排した闘い。それはあたかも、梶原一騎の劇画世界を現実化させたかのような、文字通りの“一騎打ち”なのだ!

 試合は長い間合い地獄の後、紅が首相撲からのヒザを容赦なく打ち込み、夢路は顔面とボディに深刻なダメージを背負い大ピンチ。しかしその窮地を救ったのが、やはり夢路の生命線である「頭突き」であった。夢路はロープ(チェーン)際で、紅の両腕をかんぬきに極め身動きを取れなくしてから、世界一の頭突きをガツーンと2発! 強烈な頭蓋骨の衝突音が館内いっぱいに響き渡った!
 最後は頭突きでダウンした紅を組み止め、アームロックで夢路が逆転勝利。しかし頭突きをカウンターパンチで迎撃された際に負った、夢路の左目のダメージはご覧の通りに深刻。間近に迫ったオーストラリア決戦、果たしてどうなる!?
 
 なお、タイ&カンボジア修業から帰国した三州ツバ吉の快勝など、他試合も含めた3・1地下プロレス詳報完全版は、3月6日発売の『マット界舞台裏』3月12日号に掲載予定。こちらも是非ご覧いただきたい!


■『UNDERGROUND WRESTLING EXIT-7 KABUKI』
2009年3月1日(日)開始:14:00
会場:東京・新宿二丁目「BAR EXIT」

<第1試合>
○ロス・フェイス(6分24秒 飛びつき式腕十字固め)●AKIHIRO

<第2試合>
○三州ツバ吉、日龍(12分1秒 ツバ吉固め)吉川祐太、●磯英弥

<第3試合>
○梅沢菊次郎、JOM(11分46秒 TKO)矢野啓太、●ジョータ ※スタンピート

<第4試合 WUW(World Underground Wrestling)選手権>
○[挑戦者]澤宗紀(18分37秒 アキレス腱固め)●[王者]ジャガー・ロゴフスキー
※第21代王者ジャガーが防衛に失敗。澤が第22代王者に。

<第5試合>
○富豪2夢路(7分14秒 アームロック)●紅闘志也

※試合はすべて時間無制限1本勝負、勝敗はKOかギブアップのみ。

アナタはどの説を信じますか? 猪木vsアリにはミステリアスな魅力がある!

 最近宝島社から発売された『別冊宝島 プロレス下流地帯』というムック本がかなり売れているらしい。この本は専門誌などではタブー視されていたプロレスリングNOAHに関して、巻頭から結構厳しいことを書いている。
 地上波中継の打ち切りから始まって、招待券が多いという話題や“業界一のウルサ型フロント”として仲田龍統括部長についてプロレス記者が覆面座談会を行っている。さらに一時期新日本プロレスのチケットをバラ撒き、坂口征二や木村健悟と深い繋がりがあった円天についても特集が組まれている。
 どうにもワクワクしながら読める内容ではないが、ここまで書いてあれば裏話好きのプロレスマニアもそこそこ満足できそうではある。
 この本の中にも登場している元『週刊プロレス』編集長のターザン山本氏は、自身のホームページ内で「ノアという団体には、これまでプロレスマスコミはそうっと触れてきた。宝島社は業界誌ではないので、そういうところは自由だ。アンタッチャブルな部分にも真っ向勝負をしている」「もう、やり方がどぎつい。えげつない。しかし、その編集者根性はある部分、たいしたものとして評価する必要がある」とこの本を大絶賛している。

 これだけプロレス不況が叫ばれ、どの団体もチケットを売るのに必死の中、潜在的なマニアはまだまだいるというか、プロレスという業界はまだまだファンに“知られたらマズイ”ことがあるみたいで、そういうことを詳らかにしていくと食い付きがいいようだ。
 そういう怪しげなものに対して、「実はその裏にはこういうことが隠されていたんですよ」という話が好きなのは、なにもプロレスマニアだけではない。
 2006年に発売されたお笑い芸人のハローバイバイ・関暁夫が書いた『都市伝説』という本は、80万部以上も売れ、その後の都市伝説ブームの火付け役となった。UFOや幽霊、占いにスピリチュアル、とかく日本人というのは謎めいたものが大好きなようだ。

 そういう意味で、いまこのミルホンネット内で一番怪しげなものといえば、間違いなくアントニオ猪木vsモハメド・アリ戦の真相についてだろう。
 昨年、スポーツ誌『Number』などで活躍したライターの柳澤健氏が、世界中を飛び回って関係者の証言を集めた上で書き上げた著書『1976年のアントニオ猪木』が発売されて大きな話題を呼んだ。関係者の証言といっても記憶が曖昧だったり、ウソを言っている可能性はないとも言い切れないため、この本に書かれていることすべてが“真実”とは限らないが、柳澤氏は関係者の証言を「ピースの欠けたパズル、カードの足りないトランプでやる神経衰弱」と形容した。なんだかそう言われると、「たぶん今まで世に出た本の中では、一番真実に近いのだろうな」という気になってくる。
 つまり今まで定説とされていた“猪木にとってがんじがらめのルール”というのは、猪木を守るためのウソだったが、試合は紛れもなく真剣勝負であり、この試合を含めて猪木のリアルファイトこそが現在の総合格闘技の礎になっている。ドラマティックで、読んでいてワクワクするものがあったし、これが猪木vsアリの真実なんだろうな…そう思った人も多いだろう。

 当然柳澤氏はこの『1976年のアントニオ猪木』に猪木へのインタビューを掲載するつもりだったようだが、なぜだか断られたそうだ。ところが、この度文庫化するにあたり猪木へのインタビューにGOサインが出たようで、今月“完全版”として発売されるそうだ。楽しみに待っているファンも多いと思うが、それよりも先に真っ向からこの本に「真実は違う!」と異を唱えたのが、タダシ☆タナカ+シュート活字委員会が当ミルホンネットで発売した電子書籍『徹底検証!猪木vsアリ戦の"裏"』だ。

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 この本でタダシ☆タナカ氏は「猪木vsアリは“ケツが決まっていた”。お互いが信頼のもとに頭や体を対戦相手にゆだねる“仕事”の試合ではなかったとはいえ“これぞ真剣勝負!”と定義するには無理がある」と言い切っているのだ。なかなかショッキングというか、決して楽しく読めるものではないが、今まで世に出てた猪木vsアリに関して書かれた書物とは、一線を画すものではある。
 タナカ氏がそこまで書く理由というか、裏付けもキチンと書かれてはいるが、ネットなどで調べてみると、このタダシ☆タナカという人物、結構叩かれているようだ。元々学生プロレスの裏方をやっていて、その後『週刊ファイト』のライターをやったり、ニューヨークで証券マンをやったりしていたが、「プロレスは結末、勝ち負けが決まっている。それを前提に、試合の面白さや選手の巧さを評価しよう」という”シュート活字”を提唱した人物とのことだが、「PRIDEを潰したA級戦犯」とも呼ばれているらしい。かなり怪しげではあるが、だからといって彼の書くことはすべてデタラメだと言い切れるのだろうか?

 裏ではなにをやっているか分からないが、表向きは国民的人気者のアントニオ猪木が主張する「俺にとってはがんじがらめのルールだった」という説を信じるか、あの『Number』で活躍したライターが地道に関係者の証言を取って積み上げた「がんがらめルールというものはなかったが、試合自体はリアルファイトだった」という説を信じるか、元学生プロレスの裏方でシュート活字を提唱するライターの「がんじがらめルールなんてないのはもちろん、ケツも決まっていた」という説を信じるか…それはもう、それぞれの作品なり、インタビューなりを読み比べて各々が判断するしかないだろう。
 食わず嫌いというか、「怪しげだから」という理由だけで読まずに批判だけしても意味がない。某プロ書評家のようにおかしな部分にツッコミを入れてもいいし、とにかく金を払って読む価値があるのは間違いない。怪しいものが大好きな人にはとくにオススメだ。猪木vsアリにはケネディ大統領暗殺やダイアナ妃の事故死の裏に隠された“陰謀”説と同じくらいミステリアスな魅力がある。ただし、信じるか信じないかはアナタ次第だ。

プロレス芸術とは�徹底検証!木vsアリ戦の"裏"

「最後の大物」は、やはり長州力だった! 3・14全日本両国大会の全カード決定

 14日に開催される全日本プロレス両国国技館大会『2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.7』の全対戦カードが、2日に発表された。
 グレート・ムタvs高山善廣の三冠戦、2月より全日本マットに戦場を移した稔がカズ・ハヤシの世界Jr.王座に挑戦と、話題性の高いカードが並ぶ中、特に異彩を放つのが第5試合。現在ミルホンネットから発売中の『マット界舞台裏』3月5日号で井上譲二記者が詳報している通り、長州力の3・14参戦が正式決定した。しかもパートナーに高岩竜一を従え、西村修とタッグ対決。
 1日後楽園大会において高岩が西村に「アナタが大嫌いだった人を連れてくる」と予告した通り、長州&高岩と西村が、両国で因縁対決をすることになる。ある意味、ムタvs高山以上に、こっちの方が目が離せないかも!?

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ガチ不仲の長州と西村の対峙。これは見逃せない!

 
週刊マット界舞台裏'09年3月05日号


■全日本プロレス『2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.7』
2009年3月14日(土)開始:17:00
会場:東京・両国国技館

【決定対戦カード】

<第8試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
グレート・ムタ(第38代王者:2度目の防衛戦) 
vs
高山善廣(挑戦者)

<第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
太陽ケア、鈴木みのる(第55代王者組:3度目の防衛戦)
vs
諏訪魔&近藤修司(挑戦者組)

<第6試合 世界ジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
カズ・ハヤシ(第28代王者:初防衛戦)
vs    
稔(挑戦者)

<第5試合 タッグマッチ>
西村修、征矢学 
vs
長州力、高岩竜一  

<第4試合 タッグマッチ>
曙、浜亮太 
vs
ゾディアック、ジョー・ドーリング

<第3試合 6人タッグマッチ>
小島聡、KAI、大和ヒロシ
vs
TARU、ヘイト、歳三   

<第2試合 タッグマッチ>
荒谷望誉、真田聖也
vs
NOSAWA論外、MAZADA   

<第1試合 シングルマッチ>
渕正信
vs
菊タロー

2009年03月04日

3・12VKFアゼリア大正大会全対戦カード決定!

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■『VKF WRESTLE NANIWA Vol:13 VKF is RETURNED mother facker』
2009年3月12日(木)開始:19:00
会場:大阪・アゼリア大正

【決定対戦カード】

<VKF KING OF WRESTLE NANIWA選手権試合 61分3本勝負>
[王者]GENTARO
vs.
[挑戦者]冨宅飛駈

<スペシャル6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
マグニチュード岸和田、Gamma、内田祥一
vs.
ディック東郷、ツバサ、高井憲吾

<6人タッグマッチ 45分1本勝負>
NOSAWA論外、MAZADA、小杉研太
vs.
矢郷良明、ボルテージ、クラウザー

<タッグマッチ 30分1本勝負>
菊タロー、救世忍者乱丸
vs.
佐野直、アップルみゆき

<タッグマッチ20分1本勝負>
忍、藤澤忠信
vs.
正岡大介、柴山貴哉

<シングルマッチ15分1本勝負>
入江茂弘
vs.
田中祐樹

VKFが半年ぶり、待望の大阪凱旋 3・12アゼリア大正大会

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チケットぴあPコード:813-467

Rプラニング

モーニングプロダクション(難波) TEL:06-6648-9513
バディスラム(難波)       TEL:06-6645-1378
デルフィンアリーナグッズショップ TEL:06-4708-1141
他、ポスター掲示店

スーパーシート(最前列)5000円
指定席4000円

コチラのメアドでチケット先行受付中
vkf4life @ yahoo.co.jp(間を詰める)
お名前.席種.枚数を必ず記入して下さい。


最新情報は

お問い合わせ VKF 055-978-5005

関西インディーの雄VKFが12・2東京初上陸! その闘いは、新木場のプヲタの心に届いたか!?

2009年03月07日

3・8ミスター・ポーゴ&茨城清志トークショー開催3時より

 ミスター・ポーゴと茨城清志のW★ING同盟が、クエストから発売中のDVD『W★ING伝説VOL.1 暴虐のラプソディ[狂詩曲]』の発売を記念してトークショーを開催します。
 ミルホンネット刊『マット界舞台裏』2月26日号によれば、あの伝説の団体が、今夏まさかの復活か!? とも報道されています。その真相やいかに? そしてW★INGフリークにはたまらない、数々の伝説のエピソードが披露されることは間違いなし!
 司会はW★INGの全てを知り尽くしている男…週刊プロレスの鈴木健が務めさせていただきます。ぜひともこの機会にご参加ください。当日はW★INGのDVDを始め、ポーゴTシャツも販売いたします。

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ミルホンネット刊『ある極悪レスラーの懺悔』を宣伝する“イバラギング”こと茨城清志とDVD

3月8日PM3:00より
場所:東京都豊島区南池袋1-16-20
ぬかりやビル2F(MS&BB)
JR池袋駅東口を出て右の方向に行き徒歩3分、目印はぬかりや病院の側。

◆ 参加料金はフリードリンクとミスター・ポーゴのサイン色紙付きで¥2,000(当日支払い)!

◆ 参加希望者は名前、住所、年令、参加者の人数、電話番号(携帯)を記入の上、下記のメアドに送信のこと! 当日飛び入り参加もOK
 wing-creation(アットマーク)softbank.ne.jp

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 なお、これとは別にいよいよ電子書籍『ある極悪レスラーの懺悔』が、講談社より単行本『ある悪役レスラーの懺悔』として今月末に出版予定です。こちらの販売即売会を兼ねたミルホンネット主催のミスター・ポーゴのトークショーも企画中です。発売日が決まり次第、日時や概要を発表いたします。

 また、作家としての真の力量が問われるミスター・ポーゴによる『評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実〜暁に蘇れ』が近くミルホンネットから登場いたします。バーブラ夫人著の『私の、知的反逆児』と、どちらが面白いか、大いに比べて下さって結構です。それほどミルホンネットが絶対の自信を持って世に問う、ブルーザー・ブロディ本の究極の決定版になります。どうかご期待下さい!

 ちなみに茨城清志記者は、専門誌からの海外特派員の先駆者の一人です。井上譲二記者による『マット界舞台裏』には、ミッキー茨城氏の話題がたびたび登場しています。前出2月26日号だけでなく、今回のトークショーの予習を兼ねた2月19日号や、バーン・ガニアAWA代表について貴重写真とともにその経歴を振り返る3月12日号にも登場しています。ぜひ合わせてご購入下さい。

3・8 JWA東海は秘密兵器小崎貴也が野崎王我に挑戦

 JWA東海プロレスの名古屋市・日本ガイシホール第三競技場大会は、3月8日(日)PM1:00から開始。注目はJWA東海選手権試合で、大阪の老舗団体NPW(代表/火竜)が誇る逸材・小崎貴也が、野崎王我のベルトに挑戦する。

交通/JR東海道本線「笠寺」から徒歩3分
入場料/全自由席2000円 小学生以下無料
※当日券2000円でも入れますが、前日までにメールで予約された方は1800円で入場できます。題名に3・8予約藤本ブログ、本文にお名前と人数を書いて、jwa_tokai(アットマーク)yahoo.co.jp へ送信して下さい。

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小崎(左)は21歳。身長185cmで100kg近い体格、身体能力も高く、風貌もセンスもまさにメジャー級! 野崎(右)が着用するのはJWA東海Tシャツ


■JWA東海プロレス・3月8日大会
2009年3月8日(日)開始:13:00
会場:名古屋・日本ガイシホール第三競技場

【決定対戦カード】

<メイン JWA東海選手権試合>
[王者]野崎王我
vs.
[挑戦者]小崎貴也(NPW)

<セミ>
タイガーヒロシ
vs.
ザ・ニンジャ
※名古屋の平和を守るため特別レフェリー/ウルトラマンロビン

<第三試合>
U.M.A、スペル・タイラ
vs.
岡田鋭士、近藤蔵人

<第二試合>
脇海道弘一
vs.
シャドー5号

<第一試合>
豊田博
vs.
紅林寛暁(デビュー戦)

快挙! 朝日新聞がJWA東海の脇海道を「アラフォー 尽きぬ闘魂」と紹介
JWA東海プロレスが特別編集DVD+15年史発売
週刊マット界舞台裏'09年2月26日号〜JWA東海詳細ルポ

FU☆CK!プロレス3・29大会に、あのパンクラシストの究極何じゃこれゃの別キャラがお目見えする。

■FU★CK!『第九回若社長貸切プロレス 遂に一般公開!』
2009年3月29日(日)開始:13:00
会場:PRO-WRESTLING FU★CK!常設会場
   WONDER LAND
   (大阪府河内長野市原町5-6-10 シャトー長野内)

【入場料】
全席自由3000円
(当日のみ ちゃんこ代金含む)

【出場予定選手】
冨宅飛駈、グレートカイザー、田中まもる、The Zack、244、プリQAブルー ほか

【大会その他に関するお問い合わせ先】
FU★CK!事務局 090-3674-8790
御質問御不明点等ございましたら御連絡ください。

2009年03月08日

UFC 96 : JACKSON vs. JARDINE リアルタイム速報

 ますます、勢いに乗るUFC。今大会は王座戦こそ組まれて無いものの、ヘビー級、Lヘビー級と言った重量級選手のカードが目立ち、特にメインのジャクソンvs.ジャーディンはジャクソンが勝利すれば、次はエヴァンスの持つタイトルへ挑戦出来るというビックマッチ。しかも相手のジャーディンはLヘビー級の序列を崩し、かき回すタイプで、リデル、グリフィンという大物選手を倒したと思ったら、ヴァンダレイ・シウバに一方的に負けたりとムラが激しい。

 またヘビー級戦では、あのミルコ・クロコップを衝撃のハイキックでKOした、ガブリエル・ゴンザガにケイン・ヴェラスケスと並ぶUFCヘビー級次代のエース、総合10戦全勝、全て1R勝利という怪物、シェーン・カーウィンが組まれている。

<ライト級 5分3R>
○グレイ・メイナード
(判定)
●ジム・ミラー

 ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー所属のミラーと、エクストリーム・クートゥアー所属のメイナードとそれぞれ名門チーム所属同士のライト級戦。テイクダウンを狙うミラーだが、メイナードがテイクダウンを許さず、スタンド打撃で上回ったメイナード判定勝ち。

<ライトヘビー級 5分3R >
○マット・ハミル
(KO)※ハイキック
●マーク・ムニョス

 TUFの人気者で聴覚障害でもあるハミルが実力者ムニョスと戦う実力査定もかかったカード。試合は1Rにハミルがケージ際で壮絶な右ハイキックをクリーンヒットさせ見事なKO勝利。完璧な勝利で今後に弾みをつけた。

<ウェルター級 5分3R>
○マット・ブラウン
(TKO)※パウンド
●ピート・セル

 UFCで戦績の振るわないセルに、地元選手のブラウン。試合は一方的だった。開始早々のブラウンの右ハイキックがクリーンヒットし、続くワンツーでセルはダウン。そこでは止められなかったが、その後も一方的に膝蹴りなどで攻めるブラウン、セルはグロッキー。最後がブラウンのパウンドでレフェリーが止めた。

<ヘビー級 5分3R>
○シェーン・カーウィン
(KO)※右フック
●ガブリエル・“ナパオン”・ゴンザガ

 実力者ゴンザガに対するは10戦全勝の怪物カーウィン。1R開始直後、ゴンザガがテイクダウンするが、すぐに立ち上がるカーウィン。そしてケージ際で強烈な右ストレートを叩き込み、一撃でゴンザガはダウン。カーウィンが快勝し、連勝記録を伸ばし怪物ぶりをアピール。次期ヘビー級タイトルマッチ候補に名乗り出た。

<メインイベント ライトヘビー級 5分3R>
○クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
(判定)
●キース・ジャーディン

 ジャクソンが勝てば次のLヘビー級挑戦者になる注目の試合。試合序盤はジャーディンの変則的な攻撃に攻めあぐねるも、じわじわとジャクソンペースに。ジャーディンもラッシュなど見せ場を作るが試合はジャクソンリード。3R試合終了直前にはジャクソンのワンツーでジャーディンがダウン。判定でジャクソンが勝利した。
 試合後には王者エヴァンスとジャクソンが睨み合い。観客はジャクソンに声援、王者エヴァンスにはブーイング。注目のタイトルマッチが実現するだろう。


【アンダーカード】
<ウェルター級 5分3R>
○タムダン・マックローリー
(TKO)
●リャン・マディガン

<ミドル級 5分3R>
○ケンドール・グローブ
(TKO)
●ジェイソン・デイ

<ライトヘビー級 5分3R>
○ジェイソン・ブリッツ
(判定)
●ティム・ボーテッシュ

<ライトヘビー級 5分3R>
○ブランドン・ベラ
(TKO)
●ミハエル・パット

<ライト級 5分3R>
○シェーン・ネルソン
(TKO)
●アーロン・ライリー

タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 DREAM始動とUFC、パンクラス訴訟の全容

HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦 リアルタイム速報

 全試合が軽量級、試合数も全9試合と多く、かつての『PRIDE武士道』を思わせるイベントになった『DREAM.7』。

 大会前にエリオ・グレイシー追悼セレモニー。中井祐樹、桜庭和志がそれぞれ、エリオがいなければMMAは無かったとその功績を讃え、会場で黙とうが行われた。

<第1試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○ビビアーノ・フェルナンデス
(判定 3-0)
●大塚隆史

 KIDを苦しめた柔術王者、ビビアーノとトーナメント最年少の大塚。試合開始からビビアーノがテイクダウンして寝技地獄に引きずり込むが、何故かブレイクされる。フィニッシュにつながらない攻撃という事でビビアーノにイエローという不可解な展開。しかし試合はほぼ一方的にビビアーノが攻め、大塚は耐えるだけだったので判定はビビアーノ。

<第2試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○ジョー・ウォーレン
(1R終了 ドクターストップ)
●チェイス・ビービ

