WWF Saturday Night Heat&Rawバル・ビーナス阿部定 海援隊 田中稔

『レッスルマニア』直後アメプロ強化月間:寺内1/2兵衛のviva素晴らしきプロレス第2章#14

マット界舞台裏4月12日号ノア注意人物 WWE祭典WM28 パンクラス 変アングル

 前回同様に、アナハイムでの2本目の収録『Sunday Night Heat』とサンディエゴの『Raw-is-War』で遂に・・・。個人的には旧名のWWFの方が、WWEよりもしっくりきて好きなんだけどね(笑)。さてさて今回もサプライズはありますかね?
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先ずは、アナハイムのカード、
1 ○田中稔 vs. 前日対戦の、謎のレスラー● 田中が原爆固めで勝利
2 ●カイエンターイ(現地発音) vs. ヘッドバンガーズ、ダレン・ドロズドフ
  ドロズドフがMEN’Sテイオーからフォール勝ち
3 タイガー・アリ・シンの辛口カレーチャレンジ
  お客さんにリング上でインド製の辛いカレーを食べさせて・・・後は忘れたね(笑)。
4 ○ピエール vs. 多分ジョバー● 勿論、ピエールの勝利
5 △ケン・シャムロック vs. ディーロ・ブラウン△ 「格闘技戦」・・・引き分け
6 ○ザ・ロック、オーエン・ハート vs. ケイン、マンカインド● ロック組の勝利
7 ●セイブル vs. ジャクリーン○ ジャクリーンのアームロックが決まり、勝利

 もう1試合は観ずに、明日の試合地であるサンディエゴに移動の為、前日同様に深夜のドライブ。またモーテルに男4人で泊まるが、ベッドはツインで2個なので、2人で一個のベッドで寝ようとしたけど・・・。ヤマグチブラザースと謎の九州人が、小柄だが、男は男なので、寝返りを打てば顔や体が接触するし、もう拷問状態に近い状態だったから一緒に寝るのはギブアップ。シャワールームの横の床にバスタオルを敷き、バドワイザーで乾杯したけど、無論、ぐっすりと眠れる訳もなく、外を散歩したり、深夜TVを観たりと貴重な?時間を過ごして、無事にトランクスも脱がされず、顔にマジックで悪戯もされずに(笑)、ウトウトと眠りの世界へ・・・。
 時は1998年8月3日。
 早朝、まばゆいばかりの快晴。日差しの強さに思わず瞳もパッチリ?(笑)。

 今日のサンディエゴ・スポーツアリーナが日本語実況MCトライアウトのラストチャンスと踏んで、緊張と不安が交錯し、興奮気味。またお昼の12時前には、会場入りしなければ・・・。モーテルを出発し、遅刻もせずに会場入りしたけど、気が早いというか、熱狂的なファンはどの国でも一緒だね。凄い歓声が響き渡ってたよ。

 さて、今日のネクタイはアトムではなく(笑)、以前お世話になったCS放送局Gaoraの大阪在住Mr. Iさんからの頂きもの。派手なピエロの顔が描かれた、赤と緑のネクタイ。日本では一度も使用せず「やっとお前さん・・・クラウンの出番だよ」と心の内で呟くことしきり(笑)。ここぞとばかりに使用させてもらった(笑)。Mr. Iさんと言えば六本木の格チャン収録スタジオに顔を出してくれて、いきなり「ハンベイさんにピッタリだと思い、これを選びました(笑)」と渡された時の笑顔がまぁ、笑福亭鶴瓶さんにそっくり(笑)。思わず、そんな失礼(!)なことを言ったら「でも私の髪の毛は、ふさふさですから」とお返し(笑)。ただ渡されたネクタイのデザインには一瞬、何故porque・・・と思ってしまった。いくら僕が、オレンジや赤や青が好きだと言っても、赤と緑のネクタイを目にするのは生まれて初めてだったから。

 いろんなプレゼントもほんといろんな皆さんから頂き、ネクタイと言えば楽器のデザインのものを頂いたり、また未だに未使用の物もある。それは故・玉置宏さんから頂いた品。横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)の前身・大洋ホエールズの熱狂的ファンだった玉置さんからホエールズ所縁のネクタイを頂いた。本題からそれてしまうけど玉置さんと言えば横浜スタジアムの一塁側内野席は、年間シートを購入されていてよくビールを飲まれながら観戦されていたものだ。

 1998年には“大魔神”こと佐々木主浩選手の活躍もあって“奇跡”の日本一に輝き、CXの「プロ野球ニュース」にゲスト出演した時には玉置さんが泣かれていて、ビックリした懐かしい記憶もあるね。当時のHのマークが入ったシンプルな紺にストライプの入ったネクタイは、今も手元にあるも勿体無くて、一度も使用してない。
 1991年春には、大洋時代の横浜スタジアムに赴き、3年後に61才という若さでお亡くなりになられた恩人の一人の池松さん(玉置さんの先代マネージャー)と3人でビールを飲みに行った。途中まで大洋が負けていて、確か7回裏が終わったら、玉置さん、ご自宅に帰ってしまわれた。対戦チームはもう忘れてしまったけど、よっぽど悔しかったんだろうね。あれから、もう20年余の歳月が過ぎてしまった。思い出すと懐かしいけれど、やっぱり辛いね。amen.

 さて、本題に戻って・・・もう3日目になると、レスラーズとスタッフも顔を覚えてくれていて、スムーズに控え室入り口を通過。笑顔で握手とジョークをカマシてくるので、気分は最高。目指すは、ヤマグチサンとカイエンターイのドレッシングルーム。この後は、お決まりの無料バイキングルームでコーヒーとサラダとバーガーを頂き、雑談をヤマグチサン達と交わす。ドレッシングルームに戻って、カード表が壁に貼って有ったのでチェックしてみたらビックリ!!

