« 乙女半ば〜Let's Kick with J FINAL観戦記〜 | メイン | 障害者プロレス「D1トーナメント2008」チャンピオン インタビュー »

関西インディーの雄・VKFが12・2東京初上陸! その闘いは、新木場のプヲタの心に届いたか!?

 関西インディープロレスの雄・VKFの記念すべき東京初上陸興行が、2日、東京・新木場 1st Ring にて行われ、全7試合の熱戦が繰り広げられた。
 東京のプロレスファンに馴染みの薄い関西ローカルインディーの興行、そして平日夜という不利な条件が重なり、この日の動員は正直、お世辞にも褒められるモノではなかった。しかし名うてのプロレス巧者にマット界屈指の破壊力を誇るスーパーヘビー級戦士と、ローカルインディーらしからぬ豪華メンバーが揃いに揃った今大会のクオリティは、文句ナシの高水準。すれっからしで鳴る新木場のプヲタたちの心にも、『VKF』の3文字が深く刻み込まれたことであろう。
 
 ミルホンネットが独断で選ぶ今大会MVPは、大阪プロレスの“ムチャ・リブレ”戦士アジアン・クーガー。大日本が誇るバカガイジン・MASADAとシングルで激突したが、無謀大好きトンパチ同士の対決は、当然のように客席を破壊しまくるハードコア戦に。体格で大きく劣るアジアン・クーガーは、案の定MASADAの規格外のバカ猛攻に青息吐息。しかしラダーを巡る攻防戦から形勢逆転。以降クーガーが“ムチャ・リブレ”で大反撃を見せる。最後はラダーからのトペ・アトミコで怪物MASADAから3カウント! 新木場のファンに「大阪プロレスのハードコア戦士ここにあり!」を見せつけた。

081202-masada01.jpg
081202-masada02.jpg
081202-masada03.jpg

バカガイジンMASADAのメガパワー炸裂! 青息吐息のクーガーだったが、ラダーの攻防から大逆転! “ムチャドール”の面目躍如だ

081202-masada04.jpg
081202-masada05.jpg
081202-masada06.jpg
081202-masada07.jpg

フィニッシュはMASADAを叩き落とし、ラダーのてっぺんからのトペ・アトミコ。大阪vs横浜(大日本)のトンパチ戦争は、大阪が制した!


 セミのGENTARO vs 忍の空中戦、メインタッグ戦での東郷vs岸和田の“匠vsメガパワー”のハイレベルな攻防と、純粋なプロレスのみで観客の目をクギづけにしたVKF。
「終わりなんて噂もあるけどな、VKFはまだまだ続くぞ。オマエら、大阪まで観にこいや!」
と、メイン終了後にマイクで叫んだ岸和田のメッセージは、この日詰めかけた新木場のファンにも届いたはずである。これだけの試合を見せ続けてくれるならば、大阪でも観たいし、願わくば東京でもまた何度でも観たいぞ!


081202-semi01.jpg
081202-semi02.jpg
081202-semi03.jpg
081202-semi04.jpg

セミのVKF選手権は、GENTAROの老獪な腕殺しと忍の華麗な飛び技が交差する好試合。勝負は忍のセックスボンバーを切り返しての腕十字でGENTAROに凱歌が上がったが、忍のこの躍動感、お見事の一語に尽きる!

081202-main01.jpg
081202-main02.jpg
081202-main03.jpg
081202-main04.jpg
081202-main05.jpg

メインは東郷&正宗の名人コンビに、岸和田のメガパワーがぶつかりまたまた好勝負。「VKF観たけりゃ大阪来い!」と岸和田が強気に出るのも、試合のクオリティを見ればうなずける。

081202-apple01.jpg
081202-apple02.jpg
081202-apple03.jpg

全員がブレイザーを名乗る“ブレイザーマッチ”では、菊・ブレイザー(菊タロー)がアップル・ブレイザー(アップルみゆき)に「俺と結婚しろ!」と叫びながらのセクハラ三昧。しかし、ただそこに居るだけで、会場の空気を桃色に塗り替えてしまうアポたんの存在感(というかフェロモン)は特筆モノなのであります!


■VKF『"This is WRESTLE NANIWA TOUR's" VOL:2』
2008年12月2日(火)開始:19:00
会場:東京・新木場 1st Ring

<第1試合 シングルマッチ10分1本勝負>
○クラウザー(3分15秒 チョークスラム)●マグナム大江戸

<第2試合 シングルマッチ15分1本勝負>
○冨宅飛駈(10分49秒 変型クビ固め)●岡本一寛

<第3試合 タッグマッチ20分1本勝負>
矢郷良明、○藤澤忠伸(11分48秒 スライディングキック)正岡大介、●柴山貴哉

<第4試合 タッグマッチ20本1本勝負>
○エル・ブレイザー、菊・ブレイザー(11分15秒 スワンダイブ式ファイヤーバード)●サノ・ブレイザー、アップル・ブレイザー

<第5試合 シングルマッチ45分1本勝負>
○アジアン・クーガー(11分49秒 ラダー式アトミコ)●MASADA

<第6試合 VKF KING of WRSTLE NANIWA 選手権試合 61分1本勝負>
○[王者]GENTARO(21分10秒 腕ひしぎ逆十字固め)●忍[挑戦者]
※王者GENTAROが2度目の防衛に成功

<第7試合 スペシャルタッグマッチ60分1本勝負>
○ディック東郷、政宗(20分20秒 ダイビングセントーン)マグニチュード岸和田、●内田祥一

About

2008年12月03日 03:56に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「乙女半ば〜Let's Kick with J FINAL観戦記〜」です。

次の投稿は「障害者プロレス「D1トーナメント2008」チャンピオン インタビュー」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。