 元WECバンタム級王者で優勝候補のビービに、チーム・クエストからの刺客ウォーレン。序盤は互角の打撃戦だが、1R中盤からウォーレンがテイクダウン。ビービも下から攻めるが、極まるに至らない。そしてスタンドに戻ってラウンド終了直前にウォーレンの首相撲からの膝蹴りが炸裂。これでビービが流血。そのままラウンド終了となったが、ドクターのチェックでビービにストップがかかりウォーレンが勝利。ウォーレンの身体能力の高さが光った一戦だった。

<第3試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○エイブル・カラム
(判定3-0)
●西浦“ウィッキー”聡生

 修斗新人王の西浦に、KOTCフライ級王者のカラム。カラムの圧力が凄く、テイクダウン、引き込みでグラウンドにもっていき、足を使い腕十字、アームロックなど攻めまくる。西浦は防戦一方で良い所が全く無い。1R後半はカラムのマウントパンチで西浦は青息吐息。2Rもカラムがアリ地獄の様にグラウンドに引きずり込み一方的に攻めまくり、カラム判定勝ち。

<第4試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○石田光洋
(判定 3-0)
●中村大介

 所を倒して知名度を上げた中村に対するは、DREAMライト級の実力者、石田。テイクダウンしパウンドを落す石田。亀になる中村に膝蹴りの連発で攻めまくる石田。その後、中村はひたすら腕狙いだが、石田はそれをディフェンスして、投げ、テイクダウン、そして中村が亀になれば膝を叩き込む展開で試合を有利に進めていく。中村は流血。2Rは両者、それなりに攻めるが、共に決定打は無く、判定で石田。

<第5試合 74kg契約 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○青木真也
(1R チョークスリーパー)
●デビッド・ガードナー

 DREAMの大黒柱、青木。対するガードナーはチーム・クエストからの刺客。青木がグラウンドに引き込み、パウンドするガードナーの力を使って見事なスイープ。その後は足で胴を締めつけ、チョーク狙い。更に三角締め、腕十字を狙う青木。なんとか立ち上がったガードナーだが、また青木がグラウンドに。ガードナーは余裕を見せようとしたのかバックを取られているのに「ハロー・ジャパン」と観客に手を振った時、青木がチョークを極めて一本勝ち。ガードナーは間抜けな負け方をしてしまった。

<第6試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○川尻達也
(1R チョーク)
●ロス・エバネス

 武田にK-1ルールで勝利し、時の人となった川尻に、BJペンの愛弟子エバネス。エバネスが減量1.4kgオーバーで本来なら失格だが、川尻が対戦を認めたため、エバネス、イエローカードで試合が行われた。普通に川尻がグラウンドでチョークスリーパーを極めて勝利。
 勝った川尻はリング上で、次はカルバンとライト級王者挑戦者決定戦をやらせて欲しいとマイクアピール。

<第7試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○前田吉朗
(判定 3-0)
●ミカ・ミラー

 パンクラス軽量級のエース、前田に、名門ATTの巨人ミラー。グラウンドに引き込むミラーが規定外の長い足を使って執拗に攻めてくる。打撃の前田、グラウンドのミラーという感じだが、判定は打撃とグラウンドで上になっていたのを評価されたのか前田が判定勝ち。

<第8試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○高谷裕之
(KO)
●キム・ジョンウォン

 WECに挑戦するも、2連敗で契約を切られ、日本で再スタートの高谷。対するキムは総合初という事で、川尻に続いて顔見世マッチ。ある意味、必勝が義務づけられている試合だ。1Rは静かな展開だったが、2R、高谷がクロスカウンターで右ストレートをキムに叩き込み完全KO勝利。

<第9試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○今成正和
(判定 2-1)
●山本篤

 ある意味対極のタイプである今成と山本の対戦。今成は打倒KIDを目標にしているので、KID軍団の斬り込み隊長、山本は倒しておきたい所だ。今成が例によって横を向いたり独特の間合いで山本が攻めあぐね、今成の引き込みから、オモプラッタなど腕を狙う。両者、決め手に欠け、判定も割れて2−1で今成が僅差の判定勝ち。

タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 DREAM始動とUFC、パンクラス訴訟の全容

5月29日W★INGが新木場で復活 トークライブは大盛況

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 3月8日、池袋で開催された茨城清志とミスターポーゴによるW★INGトークライブは、誰もがビックリの大盛況。ナント100名近い熱心なファンが詰めかける騒動となった。
 また、5月29日W★INGが新木場1st Ringで大復活。このため急遽、金村キンタローがサプライズゲストに呼ばれ、自身のXWF、ポーゴさんのWWS、そしてW★INGのトライアングル同盟を宣言。XWFは5月10日の金村の地元、三重大会の開催を発表している。

 トークライブは、公式には8年ぶりの再会となる茨城清志とミスターポーゴの腐れ縁を、司会の週刊プロレス・モバイル鈴木健主幹が突っ込む展開から。
 ミルホンネット刊『ある極悪レスラーの懺悔』を読んだ方には、繰り返しになるエピソードばかりとはいえ、プロレス&ボクシングを両方扱う時代の専門誌記者だったミッキー茨城氏が、国際プロレスの担当だったことから、金網デスマッチなど、独特のアイデア勝負の試合形式のヒントになっていた逸話は、若いファンには興味深いことだろう。
 茨城氏自らが現在話題のバーン・ガニアに世話になった話をしていたが、これはマット界舞台裏3月12日号の井上譲二記者の証言とも一致するところだ。

 また、このブログ欄【W★ING茨城清志は生きていた! 東京ミッドタウンで捕獲】でも既報の通り、『ある極悪レスラーの懺悔』には最初のロスでの出会いにカメラのケースには日の丸が貼ってあったと記されているが、茨城氏によれば「いくらなんでも日の丸をつけるほどの愛国者じゃないよ!」との話が繰り返されている。ただし、茨城氏の女子プロレスラー、カンザスのべティ・ニコライへの失恋騒動については、ポーゴさんが「肉体関係まであった」と聴衆を前に暴露、「そんな話はない、カット、カット!」と大慌ての茨城氏の否定場面が以下の写真になる。
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 W★INGのエピソードの数々は、『ある極悪レスラーの懺悔』第15章にも詳細されている通り、松永光弘ではなく当初はアイスマン(リッキー・サンタナ)が飛ぶハズだったが、いざ後楽園ホールのバルコニーに上がってみると「や〜めた!」。茨城氏は「だって、危ないでしょう」と述べると詰めかけたファンがどっと沸く。しかし結局は、「ヘッドハンターズが受けるから大丈夫でしょう」となるわけだ。
 もっとも、バルコニーダイブを成功させて伝説になった松永だが、トップロープからのダイブには失敗して骨折。その前に頭から灯油をかけて、ポーゴさんが燃やした危険な事件については、「やりすぎだった」と反省。確かにあの時、松永の金髪が燃えていた。そんな伝説のシーンを収録したのが、クエストから発売中のDVD『W★ING伝説VOL.1 暴虐のラプソディ[狂詩曲]』というわけである。

 ほかにも、ジェイソンことポーゴさんのプエルトリコでのパシリだったラフィのギミックは、映画ハロウィンを見て考案したもので、アンダーテイカーよりも早いと自慢すると拍手が飛んでいた。
 「100万光年早い」のフレーズは、ポーゴさんが新日本プロレス参戦時に、リングアナウンサーの田中ケロと「お前10年早い」とやりあっていたら、「新日に戻ってくるのが10年遅い」と揶揄されたことに腹を立てたのが名言の誕生秘話だという。

 W★INGを辞めた経緯は『ある極悪レスラーの懺悔』がもっとも詳しいが、最後の月給が30万円だったか40万だったかで揉める茨城氏とポーゴ。「俺様が辞めて残念だったなぁ!」と返せば、聴衆が前にいるのにヒソヒソ話を始めてしまう茨城氏と、らしさ全開だ。鈴木記者からも、「失踪しないで下さい」「逃げないで下さい」と、さかんに突っ込まれていた。

 ポーゴさんは、絶対の自信作『評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実〜暁に蘇れ』の発売を宣言。いよいよ究極のブロディ本がミルホンネットより登場する。作家としての真価が問われることになるだろう。

3・8ミスター・ポーゴ&茨城清志トークショー開催3時より
評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実〜暁に蘇れ

 

講談社から『ある悪役レスラーの懺悔』発売決定

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 ミスターポーゴ著『評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実〜暁に蘇れ』も、予定では明日発売されます!

2009年03月09日

今週の「マット界舞台裏」は、引退後に備えて身辺整理をしているという長州力に迫る!

09.03.12BUTAIURA.jpg 今年に入ってから長州力が非常に慌ただしい!
 リキプロの道場を手放した一方で、放出確定と言われていた新日本プロレスと再契約を結び、リアルジャパンプロレスに参戦して初代タイガーマスク(佐山サトル)と対戦。さらに武藤体制になってからは初となる全日本プロレス参戦も決まり、因縁の相手である西村修とタッグで対戦する。加えて活動休止のウワサもあったLOCK UPも、4月12日に後楽園ホールで“第二章”をスタートさせることが決定。

 ところで、現在発売されている別冊宝島『プロレス下流地帯』に、「WJ2億円裁判で分かった“地獄のど真ん中”一部始終」という記事が掲載されている。
 長州力があのWJプロレスを設立する際に、実業家の福田政二氏(WJプロレス元社長)から貸し付けた2億円の返済を求められているのは有名な話だが、実はこの訴訟は和解が成立していたという。
 この特集記事によると、長州に対する和解内容は「4000万円を福田氏に返済する(ただし機嫌までに3000万円を返済すれば残りは支払を猶予される)」というもの。

 福田元社長は長州と永島勝司氏に貸し付けた2億円のうち、1億円の返済を求めたが、長州にも永島氏にもそんな大金を返せるアテはなく、結局長州には4000万円での“手打ち”を打診した福田元社長だったが、長州の返事は「2000万円が限度」だったとのこと。

 この不況の昨今、天下の長州力といえども4000万円の借金を返すのは、楽なことではないだろう。それに長州には家族もいれば、弟子もいる。
 借金を返すのはもちろん、日々の生活費を稼ぐためにも長州は、前田日明から「まだやっているんですか?」と言われても、老体にムチ打ってリングに上がり続けなくてはならない。多くのプロレスファンがそう思っているはずだ。

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 ところが、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、長州の周辺から「実はその逆で、長州は1、2年後の現役引退を視野に入れて、リラックスした状態で残り少ないプロレス人生に臨めるような態勢を整えているんだ」という話を聞いたという!

 なんとも慌ただしい長州だが、どうやらそれは「借金返済のために必死!」というだけでもなさそうだ。なんと長州はすでに借金を返済し終えて、レスラーを引退した後の第二の人生についても計画が出来ているそうで、そのためにも稼げるときに稼ごうと、積極的に他団体にも出陣しているというのだ。
 果たして長州が借金を完済した先に考えている第二の人生の計画とは、一体なんなのか? そもそも借金を返済できるアテはあるのか? すでに長州革命最終章に向けて、身辺整理に入ったという長州力! 今週の『マット界舞台裏』は全マグマファン必見の内容だ!

週刊マット界舞台裏'09年3月12日号

2009年03月10日

午後2時44分開始の入場料2440円也、244自主興行。 心地よいプロレス賛歌が確かに聴こえた…

 2月22日、大阪河内長野のシャトー長野内にあるプロレス常設会場WONDER LANDにて、伝説となったどインディー興行が開催された。FU☆CK!プロレスの新エースとも称される244の自主興行である。
 この衝撃的な大会の全容は、残念ながら無料のブログ欄に公開してしまうわけにはいかない。『マット界舞台裏』3月19日号が発売されるまで、待っていただくしかないのである。

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安全プロレス・田中まもる/獣神サンダーひこにゃんvs.塩田英樹。塩ちゃんのミドルキック

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国道でこんなことまで…。塩ちゃんにごみにされた田中まもるだが……(右)

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人造人間ワキカイダーvs.小仲=ペールワン。ワキカイダーとはもしかしてJWA東海のあのお方なのか?

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メインイベントは地下プロレス新王者の澤宗紀vs.244。闘いはリングを超えて駐車場になだれ込む!

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244自主興行 笑いと激しさが…そして感動と涙のフィナーレ
この日244は、どインディープロレス西のまっことの神となった……

GUTSMAN・修斗道場 石渡伸太郎公開練習

 戦極フェザー級GPに出場する、GUTSMAN・修斗道場所属の若武者、石渡伸太郎選手の公開練習が、3月10日、東京・世田谷のGUTSMAN・修斗道場で行われた。
 石渡選手は修斗で活躍し、あの不死身夜天慶にもTKO勝利している。

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 公開練習は2Rの打撃を中心としたスパーリング。まず1Rはパンチのみで行い、2Rはキックも交えてのスパー。特に2Rはコーチから本気でやれと激しいゲキが飛び、本番さながらの迫力のあるスパーを行った。

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 石渡選手も打撃戦になると予想しており、打撃を中心にスパーを行っている様だ。

 初の大舞台、戦極への出場が決まった若武者、石渡。地上波TV中継もあるメジャー大会に出場で友人からもメールが届き、親からもお前が出るの? と驚かれ照れ笑いを浮かべる。
 しかし、その実力、特に打撃は本物だ。相手のジョン・チャンソンもキックボクシングベースの打撃屋なので、壮絶なスタンドでの打ち合いが期待されている。

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 ジョン選手の印象は「リーチがあって打撃が強い」とやはりスタンドを警戒。「(ジョンの打撃が)当たれば倒される。僕の(打撃)が当たれば相手が倒れる」と倒し合いを望んでいる様だ。

 またこのトーナメントで気になる選手はというと「強いて言えば以前戦った小見川選手。でも今は一回戦の事しか考えられない」と一回戦突破に全力を注いでいる。

 元々柔道選手でありながら、なぜ打撃が得意なのかというと、打撃が苦手だったせいで試合に負けた悔しさを晴らすため、打撃中心の練習を積み重ねたからだと言う。

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 そして、先日行われ、何かと比較されるDREAMフェザー級トーナメントの感想を聞くと「いまいちフェザー級の良さが出ていない」とばっさり。気になる選手は自分と同じ、修斗に出ている選手たち、自分ならどう戦うかが気になる様子で、イベントではなく選手へライバル心を燃やしているのが伺われた。

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「わかりやすい試合をしたい」この言葉を何度も繰り返した、石渡選手。選手に思い入れの無い、総合格闘技を見るのが初めてのファンも楽しめる試合をしたいと、若いながらもプロ意識を持った、この戦極若武者の活躍に注目だ。

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戦極を主宰するワールドビクトリーロード、修斗と提携へ。
ついに発表された戦極フェザー級グランプリの出場選手たち
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会 悪夢DREAM 戦極激突!

2009年03月12日

地下プロレス『EXIT』、豪州・アデレードに上陸し怒濤の3連戦! 日出ずる国のサムライたちは南の果ての街に何を残す!?

 去る3・1『7 KABUKI』では、衝撃の地下王座交代劇で観る者をまたまた唖然とさせた地下プロレス『EXIT』。新春1・4決戦『6 POLICY』には“ミスター闘強導夢”こと田中“ケロ”秀和を招聘、『7』では第9代地下王者ザ・グレート・カブキにマッチメイクを託すなど、次々と仰天の仕掛けを連発してきた地下プロレス主催組織WUW(World Underground Wrestling)が、次の戦場をなんとオーストラリア南端の都市・アデレードに指名。13日より3日間、連日地下プロレスが行われる!

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 WUW会長イワノフ・ロゴスキーJr.が豪州地下プロレスの戦場に選んだのが、『Adelaide Fringe Festival(アデレード・フリンジ・フェスティバル)2009』。この『アデレード・フリンジ』とは、2年に一度開催される、世界的規模の芸術の祭典。国内外から音楽、演劇、ダンス、サーカス、コメディ、映画など、様々な分野のアーティストが約200万人規模でアデレードに集結する。

 そしてイワノフJr.WUW会長は、この芸術の祭典で行われる地下プロレスに、WUW新王者の澤宗紀、富豪2夢路、ヌンチャクアーティストの宏樹、そして“先生”こと小笠原和彦を参戦選手として指名。
 また今回、プロレスラーであると同時にデザイン、イラストの分野で活躍するアーティストの顔も持つ夢路の作品が『アデレード・フリンジ』に出展される。その経緯も、WUWが夢路に、アーティストビザを発行し、期限までにフェスティバルに作品を出展するようメールを送ったことだというから、イワノフ・ロゴスキーJr.の胸の内はまったく計り知れない。

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写真は『アデレード・フリンジ』の2009年カレンダー。8月に「Fugofugo Yumeji」の写真が大きく踊っている。その注目度の高さに驚きだ。そして隣のカンフー衣の女性が、イワノフJr.WUW会長の部下「Shakti(シャクティ)」。彼女の名は14日の地下プロレス『9』のサブタイトルにもなっている。しかし、謎だらけの展開だ。誰か教えてくれよ!?

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そして夢路作成のアート群(掛け軸)は、『アデレード・フリンジ』でこうして展示されている。『アデレード・フリンジ2009』は、2月22日から3月27日までの1ヶ月間、世界的規模で行われる壮大な芸術イベントなのだ!


 プロレスラーであり、アーティストでもある謎の日本人“Fugofugo Yumeji”の注目度は、はるか南の異国の街・アデレードでも俄然高まっており、『アデレード・フリンジ』の公式サイトの中においても、「Fugofugo Yumejiへの10の質問」なる特別コーナーや、夢路のプロフィールが日本国内のサイト以上に詳細に記されたページが設けられるなど、闘いを前にして早くも異例の扱いを受けている。
 
 それにしてもイワノフJr.WUW会長は、なぜ世界的な芸術の祭典『アデレード・フリンジ』の中で、血生臭い地下プロレスを開催するのか、その中で澤、夢路、小笠原、宏樹ら日本のサムライたちはオーストラリアの観衆に何を焼き付けるのか。現状ではまったく先が見えてこない。日本で待つ身としては、一日も早いオーストラリアからの情報開示が待たれるところだ。
 …誰か教えてくれよ!

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日本から異国アデレードに飛び立った四人のサムライ。傾き(かぶき)倒すのは誰だ!?
 
 
■『UNDERGROUND WRESTLING EXIT-8 BODY』
2009年3月13日(金)開始:20:30(現地時間)

■『UNDERGROUND WRESTLING EXIT-9 SHAKTI』
2009年3月14日(土)開始:20:30(現地時間)

■『UNDERGROUND WRESTLING EXIT-10 LAMOM』
2009年3月14日(土)開始:14:30(現地時間)

【会場】
オーストラリア・アデレード『Adelaide Fringe Festival 2009』会場内

【参戦】
♯22 WORLD UNDERGROUND WRESTLING CHAMPION
MUNENORI SAWA

FUGOFUGOYUMEJI

KAZUHIKO OGASAWARA

HIROKI

“読み手研鑽”『タダシ☆タナカ+シュート活字委員会 徹底検証!猪木vs.アリ戦』

“読み手研鑽”『タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 徹底検証!猪木vs.アリ戦』〜ファンタジープロレスの愉悦、シュート活字の鮮烈
 
 “ファンタジープロレス”
 造語として知られる、この意味合いは「最強幻想論」に覆われていた昭和のプロレス、その“曖昧性”を指す。
 “曖昧性”……ガチなのか?ヤオなのか? 勝敗があらかじめ決しているのか?いないのか?、これらを最重要視せず、勝敗論を飛び越え、その背景にある人間関係だとか、その試合へ向け、両陣営が仕掛ける駆け引き等、諸々こそを愉しんで見てみよう!!、ゆえに、そういった観点から記された記述物は“ファンタジー活字”とも呼ばれ、多くのプロレスファンから賞賛されもした。

 その後、往年の新日本プロレス来日外人レスラー、彼らの滞在時の身の廻りの世話を焼く、担当兼メーンレフェリーであったミスター高橋氏ら、多くの関係者によって試合自体の実態や輪郭、中枢がやんわりと或いははっきりと語られるようになり、いまやこの“ファンタジープロレス”という概念はかなり弱まり、その威勢を無くしてしまった。
 もう、ほとんどの現行ファンが「結果が先に有りき」と了承したうえで愉しむ時代が来たのである。

 こういった観点から照らすと、かつての昭和のプロレスが情報開示を迫られるのは時代の趨勢だと考えてよいだろう。
 かすみがかった“あの”試合の一部始終……まさしく自身のプロレス観を改めて紐解かれる事態となり、敢えて誤解を怖れず記せば、それはまことに筆者にはこのうえなく愉しい作業だったと言わざるをえない。

 「やはり、事実はこうだったのか?」
 だが、かつて焦がれたプロレス浪漫の根底にあるものは揺るぎが無いから、“知る権利”を行使するだけだとの想いも強い。こういった意味合いからも『タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 徹底検証!猪木vs.アリ戦』はまさしく打ってつけの読み物であるとここに改めて記しておきたい。

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 猪木vsアリ戦、そののちの様々な検証物こそ、“ファンタジープロレス”“ファンタジー活字”の範疇を成すものであり、中にはしっかりと腰を据え、その全貌解明へと突き進もうとした好書物もあったが、大抵は関係者発表を鵜呑みにした考察のこの字も感じられぬかのような、まがいもの風情の物も数多くあったことも事実であろう。

  『タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 徹底検証!猪木vs.アリ戦』
  一部で信じられているがんじがらめルールという作り話
  アリ猪木戦の真実.吋弔老茲泙辰討い拭
  アリ猪木戦の真実15Rのフル中継は伝達されていた!
  アリ猪木戦の真実13Rの攻防はスポットなのか否か
  アリ猪木戦の真実っ稟峽爐領∧たち〜通訳
  アリ猪木戦の真実ッ稟峽爐領∧たち〜ボブ・アラム

  疑問点の徹底検証,んじがらめのルールとは?
  疑問点の徹底検証嘘つきなのか間違いなのか?
  疑問点の徹底検証視聴率という大衆感情操作の魔術
  疑問点の徹底検証に綿謄ローズド・サーキットの実態

 なんとも扇情的な目次が並んでいるが、昨今のネット社会の形成、ブロガー族の氾濫によって、この目次だけを見て記述したのではないのか?と思わせるかのような記述物も先だって他所で目にした。