 試合開始はPM 7:30でダークマッチが4試合『Sunday night heat』で、急遽『Raw is War』が7試合の変則スケジュール。
先ずは、ダークマッチから紹介すると、
1 ○田中 vs. ジョバー● 田中の原爆固めで勝利
2 名前の分らないジョバー同士、あるいはトライアウト(入門テスト)の対戦
3 まさかのアルティメット・ウォリアーが登場、ジョバーに圧倒的勝利。多分地元に住んでいるのでは? ノーTV
4 ○エッジ vs. ピエール● エッジの勝利
『Raw is War』は、
1 スティーブ・オースチン vs. ザ・ロック 試合は荒れて無効試合に!!
2 ○ゴルガ vs. マーク・メロ● メロの敗北。
3 ○ゴッドファーザー vs. スコーピオ● Brawl For All格闘技戦3ラウンド制
ゴッドファーザーの判定勝利
4 ○ケイン、マンカインド vs. エッジ、金髪のジョバー● 
ケイン組の勝利で、本日2試合目のエッジは、大人気!!
5 ○ホーク・ウォリアー vs. ダブルJ● 
ダブルJの反則負けで、ホークの助っ人、ロードドッグが乱入
6 ○HHH vs. Xパック HHHのぺディグリー炸裂で、Xパックの敗北!も名勝負
7 バル・ビーナスvs. カイエンターイ とんでもない試合で、無効試合に!!

 注目の試合は、当時問題になった一戦!! ヤマグチサン達が試合中に”AV男優”ビーナスを控え室に拉致。レフェリー、スタッフがドアを開けようとするが、中から鍵を掛けて・・・ちゃんとTVクルーはスタンバイして、ヤマグチさんの手には日本刀が握られ、TVカメラにニッコリと笑って、一刀両断で・・・?
 アリーナの大型ビジョンには、砂嵐が流れた。日本では、番組終了前の画像と思ってもらえれば良いかも。ビーナスのチンチンは・・・? これぞ正しく低俗番組と言われていた、昭和のプロレスを思い出す。「流血が野蛮だ、品が無い」と全国のPTAから槍玉に上がっていた頃は、ザ・マニアックスとエルアミーゴ全盛時代だったな。『月刊ゴング』の特捜レポートに、当時のウォーリーがPTAに突撃取材を敢行したものがあったけど、その張本人が20年の時を経て、サンディエゴの地で、侍のシンボルである刀をふりかざしてアレをちょんぎる!?(笑)。

 皆さん、こういう、とんでもないstoryを考えたWWFは、やっぱり凄いのか? いっちゃってるのか? どう、思います?(笑)。
 それともヤマグチサン自身が考えたのかな? それはそれで才能だけどね(笑)。試合前に少しリハをしていたが、本番はgood jobだったね。WWFはスポーツ・エンターティンメントのスローガンが“売り”だけど、日本刀で”AV男優”のポコチンを快刀するとは!?・・・少し行き先が心配? 実際、このRawの回は、その場面が槍玉にあがってしまった。

 ところで皆さん、大事なWWF日本語TV実況トライアウトは、いつ行われたのか?
 我が人生に悔いは無しという懐メロもありましたが、僕はそんな立派な人間では無いから、悔いは残る事も多少はあり(笑)。我が人生の何度目かのターニングポイント!!運だけは強く生きてきたつもりだけどね・・・。

 ここで初公開秘話だけど、1996年6月にメヒコでまだご存命だったAAA(トリプレア)のアントニオ・ぺーニャ代表から、食事の際に「今度、ウチ(AAA)と契約しないか? プール付きの豪邸を用意するから」と、同席していた格チャンのスタッフや清水さん達の前で直々のお言葉をたまわった。当時、マネージャーだったへスス氏(現在のAAAの代表者)からも氏独特の笑みで「君を、面白く使えるキャラを考えるからメヒコに住まないか?」と迫られてしまった。

 皆さん、分った人もいると思うけど、僕にはその気はなかった!!・・・ゲイの!!(笑)。
 同席の格チャンスタッフが「ハンベイさん、ビッグチャンスですよ・・・プール付きの豪邸で、お尻を貸すだけで良いんですから(笑)」もう、他人事だと思ってよく言うよ!!
 テーブルのハポネスも大爆笑!! けど、ジョーダンじゃナイって話し(怒)。誓ってゲイでも両刀使いでもない、僕は正真正銘、女性一筋だから!!

 こんな、ウソのような本当の秘話があったのだけど、何故porque? 僕のどこに魅力を感じたのだろう? ぺーニャ代表の専属として? へスス氏と共有? はたまた他のセニョールがまだ居たってこと?(笑)。
 金額の提示は無かったけれど、プールとかは要らないから、せめてAAAのリングサイドで実況席でのMCとかリングアナとか悪徳マネージャーとか、そういうルチャに関する経験がしたかったね。ウーン・・・これは偽らざる本音です。まぁ、あちらのお誘いがあるという、信じられない出来事があったから、もう怖い物は無くなったんだけど。度胸もバッチリ付いて、何事に向かうにも心構えはOKって感じにはなれたけど(笑)。

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 どうなったのかWWFのMCは? 今回は、ここまで・・・。お別れの曲は、1976年9月発売!!全世界で10000万枚を超える脅威の大ヒットを記録したボストンの♪宇宙の彼方で(More than a feeling)です。あなたのハートにWWFとミルホンネット。Adios-Amigo.

 なお、この第2章アメプロ編のブログ欄公開はこの回まで。MC採用の行方完結編は、いずれ発売される電子書籍完全版『viva素晴らしきプロレス』に、さらなる未公開写真や資料満載で収録いたします。どうぞ、ご期待下さい。

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