江幡塁飛躍宣言、渡辺健司ウェルター級新王者～7・20『MAGNUM 35』

　7月20日（日）東京・後楽園ホールにて開催された新日本キックボクシング協会・伊原道場主催の『MAGNUM 35』メインは3月の『MAGNUM 34』でWKBA世界スーパーバンタム級を獲得した双子のチャンピオン江幡ツインズの弟・塁と元ラジャダムナンスタジアム＆元オームノーイスタジアム認定ライトフライ級チャンピオンのナムペットの一戦になった。
　1R開始早々に左ハイキックでダウンを奪うが、老獪なナムペットを倒しきれず判定勝ち。マイクでも次回のKO勝ちや更なる飛躍を宣言した。

　また新日本ウェルター級王座長期政権を築いた緑川創がタイ・ラジャダムナン王座獲得を視野に入れタイトルを返上、この日も元ルンピニースタジアムフライ級王者のポンシリに圧勝とは言えないもののポイントロスしない闘いで3-0勝利。その空位となった王座決定戦には、1位・大塚隼人と2位・渡辺健司で争われ、過去に1勝1敗2分と五分の星である両者の決着戦は実力伯仲の接戦となり2-1のスプリット判定で渡辺が王座を獲得した。

　その他、元ルンピニースタジアム認定フェザー級王者イソラサックは5月の新日本ライト級王座決定戦で苦杯を喫した勝次とダウンの応酬の末、試合運びの差で4年振りの試合を勝利で飾った。
新日本ライト級上位のジョニー・オリベイラが階級を下げて新日本フェザー級トップランカーの瀬戸口に挑むも3Rパンチで2度のダウンを喫し、肘カットTKO負け。新日本フライ級2位・泰史と沖縄PKAチャンピオン優吏は泰史がパンチで圧すも優吏の細かい足技とインサイドワークに決定打を奪えず、引分。
　元西日本チャンピオンから現新日本ランカーの松岡力とNKB＆APKFタイトルを獲得した栄基の対戦は両者譲らず引分。他にも新日本ランキング戦や他団体ランカーとの交流戦など熱戦が展開された。

■　新日本キック協会「MAGNUM 35」
日時：7月20日（日）開場16:45 開始17:00
会場：東京・後楽園ホール
主催：新日本キックボクシング協会　伊原ジム

スピードの乗った強打で攻め、ダウン１つを奪うも倒しきれなかったが完勝の江幡塁
＜第14試合　56kg契約　3分5R＞
○江幡　塁（伊原道場／WKBA世界スーパーバンタム級王者）
　判定3-0 ※1Rナムペットに左ハイキックでダウン1
⚫︎ナムペット・ソーターンティップ（タイ／元ラジャダムナン・ライトフライ級王者）

スプリット判定で新王者となった渡辺健司
＜第13試合　日本ウェルター級王者決定戦　3分5R＞
⚫︎大塚隼人（ビクトリージム／新日本1位）
　判定1-2
○渡辺健司（伊原道場稲城／新日本2位）
※渡辺が新王者

緑川は決定打こそ奪えぬもののポイントを奪われない闘いで三者50-48、50-48、50-47の完勝。
＜第12試合　70kg契約　3分5R＞
○緑川　創（藤本ジム／元新日本ウェルター級王者）
　判定3-0
⚫︎ポンシリ・ポーシリポン（タイ／元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者）

＜第11試合　ミドル級　3分3R＞
△斗吾（伊原道場／新日本ミドル級1位）
　引分1-0
△マーナサック・シットニワット（タイ／ラジャダムナン・スーパーライト級5位）

＜第10試合　62.5kg契約　3分3R＞
⚫︎勝次（藤本ジム／新日本ライト級1位）
　判定0-2 ※1Rイソラサックにパンチでダウン1、2R勝次に左ハイキックでダウン1
○イソラサック（タイ／元ルンピニー・フェザー級王者）

＜第9試合　フェザー級　3分3R＞
○瀬戸口勝也（横須賀太賀ジム／新日本1位）
　3RTKO 1分39秒 ※肘カット 3R瀬戸口はパンチで2度ダウンを奪う。
⚫︎ジョニー・オリベイラ（ブラジル／トーエルジム／新日本ライト級4位）

＜第8試合　ライト級　3分3R＞
⚫︎春樹（横須賀太賀ジム／新日本ライト級3位）
　0-3
○永澤サムエル聖光（ビクトリージム／新日本ライト級10位）

＜第7試合　フライ級　3分3R＞
△泰史（伊原道場／新日本2位）
　1-0
△優吏（真樹ジム沖縄／RKAフライ級王者）

＜第6試合　ウェルター級　3分3R＞
△栄基（MTOONGジム／元NKB＆APKFウェルター級王者）
　引分1-1
△松岡　力（藤本ジム／新日本ウェルター級6位）

＜第5試合　ミドル級　3分3R＞
○本田聖典（伊原道場新潟／新日本ミドル級4位）
　1RTKO 1分18秒 ※カットによるレフェリーストップ
⚫︎博通（治政館ジム／新日本ミドル級6位）

＜第4試合　ウェルター級　3分3R＞
○木村旭洋（伊原道場／新日本ウェルター級5位）
　1R終了時KO ※パンチで2度目のダウン
⚫︎雄一（習志野ジム／INNOVATIONウェルター級8位）

＜第3試合　バンタム級　3分2R＞
△海彦（伊原道場）
　引分0-0
△石川直樹（治政館）

＜第2試合　フェザー級　3分2R＞
●雷神浜田（野本塾）
　1RKO 1分19秒 ※パンチ
○里見柚己（横須賀太賀ジム）

＜第1試合ライト級 3分２R＞
⚫︎和己(伊原道場）
　判定0-2
○増田侑也(マイウェイ）

詳細版はマット界舞台裏7月31日号Pアーツwwe猪木ブラジルEギルバートdeep新日kickW1Z1IceRibbonに掲載されました。