 読みもしないのに真相はこうだった!!とか、未だに猪木vsアリ戦においてもこの範疇にて語られている記述物も多く、ネット社会の弊害がこの一戦にまで及んでいるということは、やはり一筆一筆に傾注を傾けていると自負している私なんぞには噴飯ものだったりする。

 敢えて再度、苦言を呈するとするならば、読了のち、自身のプロレス観に照らして「……だが、私はこう、思う」といった按配の反証物ならいざ知れず、ただたんに他所の引用に終始し、二言、三言の見解ごとで文を閉じるならば、誤解認識が広がる一方で、真摯に究明に明け暮れている者たちに失礼ではないだろうか? 
 殊更に糾弾する気まではないが、時代背景が“曖昧性”を許さない今、だからこそ自身のプロレス観や、先の「猪木vsアリ戦」の事実認識が曖昧なまま、論じてはなるまいだろう。

 視点を変えれば、『タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 徹底検証!猪木vs.アリ戦』は著作者・タダシ☆タナカ先生並びに+シュ-ト活字委員会の私たち、昭和プロレス者たちへの“挑戦”でもあると思えるのだ。
 ここはまさしくプロレス流に“受ける”形で一気に読了し、自身のプロレス観と照らし、勝敗ごと、論理を新たに構築されてはと、未だ読了されておられない方々には一筆したためておきたい。

 1976・6・26、33年もの時空を超え、語られる「vsアリ戦」の首謀者・アントニオ猪木。
 この一戦にこぎつけた猪木の野望・執念を思うとき、またこうして語られることはやはり“本望”であろうと私には思える次第である。(筆記・美城丈二

 ⇒『タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 プロレス芸術とは‖臀梓蕎霑犧逎押璽燹
 ⇒『タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 徹底検証!猪木vs.アリ戦』

アナタはどの説を信じますか? 猪木vsアリにはミステリアスな魅力がある!
テレ朝とは違う猪木VSアリの舞台裏に迫る!2月12日号

2009年03月13日

今月もまさかの?怪獣軍団襲来!メインの東海選手権は好勝負に

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 これまで8度の防衛を重ねてきた無敵の王者・野崎王我に挑戦するのは、NPW期待の新星、小崎貴也。若干21歳で、身長185cm、体重100キロの体格を誇る、未来のエースとも言える存在だ。

 リングで向かい合った両者の対格差は一目瞭然。実際、グランドで上になった野崎を力でひっくり返していく場面が見られるなど、そのパワーにマニア層がうなる。
 東海セコンド陣にも焦りの色がうかがえる中、野崎が選んだのは足攻め。何度か強引に返されるも、持てるテクニックを駆使し、しつこく足へのピンポイント攻撃を続ける。中盤、強引にバックフリップ気味で叩きつけられるなど危ない場面もあったが、それでも足を狙い続ける野崎。
 以下、JWA東海プロレス3・8名古屋市・日本ガイシホール第三競技場大会の詳細レポートは、マット界舞台裏3月19日号にて収録いたします。ぜひ、お買い求め下さい。

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タイガーヒロシvs.ザ・ニンジャ しかし怪獣軍団襲来!
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 会場のあちこちで大怪獣バトルを繰り広げる3選手と3匹、いや6匹か。試合は、ロビンが見事なコルバタ、ウルトラダイナマイトを決め、勝負をタイガーヒロシに託す。最後は、シャイニングウイザードから猝垳彈悪B-1バスターでダダをフォール。東海プロレスの平和を守った。

快挙! 朝日新聞がJWA東海の脇海道を「アラフォー 尽きぬ闘魂」と紹介
JWA東海プロレスが特別編集DVD+15年史発売
週刊マット界舞台裏'09年2月26日号〜JWA東海詳細ルポ


リングの上の「仁義なき戦い」3月22日のshowで広島の『ダブプロレス』がタッグトーナメントを開催!

既報のとおり、広島の団体「ダブプロレス」が2009年最初のRing showとなる「広島頂上作戦 -tag survival 2k9-」を3月22日に開催する。
第二代DOVE世界ヘビー級王者となったダブプロレスの魁(さきがけ)は、フリーとして活躍の幅を広げている内田祥一を迎えての防衛戦に望む。

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そして今回は、6チーム参加のタッグトーナメンを開催。一回戦として通常のタッグマッチが3試合、決勝として3チームが参加する「3wayタッグスクランブル」が行われる。参加6チームの概要は以下の通り。

ダブプロレス以外から参戦するtag teamは以下の3つ。いずれも二試合を勝ち抜くだけの力を備えたtagである。
まず優勝に一番近いと目されるのは佐々木貴・宮本裕向組。東京を拠点に、デスマッチ戦線のfront lineで活躍する二人だけに、人気、経歴ともに他のチームを圧倒している。押しも押されぬ大本命。
先日、フリーに転向したディアブロ・黒影組のブラックジャスティスも、タッグ歴では最長を誇る。体格的にも有利で、対抗馬の筆頭か。
同じ広島県内の団体、福山市のwrestle gateからの参戦はSUSUMU・HAYATA組。総帥であるHANZOを除けば最強の布陣での参戦となった。両者とも他団体への参戦も多く、混戦が予想される決勝の3wayまで進めば、スピードで撹乱して金星もありうるだけに、一回戦が大きな鍵になるだろう。

そしてダブプロレスからも3つのtag teamが参戦。外から向かえた敵を前に苦戦が予想される。
デビュー間も無いながらも会場支持率の高いマイトガイアキラと、"wrestle monster"サウザーのチームは、一回戦では佐々木・宮本組の大物喰いに挑む。マイトガイがいかに耐え、サウザーの暴走パワーがいいところで出れば勝機も見えるか。
変り種はダブプロレスの"底抜けハッピーピープル"レイ・パロマと新北京プロレスの趙雲子龍のタッグ。参加チーム中最軽量だが、二人がこよなく愛するカンフー映画からhintを得た予想できない動きで、一回戦の相手、ブラックジャスティスを料理するか。
ダブプロレスの社長、"黒いキリスト"上田504はカブキキッドとのtag team "zi violent revolution"で参加。ダブプロレスが初めて同会場に進出した際に結成。それだけにタッグチームとしてダブプロレスへの思いは強く、「どんな手段を使ってでも勝つ」という潔くもいやらしい決意を持って、一回戦はwrestle gate勢との対戦となる。

毎回大きな盛り上がりを見せるダブプロレスのshow。お酒片手に音楽に包まれながらプロレス観戦。新しい経験を!

<興行詳細>
2009年3月22日(日)18:00開場 18:30開始
広島県立産業会館東館第二展示場

チケット取扱店  DISKSHOP MISERY 082-241-0782 
デオデオプレイガイド 082-247-5111 
ダブプロレス 082-233-0454  チケットぴあ(Pコード813-623)
自由席¥3500 指定席¥5000 当日券は+¥1000 
小学生以下無料

第一試合トーナメント一回戦
タッグマッチ時間無制限一本勝負
マイトガイアキラ&サウザー VS 宮本裕向&佐々木貴

第二試合トーナメント一回戦
タッグマッチ時間無制限一本勝負
HAYATA&SUSUMU VS 504&KABUKIKID

第三試合トーナメント一回戦
タッグマッチ時間無制限一本勝負
レイパロマ&趙雲子龍 VS 黒影&ディアブロ

セミファイナル 
DOVE世界ヘビー級タイトルマッチ
時間無制限一本勝負
挑戦者 内田祥一 VS 王者 魁

メインイベント トーナメント決勝戦
3wayタッグスクランブル時間無制限一本勝負
第一試合の勝者 VS 第二試合の勝者 VS 第三試合の勝者

ダブプロレスの興行が3月22日開催!


背を血に染めた“翼なき野郎ども”宙を舞い落下! 飛び交う大・キチガイコール! 3・12大日本新木場で禁断の「葛西vs.沼澤」が復活!

 12日、東京・新木場1st Ringにて、大日本プロレス『大日本最侠タッグリーグ公式戦』が行われた。
 意外にも、大日本がインディーの聖地・新木場を使用するのは実は今大会が初めて。この記念すべき“デビュー戦”に、大日本はなんと045邪猿気違'S(ゼロヨンゴ・ジャンキーズ)の葛西純と“黒天使”沼澤邪鬼の同門デスマッチという、切り札中の切り札カードをマッチメイク。
 この対決は以前に、2005年6月8日の横浜文化体育館大会にて、沼澤の『デスマッチ7番勝負』の6戦目として「カミソリ十字架ボードデスマッチ」という危険極まりない試合形式で行われたが、そのスプラッタ度MAXのグロテスクな両者の全身からの流血ぶりが、プロレスファン以外の層にもセンセーショナルな話題を集めたいわくつきのカード(試合映像をYouTubeなどの動画サイトで見て、衝撃を受けた方も多いことだろう)。それが13日の金曜日前夜、3年の沈黙を破り復活する――!

 セミファイナル終了後、不気味なBGMとともに粛々と設営されるデスマッチの舞台。「前を空けてください!」と、半ば怒号混じりにスタッフが絶叫しながら脚立と足場を運び出す光景を、362人超満員の観客が、固唾を呑んで見守る。

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異様な雰囲気の中設営される舞台。高さ4メートルの足場が完成すると、緊張気味に見守る北側観客から拍手が沸きあがった


 じっくりと時間をかけて作られた舞台は、リングと北側花道に立てられた脚立に足場を固め、ロープには蛍光灯、コーナーポストには蛍光灯十字架と、この二人の対決にふさわしく、最高最悪の危険度。
 観客の異様な熱気に包まれながら始まった序盤戦は、静かなレスリングの攻防。緊張のあまり一瞬、超満員の観客に「シーン現象」が起こるが、それも束の間、両者はアッという間に蛍光灯を次々と手に取り、いつ果てるとも知れぬ激しい傷つけ合いを展開。選手も観客もエキサイトしたまま、戦場はついに高さ約4メートルの足場上の攻防に。
 この高所での闘いを制したのは沼澤。幾度かの投げの打ち合いの後、リングサイド下に設置した机めがけて、沼澤はハリケーンドライバーで真っ逆さまに葛西を叩き落とす!

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これが落下の瞬間! 残念ながら画像がブレてしまったが、4メートルの高さから、確かに葛西の身体が真っ直ぐに落ちている……!
 

 蜂の巣をつついたように騒然となる場内。あまりのダメージの大きさに、かなりの時間が経っても両者立ち上がれない! 「…まさか、死んだか!?」と場内がざわめく中、葛西と沼澤がむくむくと蘇生すると、超満員の観客はまたまた大歓声! 激しい場外戦の後、沼澤をビニールテープで机にグルグル巻きに固定し、「どけー!」と叫びながら南側客席を突っ切って歩く葛西。…気づくと、天井沿いのバルコニーを歩いているではないか!

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 高さ約6メートル。前代未聞の新木場バルコニーダイブ! 本当に葛西が飛びやがった!!
 
 机に固定させた沼澤めがけて真っ直ぐに落下する葛西。見事沼澤に命中すると、「バキッ」という轟音が場内全体に響き渡る。その音を聴いた大観衆は、新木場では珍しい(?)両足ストンピングで、二人のエンドレス狂乱ファイトを歓迎! 場内の雰囲気は、プロレス会場というよりは、あたかもハードコアパンクバンドのライヴのようである。

 リングイン後も、残った蛍光灯を惜しげもなく破壊し合う二人。葛西が「アーッ!!」と絶叫しながら自らの胸に蛍光灯を突き立てて気合いを入れると、超満員の観客が、発情した獣のように一斉に大興奮! 場内が割れんばかりの大「キチガイ」コールに包まれる。
 
 キチガイコールで勢いづいた葛西は、フィニッシュに向けて一気に畳みかける。誰もが「決まった!」と確信した脚立からのパールハーバースプラッシュも、沼澤はカウント2.9で返す根性を見せたが、葛西はリバースタイガードライバーでさらにダメを押してカウント3を強奪。再度開かれた禁断の扉=沼澤との同門デスマッチを制した。

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「ヌマよぉー! オメーはカウント3つの奪い合いのプロレスじゃ負けたかもしんねー。でも殺し合いじゃ負けてねーよな!? 俺っちとオメーっちの殺し合いは、まだ始まったばかりだぜ!?」

と、試合後は勝者葛西が敗者沼澤にエールを送りノーサイド。そして抱擁し、ご覧のブラッディー・ディープキス! そして葛西にマイクを託された沼澤が、

「これからもオマエらを、俺たちキチガイが幸せな所に連れてってやる! ついて来い!」

と、ファンに向けて絶叫。

 記念すべき大日本の新木場第1戦を、血みどろのキチガイ一色に染めあげた邪猿気違'S。大満足で上気した観客は、葛西と沼澤が脚立を登り、花道の奥に消えた後も、二人の“翼なき野郎ども”をスタンディングオベーションでいつまでも讃え続けていた――。
 
 
 そしてミルホンネットでは、この禁断のキチガイデスマッチの衝撃未公開写真の数々を、20日発売の『マット界舞台裏』3月26日号で大々的に掲載予定。お楽しみに!!

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 前半戦のMVPが、2・19アパッチ興行でもハードな暴れっぷりを見せつけていたSTYLE-Eの若武者・竹田誠志。有刺鉄線ボードマッチで行われた第3試合の最侠タッグ公式戦にて、パートナーの木高イサミとともに、井上勝正を有刺鉄線ボードの上からイスでメッタ打ちにするなど、破天荒なラフファイトで観客の度肝を抜いた。こうなると16日アパッチ興行でのバラモン兄弟狩りに、俄然期待が沸いてくる!


■大日本プロレス『大日本最侠タッグリーグ公式戦』新木場1st Ring大会
2009年3月12日(月)開始:19:00
会場:東京・新木場1st Ring

<オープニングマッチ 20分1本勝負>
○谷口裕一、クレイグ
(10分59秒 スクールボーイ)
大黒坊弁慶、●河上隆一

<第2試合 メンズワールド6人タッグマッチ 30分1本勝負>
円華、○ツトム・オースギ、○ヘラクレス千賀
(15分35秒 エビ固め)※『展覧会の絵』より『小人』
MEN'Sテイオー、大石真翔、●佐藤悠己

<第3試合 大日本最侠タッグリーグBブロック公式戦 ボブワイヤーボードデスマッチ 30分1本勝負>
○竹田誠志、木高イサミ【1勝1敗 勝ち点2】
(14分10秒 片エビ固め)※国体1回戦スラム on the 有刺鉄線ボード
●井上勝正、星野勘九郎【1勝2敗 勝ち点2】

<第4試合 大日本最侠タッグリーグAブロック公式戦 30分1本勝負>
○関本大介、田中将斗【1勝1敗 勝ち点2】
(16分19秒 アルゼンチンバックブリーカー)
●大橋篤、岡林裕二【2敗 勝ち点0】

<第5試合 大日本最侠タッグリーグAブロック公式戦 30分1本勝負>
宮本裕向、○佐々木貴【2勝 勝ち点4】
(12分47 逆片エビ固め)
佐々木義人、●石川晋也【1勝2敗 勝ち点2】

<セミファイナル ハードコア6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○伊東竜二、シャドウWX、アブドーラ・小林
(16分2秒 体固め)※ドラゴンスプラッシュ on the チェアー
ジ・ウインガー、石川修司、●gosaku

<メインイベント 13日の金曜日イブ 三途の川に架ける橋 〜madness of massacre〜 30分1本勝負>
○葛西純
(16分51秒 片エビ固め)※リバースタイガードライバー
●“黒天使”沼澤邪鬼

ノブハヤシが急性白血病 人生最大の闘いに挑む

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 ドージョーチャクリキ・ジャパン事務局よりショッキングなニュースが飛び込んできた。ノブハヤシが1月から緊急入院、加療に専念してきたが、その病名が「急性白血病」であることが公表された。

 館長の不在という緊急事態を受け、江東区塩浜のドージョーチャクリキ・ジャパンは4月末を以て休館となる。なお、日本国内のドージョーチャクリキは、国際チャクリキ協会の関西の4道場(康心館、顕修塾、山内道場、辰道会)を中心に活動することになり、また、所属プロ選手は今後もドージョーチャクリキ所属として活動することは変わらない。

第1回チャクリキ カラテガラは164名参加で大盛況

 以下は、ノブ ハヤシよりのコメント。
「この度の疾病、入院は僕自身にとって、あまりにも突然のことで、関係各所に様々なご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。担当ドクターとも相談いたしましたが、今年一年は治療に専念することになります。長期の治療は大変なものになると覚悟はしておりますが、『前へ前へ』というチャクリキ魂を胸に、必ず病気に打ち勝ち、再びリングの上で闘うことを心に誓って、治療に専念しようと思っております。また、僕の不在中にも所属プロ選手たちが、チャクリキの看板を背負い頑張ってくれる事を信じております。必ずノブ ハヤシはリングに戻ります。心配をお掛けしておりますご関係者やファンのみなさん、待っていてください」


●今後のドージョーチャクリキに関する連絡先
〒106-0047東京都港区南麻布2-2-24 
ドージョーチャクリキ広報室 
TEL.03-5484-6984 
FAX.03-5484-6985

E-mail info(アットマーク)chakuriki.jp

ジャパンプロレスリング2000、グラビアアイドルも多数参戦の10周年記念大会第1弾。全試合終了後の代表・守屋の発言が波紋を巻き起こすのか!

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 大阪羽曳野市を中心にプロレスを通じて社会貢献をしていくことを理念とし、ボランティア・チャリティー活動を行っているプロレス団体ジャパンプロレス2000の旗揚げ10周年記念大会第1弾が3月8日に大阪羽曳野市民体育館にて開催された。

 グラビアアイドルも多数参戦。ちびっ子客も大いににぎわし楽しませて、アニメチックなキャラなどとのコラボは相乗効果を発揮する。また、タイトルマッチも期待にたがわぬ好勝負となり今後の同団体の発展を予期させるものであった。


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 そして全試合終了後に代表の守屋博昭が不意に放った発言は波紋を呼びそうである。
 「若手の成長を肌で感じとることは出来たが正直何かが足りない部分が見えてきた」。
 「これからは組むのではなく敵に回ることで若手達には何かを感じ取ってもらいたいし、俺抜きのジャパン2000プロレスを築き上げて欲しい。俺から教わるよりこれからは自分らで変わっていって欲しい。そうならなければジャパン2000プロレスを俺自身の手でつぶしにかかる…」。

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 (ボーナストラック終了後)
 「5月5日の、はびきの祭大会が決定しました。今のジャパン2000には危機感がない。この危機感を打破するには毒をもってそれを制するのが一番」。
 「邪道!大仁田厚選手。どこかで聞いているなら是非このリングにあがって欲しい」と仰天発言をした。
 10周年を迎えたジャパン2000プロレスリング。今年は変革の年となるであろうか・・・

 アイドルたちのちょっぴり恥ずかしいアングルを含むこの大会の模様は、マット界舞台裏3月26日号にて詳細いたします。ご期待下さい。

3・8ジャパンプロレス2000 10周年記念大会第1弾 大阪・羽曳野市民体育館
J2000プロレスリングの重鎮!船崎浩彦 負けを喫するも見事有終の美を飾る!!

2009年03月14日

3・15『THE OUTSIDER』両国大会当日券情報

 15日に両国国技館で開催される『クローズZERO 公開記念 THE OUTSIDER SPECIAL』の当日券が、13時より同会場・正面門前で販売される。
 
 そして注目の全対戦カード・試合順も決定。ミルホンネットのイチ押しカード・“柔術弁護士”堀鉄平と“KRUNCHの刺客”山田史博の対戦が流れたのは残念だが、いずれも必見の全22カードが出揃った。メインは10・19第参戦MVPの“格闘彫師”吉永啓之輔(写真)が務める。

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 話題のアウトロー興行の、初の大会場進出。前売券を入手できなかった貴方、歴史の証人になるラストチャンスですよ!


■『クローズZERO 公開記念 THE OUTSIDER SPECIAL』
2009年3月15日(日)開始16:00(開場14:30)
会場:東京・両国国技館

【当日券販売】
時間:13:00〜
場所:両国国技館切符売場にて
   「正面門前」
発売席種:1階マス席(お一人様) 10,000円(税込)
     2階イス席       5,000円(税込)

※販売状況によって変わる可能性がございます。
 完売次第、販売は終了させていただきます。ご了承ください。

【決定全対戦カード】

<第1試合>
“闘いに目覚めた烈風の牛若丸”金島欣和
vs.
“斬刃拳慶流魁 特攻隊長”関谷勇次郎

<第2試合>
“池袋 弐双龍の龍帝”SHIN
vs.
“ジャッジ宮沢一番弟子 沼津の一撃空手王”渡辺竜也

<第3試合>
“アウトローのカリスマ撃破 頑固一徹 北海のローンウルフ”大谷匡弘
vs.
“青森最強 芹沢軍団の突撃隊 死神グラップラー”神風飛丸

<第4試合>
“闘龍比賓 栃木のヤンキー狩り”野口聡
vs.
“漢は花道 火山処大分 ケンカの天才”花道

<第5試合>
“練馬のマッドドック”羽田光成
vs.
“戦慄のトマホーク・ラッパー”滝本光成

<第6試合>
“渋谷連合初代頭 喧嘩破壊堕天録カイジ”平野海志
vs.
“愛知のレッドゾーンストライカー”立花栄祐

<第7試合>
“斬刃拳の規格外 反逆のアウトサイダー甲子園”拳弥
vs.
“国技館に響き渡るシャンパンコール ホスト界のゴッドファーザー”家崎明

<第8試合>
“道頓堀の不動明王”千葉雄太
vs.
“日本一のドラ息子 東京青山最強ウェイター”高橋玲央

<第9試合>
“アウトサイダー少子化対策担当大臣 最強保育士”秋山翼
vs.
“特殊暗殺任務遂行部隊 三島のCIA”シンゴD2

<第10試合>
“栃木真岡 夜の代表取締役”松本峰周
vs.
“ケンカと祭りは江戸の華 喧嘩神輿東京代表”佐藤隆

<第11試合>
“浜松の喧嘩無敗伝説 ザ・ドーベルマン”吉田傑
vs.
“静岡天竜区最恐 スコップマン”学コング

<第12試合>
“難攻不落のベストバウト野郎 近畿のケンカ柔道一直線”高田敬久
vs.
“ストリートファイトの重鎮 人生喧嘩任侠”中村トッシー

<第13試合>
“横濱義道会初代総長 濱の狂犬”黒石高大
vs.
“太田総理の最強ブレーン ザ・タイタン”野口悠介

<第14試合>
“川口連合 第十代総長”武井勇輝
vs.
“和製ヴァンダレイ 鋼の喧嘩術師”友田隆志

<第15試合>
“顔面美容整形マシーン”中村俊太
vs.
“寝ても立ってもフルポッコ 取手の拳帝”幕大輔

<第16試合>
“お前のメダルは俺のもの! 俺のメダルは俺のもの! 国士舘のリアル・ジャイアン”剛田武
vs.
“男暦27年 マッド・ジーニイズ”能仁

<第17試合>
“天下一武闘会 大目付”野村剛
vs.
“拳に刻む七つの十字架 高円寺のトランス・ハイ”佐藤拳真朗

<第18試合>
“天下一武闘会のラスボス”出田源貴
vs.
“封印解放 アウトレットブルース”川村勝

<第19試合>
“濱の勇二”高垣勇二
vs.
“高谷軍団特攻隊長 津田沼のピットブル”小林聖人

<第20試合>
“リアル刃牙”渋谷莉孔
vs.
“関東伝説チーマー元KGB幹部 千葉の鬼夜叉”内藤裕

<第21試合>
“博多名物 ひとり喧嘩祭”アパッチ小次郎
vs.
“最強セキュリティー軍団ボンズ所属 暴力大魔王”加藤友弥

<第22試合>
“北関東最強暴走族 元・魔璃闇薔薇総長 格闘彫師”吉永啓之輔
vs.
“インテリジェンスタイガー”秀虎

3・15『THE OUTSIDER』両国大会、開催迫る!

