週刊マット界舞台裏’11年12月08日号猪木引き抜き大仁田&葛西純闘聾門

 10月下旬、IGFが12・2両国国技館大会でIGFチェンピオンシップへの次期挑戦者を決めるジャパン・トーナメントを開催すると発表した。その際、鈴川真一の対戦相手として他団体の日本人エースにトーナメント参加を呼び掛けた。
 TARU&MAZADAの逮捕に次ぐ今年2番目の大事件はメジャー団体の主力選手のIGF移籍とウワサされていたが、結局他団体から名乗りを挙げる選手はおらず、ジャパン・トーナメントは開催中止となった。
 その時点で12・2両国国技館でのサプライズは消滅。果たして、アントニオ猪木は東京スポーツに予告したように引き抜きに動いていたのか?

 平井伸和(スーパー・ヘイト)選手への傷害容疑でTARUとMAZADAが逮捕されたというニュースが広まったとき、ある団体関係者は「一般メディアはこんなときか大物選手が突然亡くなったときしかレスラーを大きく取り上げない」と嘆いたという。
 全くその通りだが、井上記者は「それを逆手に取ってアマチュア・スポーツ界のビッグネームをどんどんスカウトしてプロレスの宣伝と復興に役立たせればよい」と提言する。だが、マット界関係者にはそんな発想さえないようで……。

 12年に渡って『週刊ファイト』編集長を務めた井上記者が編集で1番難しさを痛感したのは意外にも連載。誰に依頼しても回を重ねるごとにトーンダウンしていくのは仕方がないが、特にレスラーの連載は当たり、外れが激しく、内容が全く面白くなかった場合でもすぐにはやめられなかったという。
 そんな井上記者には先週から始まった『週刊プロレス』の新連載、愛川ゆず季&華名の『ゆず 華名通信』、1回目は後藤洋央紀夫妻が登場した『プロレスラーの家族たち』、『KENSOのビチッと!人生相談』の3つをを面白おかしく批評してもらった

 2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、タッグパートナーだった山本小鉄さんの後を追うように、2010年11月25日、天国へ旅立った星野勘太郎さん(享年67)の追悼記事「【追悼企画】リアル・プロレスラー星野勘太郎さんの本当の怖さ」を振り返る。
 プロレスが真剣勝負ではなく、全ての勝敗に筋書きがあるという事がプロレスファンの間でも一般的に浸透しているが、それでもいざ、真剣勝負をやればプロレスラーは強い、強かったのだという幻想をもつファンは多い。そんなファンが喜ぶのが、プロレスラーの喧嘩伝説、トンパチ伝説だ。


11・26闘聾門JAPAN5周年『DEAF MANIA3』より大仁田厚の聖水
闘聾門JAPAN〜葛西純はMUWAと魂の名勝負を演じた
11・23RISE85ヘビー級トーナメント 優勝はインドの巨人シング
Mモー、SレコらK-1ヘビー級トップ戦士は共に一回戦敗退という波乱
11・25 SMASH.23に恐怖の大王フィンレーが降臨した

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、大仁田厚、葛西純という大物が参戦した11・26闘聾門JAPAN5周年『DEAF MANIA3』を大特集。
 思い起こせば、闘聾門JAPANの歴史はアニマル浜口ジム出身ながら、ろう者という偏見なのかプロには採用されなかったMUWAのために、仲間たちが5年前に新木場1stリングを借りて大会を開いたことにさかのぼる。
 そして11月26日、MUWAと葛西純はインディ・プロレス界の2011年を締めくくるに相応しい伝説を残した。大仁田厚が、大会終了後に控室でいみじくも嫉妬した「魂の名勝負」。テレビで紹介される大会、あるいはカードだけが選ばれた年間最高試合なのではない。これは放送もされない、いや音のない世界に生きる者たちによる手作り興行で敢行された、ひとつの奇蹟の頂点だったのかも知れない。
 勿論、セミファイナルに感化された大仁田厚も大暴れ。「オイ!オイ!オイ!」の掛け声と共に、水かけパフォーマンス、聖水噴射で5周年に華を添えたのは述べるまでもない。
 プロレス感動の原点とは何か? 闘聾門JAPAN5周年記念『DEAF MANIA 3』新木場大会を華麗なるスーパーショットで網羅した今号こそ、永久保存資料としての電子書籍の意義を確認させてくれる貴重なドキュメントであろう。

 今、一番勢いのあるSMASHの後楽園大会もレポート。恐怖の大王デーブ・フィンレーが来襲し、今までのSMASHマット界全てを焼きつくす勢いで、急展開に驚いたファンも多いだろう。フィンレー降臨ショックだけでなく、長期王者になると思われた“おっぱい”華名がまさかのDIVA王座初防衛失敗と、「波乱につぐ波乱でまったく展開が読めない」と一般ファンに錯覚させる台本を遂行したSMASHマットに密着。

