自らのローキックでタイロン・スポーン負傷TKO負け！地元イスタンブールLヘビー級新王者グーカン・サキ4・12『GLORY 15』

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　現地時間4月12日、トルコ・イスタンブールで『GLORY 15 ISTANBUL』が開催された。

　まさに世界最大のキック団体となったGLORYが地元の英雄グーカン・サキと、北米戦略で売り出している“キング・オブ・リング”タイロン・スポーンの２人を参戦させたライトヘビー級王座決定トーナメントが今大会の目玉となっている。

　まず、地元という事で圧倒的な歓声を受けたグーカン・サキが猛ハッスル。ネイサン・コーベットを相手に試合開始すぐ前に出て連打で追い詰めるサキ。ブンまわした左フックがコーベットにさく裂。コーベットは耳から出血でドクターがストップ。サキがTKO勝利で決勝戦に進んだ。

　スポーンは、対戦相手のサウロ・カバラリが強敵だった事もありいつもより慎重にガードを固めての展開。剛腕パンチを見せるものの、KOではなく判定までもつれ込んでの勝利となった。これで期待された２人が決勝で戦うこととなり主催者的には予定通りとなった。

　しかし、その決勝でとんでもない事が起こった。スポーンの右ローキックをサキがカットすると、スポーンが逆に倒れ込んでしまう。どうやらローキックをカットされた時に負傷したらしく、大の字に倒れたスポーンは立ち上がれない。試合続行不可能という事でサキのTKO勝利で王座に輝く事になった。

　地元の英雄が、最強の敵スポーンに勝利したという事にはなるが、アクシデント的な要素が強すぎて、サキも会場もどう反応したらよいのか困っているという感じだったが、ともあれ、サキが新王者となった。

■　GLORY 15 ISTANBUL
日時：2014年4月12日
場所：トルコ・イスタンブール

＜ライトヘビー級王座決定トーナメント決勝＞
○グーカン・サキ
　1R 1分37秒 TKO
●タイロン・スポーン

＜ライト級＞
○ロビン・ファン・ロスマーレン
　判定
●マラット・グリゴリアン　

＜ライトヘビー級＞
○ダンヨ・イルンガ
　1R 00分33秒 TKO
●アンドレイ・ストイカ

＜ライトヘビー級王座決定トーナメント準決勝＞
○タイロン・スポーン
　判定
●サウロ・カバラリ　

＜ライトヘビー級王座決定トーナメント準決勝＞
○グーカン・サキ
　1R 2分35秒 TKO
●ネイサン・コーベット　