ミスターポーゴ『ある悪役レスラーの懺悔』出版記念トークライブ+松永光弘

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 『ある悪役レスラーの懺悔』がいよいよ出版されます。急なんですが、これを記念して3月25日(水)7時から水道橋の内海(うつみ)でミスターポーゴ出版記念トークライブを開催します。取次書店への搬入日が26日で、都内大手でも26日の夕方から間に合うかどうかわからないらしく、地方書店の店頭に並ぶのは翌週明けの場合もあるそうです。どこよりも早く現物を入手できるサイン入り即売会を兼ねるため、急遽の平日開催になってしまったことお許し下さい。

 松永光弘もお迎えしますので、一味違うこれまでにない濃い内容にすることは約束します。参加料金は2000円、本代は別途税込1680円ですが、電子本を買っていただき予習万全というお客様もいらっしゃるので、単行本購入の強制はいたしません。ポーゴTシャツ販売もしますので、財布の相談はお任せします。

日付:3月25日(水)7時〜
場所:千代田区三崎町3-6-15 内海会議室101
交通アクセス:JR水道橋駅西口新宿寄り出口1分
         都営三田線水道橋駅A2出口5分
         地下鉄南北線後楽園3番出口10分
         地下鉄東西線飯田橋駅A5出口6分
         東西線・半蔵門線・新宿線九段下駅5番出口8分
         東西線・半蔵門線・新宿線神保町駅A3番出口8分
駐車場は会場のスグ裏にあります

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先着順で定員を締め切るので、下記のメアドにお名前と人数を予約いただければ幸いです。
fight(アットマーク)miruhon.net

2009年03月15日

“帝王”高山善廣、血みどろの怪獣(ムタ)退治で三冠戴冠! 3・14全日本両国大会

 14日、東京・両国国技館にて、全日本プロレス『2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.7』が開催された。
 メインは、王者グレート・ムタに“帝王”高山善廣が挑む三冠王座戦。戦前、ムタの妖怪性に対抗するために高山は、『ウルトラセブン』のアンヌ隊員(ウルトラ警備隊)こと、女優のひし美ゆり子さんが経営する飲食店に潜入し、無敵の“ウルトラパワー”を注入する特訓を行った(実際は、ひし美さんのお店で飲み食いしただけ…)。特訓の最後に高山は、ムタの人形を往年のボブ・サップばりに食いちぎって怪気炎を上げたが、宣言通りにウルトラパワーで怪獣(ムタ)退治は果たせるのか!?

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「ウルトラ警備隊のテーマ」を前奏に悠々と入場し、ひし美さんから花束も貰って元気百倍の高山は、開始早々ムタに突っかかり、試合は序盤から場外戦中心の荒れ模様。しかし乱戦ならこちらの土俵とばかりに、ムタはすぐに主導権を奪い取り、高山の額を叩き割る。額を血に染め青息吐息の高山だったが、イス攻撃から2回目の場外戦に持ち込んでから形勢逆転し、ムタも頭部からおびただしい大流血。しかもいつの間にか、ムタの仮面まで外れ、素顔が露わになっている!

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伝統の三冠戦は血みどろの乱戦に。武藤…いや、ムタの出血がすごい!


 両者ともに剥き身の血だるまになったところで、勝負は佳境へ差しかかる。シャインニングウィザード3連発からムーンサルトプレス(!)の必殺フルコースも跳ね返した高山は、エベレストジャーマンでムタの身体を一気にひっこ抜く! この一撃必殺の切り札にはさすがのムタも抗えずカウント3。高山は三冠王座を初戴冠、そして同時に、3大メジャー団体のシングル&タッグ王座を全制覇する、史上初のスーパーグランドスラムの偉業を達成した。

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エベレストジャーマンで前人未踏のスーパーグランドスラム達成! セミで世界タッグ王座を防衛した鈴木&ケアらとともに、試合後はGURENTAI一同でベルト独占を誇示してみせた。来たる『チャンピオンカーニバル』の主役は、やはり新三冠王者か!?

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 セミの世界タッグ王座戦は、昨年東スポ大賞「最優秀タッグ賞」に輝いた鈴木&ケア組が、諏訪魔&近藤組を貫禄で退ける。パワー、テクニック、老カイさ、どれを取っても申し分なく、やはりこのコンビの完成度は群を抜いている。

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 試合時間、実に37分4秒! 大白熱の世界ジュニア王座戦はカズが稔を下し防衛。


■全日本プロレス『2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.7』
2009年3月14日(土)開始:17:00
会場:東京・両国国技館

<第1試合 シングルマッチ>
○渕正信
(6分2秒 首固め)
●菊タロー

<第2試合 タッグマッチ>
荒谷望誉、○真田聖也
(8分5秒 タイガースープレックスホールド)
NOSAWA論外、●MAZADA

<第3試合 6人タッグマッチ>
TARU、ヘイト、○歳三
(14分47秒 体固め)※スーパーフィッシャーマンバスター
小島聡、KAI、●大和ヒロシ

<第4試合 タッグマッチ>
ゾディアック、○ジョー・ドーリング
(9分47秒 片エビ固め)※デスバレーボム
曙、●浜亮太

<第5試合 タッグマッチ>
○長州力、高岩竜一
(10分13秒 体固め)※リキラリアット
西村修、●征矢学

<第6試合 世界ジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○カズ・ハヤシ
(37分4秒 片エビ固め)※パワープラント
[挑戦者]●稔
※第28代王者が初防衛に成功。

<第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者組]○太陽ケア、鈴木みのる(第55代王者組:3度目の防衛戦)
(20分21秒 片エビ固め)※TKO34th
[挑戦者組]諏訪魔、●近藤修司
※第55代王者・鈴木&ケア組が3度目の防衛に成功。

<第8試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[挑戦者]○高山善廣
(13分42秒 エベレストジャーマンスープレックスホールド)
[王者]●グレート・ムタ(第38代王者:2度目の防衛戦) 
※第38代王者ムタが2度目の防衛に失敗。高山が第39代王者に。

西村修、大ッ嫌いな長州力とついに両国で対面! 続きはあるのか!?

 全日本プロレス2009年初の大勝負・14日の両国国技館大会は、3大タイトルマッチの熱戦で盛り上がったが、その中でも異彩を放っていたカードが前半戦メインのタッグマッチ。1日後楽園大会において、高岩が西村に「アナタが大嫌いだった人を連れてくる」と予告した通り、長州力が両国大会に登場し、西村とのタッグ対決が実現した。

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「あの顔、あの声、あの音楽(入場曲「パワーホール」のこと)。存在すべてを全否定したい」と語るほど長州を嫌悪する西村への当てつけのように、長州は開始早々征矢にリキラリアットを放つハイスパートぶりを見せる。すぐさま征矢が西村にタッチして実現した注目の対決は、エルボースマッシュに足4の字と、西村が無我ワールドに長州を無理やり引き込むような展開。というよりも、長州が西村にも歩み寄ったようにも見える(やはり長州は丸くなった、ということか…?)。

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 試合はリキラリアットで長州組が勝利したが、憤懣やる方ない西村は試合後長州に襲いかかり再度足4の字。そしてマイクを掴み、
「長州さんよ、テメエ、何十回でも何百回でもこの全日本のリングで勝負してやる!」
と、らしくもない荒々しいアピール(今度は、西村が長州的世界に歩み寄り?)。
「どうなることか」と周囲が心配(期待?)していた因縁の対決も、フタを開けてみればオーソドックスなレスリングでじっくり魅せる好勝負。こうなるとシングル対決も見たいところだが、はてさて、実現の可能性のほどは……?

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 大きいことはいいことだ!? 国技館に凱旋の曙&浜の相撲コンビは、ゾディアック&ドーリング組との巨漢対決でファンを和ませた。

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 1日後楽園大会で急転直下のブードゥー・マーダーズ入りを果たした土方隆司が黒覆面『歳三』に生まれ変わって登場。キック攻撃にかつての土方らしさは見られたが、歳三の基本は今までとは別人の悪辣ファイト。カズvs.稔の世界jr.戦の試合後にも乱入し、名勝負の余韻をブチ壊してみせた。

“読み手研鑽”『評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実〜暁に蘇れ』史実では読み取れない“真実”の叫び!

“読み手研鑽”『評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実〜暁に蘇れ』

 「公私に渡ってブロディともっとも親しく付き合った日本人は、ジャイアント馬場やアントニオ猪木でもなければ、世話を焼いた後見人の類などではなく、間違いなくミスターポーゴなのだ。」
 この謳い文句が指し示す通り、著作者であるミスターポーゴ、関川哲夫氏は「兄貴(ブロディ)が筆者(ポーゴ)に残された未完の仕事を託したように感じられたこともあり、作家として挑戦してみることにした」と語り、ブロディの言葉を借りる形で本書は編まれた。ブロディ死して21年余り。文字通りの時空を超える形での追悼本ということになるのであろう。

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ブロディと言えばレッド・ツェッぺリンのはずだが、本書に出てくる音楽は様々なのが時代の息吹を感じさせる 
      
 時代考証においても様々な文献と照らし合わせたあとが覗え、出色の出来となっている。
 往年のブロディファンなら彼がプロフットボーラーからプロレスラーへと転進するきっかけとなった“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックとの出会いや、当時のオクラホマ地区の大物プロモーターであったレロイ・マクガークとの経緯等はご存知だろう。それら記憶の断片にある、ブロディへの追憶を重ねても良し。筆者である関川哲夫氏が聞きかじったであろう、事実を史実に照らし、物語はブロディの“肉声”で進んでいく。

 “ブルーザー”フランク・ブロディの名付け親となった当時のWWWF(現・WWE)の総帥、ビンス・マクマホン・シニアとのやり取りやブルーノ・サンマルチノが保持していたヘビー級戦にまつわる逸話等、興味深いエピソードも披瀝されている。
 “生傷男”との異名を取ったディック・ザ・ブルーザーとの後世に語り継がれることとなる“ブルーザー”対決の一部始終。史実だけでは読み取れないブロディの“真実”の叫びは、やはりレスラー同士でなければ伝えることが出来ない領域なのかも知れない。
 85・2・15、のちに語り継がれることとなる、あまりにも有名なNWA・セントルイス決戦「リック・フレアーvsブルーザー・ブロディ」の生々しい舞台裏等は、ファンならずとも一読の価値がある一冊に仕上がっていると感じられた。
 
 サン・アントニオでのマーク・ルーインとの“ヘッドロック”をかけたままの60分ドロー試合の真相や、猪木、鶴田、天龍、日本人レスラーとの死闘の裏に隠されていたブロディの“本音”の部分等、ブロディの言葉に付託した効果が如実に現れており、読み応えも十二分にあった。

 “ファミリー”を第一等と従え、拘束をこそ嫌い、ひとつの場所で長く活躍しようとは思わない性分のブロディであったが為か、80年中期から“プロレスの本場”を襲った大波、WWFによる全米制圧を目論んでの他テリトリーへの侵攻計画(当地では「1984」や「レッスルマニア時代」とも表される)や、人気選手の引き抜き騒動等は、やはり眉をひそめる目障りな存在でしかなかったようだ。

 WWF傘下のテリトリーが増えれば増えるほど、“大物”ブロディの居場所が狭められるという結果に、ブロディらしい“論理”でWWFを非難する章等は、人気選手の光と影を思わすものであり、感慨を募らせるものがあった。
 NWAのブッカー職にもあった往年の名レスラー、オレイ・アンダーソンとのNWA凋落に関するプライベートでの会話シーン等こそに著作者・関川哲夫氏も思いを連ねているようだ。
 “超獣”ではない、フランク・グーディッシュという、一己の人間としての苦悩、そこに家族との絆を思わせるエピソードが挿入されていたり、巧みな構成でもあるなと思わせた。

 物語の佳境は“無法地帯”プエルトリコ遠征に尽きよう。現場監督として選手に細かい指示を与えられる権限を有していたとされる、ホセ・ゴンザレスとのいくつかのエピソードは“運命”と呼ぶべきクライマックスへと続く、ほんのささやかなプロローグに過ぎなかったのだろうか?

 “ニンジャ・エクスプレス”ポーゴ・ナガサキ組との一戦やC・コロン、ブロディvsA・ブッチャー、D・スパイピーとの一戦を挟みつつ、何故、あの時の惨劇が起きたのか?その理由が克明に描かれている。ハイライトのホセとのやり取りは、凄惨さを思わすものがあり、著作者がどうして、この書をブロディの“供養”の書であると位置づけたのか、覗い知れる内容となっている。

 ブロディも文字通り、世界を股にかけ、飛来した“超”の字がつく大物であったがゆえか、逝去のち、多くのあらぬ誹謗、中傷の類いを含め、流布されてきた。
 ブロディファンであればあるほど、そのどれを信じてよいのか?決めかねるほどの迫真を思わす“偽報”もあったし、それはまた真のブロディ像を歪めるものでもあったことだろう。
 「兄貴(ブロディ)が筆者(ポーゴ)に残された未完の仕事を託したように感じられたこともあり、作家として挑戦してみることにした」
 この言葉の持つ意味を改めて感じさせてくれた、最期の章こそ、まさに著作者が書き記した“供養”という意味であろうと鑑みている。
                                 (筆記・美城丈二)

  ☆これぞ評伝ブロディものの最右翼か!?ミスターポーゴ著
  ⇒『評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実〜暁に蘇れ』

ミスターポーゴ『ある悪役レスラーの懺悔』出版記念トークライブ+松永光弘
【ブルーザー・ブロディ、最期の“瞑想”】
乙女半ば〜ミーハーにかじってレスラーを描くの巻〜ブロディ
【超獣の煌き・ブロディーの憂憤】
プロレス美術館館長の「迷走ナビゲーション」

2009年03月16日

“不良の祭典”がド派手に両国初進出! あの“スター”たちは如何に闘ったか!? 3・15『THE OUTSIDER SPECIAL』

 15日、東京・両国国技館にて『クローズZERO 公開記念 THE OUTSIDER SPECIAL』が開催された。
 昨年3月30日の旗揚げ以来、チケットがプラチナ化する異常人気を続ける“不良の祭典”こと『THE OUTSIDER』。旗揚げ1周年を迎える2009年の初戦の舞台として、今春公開の映画『クローズZERO 供戮箸離灰薀棔璽譟璽轡腑鵑砲茲蝓△覆鵑販捷餽餤惨曚任粒催が決定。リングス・前田日明代表が「4000人も入れば合格」と戦前の会見で語っていた動員も、フタを開けてみれば広い国技館をほぼ満員に埋める入り。場内にはDREAM、戦極、K-1といったメジャー格闘技に負けず劣らずの豪華な入場ゲートが設営され、全試合に凝った煽りVが流れるなど、今までのOUTSIDERとは打って変わったゴージャス感溢れる演出の中、全22試合の熱戦が行われた。

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会場内の様子。「シンプル・イズ・ベスト」な、これまでのディファ有明での大会と打って変わって豪華絢爛な演出が成された


 “OUTSIDERオールスター戦”というべき今大会は、初の大会場興行ということもあり、OUTSIDER発の個性と不良性が溢れる“スター”たちが大挙登場。今回は、そんな彼らが未体験ゾーンの大舞台で如何に青春の炎を燃焼させたか!? そこにスポットを当ててリポートしていこう。


【第13試合】
“横濱義道会初代総長 濱の狂犬”黒石高大
vs.
“太田総理の最強ブレーン ザ・タイタン”野口悠介

 過去に出場した3大会で全敗ながら、すべての試合で乱闘などの騒ぎを引き起こす(前回の12・20『第四戦』では、なんとゴング前に対戦相手を殴り倒しノーコンテスト!)、OUTSIDERの名物男“ハマの狂犬”黒石。過去の暴れっぷりを面白おかしくまとめた煽りVが流れる間、満員の観客から爆笑が沸き起こる。
 煽りVで触れられていた通り、「今度こそ勝ちたい」という思いで「嫌いだった」練習にも本格的に打ち込み始めた黒石。“狂犬”から“格闘家”への脱皮を図るべく(?)、ゴングが鳴っても今回ばかりは冷静な立ち上がりを見せる黒石。

 しかし対戦相手の“闘う放送作家”野口は、総合格闘技の経験は豊富。圧力(プラス怖さ?)で上回る黒石が幾度となくテイクダウンから上のポジションを取るが、寝技のスキルで勝る野口はその度に腕十字と三角締めの波状攻撃を仕掛ける。黒石が野口の下からの寝技に苦しんだまま1R終了のゴングが鳴ると、場内から「1Rもった!」と言わんばかりの歓声が沸きあがる。
「勝ちたい!」という執念を見せる黒石だが、第2Rでも同じ展開が続き、最後は何度仕掛けられたかわからない腕十字でついに万事休す。ハマの狂犬の激情は、野口の沈着冷静な寝技に封じ込められた。

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「来い来い」と抜群の表情で挑発するシーンも見せた黒石だったが、執拗な腕十字地獄に沈んだ

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 試合後、またまた始まった黒石軍団の乱闘劇場! 「よーいドン」とでも言わんばかりのタイミングで雪崩れ込んできた大応援団の姿は、大会場両国だけあって、ディファ有明の過去大会以上のド迫力! しかし騒ぎの一部始終を見守る満員の観客の表情は、「待ってました!」とばかりに、皆満足げなのであった……


【第18試合】
“天下一武闘会のラスボス”出田源貴
vs.
“封印解放 アウトレットブルース”川村勝

 昨年10・19『第参戦』メインにて、圧倒的なKO勝利と「リングス、ふざけんなこの野郎!」という衝撃のマイクアピールで、比類なき存在感を見せつけた“アウトレットブルース”川村。17歳で任侠の道に入り、2年3ヶ月の懲役を経験した本物のアウトローであるこの男が持つオーラは、広い国技館の時空すらも制圧する説得力がある。
「一番強いヤツと闘いたい」川村が今回タイマン勝負を指名したのが、西のアウトロー王国・北九州が誇る喧嘩格闘技大会『天下一武闘会』の雄・出田。天下一武闘会とOUTSIDERでともに無敵の実績を誇る格闘屋・出田は、生粋の喧嘩屋・川村にとってまさに申し分ない相手だ。
 試合は開始早々期待通り、いや期待を大きく上回るフルスロットルのド突き合い! 満員の観客を熱狂に引き込んだが、やはり格闘技的な技術は出田が上回ったか、左フックで川村の巨体がマットに沈みKO! 九州の雄・出田が“MVP狩り”で大いに名を上げるのに成功した。
 そしてこの試合が表彰式で「ベストバウト賞」を獲得。誰もが大納得の濃密な31秒だった!

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【第20試合】
“リアル刃牙”渋谷莉孔
vs.
“関東伝説チーマー元KGB幹部 千葉の鬼夜叉”内藤裕

『第参戦』にて、驚異のスピードを誇る打撃と、ダウンした相手を「弱ぇー! 弱ぇー!」と舌を出して侮辱する狂乱ぶりで、一夜にしてOUTSIDERの「最注意人物」に躍り出た“リアル刃牙”渋谷。その態度に「許さん!」と激怒し、“渋谷狩り”を宣言したのが、元『KGB』の伝説のチーマー・内藤。この内藤も、かつては「人刺しの裕」と言われるほどの恐ろしい喧嘩を繰り広げていたフダ付きの中のフダ付きな存在。OUTSIDERにおいても危険度MAXの激突、満員の国技館に緊張が走る。

 入場曲のアッパーなトランスミュージックを延々と流し続けたまま、なかなか入場してこない渋谷。待つこと2〜3分ほどか、黒と金の袖無しガウンに身を包んだ渋谷が登場。それにしても両国の長い花道を歩く渋谷には、早くもスターのオーラが漂っている! そして渋谷の顔面には、マイク・タイソンばりのタトゥーが!!

 しかし最高潮に高まった観客の期待が、試合が始まった途端徐々にシボんでいってしまう。ワル同士の打撃戦が期待された試合は、お互いの間合いが噛み合わなかったか、クリンチが相次ぐ膠着戦。第2Rでは、渋谷が内藤の周りを、避けるように回ってしまう予想だにしないシーンまで出てきてしまう。結果は積極性で上回った内藤の判定勝利。渋谷のブログが試合後に更新されたが、衝撃のカミングアウト&突然のアウトサイダー卒業宣言という実に刺激的な内容で、かなりの波紋を呼びそうな予感。それにしても渋谷莉孔よ、どこへ行く――!?

