YAMATO、メインでCIMAに完全勝利! ドラゲー1・20後楽園大会

 ドラゴンゲート春の大一番、3・22両国国技館大会へ加速するための前哨戦ともいえる後楽園ホール大会『2010 PRIMAL GATE』が、20日に2350人(主催者発表、超満員札止め)の観客を集めて開催された。
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 メインではドラゲーの象徴・CIMAと、昨年新日本マットで獣神サンダーライガーと金本浩二を破るなどの活躍で進境著しいYAMATOがシングルで激突。
 試合は地味なレスリングの展開で始まり、客席も静まり、一時総合格闘技を思わせるような一幕もあった。CIMAがバックドロップの体制に持ち上げYAMATOの股間をロープにぶつける。そのまま場外に落としていった。しばらくしてリング下に潜ったYAMATOが反対側から出てきてCIMAの足を攻撃。その後も執拗にCIMAの足を攻め続ける。途中場外乱闘にもつれ込み両者ともカウントギリギリでなんとか戻ってきた。CIMAも反撃を見せるが足の負傷がそれを妨げた。最後はYAMATOがスリーパーホールドでタップを奪った。
 試合後にYAMATOは王者の土井に挑戦を要求したが……。
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 セミは最初3人で組み合いを始めるが菅原が「お前らでやれ」と挑発する。しかし鷹木と土井は2人で菅原を攻め立てる。その後二段階でのヘッドロックなど三つ巴ならではの展開が繰り広げられる。その後、土井が鷹木からフォールを奪い土井と菅原の一騎打ちとなる。途中、リアルハザードの介入もあったが菅原の延髄斬りがレフェリーに当たりレフェリーがダウンすると、本格的な介入が始まった。袋叩きにされながらも凶器攻撃をかわしマスキュラーボムを繰り出そうとした土井だったが、顔面に粉をかけられ十三不搭(シーサンプーター)を決められ3カウントで試合終了。試合後菅原が土井にベルトへの挑戦を要求し、土井もそれを飲んだ。
 試合後にYAMATOは、ドラゲーの至宝『オープン・ザ・ドリームゲート』王者の土井に挑戦を要求したが、結局はセミの3WAYに勝利した菅原との次期挑挑戦者決定戦が、2・10後楽園大会にて行われることに決まった。
 
 全試合詳報は本日(木曜21日)入稿・編集の『マット界舞台裏’10年1月28日号』に速効掲載。

■DRAGON GATE『2010 PRIMAL GATE』
2010年1月20日(水)開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール

<第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
○Kzy、新井健一郎、神田裕之
(12分20秒 片エビ固め)※韻波句徒
●シーサーBOY、アンソニー・W・森、谷嵜なおき

<第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
○忍(666)、KAGETORA
(8分45秒 片エビ固め)※シューティングスタープレス
●超神龍、戸澤陽

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
B×Bハルク、○吉野正人
(15分44秒 ソル・ナシエンテ)
ドラゴン・キッド、●Gamma

<第4試合 ベテラン軍vs.第2世代軍対抗戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○スペル・シーサー、ドン・フジイ、望月成晃
(14分11秒 ヨシタニック)
●K-ness.、横須賀享、堀口元気

<セミファイナル 3WAYマッチ 60分勝ち残り戦>
○土井成樹(9分12秒 横十字固め)鷹木信悟●
○菅原拓也(13分28秒 エビ固め)土井成樹● ※十三不塔

<メインイベント 特別試合 60分1本勝負>
○YAMATO
(26分30秒 胴締めスリーパー)
●CIMA