石井宏樹KO勝利、緑川創&内田雅之揃って防衛~12・8新日本キック『Soul in the RingIX』

131208NJK12ishii.jpg
 新日本キックボクシング協会2013年最終大会となる『Soul in the RingIX』が12月8日(日)、東京・後楽園ホールで行われた。
 トリプルメインのトリは主催の藤本ジム所属の元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹、10月の後楽園大会で「あと2試合で引退」を宣言したプレ引退マッチである。対戦相手のギャティサックは18歳の新鋭だ。1Rは荒々しく攻めるが石井は軽くいなし、2Rアッパーでダウンを奪うとボディへの連打から肘を叩き込みKOで勝利を飾り、試合後はマイクで来年の2月11日、日本人無敗の強豪ゲーオ・フェアテックスとラストマッチを行うことを宣言し、意気込みを述べた。
 また藤本ジム所属の2人の新日本キック協会チャンピオン、ウェルター級・緑川創は、挑戦者決定戦を勝ち抜いた1位・渡辺健司に5Rカットされるなど苦しみながらも引分で4度目の防衛。フェザー級・内田雅之は1位・瀬戸口勝也に2-1のスプリットで辛勝で3度目の防衛、苦戦ながらも両王者が防衛を果たしている。
 ノンタイトルに登場したヘビー級王者・松本哉朗は韓国の総合格闘家・ヘジュンに判定勝ち、ミドル級王者・喜多村誠は協会ランカー・ショーケンを最終3R終了間際にハイキックでKOした。
 フライ級タイトルを返上し、打倒ムエタイに的を絞った江端ツインズの兄・睦は、9月の『TITANS NEOS 14』でラジャダムナンスタジアム認定バンタム級タイトル戦で惜敗した後の復帰戦となる。タイからの刺客・ワンチャイを2RKOで復帰戦を飾り、再始動を遂げている。
 新日本キックボクシング協会それぞれの選手が今年の最終戦を有終の美で締めくくった。2014年新年初興行は1月12日(日)『WINNERS 2014』後楽園ホール大会が発表されている。
■新日本キックボクシング協会「Soul in the RingIX」
日時:12月8日(日) 開場:16:45 開始:17:00
会場:東京・後楽園ホール
主催:藤本ジム
認定:新日本キックボクシング協会
<第12試合 メインイベント 日泰国際マッチ 3分3R>
○石井宏樹(元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者/藤本ジム)
 2RKO 1分22秒 ※ボディからの肘
●ギャティサック、シットサイトーン(泰国)

<第11試合 メインイベント 新日本ウェルター級タイトルマッチ 3分5R>
△緑川 創(新日本ウェルター級王者/藤本ジム)
 引分1-1(50-49,49-50,48-48)
△渡辺健司(新日本ウェルター級1位/伊原稲城)
※緑川が4度目の防衛
131208NJKmidorikawaWatanabe.jpg
藤本会長(左)、伊原代表(右)に讃えられる内田雅之

<第10試合 メインイベント 新日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R>
○内田雅之(新日本フェザー級王者/藤本ジム)
 判定2-1(49-48,50-49,48-49)
●瀬戸口勝也(新日本フェザー級1位/横須賀太賀)
※内田が3度目の防衛
131208NJK10uchida.jpg

<第9試合 セミファイナル 日韓国際マッチ 3分3R>
○松本哉朗(新日本ヘビー級王者/藤本ジム)
 判定(30-28,30-29,30-28)
●“ハングリー”ヤン、ヘジュン(韓国)
131208NJK8matsumoto.jpg

<第8試合 セミファイナル 新日本ミドル級 3分3R>
○喜多村 誠(日本ミドル級王者/伊原新潟)
 3RKO 2分54秒 ※右ハイキック
●ショーケン(日本ミドル級3位/山田ジム)
131208NJK8kitamuraKOshoken.jpg

<第7試合 セミファイナル 54kg契約 日泰国際マッチ 3分3R>
○江幡 睦(元新日本フライ級王者/伊原道場)
 2RKO 1分37秒 ※2度目のダウンでタオル投入
●ワンチャイ・シットサイトーン (泰)
131208NJK7mutsukiEbata.jpg

<第6試合 ライト級 3分3R>
○勝 次(新日本ライト級1位/藤本ジム)
 1RKO 2分38秒 ※右パンチ
●福岡直也(新日本ライト級4位/治政館)

<第5試合 ライト級 3分3R>
△春 樹(新日本ライト級2位/横須賀太賀)
 引分0-0(29-29,29-29,29-29)
△ジョニー・オリベイラ(新日本ライト級3位/トーエル)

