新日本キックボクシング協会『SLEDGE HAMMER IV』日タイ国際戦~勝次、飯島一成そろって勝利

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 新日本キック ビクトリージム主催『SLEDGE HAMMER IV』が6月10日(日)、ディファ有明にて開催された。2010年11月21日『SLEDGE HAMMER-1』ディファ有明大会から数えて4回目となる今大会は日タイ国際戦のダブルメインが目玉。
 そのトリは、現在引分をはさんで4連勝中の勝次(藤本ジム/新日本ライト級3位)と元ラジャダムナンスタジアム・フェザー級7位・モンコンデート・シットウウボン(タイ)の対戦。判定は2-0だが内容的には完勝で勝次の手が上がった。
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 もうひとつのメインでは先日4・22『TITANS NEOS 11』で不覚をとったが高い実力を持つ飯島一成(治政館/新日本バンタム級3位)が、新日本キックや他団体のチャンピオン/ランカークラスに勝利しているラジャサクレック・ソーウォラピン(タイ)を相手に再起戦を行い、スリップ判定だったがほぼダウンとも言えるにパンチを2回奪い判定で圧勝した。
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 セミファイナルでは、新日本ヘビー級1位の柴田春樹(ビクトリー)が、フリーでRISE、J-NET、DEEP、GLADIATOR、MAキック、各種格闘技イベント、プロレスにも出場し、インストラクター/レフェリーもつとめるたけむら光一と激突。トリッキーな動きで翻弄するたけむらを、柴田が3Rに捉えローキックでKOした。
 プロキックでタイトル戦も経験、スーパーバンタムからフェザー級までランキングに入っているJUNCER(広島JS)と、新日本キック・バンタム級2位の古岡大八(藤本)の交流戦は、古岡の攻撃に反応できてないJUNCERが出血し、1R終了後ドクターストップに。
 全15試合中KO決着の4試合は外部からの選手絡みで、引分3試合と、アンダーカードの2回戦から実力の競った試合が続き、数あるキック団体でも選手レベルの高さを証明したと言える濃い味付けの大会であった。
■ 新日本キックボクシング協会『SLEDGE HAMMER IV』
日時:6月10日 開場15:45 開始16:00
会場:ディファ有明
主催:ビクトリージム
認定:新日本キックボクシング協会
<ダブルメインイベント2(第15試合) 日タイ国際戦 62.5kg契約 3分3R>
○勝次(藤本/日本ライト級3位)
 判定2-0(30-28,30-28,29-29)
●モンコンデート・シットウウボン(タイ/元ラジャダムナンスタジアムスタジアムフェザー級7位)
<ダブルメインイベント1(第14試合) 日タイ国際戦 55.0kg契約 3分3R>
○飯島一成(治政館/日本バンタム級3位)
 判定3-0(30-28,30-28,30-28)
●ラジャサクレック・ソーワラピン(タイ)
<セミファイナル(第13試合) 日本ヘビー級 3分3R>
○柴田春樹(ビクトリー/同級1位)
 KO3R2:00
●たけむら光一(フリー)
<セミファイナル(第12試合) 55kg契約 3分3R>
○古岡大八(藤本/日本バンタム2位)
 TKO1R終了
●JUNCER(広島JS/プロキックスーパーバンタム級1位・バンタム級3位・フェザー級2位)
<第11試合 日本ウェルター級 3分3R>
○ロッキー壮大(治政館/同級4位)
 KO1R0:18
●竹本雄一(小鉄組)
<第10試合 日本ミドル級 3分3R>
○今野 明(市原/同級4位)
 KO2R2:38
●剛王(藤本)
<第9試合 日本ミドル級 3分3R>
●青木克眞(トーエル/同級6位)
 判定0-3(27-30,28-30,29-30)
○博通(治政館)
<第8試合 59kg契約 3分3R>
●アツシ(ビクトリー/日本フェザー級8位)
 判定0-2(29-30,29-30,30-30)
○三木雄亮(治政館)
<第7試合 日本ライト級 3分3R>
△羽立宏孝(伊原稲城)
 引分1-0(29-29,29-29,29-28)
△石垣耕平(トーエル)
<第6試合 バンタム級 3分2R>
△吉田健一郎(トーエル)
 引分
△重森陽太(伊原稲城)
<第5試合 日本ライト級 3分2R>
△堀口跳二(伊原稲城)
 引分0-0(19-19,20-20,20-20)
△永澤サムエル聖光(ビクトリー)
<第4試合 日本フライ級 3分2R>
○茂木宏幸(藤本)
 判定3-0(20-19,20-19,20-19)
●矢島直弥(はまっこムエタイ)
<第3試合 67.5kg契約 3分2R>
○斉木 雄(誠真)
 判定3-0(20-19,20-19,20-19)
●恒・センチャイジム(センチャイムエタイ)
<第2試合 59.5kg契約 3分2R>
○大河原誠也(ビクトリー)
 判定3-0(20-17,20-17,20-17)
●修・センチャイジム(センチャイムエタイ)
<第1試合 日本女子フライ級 2分2R>
○白石瑠里(藤本)
 判定2-0(20-19,20-19,20-19)
●祥子(治政館)
全試合を網羅した豊富なグラフ満載の完全詳細版はマット界舞台裏6月21日号ノア三沢追悼&新宝島IGF新日TJシン秘密大仁田新日キックに収録されました。
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