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【第21試合】
“博多名物 ひとり喧嘩祭”アパッチ小次郎
vs.
“最強セキュリティー軍団ボンズ所属 暴力大魔王”加藤友弥

 格闘セキュリティー集団『BONDS』の最強バウンサー・加藤。旗揚げ『第壱戦』(09・3・30)のメインにて“伝説の喧嘩師”与国秀行をKOし、栄えある初代MVPに選ばれた実績を誇る。対するはOUTSIDER3戦全勝のハードパンチャー・アパッチ。セミファイナルにふさわしい頂上決戦も激しい打撃戦となったが、トータルファイターとしてのバランス・戦略は加藤が上回るか、途中からアパッチを首相撲に捕らえ、ボディにヴァンダレイ・シウバばりのヒザ蹴りを連打。みるみるうちにアパッチの腹部が真っ赤に染まり、2度のダウンを奪った加藤がKO勝利。強い!

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【第22試合】
“北関東最強暴走族 元・魔璃闇薔薇総長 格闘彫師”吉永啓之輔
vs.
“インテリジェンスタイガー”秀虎

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『第参戦』MVPにして、『第四戦』でも、かの前田日明をして「ここ5年で見た格闘技の中でもベストバウト」と絶賛の名勝負を演じた“格闘彫師”吉永。大舞台・両国でのメイン抜擢も当然の実績か。迎え撃つはOUTSIDER最強のストライカー・秀虎。全22試合のオールスター戦の大トリ対決も、開始からお互いの誇りを懸けた打撃戦。寝技で仕留めたいはずの吉永も一歩も引かず打ち合いに応じ、秀虎の左眼を腫らしてみせる。しかしパンチ合戦なら秀虎の土俵か、激しい打ち合いの末、吉永からダウン2度を奪い、頂上対決を制した。そしてこの鮮烈な勝利により、秀虎が記念すべきオールスター戦のMVPを獲得! 2009年のOUTSIDERは、秀虎がこのまま主役に躍り出るか!?

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 そしてミルホンネットでは、未公開写真大量投入の全試合詳報を、別冊ミルホンネット『THE OUTSIDER 両国の夜明け』にて完全版として大々的に収録いたしました。ぜひご購入下さい!!

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■『クローズZERO 公開記念 THE OUTSIDER SPECIAL』
2009年3月15日(日)開始16:00
会場:東京・両国国技館

<第1試合>
○“闘いに目覚めた烈風の牛若丸”金島欣和
(1R2分10秒 TKO).
●“斬刃拳慶流魁 特攻隊長”関谷勇次郎

<第2試合>
○“ジャッジ宮沢一番弟子 沼津の一撃空手王”渡辺竜也
(1R1分28秒 TKO)
●“池袋 弐双龍の龍帝”SHIN

<第3試合>
○“青森最強 芹沢軍団の突撃隊 死神グラップラー”神風飛丸
(2R2分54秒 TKO)
●“アウトローのカリスマ撃破 頑固一徹 北海のローンウルフ”大谷匡弘

<第4試合>
○“漢は花道 火山処大分 ケンカの天才”花道
(1R0分30秒 TKO)
●“闘龍比賓 栃木のヤンキー狩り”野口聡

<第5試合>
○“練馬のマッドドック”羽田光成
(1R2分18秒 KO)
●“戦慄のトマホーク・ラッパー”滝本光成

<第6試合>
○“渋谷連合初代頭 喧嘩破壊堕天録カイジ”平野海志
(1R1分53秒 腕ひしぎ十字固め)
●“愛知のレッドゾーンストライカー”立花栄祐

<第7試合>
○“国技館に響き渡るシャンパンコール ホスト界のゴッドファーザー”家崎明
(1R0分49秒 TKO)
●“斬刃拳の規格外 反逆のアウトサイダー甲子園”拳弥

<第8試合>
○“日本一のドラ息子 東京青山最強ウェイター”高橋玲央
(2R0分31秒 TKO)
●“道頓堀の不動明王”千葉雄太

<第9試合>
○“アウトサイダー少子化対策担当大臣 最強保育士”秋山翼
(1R0分59秒 ヒールホールド)
●“特殊暗殺任務遂行部隊 三島のCIA”シンゴD2

<第10試合>
○“栃木真岡 夜の代表取締役”松本峰周
(2R2分21秒 チョークスリーパー)
●“ケンカと祭りは江戸の華 喧嘩神輿東京代表”佐藤隆

<第11試合>
○“静岡天竜区最恐 スコップマン”学コング
(1R0分19秒 KO)
●“浜松の喧嘩無敗伝説 ザ・ドーベルマン”吉田傑

<第12試合>
○“ストリートファイトの重鎮 人生喧嘩任侠”中村トッシー
(1R1分54秒 TKO)
●“難攻不落のベストバウト野郎 近畿のケンカ柔道一直線”高田敬久

<第13試合>
○“太田総理の最強ブレーン ザ・タイタン”野口悠介
(2R 1分39秒 腕ひしぎ十字固め)
●“横濱義道会初代総長 濱の狂犬”黒石高大

<第14試合>
○“川口連合 第十代総長”武井勇輝
(2R判定 2−0)
●“和製ヴァンダレイ 鋼の喧嘩術師”友田隆志

<第15試合>
○“顔面美容整形マシーン”中村俊太
(2R0分53秒TKO)
●“寝ても立ってもフルポッコ 取手の拳帝”幕大輔

<第16試合>
○“お前のメダルは俺のもの! 俺のメダルは俺のもの! 国士舘のリアル・ジャイアン”剛田武
(1R1分59秒 TKO)
●“男暦27年 マッド・ジーニイズ”能仁

<第17試合>
○“天下一武闘会 大目付”野村剛
(1R1分20秒 腕ひしぎ十字固め)
●“拳に刻む七つの十字架 高円寺のトランス・ハイ”佐藤拳真朗

<第18試合>
○“天下一武闘会のラスボス”出田源貴
(1R0分31秒 KO)
●“封印解放 アウトレットブルース”川村勝

<第19試合>
○“高谷軍団特攻隊長 津田沼のピットブル”小林聖人
(2R判定 3−0)
●“濱の勇二”高垣勇二

<第20試合>
○“関東伝説チーマー元KGB幹部 千葉の鬼夜叉”内藤裕
(2R判定 0−3)
●“リアル刃牙”渋谷莉孔

<第21試合>
○“最強セキュリティー軍団ボンズ所属 暴力大魔王”加藤友弥
(1R1分45秒 TKO)
●“博多名物 ひとり喧嘩祭”アパッチ小次郎

<第22試合>
○“インテリジェンスタイガー”秀虎
(1R1分04秒 KO)
●“北関東最強暴走族 元・魔璃闇薔薇総長 格闘彫師”吉永啓之輔

別冊ミルホンネット『THE OUTSIDER 両国の夜明け』

今週の「マット界舞台裏」は、売れっ子フリーとなった高岩に起きた行方不明騒動に迫る!

09.03.19BUTAIURA.jpg WPFなる謎の団体に買収されたり、移動バスが燃えたり、離脱者が続出したりとここ最近のゼロワンは暗い話題ばかりが続いていた。
 ところが、突然日本中油株式会社なる会社がスポンサーについたことが発表されたのと前後して、にわかにゼロワン本隊を含めてゼロワン周辺が騒がしくなってきた。

 昨年8月に突如ゼロワンを退団した大森隆男。大森の退団については『マット界舞台裏』でも何度となく取り上げ、なかなかほかの団体に上がるには厳しい状況だとお伝えしてきた。ところが、大森と揉めていたノアが地上波放送を打ち切られ、苦しい状況に追い込まれたことが影響したのかどうかは分からないが、なんと15日の新日本プロレス後楽園ホール大会に突如大森が姿を現し、中西学と握手を交わしたという。

 さらに今週の『マット界舞台裏』では、大森のあとにゼロワンを退団した高岩竜一について取り上げている。
 プロレス人気の低迷に加えて、世間一般が厳しい不況に見舞われているせいもあって、一時期ほどフリーランスのレスラーがもてはやされる状況ではないが、なんでも高岩は「ゼロワンを辞めて正解だった」と思えるほど、オファーが殺到しているそうだ。

 確かにヘビー級にもヒケを取らないパワーはジュニア・ヘビー級としては貴重な存在だし、「世界最高峰」と言われていた頃の新日本ジュニアの一員だった高岩だが、失礼ながらいまの高岩にそれほどのニーズがあるのかどうか、いささか疑問である。

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 ところが、今週号の記事を読むと、なるほど、高岩がかなりの売れっ子レスラーだということが分かる。なんと国内の団体に限らず、海外からもオファーがあるという高岩。しかも近く海外で行われる大会ではメインに抜擢されるそうだ。

 そんなフリーのレスラーとして、順風満帆なスタートを切った高岩に行方不明騒動が起きていたことを、今週の『マット界舞台裏』ではスクープしている。
 何でもある団体の試合に高岩をブッキングしたブッカーから、井上譲二記者の携帯電話に「高岩と連絡が取れない!」という電話があったそうだ。試合までわずか11日しかない状況で、ブッカーと連絡が取れなくなってしまった高岩に、一体何が起こっていたのか? ぜひ今週号を読んでお確かめください。

週刊マット界舞台裏'09年3月19日号
神谷享 「給料が半分になっても橋本さんと・・・」高岩竜一インタビュー

2009年03月17日

NJKF NEWS RELEASE 2009.02.20 3・22ディファ有明大会、全カード決定!

☆ウェルター級王者・健太の対戦相手決定。3試合がWBCムエタイルール統一ランキング戦に

 交渉中でしたNJKFウェルター級王者・健太の対戦相手が、紅闘志也(フリー)に決定しました。この試合を含む後半3試合がWBCムエタイルール統一ランキング戦となった。

【試合見どころ】
・ 赤十字 竜 VS "狂拳"竹内裕二
  統一ランキング戦では初の、NJKF対MAキック王者対決が実現! しかも昨年、7戦目にして王座を獲得した赤十字竜と、WMAF世界、MA日本の2本のベルトを保持する"狂拳"竹内裕二はともにハードパンチャーとしても知られ、激戦となることは必至。まさしくこの階級では日本のトップクラス同士の対戦で、なおかつ団体の看板をも背負った両者の激突にご期待ください。

・ 健太 VS 紅 闘志也
  昨年5月にNJKFウェルター級王座を獲得したものの、そこからまさかの3連敗を喫し、1年で天国と地獄を味わった健太が、再起戦に臨む。直近のイソラサック戦でも健闘を見せたもののドローに終わっている健太は、まさにここが正念場。対戦相手となる紅闘志也は新日本キック時代、ライト級1位にまで上り詰めた大ベテランだが、いまの健太にとっては「倒して勝つ」ことが求められる一戦。健太は力強い復活劇を見せられるか!?

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紅闘志也 “人間狂気”は西の街・神戸で如何に狂い咲いたか!?
謎だらけ! 地下プロレスのリングでムエタイのタイトル戦――誰か教えてくれよ!
紅闘志也が富豪2夢路にセメント・パンチ!

・ 太陽照明 VS 武田一也
  NJKFスーパーウェルター級1位の古川照明が、今大会より「太陽照明」に改名。初戦で統一ランキング戦への出場が実現した。太陽は昨年、5月にウェルター級で健太戦、11月にスーパーウェルター級で長島☆自演乙☆雄一郎戦と2度、タイトルマッチのチャンスを掴みながら、いずれも戴冠はならず。仕切り直しの一戦となる。対する武田は所属するJMC横浜ジムが今年度よりMA日本キックに加盟し、こちらも新たな舞台での闘いとなる。昨年12月にはタイ・ラジャダムナンスタジアムで判定勝ちを収めており、さらなる躍進のきっかけとしたいところだ。ボクシング出身の太陽とムエタイスタイルの武田、先に自分のフィールドに持ち込むのはどちらか!?

☆「アグレッシブマッチ」新設。下位ランカーのランキング戦に適用

 今大会より、3分3R+延長1Rの「アグレッシブマッチ」という新しい試合形式を採用します。これは主に下位ランカー同士、またはランカー対ノーランカーの試合に適用され、3R終了時に判定がドローだった場合に1Rの延長戦を行い、マスト判定で必ず勝敗をつけるもの。名前の通り選手にはよりアグレッシブな闘いを促し、同時に興行のテンポアップを図る目的で導入されるものです。
 今大会では第5試合の美保裕介VS梅野源治戦、第6試合の龍馬VSマン☆山室戦に適用されます。


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ROAD TO REAL KING III
2009年3月22日 東京・ディファ有明
開場:午後3時30分 開始:午後4時(予定)

<第13試合>
WBCムエタイルール統一ランキング戦 60kg契約 3分5R
赤十字 竜(NJKFスーパーフェザー級王者/キング) vs. “狂拳”竹内裕二(WMAF世界スーパーフェザー級王者 MA日本スーパーフェザー級王者/菅原)

<第12試合>
WBCムエタイルール統一ランキング戦 スーパーウェルター級 3分5R
健太(NJKFウェルター級王者/E.S.G) vs. 紅 闘志也(PK.1ムエタイ世界スーパーウェルター級王者/フリー)

<第11試合> 
WBCムエタイルール統一ランキング戦 スーパーウェルター級 3分5R
太陽照明(NJKFスーパーウェルター級1位/インスパイヤード・モーション)vs. 武田一也(MA日本スーパーウェルター級5位/JMC横浜)
※古川照明あらため

<第10試合> 
65kg契約 3分5R
HANAWA(NJKFライト級1位/ブリザード) VS K・ルークプラバーツ(センチャイムエタイ)
※K・ウォーワンチャイあらため

<第9試合> 
フェザー級 3分5R
心センチャイジム(NJKFフェザー級2位/センチャイムエタイ) vs. 中嶋平八(誠至会)

<第8試合> 
ウェルター級 3分5R
KEN(NJKFウェルター級4位OGUNI) vs. 須釜和成(NJKFウェルター級9位/拳粋会)

<第7試合> 
バンタム級 3分5R
幸二郎(NJKFバンタム級4位/OGUNI) VS 星 雄晴(NJKFバンタム級6位/町田金子)

<第6試合> 
アグレッシブマッチ 55kg契約 3分3R(延長1R)
美保裕介(NJKFバンタム級5位/PIT) vs. 梅野源治(PHOENIX)

<第5試合> 
アグレッシブマッチ フェザー級 3分3R(延長1R)
龍馬(NJKFフェザー級7位/y-park) vs. マン☆山室(NJKFフェザー級8位/大和)

<第4試合>
ウェルター級 3分3R
高橋誠治(町田金子) vs. JUN Da 雷音(E.S.G)

<第3試合>
ライト級 3分3R
凌太(OGUNI) vs. 宮越慶二郎(拳粋会)

<第2試合>
女子ミニフライ級 2分3R
Mai(健心塾) vs. 田邊 彩(インスパイヤード・モーション)

<第1試合>
フライ級 3分3R
剛(Bombo Freely) vs. 哲(格闘道場G-1)

2009年03月18日

ウルティモ・ドラゴンLUCHA FIESTA 2009全対戦カード決定

 3月20日にZeppTokyoにて開催する『日墨友好400周年記念 ウルティモ・ドラゴンプロデュース LUCHA FIESTA 2009』が目前に迫った。
 CMLLの人気ミニ・エストレージャである、マスカリータ・ドラーダとペケーニョ・ダミアンの来日が決定。メキシコでも話題となる対戦カードが日本で実現する。また、メキシコより緊急帰国の下田美馬が男盛とのタッグで、堀田&マクシモ組と対決! かなり妖しいミックスドマッチになりそうだ。

 注目はウルティモ校長の愛弟子、パッション長谷川が2年ぶりのリング復帰を果たす。ブラソ・デ・オロ&ブラソ・デ・プラティーノの人気コンビと組み、セミファイナルの重責を担うこととなった。
 さらには、マンゴー福田、南野たけし、バナナ千賀は、一夜限りの「ロス・サルセロス・ハポネセス」を再結成する。
 ウルティモと交友の深い、和製マリアッチ「マリアッチ・サムライ」の演奏もある。陽気なラテンカントリー、メキシコの風、そして本場「ルチャリブレ」を存分に堪能できることだろう。

 3.1(日)闘龍門メキシコ自主興行で、OHARA(大原はじめ)&OKUMURAとの因縁が深まるウルティモ・ドラゴンが、サントと並ぶメキシコの二大英雄、ブルー・デーモン Jr.(CMLL)と夢の“日墨友好400周年タッグ”結成でこの一大記念大会を勝利で乗り切れるのか!
 運命のゴングは目の前だ!

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■3/20(金・祝)ZeppTokyo大会 全対戦カード

<第6試合 メインイベント タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)、ブルー・デーモン Jr.(CMLL)
vs.
大原はじめ(ハッスルエンターテインメント)、OKUMURA(CMLL)

<第5試合 セミファイナル 6人タッグマッチ 45分1本勝負>
ブラソ・デ・オロ(CMLL)、ブラソ・デ・プラティーノ(CMLL)、パッション長谷川(フリー)
vs.
NOZAWA(東京愚連隊)、MAZADA(東京愚連隊)、 X 

<第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
マスカリータ・ドラーダ(CMLL)
vs.
ペケーニョ・ダミアン(CMLL)

マスクコンテスト発表式(応募が殺到しました!)

<第3試合 スペシャルミックスドタッグマッチ 30分1本勝負>
下田美馬(フリー) 、 男盛(AO/DC)
vs.
堀田裕美子(フリー)、マクシモ(CMLL)

<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
グラン浜田(フリー)、アステカ(プロレスリング華☆激)、田島久丸(ドラディション)
vs. 
マンゴー福田(フリー) 、南野たけし(闘龍門)、バナナ千賀(ソウルコネクション)

<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
アミーゴ鈴木(闘龍門メキシコ)
vs.
梶原 慧(闘龍門メキシコ)

ウルティモ・ドラゴン引退覚悟!? 右ヒジ緊急手術敢行
日墨友好400周年記念「LUCHA FIESTA2009」メキシコ大使館記者会見 
ブルー・デモンJr.がウルティモ・ドラゴン『LUCHA FIESTA』参戦、岐阜・大阪大会も追加
3・20ウルティモ・ドラゴン祭りに"二冠王"大原はじめが参戦直訴!
3・20Zepp Tokyo ウルティモ・ドラゴンが日墨友好400周年記念のルチャ祭り開催

ロニー牛若が山田哲也に必勝宣言 3・20戦極

 3月20日代々木第二体育館で開催される『戦極〜第七陣〜』出場選手から、ロニー牛若選手がマスコミに山田哲也戦の豊富を語った。
 父親が英国人、母親がタイ人というアジアの血を引くロニーだが、牛若のネーミングはチーム・トロージャンの仲間であるゼルグ"弁慶"ガレシックがいるなら、もう一人は牛若にしようという発想から名付けられたという。ただし、牛若と弁慶の物語は少しだけしか知らないそうで、「小さくて強い」というところから考案されたようだ。

 会見にあらわれたロニーはずいぶんとリラックスした感じ。「前回、ゼレクの試合についてきたときは、初めての日本でショッキングだった」そうだが、今回は試合前でもドンキ・ホーテでショッピングと、余裕あるところをアピール。なんでもサウナスーツ以外には、酸素マスクを買ったというが、何に使うのであろうか。

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 自身のファイトスタイルを聞かれたロニーは「オールラウンド・ファイター」を強調。「軽い階級なんだから、素早い動きで翻弄する」と必勝を誓う。
 対戦相手の山田哲也が若いことを尋ねられると、「油断せずに戦う、すべてを出して闘う」とぬかりはない。「ハイスクール(高校)を卒業したばかりだが」との質問にも、「この世界に入ったのは事実だから関係ない」という。自身も「18歳にはMMAのトレーニングをしていたから、同じことだ」とも。ただし、「(戦極のような)大舞台じゃなかったけど」と謙遜する。

 山田が3つの戦略で臨むと触れて回っていることについては、「寝言が聞こえた」と意に反さない。楽しみなフレッシュ対決となることは間違いないであろう。

ジェームス・トンプソン舞台裏インタビューを含む戦極〜第七陣〜特集号がミルホンネットより近日発売

 ミルホンネットより戦極〜第七陣〜特集号の発売が決定した。独自の角度からの代々木第二体育館大会の濃い分析だけでなく、ミルホンネット独占の通常の専門誌では不可能な突っ込んだ内容のジェームス・トンプソンのインタビューが収録されている。

 この日、都内ホテルの囲み会見に現れたトンプソンは、開口一番に約2年ぶりの日本での試合に感謝。「日本に戻ってこれてとても嬉しい。日本人がMMAを理解してくれる。月にも飛んでいってしまいそうなくらい嬉しい」と、興奮を隠しきれない。

 現在はロンドンのシュート・ファイターズなるジムに移籍、「自分の体重の選手もいるからスパーリングもこなせる。うまくやっている」と心機一転であることを披露。

 対戦するBIG・ジム・ヨークについては、「相手は立ち技もパウンドも強い。判定で決着したことない点でも似ている」と分析。「自分は27試合で1試合だけ判定だった(対ダン・スバーン戦勝利)」と答える。

 できるなら1RKOしたいが、いつも”ゴング&ラッシュ”というわけではないと釘をさしていた。もっともトンプソンと言えば、”ゴング&ラッシュ”戦法や、にらみ合いの際にプルプル震える表情がたまらないのであるが・・・。
 BIG・ジム・ヨークはナイトクラブの用心棒という仕事を持つが、「自分もドアマンとか色々やったけど、今はこれ一本。もうやってない」という。

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ミルホンネットとの独占インタビューでは、表面的な囲み会見の数倍の濃い内容をお届けします!