<第4試合 ウェルター級 3分3R>
○木村旭洋(新日本ウェルター級/伊原道場)
 2RTKO 1分16秒 ※左ストレート
●TAKEDA (Be-familyNEO)

<第3試合 フェザー級 3分2R>
●太平洋 亘(野本ジム)
 判定(20-17,20-18,20-28)
○布施木 将人(藤本ジム)

<第2試合 バンタム級 3分2R>
AKIHIRO(ビクトリー) vs. X
※試合中止

<第1試合 ライト級 3分2R>
○梅木裕介(トーエル)
 判定3-0(20-18,20-17,20-17)
●里見柚巳(横須賀太賀)

大会の全容と詳細は、マット界舞台裏12月19日号リアルジャパン新日D広島PモラレスWWEシスコ会見新日キックに掲載されました。
☆併せて読むとよくわかる
別冊ミルホンネット新女王RENA年間最高UFC139 新日本キック日泰対抗戦MAキック聖域
マット界舞台裏’12年01月12日対抗戦暗礁 新日禁断猪木今年元気ですか真樹先生死去
マット界舞台裏2月16日号新日売却徹底検証 秋山長州因縁大日本 真樹先生を偲ぶ会
マット界舞台裏2月23日号選手稼ぎ新日値段岡田SMASH解散ダミアン・アラモス戸井克成
マット界舞台裏3月8日号木谷暴走蝶野解任REINA武藤限界東京マラソンMAキック梅野タイ
マット界舞台裏3月22日号オカダ政権 大阪興行 外人招聘+石井宏樹ムエタイ王座防衛
マット界舞台裏4月5日号新K1総会ノア黒社会+記者脅迫 WWE殿堂3・25M-147TNT1st
マット界舞台裏4月12日号ノア注意WWE祭典 パンクラスISAO戴冠池野LIVE変アングル批判
マット界舞台裏5月3日号EMCOM株高怪 7・1両国 Z1ニタ 三流選手考TITANS NEOS
マット界舞台裏5月10日号竹内宏介追悼 新日内情+WNC始動TRIBELATEノア決勝 Stardom
マット界舞台裏5月24日号K1激震Bブーン魔裟斗 ノア黒幕 新日戦略渇+3kick大会総浚い
マット界舞台裏5月31日号オカダ不安ノア秘策哀社長揶揄SF蹴拳天龍プロジェクト森谷俊之
別冊ミルホンネットK-1対Glory全面戦争勃発!マドリード/ストックフォルム炎上+APKF独占
マット界舞台裏6月7日号新日論外井上提言紫雷イオWNC巡業IGF HERO Jewels大阪NJKF
マット界舞台裏6月21日号ノア三沢追悼&新宝島IGF新日TJシン秘密大仁田6.10新日キック
マット界舞台裏8月2日号新日1億中邑不穏宮戸解任RAW1000大晦日Krush新日本KickM1
マット界舞台裏9月6日号別冊花火S-CupRENA木谷介入週プロ船木+藤波40新日本キック
マット界舞台裏9月27日号新日OB木谷密約IGFガイジン天国週刊F溝GloryK1石井防衛宍戸
マット界舞台裏12月20日号沈没ノア特集2弾秋山小橋潮崎行方金網DEEP新日キックP天功
別冊ミルホンネットDREAM18イノキボンバイエ小川藤田GLORY4江幡睦’12WNC天龍Project
マット界舞台裏3月21日号全日白石暴走RoadToGlory石井宏樹陥落力道山秘1/2兵衛怒涛
マット界舞台裏5月2日号CAC初代虎基金新日全日節穴JWP中島ルチャ2Glory7新日キック
マット界舞台裏5月30日号全日不穏IGF失速BattleAid椿志保ファイヴ中井りんPan新日kick
マット界舞台裏8月1日号猪木当選IGF検証DFC独立系集結JゴンザレスRISE新日本キック
マット界舞台裏9月5日号WWE夏ブライアン全日検証大田区Hレイス新日キックリアルJ+別枠
マット界舞台裏9月26日号K1Glory戦争白石企業再生スティムボート新日江幡双子長瀬館長
マット界舞台裏10月24日号新日全日両国K1矢吹満Eブラソ強欲社長WNCxREINA長瀬館長
マット界舞台裏12月5日号白石伸生UFC20MDバションDEEP新日キックJパワーズ大阪NPW
マット界舞台裏12月19日号リアルジャパン新日D広島PモラレスWWEシスコ会見新日キック