３大エース、カティナス、モロサヌ、チオバヌ揃って勝利！4・12『SuperKombat World GP 2014 in Resita Romania』

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2014年4月12日にルーマニアで、Glory、K-1に次ぐ欧州第三のキック大会『SuperKombat World GP 2014 in Resita Romania』が開催された。

今大会は、スーパーコンバットの３大エース、ラウル・カティナス、カタリン・モロサヌ、セバスチャン・チオバヌが全て揃って出場、それぞれ海外勢と戦うという豪華な大会となった。

実質、メインと言えるラウル・カティナスの相手は、３人の中でも一番強敵と言える、ブリース・ギドン。ジェロム・レ・バンナの弟分と言われるフランスの巨人ファイターであり、過去にグーカン・サキにも勝利した実績を持つ。このギドン、何故か日本語カタカナのシャツで入場。しかし、これだけの強敵を相手にしても、カティナスは圧倒。1Rにはギドンをコーナーに追い詰めてパンチラッシュでスタンディングダウンを奪い、2Rも同じ様にコーナーに追い詰め連打するカティナス。ギドンはコーナーで崩れ落ち、2度のダウンでレフリーがストップ。カティナスがTKO勝利でエースの役目を見事に果たした。

“欧州のブンブン丸”ことカタリン・モロサヌも、いつも通り、ニュージーランド先住民族マオリ族の戦闘前の踊りハカ（カマテ）で入場。エジプトのMMAファイターで南アフリカのEFCアフリカやインドのSFLというメジャー団体で活躍してきたモハメッド・カリムを相手に1Rから前に出てコーナーに追い詰めてパンチラッシュ！剛腕ブンまわしラッシュで自分より大きいカリムからダウンを奪い、勢いに乗るが、カリムがMMAで鍛えた打たれ強さと足を使って回り凌いだ為、モロサヌの判定勝ち。終始、プレッシャーをかけてパンチを叩きこんでいたもののKOが出来なくて残念だった。

セバスチャン・チオバヌもお互いに投げあう乱戦になったものの、エヴァー・シルバーを制して判定勝ち。３大エースが揃って勝利した。

また、今大会は通常のヘビー級ではなくライトヘビー級トーナメントが開催され、ポーランドのデイビット・カスパスキーが優勝した。今年も欧州キック界をリードしていくだろうスーパーコンバットと言える素晴らしい大会であった。

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■　SuperKombat World GP 2014 in Resita Romania
日時：2014年4月12日
場所：ルーマニア・レシツァ

＜ライトヘビー級トーナメント準決勝＞
○デイビット・カスパスキー
　判定
●エロール・コリング

＜ヘビー級＞
○ラウル・カティナス
　2R TKO
●ブリース・ギドン

＜ヘビー級＞
○カタリン・モロサヌ
　判定
●モハメッド・カリム

＜ヘビー級＞
○セバスチャン・チオバヌ
　判定
●エヴァー・シルバー

＜ライトヘビー級トーナメント準決勝＞
○エロール・コリング
●ヌールディヌ・エチグラ

＜ライトヘビー級トーナメント準決勝＞
○デイビット・カスパスキー
　判定
●チビン・スチオプ

＜ライトヘビー級トーナメント・リザーブマッチ＞
○イブラヒム・エル・ボウニ
　判定
●ウロス・ボゴジェヴィッチ