 藤田和之との再戦を尋ねる者がいたが、「エンタテインニングな(めっちゃ面白い)試合だっただろう」と自画自賛。「喜んで再戦したい」とのことだった。
 190kgのベンチプレスをするというトンプソン、再び日本での人気に火がつくことは間違ない。

 

3・20戦極会見 日沖発に挑むクリス・マニュエルのセコンドは王者サンチアゴ

 『戦極〜第七陣〜』で初来日を果たしたクリス・マニュエルが、アメリカン・トップチームのTシャツを着込んでマスコミにお披露目された。
 どうやら戦極ミドル級王者・ジョルジ・サンチアゴの弟分のようで、会見でもチャンピオンがなにかとフォローを入れる。

 もっとも、サンチアゴが合流する前からフロリダにあるATTの前身のジムに所属していた。「僕は生粋のATTファイター」と話し、「この階級が出来てうれしい」と、フェーザー級に注目が集まる日本に招聘された喜びを語る。

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 記者からの質問は対戦相手の優勝候補”修斗の子”日沖発に集中する。「彼がファン・フェバリットであることは知っている。だからこそ、「負けるわけにはいかない」とも。

 ポスターの真ん中に大きく扱われているのが日沖発なのであるが、サンチアゴは「お前が本当は自分が真ん中になってやろうと思ってるんだろ?」と横やりを入れる。対してマニュエルは素直にうなずき、「次は自分が真ん中になりたい」と真摯に語る、まだギコちないクリス君であった。

 もちろんサンチアゴは、「自分と似たタイプだから、オレのようにトーナメントで活躍できる」、「チャンピオンになるのは彼だ」と自信満々である。
 日沖発はいきなり難敵を迎え撃つことになった。

4・5パンクラス ディファ有明大会 全対戦カード決定 秘密兵器・大澤茂樹が登場

 パンクラスの4月5日(日)ディファ有明大会の全対戦カードが発表された。注目はこの日、都内のホテルにてお披露目された吉田道場の秘密兵器・戦極育成選手の大澤茂樹だ。
 小学5 年生からレスリングを始め、高校時代のインターハイを皮きりに、山本"KID"徳郁を排出した山梨学院大学在籍時に数々のタイトルを獲得した大澤が、満を持して総合デビュー戦を迎える。レスリングのエリート街道を突き進んできた“天才”は、総合格闘技で世界の頂点を目指す!

 対する禅道会 長野県支部所属の松井英夫は、立ってよし寝てよしのトータルファイターだ。この注目のフェーザー級カードが第一試合に組まれている。

 「初めての総合の試合なので、不安というよりも楽しみでしょうがない」とマスコミ披露された大澤。レスリングでタックルして倒したら、あとは殴るだけ。負けない。レスリングは強いというのを見せると」と意欲的だ。

 「レスリングだとアマチュアスポーツなので、やはり見てくれる人が少ないですから。それにチャレンジしたい、自分の実力を試したい気持ちもあって総合に出たいと思っていた」という。

 総合といえば打撃になるが、近藤有己、宇野薫、吉田秀彦らを指導してきたボクシングトレーナーの田代勝久からは、すでにその破壊力抜群のパンチを「”夕月かまぼこ”と命名されている」という。
 恐るべき秘密兵器がデビュー戦を迎える。

◆ 大澤 茂樹/Shigeki Osawa
▼ 生年月日:1985 年5 月2 日 ▼身長、体重:166cm、67kg
▼ 主な獲得タイトル:
2003 年 インターハイ レスリング58kg 級 優勝
国民体育大会(少年の部)フリースタイル58kg 級 優勝
2004 年 全国高校選抜レスリング大会 60kg 級 優勝
インターハイ レスリング60kg 級 優勝
国民体育大会(少年の部)フリースタイル60kg 級 優勝
2005 年 ジュニアアジアレスリング選手権 フリースタイル60kg 級 優勝
第31 回内閣総理大臣杯 全日本大学レスリング選手権大会 フリースタイル60kg 級 優勝
国民体育大会 フリースタイル60kg 級 優勝
2006 年 JOC杯ジュニアオリンピック フリースタイル60kg 級 優勝
2007 年 明治乳業杯 レスリング全日本選抜選手権 フリースタイル60kg 級 優勝
第33 回内閣総理大臣杯 全日本大学レスリング選手権 フリースタイル60kg 級 優勝
2008年 世界学生選手権 フリースタイル60kg 級 優勝

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■パンクラス2009 CHANGING TOUR
2009年4月5日 開始:17:00
(14:45より第15回NEO BLOOD TOURNAMENT一回戦開始)
会場:ディファ有明

<メーンイベント ウェルター級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ/5分3ラウンド>
[王者]和田拓也(SKアブソリュート/第4代王者)
vs.
[挑戦者]岩見谷智義(高田道場/同級1位)

<セミファイナル ライト級戦 5分2ラウンド>
大石幸史(パンクラスism/同級1位)
vs.
真騎士(戦極育成選手)

<第7試合 ミドル級戦 5分2ラウンド>
金井一朗(パンクラスism/同級2位)
vs.
佐藤豪則(Laughter7)

<第6試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド>
鳥生将大(パンクラスism/同級2位)
vs.
梁 正基(スタンド)

<第5試合 フライ級戦 5分2ラウンド>
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/同級2位)
vs.
裕希斗(U−FILE CAMP.com)

<第4試合 フライ級戦 5分2ラウンド>
廣瀬 勲(ストライプル/同級3位)
vs.
廣野剛康(和術慧舟會 東京本部/初参戦)

<第3試合 ライト級戦 5分2ラウンド>
五十里祐一(パンクラスP’sLAB東京/同級3位)
vs.
AB(和術慧舟會 駿河道場)

<第2試合 フェザー級戦 5分2ラウンド>
齋藤裕俊(和術慧舟會GODS)
vs.
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)

<第1試合 フェザー級戦 5分2ラウンド>
松井英夫(空手禅道会 長野県支部)
vs.
大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手/初参戦)

2009年03月19日

3・20ウルティモ・ドラゴンLUCHA FIESTA2009直前情報 葛城ユキのゲスト出演決定

 『LUCHA FIESTA2009』のインターナショナル色がさらに濃くなった!
「ボヘミアン」、「ヒーロー」などの大ヒット曲でもおなじみ、中国など世界中で活躍する葛城ユキが本興行のオープニングアクトで「ボヘミアン」を熱唱してくれることになったのだ。

 「日墨友好400周年」を記念し、メキシコ大使館後援、アエロメヒコがバックアップと、錚々たる布陣で臨む奇跡の究極龍復活劇。この瞬間を見逃すことなかれ!

全対戦カード決定
ウルティモ・ドラゴン引退覚悟!? 右ヒジ緊急手術敢行
日墨友好400周年記念「LUCHA FIESTA2009」メキシコ大使館記者会見 
ブルー・デモンJr.がウルティモ・ドラゴン『LUCHA FIESTA』参戦、岐阜・大阪大会も追加
3・20ウルティモ・ドラゴン祭りに"二冠王"大原はじめが参戦直訴!
3・20Zepp Tokyo ウルティモ・ドラゴンが日墨友好400周年記念のルチャ祭り開催

NJKF NEWS RELEASE 2009.02.20 3・22ディファ有明大会 注目のメイン、セミの4選手、直前インタビュー

いよいよ今週の日曜に迫った、NJKFディファ有明大会。メイン、セミの4千種が試合直前のインタビューに応じてくれた。

NJKF NEWS RELEASE 2009.02.20 3・22後楽園大会、全カード決定!

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☆赤十字竜「秘密の作戦があります!」

──竹内選手の印象は?
赤十字 最初、"狂拳"って聞いてパンチでガンガン来る選手かなと思ったら、映像を見たら案の定そうでした。
──打ち合いたい?
赤十字 当たればガンガンいきますけど、作戦もいろいろ考えてるんで。中身は秘密ですけど。
──自分のパンチと比べると?
赤十字 ボクシングやってたって聞いたんで、自分より上手なんじゃないですか。威力はやってみないと分からないですけど。
──竹内選手はベルトを2本持ってますね。
赤十字 ベルト何本持ってようが、強い人とやりたいといつも思ってるんで、逆にやりたいですね。
──MAキックとの対抗戦ということについては?
赤十字 NJKFの強さを見せたいと思います。
──竹内選手が、「顔が怖い」と。
赤十字 怖いですかね? まあでも試合の時は、減量もしてるし怖い顔になってるかもしれないですね。
──怖い顔なんで殴りたいということでした。
赤十字 こっちも殴り返します。TOUITSUでは根性負けしてしまいましたが、今回は大丈夫です。絶対勝ちます!

☆"狂拳"竹内裕二「赤十字の怖い顔をぶん殴る!」

──(収録は試合2週間前)試合前、あまりたくさん練習する方ではないと聞いたんですが?
竹内 いや、やりますよ。今日から。あと2週間、ガッチリ追い込みます。一気にやる方がやりやすいんで。
──赤十字選手の印象は?
竹内 チラシ見たんですけど、顔が怖くてヤベーなと思って。あの顔を見て、気合いが入りましたね。殴りたくなりました。
──名前の通りパンチ勝負?
竹内 いつも通り。最近KOできてないから、バチッとKOします。
──作戦は?
竹内 勢いで。その場で決めます。
──王者同士の対戦となるわけですが。
竹内 王者がいっぱいいるかんね。一つ一つ潰していかないと。それで自分が最後に残る。強いと言われてるヤツをどんどん倒していきたいっスね。
──自分を一言で言うと?
竹内 イカした選手(笑)。
──どんな試合を見せますか?
竹内 スカッと。見てくれるみんなに明るい明日を。それでいい酒飲めるような。ま、相手の応援団は暗くなっちゃうけどね。

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☆健太「1RKOで復活します!」

──相手の紅闘志也選手についての情報は?
健太 僕はちょっと知らない選手なんですが、ジムの人で知っている人がいて、その人から聞くぐらいですね。「勝てるよ」ぐらいなんですけど(笑)。こういう言い方するのも何なんですけど、僕が3連敗の後ドローで4試合勝ってないんで、連盟が勝たせる相手を用意してくれたんじゃないかと思ってるんですけど(笑)。たぶん1RKOすると思います。
──長いトンネルから飛び出す姿は今回、見せられそうですか。
健太 けっこう今、自信をなくしてるんで(笑)何とも言えないんですけど、そうあってほしいですね。
──今回、スーパーウェルター級ですが。
健太 ヤッター!って感じですね。過去に70kg契約でやった試合は3戦3勝3KOなんで、意外と体重が重い時は調子いいんですよ。今回はほとんど70kg(スーパーウェルター級=69.85kg)契約なんで、「来た来た!」という感じです。
──では、今の一番の目標は?
健太 今年は2階級制覇ですね。連敗してて言うのも何ですけど(笑)。だから、タイトルマッチさせてもらえるように、勝ち星を挙げないと。リベンジもして、ベルトももらいます。そのためにも今回は1RKOします!

☆紅 闘志也「ド演歌ファイトに引き込む!」

──キックの他プロレス、ラウェーと活動の幅が広いですが。
紅 打撃系は何でも。総合もやりたいんですけどね。暇つぶしですよ、暇つぶし(笑)。
──健太選手については?
紅 名前は知ってます。若いんですよね。いいよなあ(笑)。お互い楽しくやりたいですね。
──他団体でランキング1位まで上り詰めて、タイトルマッチの経験もあるんですよね?
紅 そいつは神田川に身を投げて死んだことになってるんで(笑)。今の俺には関係ないですよ。
──今の活動のモチベーションは?
紅 何かやってないと、悪いことして捕まりそうですからね(笑)。リングに上がってないと。今俺がまともに暮らせてるのは、リングがあるからですよ。
──はあ……。自分のファイトスタイルを一言で言うと?
紅 演歌ですね。ド演歌です。今度の試合も、ドロドロに引き込んでやりますよ。
──持っているタイトルについては?
紅 去年、タイのパタヤで取りました。ま、ネタですよ、ネタ。みんなに楽しんでもらって、ネタにしてもらえればいいんですよ。

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紅闘志也はムエタイ、プロレス、異種格闘技戦となんでもやります!
完全入場制限のシークレット興行は、地下セレブのアングラ社交場だった!?
紅闘志也 “人間狂気”は西の街・神戸で如何に狂い咲いたか!?
謎だらけ! 地下プロレスのリングでムエタイのタイトル戦――誰か教えてくれよ!
紅闘志也が富豪2夢路にセメント・パンチ!

2009年03月21日

日沖発、鮮やかな一本勝ち「僕が日本人最後の砦になります!」

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名古屋ALIVE代表・鈴木 陽一氏(右)は、「日沖が全部一本勝ちで優勝する」と宣言

 3月20日代々木第二競技場で開催された『戦極〜第七陣〜』で、ポスターボーイだった日沖発が、プエルトリコ出身、フロリダATT(アメリカン・トップ・チーム)生え抜きの強豪クリス・マニュエルに鮮やかな十字を極めて一本勝ち。マイクを握った日沖は、「僕が日本人最後の砦になります」と力強いエース宣言までやってのけた。試合内容も圧勝、完勝といってよく、新たなるヒーローの出陣を印象づけている。

 この日、一本勝ち連発で盛り上がった戦極のフェザー級GP、「日沖なしではフェザー級の最強はない」という対抗団体に対するメッセージも繰り返され、結果的には日沖、金原正徳、小見川道大の3名の日本人選手がトーナメントに残った。
 この大会の全試合の詳細レポート、大会二日前に収録されたジェームス・トンプソン舞台裏インタビュー、その他、記者会見の内容を含むミルホンネットが独自に取材してきた他の専門誌ではカバーできない戦極の真実を解き明かす『戦極REAL大全2009』は、シュート活字のタダシ☆タナカをキャップとするミルホンネット編集部“チーム鼫”班の責任編集にて、近日発売いたします。ご期待下さい。

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勝っても負けても面白すぎのトン様ことジェームス・トンプソン(対BIG・ジム・ヨーク)

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マット界メコスジ食い込み大賞2009はモーガールズに決定か!?

09.3.20sg280a.jpg 休憩前には、五味隆典が登場。
「あまりサプライズじゃないんですけど、5・10修斗で現王者の中蔵選手と対戦することが決まりました」
とビック・サプライズを発表してくれた。

 まず、五味ほど知名度が上がった日本選手が、修斗の現王者という知名度は無いが、強さはそれこそ、戦極王者、北岡に勝るとも劣らない強豪相手に修斗のリングで試合を行うのはありえない。

 それ位、リスクの高い試合に挑戦する五味の勇気、男気に感嘆すると共に、これで戦極と修斗との結びつきが強固なものとなったことの現れだろう。

 戦極フェザー級グランプリの盛り上がり、そして、パンクラスに続き、修斗という日本総合格闘界の老舗団体2つと強い結びつきを見せる戦極マット、今後も日本の総合格闘技の中心になるのは間違いない。

戦極を主宰するワールドビクトリーロード、修斗と提携へ
ついに発表された戦極フェザー級グランプリの出場選手たち
戦極〜第七陣〜フェーザー級GPに“ZST最強の男”金原正徳が参戦!
GUTSMAN・修斗道場 石渡伸太郎公開練習
ロニー牛若が山田哲也に必勝宣言 3・20戦極
ジェームス・トンプソン舞台裏インタビューを含む戦極特集がミルホンネットより近日発売
日沖発に挑むクリス・マニュエルのセコンドは王者サンチアゴ

日墨友好400周年記念 ウルティモ・ドラゴン プロデュース 「LUCHA FIESTA2009」

「LUCHA FIESTA2009」は通常のプロレス興行とは違いメ
キシコ大使館とアエロメキシコが後援しウルティモが「フェスタ
(お祭り)」と名づけプロデュースしただけあって会場ではメキ
シカンミュージックが流れスペイン語が飛び交いマスクを被っ
ているファンも多く、お祭り感覚でルチャが楽しめる雰囲気が
試合開始まえから出来上がっていた。

オープニングはマリアッチの生演奏をバックにウルティモがス
ーツ姿で登場しスペイン語で挨拶するとメキシコ人ファンは大
きなリアクションで盛り上がる。日本語での挨拶を終えると、
ウルティモの友人で歌手の葛城ユキが来場しオープニングア
クトとして名曲「ボヘミアン」を熱唱してさらに会場のボルテー
ジが上る。
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第一試合はアミーゴ・鈴木と梶原慧の闘龍門メキシコの若手
同士の闘い、ロックアップからのレスリングムーブで始まるが
すぐに張り合い、エルボー合戦に、お互い意地の張り合いで
一歩も引かない。
ジャパニーズスタイルの試合のフィニッシュはアミーゴ鈴木の
タイガースープレックス、若手らしい好ファイトだった、ここでO
HARAとOKUMURAが乱入し「日墨友好は関係ないウルティ
モを病院おくりにする」とマイクアピール、時折スペイン語も交
え客のヒートを煽る。

第二試合はグラン浜田(フリー)アステカ(プロレスリング華☆
激) 田島久丸(ドラディション)にマンゴー鈴木(闘龍門メキシ
コ)南野たけし(闘龍門)バナナ千賀(ソウルコネクション)のロ
スサルセロスハポネスの闘い、ゴング前から場外乱闘でファン
を引き込み盛り上げる、ルードチームが主導権を握る展開が
続くがベテラン浜田もコーナー最上段からのウラカンラナ、得
意のバックドロップで反撃に出るが南野が田丸に急所蹴りを
したところを反則に取られ試合終了、あっけない結末に。
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第三試合は下田美馬(フリー) 男盛(AO/DC)組と堀田裕美
子(フリー)マクシモ(CMLL)の対戦
ブラ・ソ・デ・プラタの息子でおかまキャラで人気のマクシモが
ゴング前から言語の壁の無い笑いを交えながらもルチャドー
ル一家出身らしい質の高い技でルチャの世界を堪能させる。
試合のほとんどをマクシモが引っ張りフィニッシュも体格から
は想像できない速さでジャパニーズレッグロールに決めたとこ
ろを男盛が上手く手を払いダブルフォールに持ち込むというと
ころまで完璧と言わざるを得ない。
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ここで再びウルティモが登場しサム・モレノ氏を紹介しマリア
ッチの演奏でフェスタタイムに1曲目が終わるとモレノ氏から
ウルティモに「歌いましょう」とリクエストが!
ウルティモも名曲ベサメムーチョをスペイン語で美声を披露した。
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休憩後の第四試合はマスカリータ・ドラーダとペケーニョ・ダミア
ン日本では見れなくなったミゼット対決、メキシコではすごい人
気の両者の対戦。
ダミアンのパワー、マスカリータのスピードと跳躍力でこの日一
番のヒートアップ、マスカリータのスピードは超高速で会場のフ
ァンを虜にする。
空中戦というルチャの真髄を披露し全てのファンを魅了し得意の
旋回式エビ固めでダミアンにフォール勝ちすると、おひねりのコ
インやお札が次々と投げ入れられ、宙を舞うコインがライトに照ら
され幻想的なシーンを観客とともに演出した、ウルティモに記者
会見で今日のMVPはマスカリータと言わしめた見事な試合だっ
た。
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第五試合はブラソ・デ・オロ(CMLL)ブラソ・デ・プラティーノ(CML
L)パッション長谷川(フリー)対NOSAWA論外(東京愚連隊)M
AZADA(東京愚連隊)バラモン兄弟の対戦
ゴング後すぐにプラティーノがメヒココールを客にリクエスト、対抗
した愚連隊がニッポンコールをさせるとリングを降りて帰るそぶり
を見せ第四試合の余韻を上手く断ち切り自分たちの試合に客を
切り替えさせる、序盤は6人タッグのお手本のような攻撃を愚連隊
が仕掛ける、バラモン兄弟も場外で何度も入れ替わり攻撃す。
軽量のパッションが標的となる適度に笑いを入れるブラソススタイ
ルでお客は試合に引き込まれる、15分経過すると一気に試合が
動く、マクシモが乱入、叔父のオロとプラティーノに加勢と思われ
たが目的バラモン兄弟を捕まえるとロッカールームにお持ち帰り
しようとする展開に観客は大受けそこへ男盛も加わり三角関係の
まま連れ去られるとブラソスが巨体でトぺ、プランチャと連続攻撃
フィニッシュはプラティーノがコーナー最上段からお得意のボルタ
ルプラティーノをNOSAWA,、MASADA、バラモン兄第をフォール
し勝利、ルチャの幅の広さが感じられる試合だった。
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第六試合はウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)ブルー・デーモ
ン Jr.(CMLL)対OHARA(ハッスル)OKUMURA(CMLL)メキシ
コでの因縁を日本に持ち込んだ一戦
ブルーデーモンは赤道色の肌にシェイプされたボディと普遍的な
デザインのマスク姿にスペルエストレージャの雰囲気を醸し出す。
試合開始後ブルーデーモンのひとつひとつの技の正確さに歓客
が魅了される。
ウルティモに変わるとルード組は左手に狙いを絞り執拗な攻撃し
ペースを握る、観客のヒートを煽りながら試合を作るルード組の
巧さが光る。
シングルで2度ウルティモに勝利しているOHARAはウルティモに
ダメージを与えるだけで飽き足らずマスクを剥がしにかかる、再三
ブルーデーモンのカットで助かっていたがついにマスクを破られる。
ウルティモがマスクを替えに戻る間ブルーデーモンが一人で踏ん
張るがついに捕まりマスクを剥がされかかったところにウルティモ
が戻りキック、ソバットで活路を開き場外に落とすと“アサイムーン
サルト”で観客のボルテージは最高潮に!
フィニッシュはアサイDDTでOKUMURAからフォールを奪う、ルチ
ャの王道の試合に観客はスタンディングオベーション。
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勝利を祝うかのようにマリアッチの演奏が始まりフェスタの最後に
相応しい雰囲気に戻りリンピオを呼び込みウルティモがリング上か
らLUCHAFIESTA2009に協力してくれた人々へのお礼を述べる
突然駐日メキシコ大使に来年の協力要請をすると大使は笑顔で答
える、最後はマリアッチの演奏で華やかに終了、ルチャ、にメキシコ
の雰囲気も味わえたウルティモプロデューサーの狙い通りの興行
であった。
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全六試合だがどの試合も内容が濃く老若男女楽しめる内容になって
いてWWEの上辺だけを真似たキャラクターありきでレスリングがおろ
そかになっているエンタメプロレスにはない上質なエンターテイメントと
レスリングを成立させている。
興行形態もメキシコ大使館エアロメキシコのバックアップと既存のメジ
ャー団体よりも充実しているこういう企業努力がプロレス業界発展の
キーポイントになるのではないだろうか、メジャー団体の入門テストに
落ちた青年がプロレス頭と努力で勝ち得たサクセスストーリーは素晴
らしい、野球の野茂、サッカーのカズと並ぶ世界を切り開いたアスリー
ト、ウルティモ・ドラゴンはプロレス界が最も大切にしなければならない
選手である。

