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HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦 リアルタイム速報

 全試合が軽量級、試合数も全9試合と多く、かつての『PRIDE武士道』を思わせるイベントになった『DREAM.7』。

 大会前にエリオ・グレイシー追悼セレモニー。中井祐樹、桜庭和志がそれぞれ、エリオがいなければMMAは無かったとその功績を讃え、会場で黙とうが行われた。

<第1試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○ビビアーノ・フェルナンデス
(判定 3-0)
●大塚隆史

 KIDを苦しめた柔術王者、ビビアーノとトーナメント最年少の大塚。試合開始からビビアーノがテイクダウンして寝技地獄に引きずり込むが、何故かブレイクされる。フィニッシュにつながらない攻撃という事でビビアーノにイエローという不可解な展開。しかし試合はほぼ一方的にビビアーノが攻め、大塚は耐えるだけだったので判定はビビアーノ。

<第2試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○ジョー・ウォーレン
(1R終了 ドクターストップ)
●チェイス・ビービ

 元WECバンタム級王者で優勝候補のビービに、チーム・クエストからの刺客ウォーレン。序盤は互角の打撃戦だが、1R中盤からウォーレンがテイクダウン。ビービも下から攻めるが、極まるに至らない。そしてスタンドに戻ってラウンド終了直前にウォーレンの首相撲からの膝蹴りが炸裂。これでビービが流血。そのままラウンド終了となったが、ドクターのチェックでビービにストップがかかりウォーレンが勝利。ウォーレンの身体能力の高さが光った一戦だった。

<第3試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○エイブル・カラム
(判定3-0)
●西浦“ウィッキー”聡生

 修斗新人王の西浦に、KOTCフライ級王者のカラム。カラムの圧力が凄く、テイクダウン、引き込みでグラウンドにもっていき、足を使い腕十字、アームロックなど攻めまくる。西浦は防戦一方で良い所が全く無い。1R後半はカラムのマウントパンチで西浦は青息吐息。2Rもカラムがアリ地獄の様にグラウンドに引きずり込み一方的に攻めまくり、カラム判定勝ち。

<第4試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○石田光洋
(判定 3-0)
●中村大介

 所を倒して知名度を上げた中村に対するは、DREAMライト級の実力者、石田。テイクダウンしパウンドを落す石田。亀になる中村に膝蹴りの連発で攻めまくる石田。その後、中村はひたすら腕狙いだが、石田はそれをディフェンスして、投げ、テイクダウン、そして中村が亀になれば膝を叩き込む展開で試合を有利に進めていく。中村は流血。2Rは両者、それなりに攻めるが、共に決定打は無く、判定で石田。

<第5試合 74kg契約 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○青木真也
(1R チョークスリーパー)
●デビッド・ガードナー

 DREAMの大黒柱、青木。対するガードナーはチーム・クエストからの刺客。青木がグラウンドに引き込み、パウンドするガードナーの力を使って見事なスイープ。その後は足で胴を締めつけ、チョーク狙い。更に三角締め、腕十字を狙う青木。なんとか立ち上がったガードナーだが、また青木がグラウンドに。ガードナーは余裕を見せようとしたのかバックを取られているのに「ハロー・ジャパン」と観客に手を振った時、青木がチョークを極めて一本勝ち。ガードナーは間抜けな負け方をしてしまった。

<第6試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○川尻達也
(1R チョーク)
●ロス・エバネス

 武田にK-1ルールで勝利し、時の人となった川尻に、BJペンの愛弟子エバネス。エバネスが減量1.4kgオーバーで本来なら失格だが、川尻が対戦を認めたため、エバネス、イエローカードで試合が行われた。普通に川尻がグラウンドでチョークスリーパーを極めて勝利。
 勝った川尻はリング上で、次はカルバンとライト級王者挑戦者決定戦をやらせて欲しいとマイクアピール。

<第7試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○前田吉朗
(判定 3-0)
●ミカ・ミラー

 パンクラス軽量級のエース、前田に、名門ATTの巨人ミラー。グラウンドに引き込むミラーが規定外の長い足を使って執拗に攻めてくる。打撃の前田、グラウンドのミラーという感じだが、判定は打撃とグラウンドで上になっていたのを評価されたのか前田が判定勝ち。

<第8試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○高谷裕之
(KO)
●キム・ジョンウォン

 WECに挑戦するも、2連敗で契約を切られ、日本で再スタートの高谷。対するキムは総合初という事で、川尻に続いて顔見世マッチ。ある意味、必勝が義務づけられている試合だ。1Rは静かな展開だったが、2R、高谷がクロスカウンターで右ストレートをキムに叩き込み完全KO勝利。

<第9試合 1R10分・2R5分(インターバル90秒)>
○今成正和
(判定 2-1)
●山本篤

 ある意味対極のタイプである今成と山本の対戦。今成は打倒KIDを目標にしているので、KID軍団の斬り込み隊長、山本は倒しておきたい所だ。今成が例によって横を向いたり独特の間合いで山本が攻めあぐね、今成の引き込みから、オモプラッタなど腕を狙う。両者、決め手に欠け、判定も割れて2−1で今成が僅差の判定勝ち。

タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 DREAM始動とUFC、パンクラス訴訟の全容

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2009年03月08日 16:06に投稿されたエントリーのページです。

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