邪道リング占拠初代タイガーマスク勝利も大仁田劇場「電流爆破マッチ」一騎打ち要求皇帝戦士ベイダー初登場衝撃 3・16リアルジャパンプロレス後楽園ホール

　3月16日、後楽園ホールで初代タイガーマスク率いるリアルジャパンプロレス『ＤＡＹＢＲＥＡＫ～黎明～』が開催され、超満員となった。メインでは、なんと梶原一騎先生の名作『プロレススーパースター列伝』を引用して傍若無人に対戦を迫った大仁田厚、それに横やりを入れてきた矢口壹琅を迎え撃った初代タイガーマスクだが、邪道の洗礼を浴びる結果になった。

煙草を吸うパフォーマンス、そして毒霧と邪道全開

　試合開始から、凶器、場外乱闘でタイガー組を翻弄する大仁田軍。毒霧まで飛び出し、最後はタイガーが、矢口をタイガースープレックスホールドで仕留めたものの、その後も大乱闘。ビッグバン・ベイダーまで乱闘を止めに入ると、なんとベイダーにも喧嘩を売る大仁田。そして試合後にはリングを占拠して大仁田劇場。水かけパフォーマンスから「電流爆破マッチ」で初代タイガーマスクとの一騎打ちを会場のファンにアピールした。

大仁田劇場が盛り上がった

　控室に戻っても興奮が冷めない大仁田は、記者達に向かって怒鳴りまくる。一人の記者に掴みかかり、「電流爆破見たいか？」と凄み、「見たいです！」という台詞を引き出すと、「だったら、（電流爆破マッチを）煽れ！」と絶叫。リアルジャパンプロレスが邪道に乗っ取られた感じだった。

記者に掴みかかった大仁田

　また、セミファイナルでは藤波－長州名勝負数え唄がタッグマッチで継続、藤波は若い佐藤光留を従えれば、長州は、ウルティモ・ドラゴン校長と夢タッグで迎え撃つ。リキラリアットや、ドラゴンスクリューなどプロレス黄金時代の再来に観客達も酔いしれた。

藤波と長州が向かい合うだけで観客を魅了する

　初代タイガー、藤波、長州と並んでプロレス黄金時代を支えた皇帝戦士ビッグバン・ベイダーも、その雄姿を見せ、入場から観客にベイダーコールを要求。大ベイダーコールの中、タイガー・シャークを相手にせず圧殺し、その強さを存分に見せつけた。

強過ぎる皇帝戦士

　休憩時間明けには、東日本大震災犠牲者への黙とう、5月5日に予定されている巌流島大会の為、初代タイガー、藤波が下関の親善大使に、藤原敏男会長が故郷・宮古の親善大使になった事が報告され、巌流島大会の収益金は東北へ全額寄付する事も発表された。ただ儲ければいいという訳ではなく、社会貢献こそ、日本のプロレス・格闘技の大きな役割、流石は佐山サトル総監だ。

■　リアルジャパンプロレス　『ＤＡＹＢＲＥＡＫ～黎明～』
日時：3月16日　
会場：後楽園ホール

＜第６試合　タッグマッチ60分1本勝負＞
○初代タイガーマスク（ＲＪＰＷ）、ザ・グレート・サスケ（みちのくプロレス）
　9分53秒　タイガースープレックスホールド
大仁田厚（フリー）、●矢口壹琅（フリー）

＜第５試合　タッグマッチ60分1本勝負＞
藤波辰爾（ドラディション）、●佐藤光留（パンクラスＭＩＳＳＩＯＮ）
　8分20秒　アサイＤＤＴ→体固め
長州力（リキプロ）、○ウルティモ・ドラゴン（闘龍門ＭＥＸＩＣＯ）

＜第4試合　レジェンド王座選手権試＞
●スーパー・タイガー（王者）
　11分40秒　ハイパーニー空牙→片エビ固め
○長井満也（挑戦者/ドラディション）

＜第3試合　30分1本勝負＞
○“皇帝戦士”ビッグバン・ベイダー（チーム・ベイダー）
　6分36秒　パワーボム→エビ固め
●タイガー・シャーク（ＲＪＰＷ）

＜第２試合　30分１本勝負＞
○折原昌夫（メビウス）、アレクサンダー大塚（ＡＯＤＣ）、矢野啓太（フリー）
　17分10秒　ムーンサルトプレス→片エビ固め
石川雄規（フリー）、若翔洋（フリー）、●間下隼人（ＲＪＰＷ）

＜第１試合30分1本勝負＞
○スーパー・ライダー（ＲＪＰＷ）、グラン浜田（フリー）、ベアー福田（シークレットベース）
　17分08秒　ラ・マヒストラル
山本裕次郎（チーム太田章）、●斎藤彰文（RJPW）、ＭＡＺＡＤＡ（東京愚連隊）

詳細版はマット界舞台裏3月29日号K1地獄T1終焉?殴られ屋大仁田x虎新日xIGF選手残酷全日両国に掲載されました。