<第6試合 メインイベント タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
○ ウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)、ブルー・デーモン Jr.(CMLL)
(19分25秒 片エビ固め)
OHARA(ハッスルエンターテインメント)、● OKUMURA(CMLL)

<第5試合 セミファイナル 6人タッグマッチ 45分1本勝負>
ブラソ・デ・オロ(CMLL)、○ブラソ・デ・プラティーノ(CMLL)、パッション長谷川(フリー)
(17分52秒 3人同時フォール)
● NOZAWA(東京愚連隊)、● MAZADA(東京愚連隊)、● バラモン兄弟
 
<第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
○ マスカリータ・ドラーダ(CMLL)
(8分6秒 旋回式エビ固め)
● ペケーニョ・ダミアン(CMLL)

<第3試合 スペシャルミックスドタッグマッチ 30分1本勝負>
下田美馬(フリー) 、 △ 男盛(AO/DC)
(11分2秒 ダブルフォール).
堀田裕美子(フリー)、 △ マクシモ(CMLL)

<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
グラン浜田(フリー)、アステカ(プロレスリング華☆激)、○ 田島久丸(ドラディション)
(6分34秒 反則)
マンゴー福田(フリー) 、● 南野たけし(闘龍門)、バナナ千賀(ソウルコネクション)

<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
○ アミーゴ鈴木(闘龍門メキシコ)
(5分37秒 タイガースープレックスホールド)
梶原 慧(闘龍門メキシコ)

全対戦カード決定
ウルティモ・ドラゴン引退覚悟!? 右ヒジ緊急手術敢行
日墨友好400周年記念「LUCHA FIESTA2009」メキシコ大使館記者会見 
ブルー・デモンJr.がウルティモ・ドラゴン『LUCHA FIESTA』参戦、岐阜・大阪大会も追加
3・20ウルティモ・ドラゴン祭りに"二冠王"大原はじめが参戦直訴!
3・20Zepp Tokyo ウルティモ・ドラゴンが日墨友好400周年記念のルチャ祭り開催

喧嘩日本一興行、初上陸ディファ有明も超満員! 喧嘩東西頂上決戦は、東の五戦全勝! 3・20『KRUNCH 第参戦』

 20日に東京・ディファ有明にて、『KRUNCH 第参戦』が開催された。
 渋谷最強の喧嘩軍団・杉浦グループが、「喧嘩日本一」を決めるべく、昨年8月に立ち上げたアウトロー格闘技興行『KRUNCH』。これまでの常打ち会場・渋谷CLUB atomは過去2戦とも、酸欠寸前の超満員。もはやクラブスペースでは収まりきれぬ…とばかりに、会場をディファ有明に移して行われた今回の『第参戦』だが、『KRUNCH』の無敵の動員力は、ディファ有明すらもフルハウスに。ジッとしていても汗ばむほどの超満員の熱気の中、飛び入りマッチ3戦を含む、「ルールは喧嘩!」の全19試合が行われた。

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KRUNCH名物・飛び入りマッチは、今回新たに「2vs.2マッチ」と「騎馬戦」が導入。一人が袈裟固め、もう一人がアキレス腱固め…なんてこんな珍妙な光景、KRUNCHでしか見られない!?

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やる側も見る側もコワモテ揃いのKRUNCHで騎馬戦をやってみたら…

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やっぱり大乱闘! ディファのリングが一瞬、無法地帯と化した!


『第弐戦』で「格闘技軍団」を撃破した杉浦軍団の次のターゲットは「関西」。『強者』『喧王』と、独自の盛り上がる関西喧嘩格闘技シーンに、「真の喧嘩日本一を決めようや!」とばかりに、杉浦グループの呼びかけによって五対五形式による“喧嘩東西頂上決戦”が行われる運びとなった。

「関東のヤツら、ホンマに喧嘩のやり方知ってんのか?」
「俺ら西成育ちは、東京モンとは育ちが違うんや」

と、関西軍団が杉浦グループを挑発する煽りVが流れると、だでさえコワモテ揃いの客席はさらにヒートアップ。東西の喧嘩屋の応援団による怒号が飛び交う中、五対五の仁義なき頂上決戦が繰り広げられたが、フタを開けてみれば関東の5連勝! 特筆の闘いを見せたのが、中堅戦でアッと驚く9秒殺KO劇を演じた茨城の雄、ヒロ三河。あまりの衝撃に大ダメージを被ったか、敗者・中臣集は両軍セコンドが入り乱れる騒然とした雰囲気の中、タンカで運ばれていった。

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試合前のガン飛ばし、9秒KO、乱闘、タンカと、最初から最後まで規格外のインパクトを与えたヒロ三河。誰もが納得の今大会MVPをかっさらってみせた!


 メインに登場した関東=杉浦軍団の大将・山田史博は、15日の『THE OUTSIDER』参戦が流れた鬱憤を晴らすかのように快勝。
「もうそろそろ日本には、自分の相手になるヤツはいないと思う」
と試合後には、杉浦グループの総意を代表するかのようなマイクをぶち上げた。常に外敵を定め、その敵をブチ破ることで、勢力を拡大していく『KRUNCH』。次のターゲットを、いったい何処に定めるのか!?

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貫禄たっぷりに腕十字で秒殺勝利の山田。今度こそOUTSIDERで見たい!


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 前半戦を盛り上げた変わり種対決(?)に、アウトロー系月刊誌『実話マッドマックス』(コアマガジン刊)編集者・岩田康平さんが「イワタ・マッドマックス・クロコップ」なるリングネームで登場。途中フロントチョークを極められかけ大苦戦するが、深夜の格闘技ジム・新宿歌舞伎町AXKICKで鍛えた打撃をラウンド終盤に叩き込み判定勝利。試合後は、近頃都内各イベントを荒らしているお騒がせ筋肉軍団を従え、「『劇画マッドマックス』毎月22日発売です。買ってください!」と、ちゃっかりマッドマックスをアピールしていた。


 そしてミルホンネットでは、未公開写真大量投入で、知られざる喧嘩格闘技興行『KRUNCH 第参戦』の全貌を、27日発売の『マット界舞台裏』4月2日号で大々的に掲載予定。お楽しみに!!

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■株式会社侍主催『KRUNCH第参戦』
2009年3月20日(金・祝)開始16:00
会場:東京・ディファ有明

<第1試合>
“ブチ切れ特攻隊長”
○貴aka悪魔王子(三河幕府)
(判定3−0)
“戦う介護士”
●ヘルプマン卍TAKA(静岡福祉センター)

<第2試合>
“十日市場のダンプカー”
○末吉勇貴(TEAM史博)
(1分14秒 TKO)
“歌舞伎町の宝山”
●宝山力(AXKICK)

<第3試合>
“ギャングスターファイター”
○KAZUHIRO NONAKA(三河幕府)
(0分20秒 TKO)
“13日の日曜日 この裏切者なぜ青コーナーへ行った”
●奥野ジェイソン功二(杉浦グループ)

<第4試合>
“横須賀核弾頭”
○kuwa(しんわトータルコンバット)
(0分8秒 TKO)
“童顔の壊し屋”
●Feiron

<第5試合>
“練馬のシューティングスター”
○ICHI(杉浦グループ)
(0分26秒 TKO)
“墨東クラッシャー-”
●Dr.k(TEAM亀戸)

<第6試合>
“キックの貴公子”
○イワタ・マッドマックス・クロコップ(マッドマックス)
(判定2−1)
“下町のあばれんぼう”
●アントニオ隼人(TEAM砂町)

<第7試合>
“九州のやっかい者”
○大志(九州狂う)
(0分33秒 TKO)
“難攻不落の心臓病王子”
●長井克紹(TEAMルタドール)

<第8試合>
“足立の重戦車”
○龍人(足立Pit Bull Heart)
(1分30秒 スリーパーホールド)
“史上最強中年”
●中川達彦(じゃじゃまる)

<第9試合>
“道産子フラッシュ”
○ヒカル(マッハ道場)
(0分33秒 TKO)
“刑務所帰りのクリリン”
●宮下羊(TEAM樋山會)

<第10試合>
“下町のエンターテイナー”
○ストイックスター稲
(TKO)
“北のスピードマスター”
●飛翔

<第11試合>
“京葉道のイケイケ番長”
○前田島純
(2分50秒 TKO)
“杉浦グループ練馬最強の後継者”
●吉田武生

<関東vs.関西 団体戦 先鋒戦>
“剛力殺人バズーカ”
○NOBUO(杉浦グループ)
(判定3−0)
●デストロイヤー“あご”ヤッサン(TEAM HMC 大阪)

<関東vs.関西 団体戦 次峰戦>
“Iam Mr.KRUNCH”
○林ヒットマン大輔(杉浦グループ)
(判定3−0)
●サンギ(喧王大阪)

<関東vs.関西 団体戦 中堅戦>
“三河幕府代表 Mr.フルボッコ”
○ヒロ三河(三河幕府)
(0分9秒 TKO)
●中臣集(京都政拳会)

<関東vs.関西 団体戦 副将戦>
“渋谷の殺し屋”
○キングジョー(杉浦グループ)
(判定3−0)
●翔(TEAM大芽大阪)

<関東vs.関西 団体戦 大将戦>
“杉浦代表の子供”
○山田史博(杉浦グループ)
(1分19秒 腕ひしぎ十字固め)
●Mr.81(TEAM大芽大阪)

※試合はすべて3分1R。

2009年03月22日

ネオW★ING復活予告編!? フレディー・クルーガーの悪夢にうなされたガッツワールド

 新木場1stリングがホラー劇場に変貌した。
 3月21日、ガッツワールドにW★INGの亡霊が出没、またたくまに会場はエルム街の悪夢にうなされることになる。
 以前より太ったフレディー・クルーガーおじさん。しかし、そのド迫力は健在だった。たちまち対戦相手の佐野直の顔面が鮮血に染まる。

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おお、お客さんが危ない! チェーンを振りまわして入場してきたフレディー・クルーガー

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試合形式はもちろんスクランブルバンクハウスデスマッチ。公認凶器は有刺鉄線バットである!

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しかし、スタンリー佐野もラリアットを決めて反撃。フロッグスプラッシュで怪人退治に乗り出すが…

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悪夢の結末はお約束のチェーン絞首刑。しかし、そこに一人の男がさっそうと乱入。金村キンタローだ!

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完璧なお仕事をこなした佐野。そして金村はフレディーとの一騎打ちをぶち上げた!
ガッツワールド5月3日の新宿FACE大会に金村の参戦も決定している。

 いよいよ3月25日夜7時、水道橋の内海会議室にてミスターポーゴの究極の懺悔本が先行販売される。W★INGの亡霊とは何か? そして大仁田厚の真実とは? さらには新日本プロレス退団の真相から、ブルーザー・ブロディ刺殺の現場まで、すべての謎が解き明かされる。
 すべてのW★INGフリークよ、ミスターポーゴの心の叫びを聞け!

3月25日夜7時ミターポーゴ先行発売トークライブ+松永光弘@水道橋内海 

 なお、ガッツワールドUSA支部代表ダグ・ギルバートが出場したメインイベント、マグニチュード岸和田が貫録を見せつけたセミファイナルなど、大好評だった新木場大会の完全版詳細レポートは、『マット界舞台裏4月2日号』に収録されます。ご期待下さい!

■ガッツワールド
3月21日(土) 『Vol.32 新木場大会』

<第一試合>
○星野 勘九郎
vs.
●山本SAN
11分 29秒 ラリアット→体固め

<第二試合『吉野達彦復帰戦』>
○吉野達彦&バンジー高田
vs.
たけむらこういち
●斉藤哲也
12分 28秒  オクラホマロール

学生プロレスサミットもずく2パック酢=吉野達彦

<第三試合>
○松崎和彦&アップルみゆき
vs.
●有山サンデージャポン&角刈海坊主
8分 30秒  回転エビ固め

<第四試合 スクランブルバンクハウスデスマッチ>
○フレディ・クルーガー
vs.
●佐野直
6分 26秒  みちのくドライバー→片エビ固め

<セミファイナル GENTARO指名試合>
○マグニチュード岸和田
vs.
●ダイスケ
16分 37秒 ラストライド→体固め

<メインイベント 6人タッグマッチ>
○ミスター・カスカベ&ダグ・ギルバート&SUZKI
vs.
●マスクド・ミステリー&一宮章一&デビル・インベーダー
13分 23秒  デーモンボム→エビ固め

速報!ボビー・ラシュリー MMA2戦目も勝利

本日、3月22日(アメリカ現地時間では21日)にアメリカ、フロリダ州で行われた、元ボクシング王者、ロイ・ジョーンズJr.主催のMMA・ボクシング合同イベント、「マーチ・バンデス(March Badness)」であの元WWEのスーパースター、ボビー・ラシュリーがMMAマッチで勝利を飾った。

当初、このボビー・ラシュリーのMMA二戦目は、あのケン・シャムロックと対戦が決定しており、元WWEのスーパースター対決と話題になっていた。しかし、ケン・シャムロックが薬物陽性で1年間の出場停止処分を受け、このカードは消滅。急遽、現在UFCで活躍するクレイ・グイダの兄である、ジェイソン・グイダがシャムロックの代打に抜擢された。

試合は1R、テイクダウンを狙うラシュリーだが、グイダがコーナーを使い凌ぎ膠着状態。2Rにはラシュリーが持ち上げてスラムの様に叩きつけるテイクダウンを豪快に決め、パウンドを叩き込んだ。3Rにはグイダのギロチンチョークが極まかけあわやという場面もあったが、ラシュリーは冷静に対処し、グランドで上をとってパウンドで試合を有利に進めた。判定は文句なしのラシュリー、見事、判定勝ちをおさめた。しかし、膠着する試合に会場からブーイングが飛んでおり、今後、課題の残る試合だった。

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これでラシュリーは2008年12月のMMAデビュー、ジョシュア・フランクリン戦で41秒TKO勝利に続き2連勝。
かつてWWEに在籍し、あのビンス・マクマホンとの抗争で一躍、有名になったが、突然にMMA転向で驚かせたラシュリー。ただWWEに不快感は無いらしく、先日も「レスリング業界で求められるのは表現力であり、ドラッグは表現力を高める役には立たないので、現在のWWEに違法なドラックの使用は無い」とコメントしていた。

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また、「マーチ・バンデス」のメインでは、あのPRIDE最終興行のメインで藤田和之と対戦し、藤田をチョークスリーパーで締め落とした事で日本でも馴染み深い、ジェフ・モンソンが登場。ロイ・ネルソンと戦い、モンソンが判定勝ちをおさめた。
お騒がせのモンソンは『戦極〜第七陣〜』参戦が予定されながら、逮捕によりパスポートを取り上げられ、出場が困難になっていた経緯がある。
代々木大会でホジャー・グレイシー対ジェフ・モンソン戦か!?
政治活動家ジェフ・モンソン、反政府スプレイーで逮捕か!?

マーチ・バンデス 主な試合結果

5分3R
○ボビー・ラシュリー
(判定)
●ジェイソン・グイダ

5分3R
○ジェフ・モンソン
(判定)
●ロイ・ネルソン


アメ・プロの逆襲 格闘技の席巻 喪失の十年『マット界の黙示録』

2009年03月23日

今週の「マット界舞台裏」は、今年後楽園大会に満員マークが付かない新日プロに迫る!

09.03.26BUTAIURA.jpg ノアの地上波放送が今月いっぱいで打ち切られるため、もはやプロレス復興は唯一地上波のレギュラー放送を持っているメジャー団体の新日本プロレスに託すしかない。

 今年の新日プロは恒例の1・4東京ドーム大会に久しぶりに満員マークが付き、幸先のいいスタートを切ったはずだが、どうもそれ以降、興行的に精彩を欠いているようだ。
 最も人気のバロメーターとなるプロレスの聖地・後楽園ホールでの興行成績が、芳しくない。

 なにせ1月、2月、3月とも後楽園ホール大会に「満員マーク」が1度も付かないのだから深刻だ。このままではゴールデンウィークのど真ん中である、5月5日と6日に予定されている後楽園ホール大会にも暗雲が立ち込めてくる。
 さらに新日プロは今年、興行戦略として後楽園大会を例年より増やしてしまっているのだから、不安の種は尽きない。

 そこで元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、独自の取材網を駆使して新日プロを退社した元営業マンを直撃!
 さすがは新日プロで営業を担当していた人物なだけあって、その分析は的確かつ説得力がある。全日プロやドラゴンゲートは毎回後楽園ホール大会を満員にしているだけに、新日プロに原因があるのは明らか。新日プロファンには、ぜひ元スタッフの分析を読んでいただきたい。「そうだ、そうだ」と思わず膝を叩くことだろう。

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 また、新日プロがドラゴンゲートの3・22両国国技館大会に、金本浩二を貸し出したことに首を傾げる関係者も多いという。
 以前から交流のある両団体だが、ドラゴンゲートがまんをじして望んだ両国大会で、新日プロの金本がメーンを張るのだからフに落ちない。とてもいまの新日プロに、敵に塩を送っている余裕はないと思うのだが・・・

週刊マット界舞台裏'09年3月26日号

5・1キャットファイト博覧会「女闘美・博」新木場大会の全貌が明らかに!

 日本中のキャットファイト組織が大終結する過去最大級のイベント「女闘美・博」が5月1日(金)に新木場1stリングにて開催される。
 全10組織の「提供」試合(各組織それぞれ1試合)で構成されビッグなイベント! 現段階で参戦が決定している9つの組織を解説を織り交ぜながら発表する。

▼参加組織
・CPE (Cat Panic Entertaiment)
 なんでもアリのエンタメキャットファイト組織!2001年のプレ旗揚げ戦から100を越える興行を行う。本大会ではCPEの魅せ処である「セクシー」を前面に出した『ランジェリーバトルロイアル』を提供!CPE選手はもちろん、CPEレギュラーメンバーも参加。

・NCL (新日本キャットファイト連盟)
 日本最古のキャットファイト組織。いちごみるく・マスクドチェリー(現チェリー<ユニオンプロレス>)など数多くのスター選手を輩出!本大会ではNCLオリジナルルールである「ビューティフルアートルール(試合のクオリティー重視)」の形式を持ってくる!

・ギャルショッカー
 お馴染み「キャットファイトの父」の異名を持つ「中野貴雄(地獄女史)」監督ワールド炸裂のキャットファイト!地獄女史は、美女を次々に怪人化してしまう。デパHなどで提供しているあの闘いが新木場に初登場ッ!

・伊勢崎暗黒キャットファイト
 2002年、あの極悪ヒールレスラー「ミスターポーゴ」が地元群馬県伊勢崎で立ち上げた暗黒組織。当初は、地元のスケベ親父をターゲットに資金稼ぎでゆるく始めたのだが、ポーゴ本人の参戦により、ファイター自身も餌食に。本大会には総帥である「ミスターポーゴ」も参戦!ということは有刺鉄線を持ち込んでのキャットファイトか!?

・女相撲
 ご存知女相撲。日本におけるキャットファイトの歴史では外す事の出来ないくらいの深い歴史を持っている。テレビ番組等で行われる「水着アイドル相撲」などとは一線を画した、「マワシ」を付けた「女力士」が本格的な女相撲を魅せる!なんと、女相撲チャンピオン「中村京子」の参戦が決定!

・アジアンドラッグ
 数多くの「アングライベント」を仕掛けるアジアンドラッグの提供キャットファイトが決定!過去「金玉潰し」や「ファッキングマシーン」などで衝撃どころか「トラウマ」さえ与える試合を行ってきた。そんなアジアンドラッグが本大会に持ってきた試合カードは、なんとアウトロー美人格闘家の「篠原光」。対戦相手はXだが、強烈ななト・ラ・ウ・マを残してくれる闘いになることは間違いないであろう。

・バトルヴィーナス
 キャットファイト専門誌「バトルヴィーナス」が提供するキャットファイトとは?!グラドルで結成されたアイドル集団「バトビーガールズ」のお披露目になるか?期待大っ!!

・キャットファイトプラス
 ドラマのあるキャットファイト!をテーマに2007年から始まったキャットファイト番組!なぜ戦うのか?なぜ戦わなきゃいけないのか?「戦い」の根底にある基本的な部分にこだわり、戦いまでの「プロセス」を密着!今回はキャットファイトの世界では「黄金カード」といわれる「福山理子 vs 森崎愛」を提供する!最終決着戦と題し、ガチンコキャットファイトで決着をつける!

・ダイナマイトバンプ
 昨年末突如現れた「ニューハーフ」のみで結成されたプロレス団体!各種マスコミで話題騒然の同団体はいったいどんな試合で魅了するのか?!期待度未知数。

 以上9組織の参加が決定。キャットファイトと言って連想されるキーワードのひとつに「ホステス」がある。主催者は「残りの1枠には是非”ホステスの喧嘩”を入れたい。現在全力でホステスに交渉中!!」という。まさに集大成の博覧会となりそうだ。


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▼大会詳細
(猫)女闘美・博-キャットファイトエキスポ-
2009年5月1日(金) 18:00開場/19:00試合開始
会場:新木場1stリング

・チケット
■VIP席(最前列・DVD付) \10000
■リングサイド指定席 \7000
■一般指定席 \6000
■立 見(当日のみ販売) \5000
※写真撮影自由。
※入場時にドリンクチケット(\500)を別途購入頂きます。

前売りチケット絶賛発売中!

