『Strikeforce Miami』 リアルタイム速報

注目の全米第二の団体、ストライクフォースの新年第一弾興行。
メインにはニック・ディアスvs.マリウス・ザロムスキーのウェルター級王者決定戦。そしてUFCが手を出さない女子の試合としてサイボーグvs.クーネンという頂上対決をぶつけてきた。
更に、元WWEのスーパースターにして次代のMMAスター候補のラシュリーがいよいよメジャー大会デビュー、そしてNFLの超スーパースター、ウォーカーの総合デビューと話題性抜群のカードが並んでいる。
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<世界ウェルター級王座決定戦 5分5R>
○ニック・ディアズ(アメリカ)
(1R4分38秒 TKO)
●マリウス・ザロムスキー(リトアニア)
『DREAM』で4連勝したザロムスキーが遂に全米メジャーデビュー、しかもいきなりメインでタイトルマッチ、しかも相手は実力者、狂気のファイター、ニック・ディアスと非UFCウェルター級の頂上決戦となるカードだ。
飛び蹴りで前にでるザロムスキーだが、ディアスの変則パンチに翻弄され金網に押し込まれる。コツコツといやらしく攻めるディアスに翻弄されるザロムスキーだが、なんとか体勢を立て直し打撃を当てていくが、ラウンド終盤にはやはりディアスがペースを掴み、ディアスのラッシュ。ディアスの長いリーチに加えて変則的だが的確なパンチの連打にザロムスキーは防戦一方になり、最後はディアスの右がクリーン・ヒットしてザロムスキーはダウン。そのままレフリーが止めてディアスが完勝した。
<女子世界ライト選手権試合 5分5R>
○クリスチャン・サイボーグ(ブラジル)
(3R3分40秒 TKO)
●マルース・クーネン(オランダ)
男よりも強いと思わせる肉体を誇るクリスチャン・サイボーグに挑むのは、女子格のベテランにして実力者のクーネン。まさに剛vs.柔と思える好カードだ。
粗いが、迫力のある打撃で追い込むサイボーグがそのままグランドでも上を取り殴る展開が続く。クーネンもなんとかグランドで上を取りたいがサイボーグの圧力に勝てず、最後はサイボーグのパウンドで動きが無くなった所、レフリーがストップし、サイボーグが勝利。王座を防衛した。
<ヘビー級 5分3R>
○ハーシェル・ウォーカー(アメリカ)
(3R2分17秒 TKO)
●グレッグ・ナギー(アメリカ)
週刊マット界舞台裏’10年1月21日号でも背景を詳しくお伝えしたように、NFLの超スーパースター、ハーシェル・ウォーカーが遂に総合デビュー。年齢的な問題はあるが、潜在能力は折り紙つき。インパクトのある試合をする事が出来るのか?
テイクダウンを狙うナギーをがぶって潰すと、グランドでウォーカーがコントロールし、ポジションをとり殴り続ける。2R、3Rには組んでからテイクダウンもみせ、一方的なウォーカーのペースで試合が進んでいく。ナギーもたまに下からサブミッションを仕掛けるが全て封じられて、最後はウォーカーがバックマウントから殴り続けるのをレフリーが止め、ウォーカーのTKO勝利。
ウォーカーはポジショニングなど柔術的な動きもみせ、47歳という高齢なのにスタミナもあった。流石に他競技でも頂点を極めた選手と思われるが、相手のナギーがあまりにレベルが低すぎるので、次の試合がウォーカーの正念場になるだろう。
解説にはフランク・シャムロック、リングサイドにはGメレンデス、Gムサシ、Kモー、ペザォン、ダンヘン、ロジャースとスターが並ぶ。
<ミドル級 5分3R>
○ロビー・ローラー(アメリカ)
(1R3分33秒 KO)
●メルヴィン・マヌーフ(オランダ)
勝っても負けても派手な試合を行うマヌーフも遂に全米メジャー団体でデビュー。相手は実力者ローラーで好試合必死。マヌーフは“ノーマーシー(無慈悲)”というニックネイムまでつけてもらい、アメリカでもプッシュされていきそうだ。
試合はローキックで攻め続けるマヌーフにローラーは防戦一方。テイクダウンも出来ず、ひたすらローキックで追い詰められ勝負あったと思われた1R終盤、ローラーのカウンター右フックがさく裂。これが完全に決まり、マヌーフは崩れ落ちる様にダウン。意識を失っているマヌーフに追い打ちをかけるローラーをレフリーが止めて、ローラーが逆転のKO勝利。会場は大爆発。
<ヘビー級 5分3R>
○ボビー・ラシュリー(アメリカ)
(1R2分6秒 TKO)
●ウェズ・シムズ (アメリカ)
遂にメジャーデビューとなるラシュリー。元WWEというイメージが強いが本来はレスリングの選手で、その身体能力はずば抜けている。対するシムズもハンマーハウスの古参だけに、レスリング対決を制するのはどちらになるのか?
試合は予想通り、ラシュリーがすぐにテイクダウン、上をとってのパウンドで一方的に殴り、苦し紛れに亀の体勢になったシムズに更に追い打ち、殴りまくりレフリーがストップした。
圧倒的な完勝でラシュリーはメジャーデビューをこれ以上無い形で飾った。
アンダー・カード
<ウェルター級 5分3R>
○ジェイ・ヒエロン(アメリカ)
(判定 3-0)
●ジョー・リッグス(アメリカ)
<ウェルター級 5分3R>
○ジョー・レイ
(1R3分40秒 TKO)
●ジョン・クラーク
<フェザー級 5分3R>
○デビッド・ゴメス(アメリカ)
(判定 3-0)
●クレイグ・オクスレイ(アメリカ)
<フェザー級 5分3R>
○パブロ・アルフォンソ(アメリカ)
(1R1分47秒 腕ひしぎ十字固め)
●マルコ・パフンピーニャ・ダマッタ(ブラジル)
<ウェルター級 5分3R>
○ヘイダー・ハッサン
(2R2分42秒 TKO)
●ライアン・クーナン
<ウェルター級 5分3R>
○ジョン・ケリー(イギリス)
(2R2分48秒 チョーク)
●サバウ・ホマジ(アメリカ)
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