石井宏樹防衛失敗エークピカート新王者 江幡睦一歩も譲らぬ試合運びも戴冠ならず~新日本キック『MAGNUM 31』

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新王者エークピカート
 タイ国ラジャダムナンスタジアムチャンピオンとなった石井宏樹が目標とするタイでの防衛戦を行うためにも落とせない3度目の防衛戦。迎え討つエークピカートは頑健な体躯で石井のスピードある攻撃をもらうも強引にインファイトに持込み、2R叩きつけるような肘で石井からダウンを奪う。
 ダウンポイントを奪われ焦る石井を4R、またも肘打ちでマットに這わせ、レフェリーが試合を止めエークピカートが新チャンピオンに輝き、石井は3度目の防衛失敗。
 石井は医務室に運ばれ、現時点で目標とするタイでの防衛戦が潰えた。年齢的(現在34歳)にも今後の動向が気になる。
 もう1つのメインでは新日本フライ級王者・江幡睦(えばた・むつき/伊原道場)が、2階級あげてラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座に挑戦。
 ムエタイでは外国人選手の立ち入る隙のない軽量級で、1Rからスピードに溢れた力強い攻撃で挑戦者らしく積極的に攻める。縦肘でマーナサックの顔面を切り裂くが、試合運びとムエタイ式採点の為3-0の判定で戴冠ならなかった。しかし、一歩も引かない試合運びに、まだ22歳と若い江幡の今後に期待がもてる試合内容だった。
 その他、セミファイナルでは新日本ウェルター級チャンピオンの緑川創が連勝中の斗吾を判定で下し、次戦4月14日 (日)の『REBELS.15』ディファ有明大会でのT-98(たくや/クロスポイント吉祥寺/WPMF日本ウェルター級王者)への弾みをつけた。
 他団体より参戦のNJKF上位ランカーMR.ハガ(北流会君津/NJKFバンタム級1位)、テヨン(キングジム/NJKFウェルター級2位)は、新日本キック協会のランカー重森陽太(伊原道場稲城支部/新日本バンタム級2位)、大槻翔太(伊原道場/新日本ウェルター級8位)にそれぞれがKOで敗れた。
 新日本キックボクシング協会次回興行は4月21日(日)『TITANS NEOS 13』後楽園ホール大会が発表されている。
■ 新日本キックボクシング協会『MAGNUM 31』
日時:3月10日(日) 開場16:45 / 開始17:00
会場:後楽園ホール
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<メインイベント(第12試合) ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R>
●石井宏樹(藤本ジム/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・80戦58勝28KO12敗10分)
 4RTKO 2分25秒 ※右肘でダウン 石井は2Rにも右肘でダウン有
○エークピカート・モー.クルンテープトンブリー(タイ/挑戦者同級3位、78戦63勝12KO14敗1分)
※エークピカートが新チャンピオン、石井は3度めの防衛に失敗
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<メインイベント(第11試合) ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級タイトルマッチ 3分5R>
○マーナサック・ピンシンチャイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者、129戦94勝11KO29敗6分)
 判定3-0(49-48,49-48,49-47)
●江幡 睦(伊原道場/新日本フライ級王者/挑戦者、19戦17勝11KO1敗1分)
※マーナサックが防衛
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<セミファイナル(第10試合) 70kg契約 3分5R>
○緑川 創(藤本ジム/新日本ウェルター王者、35戦23勝5KO8敗4分2無効試合)
 判定3-0(50-49,49-48,50-48)
●斗吾(伊原道場/新日本ミドル級2位、21戦14勝8KO6敗1分)
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<9試合 日本バンタム級 3分3R>
○重森陽太(伊原道場稲城支部/新日本バンタム級2位、5戦4勝2KO1分)
 1RTKO 2:50 ※試合中の打撃によるカット
●MR.ハガ(北流会君津/NJKFバンタム級1位、9戦5勝3敗1分)
<第8試合 日本フェザー級 3分3R>
○瀬戸口勝也(横須賀太賀/新日本フェザー級1位、22戦17勝7KO3敗2分)
 2RKO1:27 ※千久がパンチの連打を浴びたところでレフェリーストップ、瀬戸口は2Rパンチでダウンを奪う
●千久(伊原道場/新日本フェザー級10位、12戦7勝1KO1敗4分)
<第7試合 日本ミドル級 3分3R>
○ショーケン(山田ジム/新日本ミドル級2位、10戦5勝2KO2敗2分)
 判定3-0(30-28,30-28,30-27)
●阿久澤英一(伊原道場新潟支部/新日本ミドル級5位、32戦14勝6KO15敗3分)
<第6試合 日本ライト級 3分3R>
◯翔栄(治政館/新日本ライト級4位、9戦6勝2敗1分)
 判定3-0(30-28,30-28,30-29) ※春樹体重オーバーでグローブハンディ 翔栄6オンス、春樹8オンス
●春樹(横須賀太賀/新日本ライト級10位、9戦5勝3敗1分)
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<第5試合 ウェルター級 3分3R>
◯大槻翔太(伊原道場/新日本ウェルター級8位、10戦8勝5KO2敗)
 1RKO 1:42 ※右ストレート、大槻はパンチでダウンを一度奪う
●テヨン(キングジム/NJKFウェルター級2位、8戦6勝5KO1敗1分)
<第4試合 63kg契約 3分3R>
△羽立宏孝(伊原道場稲城支部/新日本ライト級8位、8戦6勝1敗1分)
 引分1-0(30-29,30-30,30-30)
△ツヨシ・M16ムエタイスタイル(M16ムエタイスタイル/WPMF日本ライト級12位、20戦9勝3KO9敗2分)
<第3試合 日本フライ級 3分2R>
●HIROYUKI(藤本ジム、5戦2勝1敗1分)
 判定0-3(三者19-20)
◯米村泰史(伊原道場、2戦2勝)
<第2試合 日本フライ級 3分2R>
△保苅雄大(トーエル、1戦1敗)
 引分0-1(20-20,20-20,19-20)
△勇太(新興ムエタイジム、3戦1勝2敗)
<第1試合 63kg契約 3分2R>
△SATOSHI(エムトーン、2戦1勝1KO1敗)
 引分1-1(20-19,19-20,19-19)
△梅木裕介(トーエル)※デビュー戦
大会の全容と詳細はマット界舞台裏3月21日号全日白石暴走RoadToGlory石井宏樹陥落力道山秘1/2兵衛怒涛に掲載されました。
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