(C)Fight Nights
2013年12月7日、ロシアで急成長を遂げている新興MMA大会Fight Nightsが『Fight Nights – Battle of Moscow 14』を開催した。
メインとセミには、ソクジュとヴァレンタイン・オーフレイムという、日本でも活躍したメジャー選手が参戦し、現在、どんどん実力をつけているロシア勢と対戦となった。
しかし、ソクジュ、オーフレイム共に1Rで滅多打ちにあいTKO負けをするという日本のファンにはショッキングな結果となった。
メインイベントで行なわれた現在4連勝中というコンスタンチン・エローヒンとソクジュは、試合開始こそお互いに見合ってスタンドの展開だったが、エローヒンが前に出てラッシュ。左2連発でソクジュが後退するとワンツーで追い撃ちをかけ金網際に押し倒すようにダウンさせ、追撃のパウンドで滅多打ち。レフリーがストップして見事にTKO勝利となった。
セミファイナルでは、こちらも3連勝中のミハエル・モクフナトキンがアリスターの兄であるヴァレンタイン・オーフレイムと対戦。こちらも序盤こそスタンドで見合う展開だったが、モクフナトキンが左でオーフレイムからダウンを奪いパウンド。これはなんとか耐え、立ちあがって逆にテイクダウンを奪ったオーフレイムだが、再びスタンドに戻され、今度は左でダウンを奪われ金網際で頭を抱えてまるまるオーフレイムをモクフナトキンが滅多打ちにしてオーフレイムはタップ。こちらも1RでTKO決着となった。
もっとも、ソクジュもオーフレイムも日本で活躍した選手ではあるが、近年はこうしたロシアや東欧の若手に敗れている。世代交代がどんどん加速しているのだろう。
■　Fight Nights – Battle of Moscow 14
日時：2013年12月7日
場所：ロシア
＜メインイベント　ヘビー級＞
○コンスタンチン・エローヒン
　1R TKO
●ソクジュ
＜セミファイナル　ヘビー級＞
○ミハエル・モクフナトキン
　1R TKO
●ヴァレンタイン・オーフレイム

(C)KSW

同日に、欧州最大のMMA大会、ポーランドの『KSW 25』も開催された。
メインでは、団体のエース格であるマメッド・ハリドフに日本の桜井隆多が挑んだ。
前回ドローとなった再戦だが、ハリドフが圧勝。まずはハリドフが鋭い打撃で桜井を攻め、桜井は何とかテイクダウンするも、すぐにハリドフが下から三角締め。これががっちり極まりハリドフが秒殺の一本勝ちで完勝した。戦前の予想を遥かに上回るハリドフの強さだけが目立った一戦だった。
また、セミファイナルで行なわれたウェルター級王座決定戦では、地元ポーランドのアスランベック・サイドフと、元シュートボクセとして日本でも活躍、三崎和雄にも勝利しているダニエル・アカーシオで行なわれた。打撃ではアカーシオに分があるものの、サイドフはテイクダウンしてグランドで上から攻め見事、判定勝利。ウェルター級王者に輝いた。
更に、メインカードではKO、一本勝ちが続出。欧州最大、世界でも有数のMMA大会である事を見せつけていた。
■　KSW 25
日時：2013年12月7日
場所：ポーランド
＜メインイベント　ミドル級＞
○マメッド・ハリドフ
　1R　三角締め
●桜井 隆多
＜セミファイナル　KSWウェルター級王座決定戦＞
○アスランベック・サイドフ
　判定
●ダニエル・アカーシオ
※サイドフが新王者
＜ウェルター級＞
○ラファト・モクス
　1R 1分35秒　ギロチンチョーク
●ルイス・カド・シモン
＜ミドル級＞
○アブ・アザイタ
　1R TKO
●クジュトフ・クラーク
＜ライトヘビー級＞
○ヴァージル・ズウィッカー
　1R 1分12秒 TKO
●マイク・ヘイス
＜ヘビー級＞
○オリ・トンプソン
　2R 1分24秒 TKO
●カリム・ワルス
＜ミドル級＞
○ピオトル・ストルス
　判定
●マット・ホーウィッチ
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