週刊マット界舞台裏’10年1月28日号

【究極の特大号全80ページ】
 すでに冬の時代を通り越し氷河時代に突入したプロレス界。全日本プロレス、ノア、ゼロワンなど主要団体が存続していること自体が奇跡だから、専門誌が売れるはずがない! 『ベースボール・マガジン社』発行の『格闘技通信』が2月発売の号を最後に休刊することが決定! エンターブレインの『kamipro』も相当ヤバイ状況だ。
 そんな中、唯一のプロレス専門誌である『週刊プロレス』は大丈夫か!? という声も上がり始めている。そこでかつて『週刊ファイト』の編集長を務め、その『ファイト』休刊という厳しい状況を体験している井上譲二記者が、元『週刊ゴング』編集長や『ベースボール・マガジン社』幹部を直撃取材した! 週プロの現状や、いかに!?
 「新日プロ激震!! 蝶野退団」・・・1月20日発売の東京スポーツの一面に衝撃的な見出しが躍った。
 久しぶりの大物レスラーの退団騒動だけに波紋が広がっている。なんと言っても故橋本真也さん、現全日本プロレス社長の武藤敬司に続き、闘魂三銃士最後の一人である蝶野の退団である。スポーツ紙などでは当初「半年の欠場」と報じられていたが、21日のデビュー25周年記念パーティーの前に会見を開いた蝶野は、新日プロからの“卒業”と語り、今後はフリーランスになることを正式に発表した。
 ところが、“蝶野退団”となった事情は、東スポに重大決意を明かした蝶野側にあるのではなく、新日本プロレス側にあったともいわれている。その辺に最初、情報が錯綜した理由がありそうだ。さて、新日プロ、蝶野の真意は?
 鳴り物入りで総合格闘家に転向し、昨年大みそかの吉田秀彦戦でデビューした北京オリンピック柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧。ところが肝心の試合は引退間近の吉田相手に、ほとんどなにも出来ずに完敗。
 試合は当初SRC(戦極)の有明コロシアム大会で行われる予定だったが、『Dynamite!!』に合流することが電撃決定したため、最終的には大みそかのゴールデンタイムで全国放送され、高視聴率を叩き出した。
 それだけに格闘技ファンのみならず、お茶の間からも「期待はずれだ!」と厳しい声も聞こえる中、石井は3月のSRC両国国技館で試合をして汚名挽回を狙っている模様。ところが、あの名プロデューサーが“石井再生”に名乗りをあげているという。
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』は、早過ぎる部分もある井上記者のスクープから、ちょとどいま現在ヒートアップしている新日プロとノアについて取り上げている。すでに1年前にノアから退団者が出ることや、団体として失速することを予言していた。
 それというのも、確かな筋から角度の高い証言を引き出しているからこそ。こうして1年後に改めてそいった証言を読み返してみると、ノアファンはビビってたじろぐことだろう。ただでさえケガ人が続出してパワーダウンは否めないノア。新日プロとの対抗戦第1弾となった1・4東京ドームでは2勝2敗のタイスコアだったが、このままいくと・・・
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、神宮のアイドル「つば九郎」(ヤクルトスワローズのマスコット)が駆けつけ一般ニュースでも話題を呼び、平日にもかかわらず2350人(主催者発表、超満員札止め)を動員した、水曜20日のドラゴンゲート後楽園大会『2010 PRIMAL GATE』を速効で大特集。いわゆる増刊号までを合冊しての発売だ。
 ドラゲーの象徴・CIMAと、総合格闘技(和術慧舟會)出身の新鋭YAMATOのシングル対決は26分オーバーの大熱戦。超満員後楽園のメインにふさわしい死闘となった。オープン・ザ・ドリームゲート王者・土井成樹をめぐるセミの3WAYマッチも白熱し、不況知らずのドラゴンゲートは、春の大一番3・22両国国技館大会に向けて加速している!
 また、ミルホンネット経由の招待客からも称賛の声が届いている栃木エンターテイメントプロレスの県立県南体育館サブアリーナ大会は、このファイルだけで17ページもある究極の詳細版が入稿。タイトル『土壇場で咲いた、「超満員」という奇跡!』と名付けられた迫真のルポタージュは、内部者からの視点で余すところなく大会の全容がドキュメントされている。インディに興味がない方でも、格闘技しか見ない読者さんでも、都内の在京インディでは感じられない「暖かさがあった興行だった」と感じ取って貰える自信作なのだ。
 地方の「ご当地プロレス」というものは、今のプロレス界の理想郷ではなかろうか。そんな思いが長編レポートにしたためられている。電子書籍でしか読むことが出来ないのもプレミア価値があろう。

