7・22 M-1MC主催興行「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ 第52回M-1ムエタイアマチュア大会」那須川が挑戦権を獲得し、王者・内野とリベンジマッチへ!5階級で次期挑戦者が出揃う

■ M-1MC M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ 第52回M-1ムエタイアマチュア大会
日時:2012年7月22日(日) 計量 10:00 開始11:00
会場:東京・旧竜泉中学校
 7月22日(日)東京・旧竜泉中学校にて、M-1MC主催「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ 第52回M-1ムエタイアマチュア大会」が開催された。
アマチュア大会の定番地である千葉・天王台ジムから、東京・三ノ輪にある旧竜泉中学校へと舞台を移して行われた。
 アマチュア大会を陰ながらサポートすべく、主催者である山本智M-1MC代表が自ら焼きそばを焼く「世界のやまちゃん」が当日限定でオープン。当初は100食限定販売としていたが、午前中に100食がほぼ完売状態になるほどの人気ぶりを見せた。急遽50食を追加することとなり、ジュニアの試合が終了した時点で計150食が完売となった。(ジュニアの試合の終了時刻は14時)
 場所を移しての大会が影響したのか、いつにも増して応援の熱が入った大会でもあった。リングサイドに仲間が押し寄せ、ミドルキックがヒットする度に声を上げる光景や、リングインから試合終了のゴングが鳴るまで、ガッツリ応援する姿が目立った。
 ワンマッチでは、田丸辰(平井)、赤羽根烈(Team S.R.K)、服部柊斗(WSR西川口)が1R秒殺KO劇をやってのけ、この中で、赤羽根が今大会最短KOタイムである1R18秒という記録を打ち立てた。
また、ジュニア女子では、佐々木蝶里(尚武会)が首相撲からヒザの連打で1RKOで圧勝。佐々木は一般クラスの選手にも勝利した経験のある実力者であり、同門である伊藤紗弥に次ぐジュニア女子の期待のホープだ。
25kg級次期挑戦者決定トーナメント
エントリー者:彪雅(クロスポイント吉祥寺)、野田翔太(MADNESS CHERRY)、井出勇希(韓道場)、HARUTO(国土会)
準決勝 野田翔太(MADNESS CHERRY)vs井出勇希(韓道場)
野田の首相撲に対し、バックキックや右ミドルで応戦する井出。後半に首相撲からヒザで有効打を稼いでいった野田が勝利。
準決勝 彪雅(クロスポイント吉祥寺)vsHARUTO(国土会)
右ミドルを打ちながら突進していくHARUTOに、彪雅は首相撲でつかまえ、勢いを止めていく。ヒザを連打して彪雅がTKO勝利を収めた。
決勝 野田翔太(MADNESS CHERRY)vs彪雅(クロスポイント吉祥寺)
全体を通して、首相撲からヒザの展開が中心となったが、後半に彪雅が首相撲からヒザに加え、右ミドルを追撃し、手数でやや彪雅が上回り、判定で彪雅が勝利し、次期挑戦権を獲得した。
30kg級次期挑戦者トーナメント
エントリー者:中島将吾(尚武会)、山本礼(WSR幕張)、TOKIMITSU(Kick Box)、小宮山怜虎(尚武会)
準決勝 小宮山怜虎(尚武会)vsTOKIMITSU(Kick Box)
しばらく首相撲が続くが、TOKIMITSUが右ミドルを打ちながら前に出る展開に。中盤になると流れが徐々に変わり、小宮山が距離を取りながら右ミドルをヒットさせ、有効打をコツコツと稼いでいく。中盤から主導権を握った小宮山が判定で勝利。
中島将吾(尚武会)vs山本礼(WSR幕張)
互いに首相撲からヒザを出し合っていく中、山本は打点の高いヒザを打っていく。中島もヒザを返す。2Rになると、中島がパンチを打ちながら前に出ると、それに押されたのか、山本が下がり出していく。それでも距離をとってパンチで応戦していく山本。その後、中島が首相撲で山本の動きを止めにかかり、ヒザを出していく。判定で中島が勝利。先に勝利している小宮山と同門対決により次期挑戦権が争われることになった。決勝では小宮山が棄権し、中島が不戦勝という形で次期挑戦権を獲得した。
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35kg級次期挑戦者決定戦
佐々木雄汰(尚武会)
vs
GEN(WSR三ノ輪)
勝者:佐々木 ※佐々木が次期挑戦権を獲得。
首相撲からヒザの応酬が続く第1Rは、それほど差がない展開であったが、2Rになると、飛び右ミドル、どっしり構えてからの右ミドルからパンチのコンビネーションで徐々に主導権を握っていく佐々木。残り10秒で、佐々木の首相撲からヒザの連打で詰めて判定で佐々木が勝利。次期挑戦権を獲得した。
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40kg級次期挑戦者決定戦
エントリー者:バンフース・ハンター(尚武会)、名倉彗悟(堀切KMC桜)、茂木俊介(Kick Box)
※くじ引きの結果、バンフースがシード権を獲得
名倉と茂木の勝者が、先にシード権を獲得しているバンフースと次期挑戦権を賭けた一戦に臨む。パンチから首相撲とヒザの名倉に対し、パンチ主体の茂木。茂木の突進を首相撲で捕まえてヒザを叩き込んでいく名倉。2Rになると、中盤に足踏みして足払いで茂木をコカし、首相撲で主導権を握り続け、判定で名倉が勝利。
決勝戦では、1Rは首相撲からヒザの応酬が続き、互いに差が出ない展開に。2R早々、バンフースの左ミドルに、右ストレートをねじ込む名倉。すかさずバンフースは左ミドルを返す。互いに切り返しが早く、一進一退の攻防に。中盤から左右のミドルを打ち分け、首相撲につないでいった名倉が判定で勝利し、次期挑戦権を獲得した。
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50kg級次期挑戦者決定トーナメント
エントリー者:那須川天心(チームTEPPEN)、吉永建太(WSR幕張)、佐々木輝夜(尚武会)、須永大護(WSR蕨)
準決勝 吉永建太(WSR幕張)vs佐々木輝夜(尚武会)
互いに右ミドルを出し合い、ジャブで様子を見合う状態が続く。距離を取って佐々木が左ハイと右ミドルを打つ。吉永は右ヒザで応戦。2Rになると、首相撲からヒザ、右ミドルを的確にヒットさせていく佐々木の積極性が目立ち、主導権を握って佐々木が判定で勝利。
準決勝 那須川天心(チームTEPPEN)vs須永大護(WSR蕨)
互いに左ミドルと首相撲の応酬が続いていく。須永が右ヒザを打つと、那須川はこれをキャッチしてコカす。そして首相撲からヒザへ持ち込んでいく。ジャブを突きながら距離を取る那須川は前蹴りを打ち、パンチで前に出ると、須永は首相撲と右ミドル。やや手数で那須川が上回ったか、判定で那須川が勝利。佐々木と次期挑戦権を争うこととなった。
決勝 佐々木輝夜(尚武会)vs那須川天心(チームTEPPEN)
どっしりとした構えで、ジワジワと距離を詰める那須川は、佐々木をコーナーに詰めてパンチを打ち込んでいく。佐々木は右ミドルで応戦するが、すかさず那須川は左インローを返す。中盤以降、手数で優勢に立った那須川が判定で勝利し、王者・内野隼也(WSR三ノ輪)へのリベンジのチャンスをタイトルマッチの挑戦権と共に自力で掴み取った。
詳細版はマット界舞台裏8月2日号新日1億中邑不穏宮戸解任RAW1000大晦日Krush新日本KickM1に掲載されました。
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