壮絶UFC139 激闘ダンヘンxショーグン Wシウバ蘇生 M-1皇帝ヒョードル復活 Eアルバレス王座陥落ベラトールFC衝撃

 本日11月20日(日本時間)はまさに格闘技の日と呼べるほど、世界の格闘技界で大きな大会がいくつも開催され、死闘あり、復活あり、陥落ありと大物選手達に大きな変化が起こった1日だった。時系列で取り上げると、まずはドイツで行われたK-1ルールに準じたキック大会で欧州では今年に入って特に勢力を伸ばしている『SuperKombat World Grand Prix Final』では、あのアルバート・クラウスが貫録のKO勝ちで見事に復活の狼煙を上げた。なお、会場にはステファン・“ブリッツ”・レコも姿を見せていた。
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(C)NAOKI FUKUDA

 そして、アメリカで行われた『UFC 139: Shogun vs. Henderson』のメインで行われたマウリシオ・ショーグンとダン・ヘンダーソンの一騎打ちは壮絶な死闘と言っても凄い戦いで、1-3Rはダン・ヘン、4-5Rはショーグンという感じだが、両者試合が止められてもおかしくない状況でも諦めず相手に食らいつき、結果的にはダン・ヘンが判定勝ちするも両者、勝者と言っても過言ではない激戦だった。セミファイナルでは、ヴァンダレイ・シウバが、現在のブルース・リーの異名をとるカン・リーと対戦。1Rはカン・リーのバックブロー、バックスピンに苦しめられるも、2Rには、疲れの見えるカン・リーにPRIDE時代を彷彿させる首相撲からの膝蹴りで、ヴァンダレイ・シウバが快勝。強かった頃のシウバの片りんを見せての復活となった。


(C)BellatorFC

 UFCと同時刻に行われていた『Bellator58』では、なんとライト級絶対王者だったエディ・アルバレスが、マイケル・チャンドラーにチョークで敗れるという大波乱。1Rからチャンドラーのテイクダウンに苦しめられた王者アルバレス、2R中盤から盛り返したものの、最後はグランドで仕留められてしまった。もう一人のベラトール絶対王者であるミドル級王者ヘクター・ロンバートは階級上にトレバー・プラングリーに勝利している。
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(C)M-1GLOBAL

 最後は、あの皇帝エメリヤーエンコ・ヒョードルの復帰戦がロシア『M-1 – Fedor vs. Monson』で行われた。ヒョードルはジェフ・モンソンと対戦し、得意のロシアンフックでダウンを奪いモンソンを追い詰める。モンソンはスタンドを嫌い、引き込み気味に寝転がる事も多く、ヒョードルも深追いをしなかったので判定決着となったが、遂に連敗をストップさせた。会場にはウラジーミル・プーチン首相もリングサイドで観戦しており、頻繁にTV画面に映っており、試合後にはヒョードルを祝福している。

 これらの大会の現地取材を含む詳細版は週刊マット界舞台裏12月01日号平井悲劇激震”荒鷲”坂口 賭博考 府中プロレス別冊ミルホンネット 新女王RENA年間最高UFC139 新日本キック日泰対抗戦MAキック聖域仙台に収録されました。併せて読んでいただけると幸いです。

 ミルホンネットでは海外ジャーナリスト、ジミー鈴木布施鋼治の本場ムエタイ情報など海外ネタが豊富に揃っております。是非、お楽しみください。

『SuperKombat World Grand Prix Final』
日時:2011年11月19日
場所:ドイツ フランクフルト

<ヘビー級トーナメント 決勝>
○セルゲイ・ラシェンコ
(1R KO)
●イスマイル・ロント

<ヘビー級トーナメント 準決勝>
○セルゲイ・ラシェンコ
(3R TKO(ドクターストップ))
●エルハン・デニス

<ヘビー級トーナメント 準決勝>
○イスマイル・ロント
(延長判定)
●パベル・ズラフリオフ

<スーパーファイト -70kg契約>
○アルバート・クラウス
(2R KO)
●アレックス・シュミット
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(C)UFC/Zuffa, LLC
『UFC 139: Shogun vs. Henderson』
日時:2011年11月19日
場所:アメリカ カリフォルニア州サンノゼ

<ライトヘビー級 5分5R>
○ダン・ヘンダーソン
(判定 3-0)
●マウリシオ・ショーグン

<ミドル級 5分5R>
○ヴァンダレイ・シウバ
(2R 4分49秒 KO)
●カン・リー

<バンタム級 5分5R>
○ユライア・フェイバー
(2R 1分27秒 ギロチンチョーク)
●ブライアン・ボウルズ

<ウェルター級 5分5R>
○マーティン・カンプマン
(判定 2-1 )
●リーク・ストーリー

<ライトヘビー級 5分5R>
○ステファン・ボナー
(判定 3-0)
●カイル・キングスバリー

プレリミナリーカード
<ライトヘビー級 5分5R>
○ライアン・ベイダー
(1R 1分17秒 KO)
●ジェイソン・ブリルズ

<バンタム級 5分5R>
○マイケル・マクドナルド
(1R 0分56秒 KO)
●アレックス・ソト

<ミドル級 5分5R>
○クリス・ウィードマン
(1R 2分07秒、ダースチョーク)
●トム・ローラー

<ライト級 5分5R>
○グレイソン・チバウ
(判定 2-1)
●ハファエル・ドス・アンジョス

<141ポンド契約 5分5R>
○ミゲール・トーレス
(判定 3-0)
●ニック・ペース

<ウェルター級 5分5R>
○セス・バジンスキー
(2R 0分42秒、ギロチンチョーク)
●マット・ブラウン

<158ポンド契約 5分5R>
○ダニー・カスティーリョ
(1R 4分52秒 TKO)
●シャーマー・ベイリー

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『Bellator58』
日時:2011年11月19日
場所:アメリカ フロリダ州ハリウッド

メインカード
<ライト級タイトルマッチ>
○マイケル・チャンドラー(挑戦者)
(4R 3分6秒 チョークスリーパー)
●エディ・アルバレス(王者)
※マイケル・チャンドラーが新王者に

<195ポンド(88.5kg)契約>
○ヘクター・ロンバート
(2R 1分6秒 TKO)
●トレヴァー・プラングリー

<女子115ポンド契約>
○ジェシカ・アギラー
(判定 3-0)
●リサ・エリス・ワード

<フェザー級>
○マルロン・サンドロ
(1R 3分56秒 肩固め)
●ハファエル・ディアス
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『M-1 – Fedor vs. Monson』
日時:2011年11月20日
場所:ロシア モスクワ

<ヘビー級>
○エメリヤーエンコ・ヒョードル
(判定 3-0)
●ジェフ・モンソン

<M-1ライト級タイトルマッチ>
○ダニエル・バイクセル(挑戦者)
(1R KO)
●ジョゼ・フィゲロア(王者)
※ダニエル・バイクセルが新王者に

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