 西日本の同じ日曜17日からは、大阪羽曳野市にあるはびきのコロセアムサブアリーナのほうで、ジャパンプロレス2000による『第4回ジャパンタッググランプリ』大会が開催され、こちらも満員の盛況だった。
 10年の歴史がある通称J2000であるが、今回は総決算的な大会となり、旗揚げ当初からのメンツや、現在のジャパン2000の選手と、今までの流れを思い出させる顔ぶれが一同に会しての参戦。新人のデビュー戦や、アイドルのサオリリスさんのミニライブもあり、楽しめる内容となっている。こちらもレア度が非常に高い。
 海外情報局は、プロレスと格闘技のファン全体を心配させたブロック・レスナーの奇跡の回復劇を詳細。一時は人工肛門を入れることまで検討されたのであるが…。
 さらには、'10年1月21日号にて他誌にはない数字分析の詳細をお届けしたように、アラブ資本に10%の株式を売却した運営会社のズッファは、ついに噂のアブダビ大会『UFC112』を1月27日に正式発表予定だという。しかも、UFC史上初めてとなる野外会場での開催だと言うから、これはローマの古代格闘技パンラチオンの再現なのだろうか?
 プロレスマニア向けには、ハルク・ホーガンを獲得してWWEに熾烈な戦争を仕掛けるTNAの最新情報を満載。もちろんPPV大会『Genesis』の模様や、Mr.ケネディからMr.アンダーソンと名前を変えたあの自画自賛男の話題、AJスタイルズのヒールターンもたっぷり収録してある。アメプロ好きにはたまらない情報量であろう。
 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼『格通』の休刊が決定! 『週プロ』は大丈夫なのか!?
▼蝶野退団の事情は、蝶野側ではなく新日プロ側にあり!?
▼期待はずれだった石井慧を再生するのは、SRCか? それとも…
<アーカイブス2009>
▼新日プロがノアをのみ込む!? 一気に崩れたパワーバランス
<ファイト!ミルホンネット編集部>
2・20 DRAGON GATE 2010 PRIMAL GATE完全版 by塩田賢

1・17 土壇場で咲いた、「超満員」という奇跡! by征木大智
1・17『第4回ジャパンタッググランプリ』はJ2000の総決算的大会に
▼タブー満載企画<海外情報局vol.21>
・ブロック・レスナー復帰決定!
・アブダビ開催『UFC112』、1月27日に正式発表
・TNA、ホーガン体制の中、PPV大会『Genesis』開催

★合わせて読めばさらに楽しめる!
井上記者にミスにより、スクープネタをあの男が横取り!
ノアが再浮上をもくろむマル秘プランとは…
ウソか誠か、猪木“重病説”を再検証!
なぜ中邑VS秋山は“変更”になったのか
週プロが違和感のある報道をした真相
新日プロ1・4東京ドームのメインカードをスッパ抜く!?
こんなご時世でも稼ぎまくっているレスラーはいる!

特大仕様の今号は280円となります。なお、定期購読サービスのお客様には250円換算となりますので、これを機会にお問い合わせ下されば幸いです。

蝶野正洋が新日プロを退団することになった本当の事情に迫る!

週刊マット界舞台裏'10年1月28日号

商品コード inouejojiz159

価格 280 円

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