[プレイガイド販売]
■e+(イープラス)
※お近くのセブンイレブン店頭でお引き渡しできます

■電子チケットぴあ(Pコード:813-749)
※お近くのファミリーマート店頭で購入できます


▼イベントに関する問い合わせ
090-8649-8861(CPE道場)

Cat Panic Entertainment HP

3月25日夜7時ミターポーゴ先行発売+松永光弘は実質無料!? ミルホンネット作品見本CD-R配布

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イベント概要

■ミターポーゴ先行発売トークライブ+松永光弘@水道橋内海
日付:3月25日(水)7時〜
場所:千代田区三崎町3-6-15 内海会議室101
交通アクセス:JR水道橋駅西口新宿寄り出口1分
駐車場は会場のスグ裏
内海会議室地図

2009年03月24日

“人間狂気”紅闘志也、NJKFに殴り込み! ディファのリングを紅に染められたか!?

 22日、東京・ディアファ有明にて、ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)主催『GO FOR BROKE 〜ROAD TO REAL KING 掘繊戮開催され、全13試合の熱戦が繰り広げられた。
 
 ミルホンネットの注目は、なんといっても“人間狂気”紅闘志也。キック、ムエタイ、ミャンマーラウェイ、プロレスと、闘争本能の赴くままボーダレスに闘い続ける、このアンダーグラウンド戦士の闘いの軌跡を、当サイトでは地下プロレスを中心に追いかけてきたが、今回はいわば古巣のキック界へのお礼参り。
 この紅闘志也に対するは、元NJKFウェルター級王者の健太。紅については「僕が連敗脱出できるよう、連盟が用意してくれた相手。1RKOで勝つ!」と大胆不敵に言い放ってみせた。一方の紅は「単なる暇潰し。ネタだよ!」と相変わらずの傾き者っぷり。はたしてどんな試合になるか!?

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 20日KRUNCHに続き、お騒がせ筋肉軍団がまたまたディファに登場! 率いるのはもちろん紅闘志也だ。

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 試合は終始組み合っての攻防が中心。組み合いならば本来、ヒジ、ヒザの得意な紅の土俵だが、若さで紅を大きく上回る現役大学生の健太は圧力で紅を圧倒。大きな音を立てて響くボディブローも随所に決め、健太が3―0の判定勝利。紅にとってはホロ苦いキック界再上陸となった。

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 しかし一つや二つの敗戦ごときで、まったくヘコまないのが紅。「ダメージ無いよ! 次はミャンマーでラウェイだ!」と、余裕の筋肉ポーズ。ディファでのキックの闘いを終えた紅の次戦は、4・26地下プロレス『EXIT』。そして5月には政情不安癒えぬミャンマーに飛び、敵地でラウェイに挑む。『紅の挑戦者』の格闘ロマンは、まだまだ終わらない――!

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 メインでは、NJKF・赤十字竜とMAキックの“狂拳”竹内裕二との、現役王者同士の対決が実現。互いに一度ダウンを奪い合い、激しい打ち合いを繰り広げたが、両者文字通り“傷み分け”のドロー裁定となった。


■ニュージャパンキックボクシング連盟『GO FOR BROKE 〜ROAD TO REAL KING 掘繊
2009年3月22日(日)開始:16:00
会場:東京・ディファ有明

<第1試合 フライ級 3分3R>
○剛(B.Freely)
(2R 0分12秒 KO)※左フック
●哲(G-1)

<第2試合 女子44kg契約 2分3R>
○田邊彩(インスパイヤード・モーション)
(判定3−0)※30−29、29−28、30−29
●Mai(健心塾)

<第3試合 ライト級 3分3R>
○宮越慶二郎(拳粋会)
(3R 0分55秒 KO)※左フック
●凌太(OGUNI)

<第4試合 ウェルター級 3分3R>
○高橋誠治(町田金子)
(判定3−0)※30−28、29−28、30−28
●JUNDa電音(ESG)

<第5試合 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R>
○龍馬(y-park/NJKFフェザー級7位)
(判定3−0)※29−28、29−28、30−28
●マン☆山室(大和/同級8位)

<第6試合 55kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R>
○梅野源治(フェニックス)
(1R 2分19秒 TKO)※ヒジによるカット
●美保裕介(pit/NJKFバンタム級5位)

<第7試合 バンタム級 3分5R>
○幸二郎(OGUNI/NJKFバンタム級4位)
(1R 0分40秒 KO)※右フック
●星 雄晴(町田金子/同級6位)

<第8試合 ウェルター級 3分5R>
△KEN(OGUNI/NJKFウェルター級4位)
(判定0−1 ドロー)※47−49、48−48、48−48
△須釜和成(拳粋会/同級9位)

<第9試合 フェザー級 3分5R>
○中嶋平八(誠至会/同級6位)
(判定3−0)※三者ともに50−48
●心センチャイジム(センチャイ/NJKFフェザー級2位)

<第10試合 65kg契約 3分5R>
○K・ルークプラパーツ(センチャイムエタイ)
(判定2−0)※49−49、49−48、50−48
●HANAWA(ブリザード/NJKFライト級1位)

<第11試合 WBCムエタイルール統一ランキング戦 69.85kg契約 3分5R>
△太陽照明(インスパイヤード・モーション/NJKFスーパーウェルター級1位)
(判定1−0 ドロー)※48−47、48−48、49−49
△武田一也(JMC横浜/暫定統一ランキングスーパーウェルター5位/MA日本キックボクシング連盟)

<セミファイナル(第12試合) WBCムエタイルール統一ランキング戦 69.85kg契約 3分5R>
○健太(ESG/NJKFウェルター級王者)
(判定3−0)※50−47、50−46、50−46
●紅闘志也(フリー/PK-1ムエタイ世界スーパーウェルター級王者)

<メインイベント(第13試合) WBCムエタイルール統一ランキング戦 60kg契約 3分5R>
△赤十字竜(キング/NJKFスーパーフェザー級王者)
(判定1−0 ドロー)※48−47、47−47、47−47
△“狂拳”竹内裕二(菅原/WMAF&MA日本キックボクシング連盟スーパーフェザー級王者)

予約なしでも大丈夫! 25日夜7時水道橋内海でポーゴ本先行発売

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トークライブイベント概要

 たくさんのお問い合わせありがとうございます。当日はマスコミ、業界関係者の参加比率が高いものになりそうです。意外な方を発見することでしょう。当日のお楽しみとします。
 会場枠に余裕ありますので、予約なしの当日客も歓迎となりました。周囲の皆様もお誘い下されば幸いです。
 なにか聞いてみたいことがございましたら、お知らせ下さいませ。中身に反映させたいと思います。

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 当日はミスターポーゴTシャツも販売いたします。

 なお、アサヒ芸能4月2日号に、『ある悪役レスラーの懺悔』が取り上げられています。

2009年03月26日

ミスターポーゴの「ある悪役レスラーの懺悔」先行販売&トークイベントがミルホンネット主催で開催!

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3月25日、ミスターポーゴの真相告白本「ある悪役レスラーの
懺悔」の先行発売会、およびトークイベントが、われらがミル
ホンネット主催でおこなわれた。
小雨のぱらつく中にもかかわらず、会場には60人を超える
ファンやマスコミが訪れ、立ち見も出るほどの大盛況に!

前半は、ミルホンネットにも寄稿しているタダシ☆タナカ氏と、
著書の内容や、そこには書かれていない裏事情など、ほかでは
聞けない過激トークが飛び出した。
ミルホンネットでしか買うことのできない超獣の真実、
『ブルーザー・ブロディ評伝 暁に蘇れ』についても言及。
これは買うしかないと思わせるエピソードのさわりが披露されている。

さらに後半は、ミスター・デンジャーこと松永光弘氏が登場!!
W★INGやFMW時代のマスコミではとうてい扱えない秘話も
語られ、会場は笑いの絶えない和やかなムードが漂った。
また、5月29日(金)新木場1st Ringで行われるW★INGの興行に
ついてもミスターポーゴ自身の口から告知され、ファンにとっては
うれしいこと尽くしのイベントとなった。

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イベント終了後は、写真撮影やサインなどファンサービスも。
長時間に渡るトークイベントはファンとの交流で締めくくった。

ミターポーゴ&松永光弘映像セット感謝パック予約販売
ヤマモブログ「WINGファン垂涎!!」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

なお、地方在住者や、平日では行けないとお叱りを受けた
皆さまのリクエストにお応えして、トークライブの映像、
ミスターポーゴ直筆サイン入り『ある悪役レスラーの懺悔』、
25日に配られた参加料相当のミルホンネット作品見本、
送料をすべてセットにした感謝パックをわずか3000円で
予約販売いたします。
(3200円にて先に本だけ送付することも可能です)

みずほ銀行方南町(ほうなんちょう)支店
普通1044564、カ)ミラクルファイト・エンタテインメント
に入金していただき、振込完了後、メールにて「振込確認願い、
名義は○○○、送付先住所は○○○○」とお知らせください。
同時に『マット界舞台裏』の定期購読や、
デポジットキャンペーンとの併用をお勧めします。

これは5000円の入金は6000円と勘定するサービスで、感謝パック
3000円と合わせて8000円等とすれば、振込手数料も一度で済みます。
ご検討いただければ幸いです。

悪童Kid Rockの『レッスルマニア25』参加が決定!

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(C) World Wrestling Entertainment, Inc.

 4月5日アメリカ・テキサス州ヒューストンのリライアント・スタジアムで開催されるWWEの年間最大イベント『レッスルマニア25』。オールスターの選手たちだけでなく、毎年豪華なアーティストが参加することが知られており、『レッスルマニア2』ではオジー・オズボーンの登場が忘れられない。

 あのハルク・ホーガンとアンドレ・ザ・ジャイアントが対戦した『レッスルマニア3』は、ミシガン州ポンティアックのポンティアック・シルバードームで観客動員数93,173人という記録を打ち立てた。屋内で行われた全てのイベントでの最高動員記録であり、ロックマニアにとってはアリス・クーパーがヘビを持ち込んだ回としても印象に残る。

 本年度は悪童Kid Rockと、プッシーキャット・ドールズのメインヴォーカリスト=ニコール・シャージンガーの出演が決定。前者は「Cowboy」「Bawitdaba」「Rock N Roll Jesus」「So Hott」を演奏。後者は幕開けに歌われる「America the Beautiful」を熱唱するというから楽しみである。

 これを機会にPPVを購入してみてはいかがだろうか。
WWEジャパンHP

2009年03月29日

山口敏太郎の「不思議大陸アトランティア」が4月8日発売

09.3.29yamaguchi.jpg 安易な肯定論を完全否定、否定されない残ったロマンこそが真のミステリーであるという”新しいスタイルのオカルト雑誌”として誕生した「不思議大陸アトランティア」の発動篇1号が徳間書店から525円+(消費税)で4月8日に発売されます。
 
 既存のオカルト観とは違う。ガチ雑誌「アトランティア」の時代との格闘にご注目下さい。山口敏太郎は無論のこと、梅季颯、くまき由佳など、ミルホンネット参加ライターが大挙して寄稿しています。

★合わせて読めばさらに楽しめる
週刊マット界舞台裏'09年2月12日号「沖縄プロレス 美ら海のスペル・デルフィン」
UMA研究家山口敏太郎の見た雪男とビッグ・フット

内容
漫画・あすかあきお「KATOH」
オーブは生命体だった!
地中海に存在した謎の古代文明
陰謀がいっぱい アポロ宇宙開発、中国の宇宙開発
多田克己が挑む恐竜土偶のミステリー
山本高弘が「イターッ」衝撃インタビュー
天野ミチヒロ・山口敏太郎の黄金コンビがUMA情報の嘘を追及する
犬山秋彦のテーマパーク都市伝説
大槻教授が、予言カフェを一刀両断
ファンキー中村のガチンコ怪談
結城伸夫の関西百物語
疋田紗也の不思議スポット巡り
衝撃インタビュー・たま出版・韮澤社長「宇宙人の戸籍」
X51のフリークス特集
世界の超常現象
世界の禁断映像
漫画・呂古スカル・梅季颯の「学校の怪談」
くまき由佳の「丹波哲郎」
多喜田昌裕「阿波狸合戦の真実」
大久保利通・坂本龍馬フリーメーソン説
密教僧・茶羅尼、スピリチュアルインタビュー
漫画・峰岸とおる「青函海峡の怨霊」
漫画・石川泉「アナスタシア」
ケイ・ミズモリの「皆神山のミステリー後編」
中矢伸一の「日月神示」特集
有名人の不思議な話・漫画家・岩本麗子、アイドル・桜井聖良
日本珍スポット、みかめゆきよみ、黒松三太夫「関が原ウオーランド」
栗原亨の関東ベスト廃墟1
村崎百郎の世界の猟奇事件ベスト10
東雲騎人「異形幻想の住人」
漫画・カワセユウコの「魔法使いになりたい」
漫画・箱ミネコ「夢の中の仮面の人」
カメラマン岩間しげる「東京の闇」
コンビ二・お菓子の都市伝説
幕張本郷猛の「中岡俊哉のベストセレクション」
UMAレスラービックフット選手、雪男選手大暴れ
アフリカ写真奇行「人骨スープ」
広島ホームテレビで「リアルヒーローズ結成」
島田秀平・首都神話チームの活動がDVD化
死後一週間生きていたチベット僧

山口敏太郎事務所

2009年03月30日

今週の「マット界舞台裏」は、元週刊ファイト編集長がお届けする渾身の裏ネタ!

09.04.02BUTAIURA.jpg 定期購読を申し込んでいない方で、今週の「マット界舞台裏」を購入しようかどうか迷っている方は多いと思う。ダウンロード数を見れば一目瞭然だ。そういったユーザーの反応は数字にダイレクトに現れている。
 だが、迷うのも当然だろう。なにせ今週号にかんする情報が少なすぎる!

 購入ページには基本的に「ここでは、かつて女子プロレス団体の社長や女子格闘技イベントプロデューサーを務めてたA氏に、よせばいいのに借金を頼み込んだ専門誌の記者の話。某メジャー団体で采配を振るったB氏が知人から頼まれた話。元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者が一番驚いた、ある仕事を本業にしていたC氏がプロモーターをやっているだけでは飽き足らず団体を持った話。井上記者の目の前であるものを回し飲みしていた某レスラーの話とまでしか紹介出来ない。ヤバイ、ヤバすぎるのだ。
 もう今週号ばかりは購入して読んでいただくしかない!」としか書かれていない。

 これでは正直「なんか胡散臭いな」と思う人もいるだろう。
 かつて、この手の“ヤバいネタ”というのは、週刊ファイトの隅っこのほうにさらりと書かれてあったものだ。派手な見出しをつけたり、一面などで扱うことは決してないため、大きな話題を呼ぶことはない。だが、週刊ファイトを隅々まで読むようなマニアなら、「お、これはすごいことが書かれているな」と見つけたことがあったはずだ。そうやってファイトでは、時折とんでもないネタを潜ませていた。

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<注!>写真と今週号の内容は一切関係ありません。

 しかし1人で執筆しているため、週にネタは3〜4本、その1本1本の紹介を誰でも気軽に見られるサイト上でしている「マット界舞台裏」で、そういった裏ネタを潜ませることは難しい。
 だが、読者から「もっと過激な記事を読みたい!」というリクエストが多数あり、元週刊ファイト編集長の井上譲二記者は編集部サイドに「購入ページに詳しい紹介文を載せないでほしい。購入してくれた読者だけが読むのなら・・・」という条件を付けた上で、今週号の裏ネタ4連発を執筆したのである。

 実話系雑誌やネット上に匿名で書かれている裏ネタとはひと味違う、元週刊ファイトの編集長が意を決して書き上げた渾身の裏ネタをしかと見届けよ!

週刊マット界舞台裏'09年4月02日号

2009年03月31日

読売新聞朝刊に『ある悪役レスラーの懺悔』 4・6格闘二人祭!!にポーゴが襲撃予告

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 ミスターポーゴが4月6日(月)、夜7時半から新宿LOFT PLUS ONEで開催される『ターザン山本と吉田豪の格闘二人祭!! 〜09'春〜』への襲撃指令をミルホンネットに通告した。地下の会場であるため火炎放射は認められなかったが、公認凶器として鎖鎌の使用が認められているスクランブルバンクハウスデスマッチ形式だという。

 ミルホンネットではミスターポーゴの直筆サイン入り『ある悪役レスラーの懺悔』の感謝パックを販売予定。ファイト!ミルホンネットの見本誌が収録されたCD-R付きが2000円、3月25日のトークライブ映像を収録したDVD付きが(もし間に合えば)3000円、編集が間に合わなければ本のみ手渡し、後日郵送することになる。

 なお、読売新聞本日3月31日付朝刊3面下段に、講談社の新刊広告が掲載されている。はるな愛の自伝『素晴らしき、この人生』と『ある悪役レスラーの懺悔』が並んでいるので、ご参照ください。

別冊ミルホンネット『THE OUTSIDER 両国の夜明け』が発売中!

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 昨年3・30の旗揚げ以来、札止め神話を塗り返し続けてきた不良の祭典『THE OUTSIDER』が、大人気の不良映画『クローズZERO 供戮箸離灰薀椒譟璽轡腑鵑砲茲辰董△弔い暴蕕梁膕饐譟ξ捷餽餤惨曚某塀个靴拭
 格闘ファンも、そうでない人も大注目の『THE OUTSIDER』初の大会場興行。気になる会場内全景、初めて導入されたハイクオリティな煽りV、OUTSIDER名物の大乱闘、“目の保養度”ナンバーワンのラウンドエンジェル……いま最も“旬”な格闘技興行の一年の集大成を、圧倒の86ページにパッケージングして堂々発売!
 もちろん、リングス・前田日明代表の試合後総括、本人直々に語り下ろす戦前の見所紹介と、OUTSIDERの発展に「一所懸命」なアキラ兄さんのナマの声も完全フォロー。
 これは新日本・UWF・リングス・HERO'Sと続く「前田日明の軌跡」を追い続けたオールドファンも、血湧き肉躍るド突き合いに熱中する現役の不良諸君も、一家に一冊必携の書なのである!

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OUTSIDERの一番オモロい人気者・“ハマの狂犬”黒石高大も、ミルホンネットでは他の追随を許さぬ大フィーチャー。これを読んだらひょっとして、貴方もハマの狂犬が好きになる!?

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格闘彫師! アウトレットブルース!
強くてコワくて面白い不良たちは如何に闘ったか!?


別冊ミルホンネット『THE OUTSIDER 両国の夜明け』
“不良の祭典”がド派手に両国初進出! あの“スター”たちは如何に闘ったか!? 3・15『THE OUTSIDER SPECIAL』

5・2代々木『戦極〜第八陣〜』フェザー級GP2回戦カードが決定

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 5月2日(土)国立代々木競技場第二体育館で開催される『戦極〜第八陣〜』フェザー級グランプリ2回戦カードが決定した。興味深い組み合わせとなったので紹介したい。

 戦極がエース待遇で押す日沖発は、スーパー高校生・山田哲也を粉砕して勝ち上がった英国のロニー・牛若だ。すべて一本勝ちでトーナメント優勝を狙う”修斗の子”日沖は、どのようにオールラウンドに強いロニーと向き合うのか。鮮やかな勝利を期待したい。

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 吉田道場でNEO柔道を提唱する小見川道大に対するは、ものすごい実力者ぶりをみせつけ門脇英基にスキを見せなかった裏・優勝候補のナム・ファンだ。もう一度「俺が負けると思ってた奴、くそったれ!」と小見川のマイクが聞きたい。

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 "ZST最強の男"金原正徳には、GUTSMAN修斗道場の石渡伸太郎を下したジョン・チャンソンが待ち構える。勢いに乗っている金ちゃんの笑顔がまた見たい!

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 日本代表として、パンクラス王者にして優勝候補本命のマルロン・サンドロは、カナダの壊し屋ニック・デニスと激突する。攻撃的というよりは”暴力”で勝ってきた川原誠也を下したニックは、正念場を迎えることになった。

■ 戦極〜第八陣〜
5月2日(土) 国立代々木競技場第二体育館 
開場14:00、開始16:00

【既報対戦カード】

<ライトヘビー級ワンマッチ>
シャンジ・ヒベイロ(ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
vs.
KEI山宮(GRABAKA)

<ウェルター級ワンマッチ>
瀧本 誠(吉田道場)
vs.
マイケル・コスタ(シュートボクセ・アカデミー)

<ライト級ワンマッチ>
横田一則(GRABAKA)
vs.
レオ・サントス(ノヴァ・ウニオン)

別冊ミルホンネット『戦極REAL大全2009』好評発売中

関西に咲いた仇花なのか?FU☆CK!プロレス怒涛の興行ラッシュ、こりゃあ何なんだあーこんなんだあー

急遽決定!貸切興行一般公開第2弾
FU★CK!
■「DEVIL FACTORY`s SEMINAR 2nd.STEP」
2009年4月12日(日)午後1時開始
WONDER LAND
 (河内長野市原町5−6−10)
入場料金全席自由ちゃんこ含3000円(当日のみ)
 【出場予定選手】
冨宅飛駈 グレートカイザー 田中まもる The Zack
ルチャマスター武丸 他

そして早くもひそかに話題の
■「天・地・梅」
2009年4月19日(日)午後0時開始
WONDER LAND 「天」
 (河内長野市原町5−6−10)
入場料金全席自由3000円(当日3500円)

2009年4月19日(日)午後0時開始
■CLUB・AMENITY 「地」
 (大阪府和泉市富秋町201-1)
入場料金3000円(当日のみ)


2009年4月19日(日)午後5時30分開始
■WONDER LAND 「梅」
 (河内長野市原町5−6−10)
入場料金3000円(当日のみ)

【出場予定選手】 未定

これは一体???


さらに
狂気の沙汰か!そして何か訳あり感も漂う???
■「CLOSE〜DOJOするなら金をくれ!〜」
2009年5月24日(日)午後2時開始
WONDER LAND 
 (河内長野市原町5−6−10)
入場料金全席自由・前売3000円(当日3500円)
 
 【出場予定選手】
富宅飛駈、内田祥一、244他

終焉を迎えてしまうのかそれとも新たな局面を迎える前触れなのか?

大会その他に関するお問い合わせ先
FU★CK!事務局 090−3674−8790
御質問御不明点等ございましたら御連絡ください

週刊マット界舞台裏'09年2月05日号〜FU★CK!プロレス常設会場WONDERLANDこけら落とし大会
週刊マット界舞台裏'09年3月19日号〜244自主興行「心地よいプロレス賛歌が確かに聴こえた…」

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