 RENA×神村エリカだけではない!今週号はRISE 85ヘビー級トーナメントとワンマッチも完全網羅している。K-1ヘビー級トップのステファン・レコ、マイティ・モーが揃って敗退、RISE日本勢が大躍進の中、優勝したのは意外な伏兵、シング・心・ジャディブだった。この大会を詳細を格闘技専門記者が細かくレポートしている。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼12・2両国でのジャパン・トーナメント消滅! 猪木は引き抜きに動いていたのか?
▼プロレス界よ、アマチュア・スポーツ界のビッグネームをスカウトせよ!
▼元『週刊ファイト』編集長が『週刊プロレス』の新連載を批評する!

<アーカイブス2010>
▼【追悼企画】リアル・プロレスラー星野勘太郎さんの本当の怖さ

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼11・26闘聾門JAPAN5周年『DEAF MANIA3』新木場1stリング
 text by 寺内1/2兵衛&編集部
・壮絶2011年感動のクライマックス!葛西純-MUWA「魂の名勝負」極め
・ムワx葛西純 ハードコアマッチラダーが一つにイスが2脚
・大仁田厚&マグナムTAKASAGO組が有刺鉄線8 人タッグ戦を制する
・マグナムTAKASAGO&大仁田厚&戸井克成&スパイダービン
・アイスドグロ&デフパニッシャー&加藤茂郎&戸田秀雄
・「オイ、オイ、オイ !」胸いっぱいプロレスで生きる

▼恐怖の大王フィンレー新王者DIVA王座も移動11・24SMASH.23讃美
 後楽園ホール
 Text by いっせい
・AKIRAx土肥孝司 基礎的な動きはしっかり身につけてます
・雫あきx真琴 SMASHの雫あきプッシュは本物だぁ〜!
・木藤拓也、紫雷美央、小仲x市来貴代子、松田慶三、平野勝美
・児玉ユースケxYO−HEY 上手くかみ合い面白い試合
・朱里xリン・バイロン 「殴り愛」ここに極めリ!
・華名x中川ともか 一回も防衛しないでまさかの王座陥落
・TAJIRI、ウルティモ・ドラゴンx大原はじめ、ジェシカ・ラブ
・スターバック×デーブ・フィンレー "恐怖の大王"が残した爪あと

▼11・23 RISE 85 ヘビー級T TDCホール
 優勝インド巨人シング 日本上原快挙
・上原誠xシング・心・ジャディブ 秒殺KOによりトーナメント優勝
・ステファン"ブリッツ"レコx上原誠 大金星を上げ準決勝に
・ファビアーノ・サイクロンxヤン・ソウクップ ダウンの差で勝利
・シング・心・ジャディブx天田ヒロミ 顎が裂ける傷を
・マイティ・モーx羅王丸 ロープに追い込み連打!
・上原誠xヤン・ソウクップ 延長ラウンドも勝敗のつけにくい展開
・シング・心・ジャディブx羅王丸 そのまま担架で運び出されていった
・DykixKENJI 1RKO勝利で自身3つ目のタイトルを獲得した
・小宮山工介xセルジオ・ヴィールセン 戦意喪失と見なし試合ストップ
・吉本光志xイ・ソンチョン 計2点の減点もあり

▼タブー満載満載企画【海外情報局.117】
WWE来日直前シナ苦難 TNA視聴率苦戦 KSW第2のPRIDE 鉄人ホーン
・来日直前WWE RAWスーパースター 優等生ジョン・シナのジレンマ
・0.99%視聴率悪夢 過渡期TNAマット Jモリソン獲得 インド進出
・痛恨アクシデント ヘビー級決勝金的無効試合悲劇ベラトールFC
・怪力世界一男疑惑判定勝→無効試合 PRIDE後続大会波蘭KSW
・激戦欧州キック戦線 『Rumble of the Kings 2011』佐藤嘉洋完敗
・EC快挙200大会達成 鉄人Jホーン100勝目指せ Gテイシェイラ

★一緒にカートに入れて合わせて読めばさらに楽しめる!
TARUらの逮捕で発覚したヘイト暴行事件の背景
ホテルの使い方で分かるマナー最低のレスラー
ノア11・27有明でKENTAがGHCヘビー級王座を奪取か?
ノアでの秋山VSケアの三冠戦は凡戦になる!?
秋山の三冠初戴冠になぜか祝賀ムードがないノア

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販売告知
鈴川がIGFの12・3両国で対戦する予定だった他団体の大物を、猪木が本当に引き抜こうとしていたかどうかに迫る!

週刊マット界舞台裏'11年12月08日号猪木引き抜き大仁田&葛西純闘聾門

商品コード inouejojiz256

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