蘇我英樹はタイ人を攻略できず！空位の新日本フライ級新王者はHIROYUKI！8・24 新日本キック協会

　8月24日東京・ディファ有明で開催した新日本キックボクシング協会治政館ジム主催の「WINNERS 3rd 2014」でさまざまな波乱続出。
　ダブルメインイベントのトリにはWKBA世界スーパーフェザー級王者・蘇我英樹がタイBBTV（7チャンネル）トーナメントチャンピオンのヨーペット・ペッカセームと対戦。力強さは感じないがテクニカルなヨーペットの肘で1Rダウンを喫し、2Rはカットされ、ポイントで劣勢になった蘇我はパワフルなパンチで逆転を狙うが、老獪なヨーペットを崩せず判定負けに。　　
　もうひとつのメインイベントでは現WKBA世界・江幡睦（伊原）が返上した新日本フライ級王座決定戦を１位・HIROYUKIと２位・麗也で争われた。両者は過去にアマチュアで１戦、プロで２戦と都合３戦して３引分の決着戦は、一進一退の攻防の末、HIROYUKIが２－１のスプリット判定で新王者となった。
　セミファイナルでは無敗の新日本バンタム級王者・重森陽太（伊原）への挑戦権を賭けて１位・瀧澤博人と２位・古岡大八が対戦。1R長身を利したストレートパンチャーの瀧澤が右ストレートでダウンを奪うが、2Rは古岡がバックブローでダウンを奪い返すシーソーゲームは3R引分となるが、延長戦でまたも右ストレートでダウンを奪った瀧澤が延長判定勝ち（※公式記録は引分）で、次期新日本バンタム級王座挑戦権を獲得した。この日の新日本キック協会OBの武田幸三賞をも受賞している。
　その他、日泰対抗戦４試合は新日本ランキング選手０勝２敗２分と負け越し。「THAI FIGHT」と契約して日本とタイを拠点に活躍する大田原兄弟の弟トラ・ウォーワンチャイ（＝大田原虎仁）は、新日本ベテランランカーの阿部泰彦を封じ込め判定勝利した。

■　新日本キック協会「WINNERS 3rd 2014」
日時：8月24日（日）開場16:00 開始16:30
会場：東京・ディファ有明
主催：新日本キックボクシング協会　治政館ジム＝℡048－953-1880

＜ダブルメインイベント（第15試合）　日タイ国際戦　3分3R＞
●蘇我英樹（市原/WKBA世界フェザー級王者）
　判定０－３（２７－３０、２７－３０、２７－２９）※蘇我に１R肘でダウン１、２R肘で頭部カット有
○ヨーペット・ペッカセー・ム（タイ/BBTVトーナメントチャンピオン）

フライ級チャンピオンベルトは新規作成中の為、ベルト戴冠式はなしで次回大会9月13日「TITANS NEOS 16」でお披露目予定！

＜ダブルメインイベント（第14試合）　日本フライ級王者決定戦　3分5R＞
○HIROYUKI（藤本/日本フライ級1位）
　判定２－１（５０－４９、５０－４９、４９－５０）
●麗也（治政館/日本フライ級2位）
※HIROYUKIが新王者

＜セミファイナル（第13試合）　日本バンタム級王者次期挑戦者決定戦　3分3R＞
○瀧澤博人（ビクトリー/日本バンタム級1位）
　延長判定 ※瀧澤が右ストレートでダウンを奪う、１R右ストレートで古岡ダウン１、２Rバックブローで瀧澤ダウン１
●古岡大八（藤本/日本バンタム級2位）
※公式記録は引分

＜第12試合　日タイ国際戦　57.5kg契約　3分3R＞
●拳士浪（治政館/日本フェザー級3位）
　2R 0分38秒 TKO
○ダゥサゴン・ラジャサクレック（タイ）

＜第11試合　日タイ国際戦　ミドル級　3分3R＞
●今野　明（市原/日本ミドル級3位）
　判定０－２（２７－２９、２８－３０、３０－３０）
○サンムック・キクチジム（タイ）

＜第10試合　日タイ国際戦　62kg契約　3分3R＞
△福岡直也（治政館/日本ライト級3位）
　引分（３０－２９、３０－３０、２９－３０）
△メーン・ビーファミリー・ネオ（タイ）

ちびっこキック1分30秒１R
伊藤健斗（治政館） vs. 中野大輝（ビクトリー）
木幡紀帆（治政館） vs. 深野玲奈（みなみ）

＜第9試合　日タイ国際戦　58.5kg契約　3分3R＞
△石原將伍（ビクトリー/日本フェザー級5位）
　引分（２９－２８、２９－３０、２９－２９）
△キヨソンセン・FLYSKY GYM(タイ/元豪州ライト級王者）

＜第8試合　55kg契約　3分3R＞
●阿部泰彦（JMN/日本バンタム級3位）
　判定０－３（２８－３０、２９－３０、２８－３０）
○トラ・ウォーワンチャイ（＝大田原虎仁/B-FAMILY NEO/TRIBELATEスーパーフライ級王者）

＜第7試合　日本ライト級　3分3R＞
●直闘（治政館）
　3R 2分50秒 ※出血によるドクターストップ ※２R継之助にパンチ連打と膝でダウン有
○継之助（武州館）

＜第6試合　日本ライト級　3分3R＞
●興之介（治政館）
　判定０－３（２８－３０、２９－３０、２９－３０）
○NAOKI(NJKF/立川KBA)

＜第5試合　日本フェザー級　3分2R＞
○櫓木淳平（ビクトリー）
　判定３－０（三者２０－１８） ※1R里美にダウン有
●里見柚己（横須賀太賀）

＜第4試合　日本ミドル級　3分2R＞
●徳王（伊原道場）
　判定０－３（１９－２０、１９－２０、１９－２０）
○マイク・ジョー（拳伸）

＜第3試合　日本ウェルター級　3分2R＞
●山本大地（誠真）
　判定０－３（１７－２０、１８－２０、１９－２０）※２R山本に度重なる金的膝で減点１
○MASATO（治政館）

＜第2試合　日本フェザー級　3分2R＞
●勇希（治政館）
　1RKO 2分28秒
○平塚一郎（トーエル）

＜第1試合　日本バンタム級　3分2R＞
●山野英慶（市原）
　1RKO 2分45秒
○佐野貴信（創心会）

詳細版はマット界舞台裏9月4日号猪木離婚UFC丸藤Z1植田BJW和樹金本GENTARO流星仮面DEEP新日kickに収録されました。