蘇我秀樹が日韓国際戦勝利、翔栄ライト級新王者、大田原友亮完勝～5・18新日本キックWINNERS

　5月18日（日）新日本キックボクシング協会・治政館ジム主催『WINNERS 2014』が東京・後楽園ホールで開催された。ダブルメインイベントのトリをつとめた蘇我秀樹は、4月の市原大会でWKBAタイトルを獲得しての初戦、序盤は韓国人ランカー金の変則的な攻撃に戸惑うも、実力の差をみせ3Rには防戦一方になった金が苦し紛れの後ろ回し蹴りを連発して倒れこんでしまったところでレフェリーがダウンカウントを開始、セコンドからもタオルが投入されTKOで蘇我が王者としての初陣を飾った。

　もう一つのメインは、日本から世界に照準を定めた石井達也が返上した新日本ライト級タイトル決定戦が、現在4連勝中（3KO）の1位・勝次（藤本ジム）と、元新日本フェザー級チャンピオン・雄大の弟でK-1甲子園2010王者の4位・翔栄（治政館）とで争われた。
　現在の勢いからも勝次有利の予想が多かったが、3R翔栄が右フックで勝次よりダウンを奪い、このダウンポイントが大きく響き、判定は三者共に49-48の僅差ながら翔栄が新王者に輝いた。

　また新日本ヘビー級１位から階級を下げた柴田春樹（ビクトリー）は初のタイ選手・サンムックとの国際戦に臨んだが、老獪なサンムックを攻略できず判定負け。日タイで活躍するユウ・ウォーワンチャイ（＝大田原友亮/B-FAMILY NEO）は新日本キック上位ランカー無敗の瀧澤博人（ビクトリー/バンタム級2位）から最終3R、首相撲からの膝連打でダウンを奪い完勝。その他新日本キック協会フライ級上位の一戦や日泰、日韓国際戦など熱戦が繰り広げられた。

■　新日本キック協会「WINNERS2014 2nd」
日時：5月18日（日）開場16:45 開始17:00
会場：東京・後楽園ホール
主催：新日本キックボクシング協会　治政館ジム
お問い合わせ：治政館ジムＴＥＬ０４８－９５３－１８８０　

＜ダブルメインイベント（第14試合）　日韓国際戦　60kg契約　3分5R＞
○蘇我英樹（市原ジム/WKBA世界スーパーフェザー級王者、東洋スーパーフェザー級王者）
　3RKO 1:10 ※セコンドからのタオル投入
●金弘洙（韓国/韓国FUN GYM/韓国国際キック連盟フェザー級2位）

＜ダブルメインイベント（第13試合）　日本ライト級王座決定戦　3分5R（延長あり）＞
●勝次（藤本ジム/日本ライト級1位）
　判定0-3(三者共に48-49) ※翔栄は3R右フックでダウンを奪う
○翔栄（治政館/日本ライト級4位）
※翔栄が新日本キック協会ライト級王者となる

＜第12試合　日タイ国際戦　73kg契約　3分3R＞
●柴田春樹（ビクトリー/日本ヘビー級1位）
　判定0-3(三者共に29-30)
○サンムック・サシプラパー（タイ）

＜第11試合　日本フライ級ランキング戦　3分3R
●泰史（伊原道場/日本フライ級2位）
　判定1-2(30-29,28-29,28-30)
○麗也（治政館/日本フライ級3位）

＜第10試合　55kg契約　3分3R ＞
○ユウ・ウォーワンチャイ（＝大田原友亮/B-FAMILY NEO/UKFインターナショナルフライ級王者、元TRIBELATEフェザー級王者）
　判定3-0(三者共に30-28) ※3Rユウは膝連打でダウンを奪う
●瀧澤博人（ビクトリー/日本バンタム級2位）

＜第9試合　日タイ国際戦　58kg契約　3分3R ＞
○石原將伍（ビクトリー/日本フェザー級5位）
　判定3-0（30-29,30-29,29-28）
●カンチャイ・LA GYM（タイ）

＜第8試合　日韓国際戦　62kg契約　3分3R ＞
○直闘（治政館）
　判定3-0(30-27,30-28,30-28)
●金　閏眞（韓国/韓国FIGHTING GYM/韓国国際キック連盟ライト級5位）

＜第7試合　60kg契約　3分3R ＞
●大河原誠也（ビクトリー/日本ライト級8位）
　判定0-2(30-30,29-30,29-30)
○白木伸美（トーエル/日本フェザー級8位）

＜第6試合　日本ウェルター級　3分3R＞
○木村旭洋（伊原道場）
　2RKO 2分2秒
●山本大地（誠真）

＜第5試合　日本ライト級　3分2R ＞
○興之介（治政館）
　判定3-0(三者共に20-18)
●梅木裕介（トーエル）

＜第4試合　58kg契約　3分2R＞
△櫓木淳平（ビクトリー）
　引分0-0(三者共に19-19)
△関根朝之（NJKF・OGUNI-GYM）

＜第3試合　日本ライト級　3分2R ＞
●川崎みつや（山田）
　2RKO 0:36 ※ボディへの飛び膝
○Naoki（NJKF・立川KBA）

＜第2試合　70kg契約　3分2R ＞
○MASATO（治政館）
　判定3-0(20-19,20-18,20-18)
●芳賀将司（UACS）

＜第1試合　日本フェザー級　3分2R＞
●勇希（治政館）
　1RKO　2分10秒
○藤野伸哉（RIKIX）

大会の全容と詳細はマット界舞台裏5月29日号ROH新日NY横アリWWE北朝鮮’82猪木馬場新日キック付録CPEに収録されました。