日本プロスポーツ大賞にも選定される国が唯一認めているキックボクシング団体で高い実力を持った選手が集まる新日本キックボクシング協会が、他団体との交流戦をメインとした「タイタンズ」シリーズの13回目『TITANS NEOS 13』が後楽園ホールで開催された。
メインのトリはカリスマトレーナーとしても名を馳せる兼子ただし が41歳にして初のタイトル挑戦。大応援団の声援をバックに試合に臨むが、安定した実力のチャンピオン内田の牙城を崩すことはできずに終了。判定は各ジャッジが4ポイント差をつける完敗となったが、41歳にして5Rフルに動ける体力を見せトレーナーとしての見本を自らで示した。
　２つめのメインでは前大会で惜しくもタイ・ラジャダムナンスタジアムタイトル奪取ならなかった江幡兄弟の兄・睦の敵討とばかりに、弟・新日本バンタム級チャンピオン・塁がタイからの刺客を奥脚ローキックで秒殺KO。
　もうひとつのメインでは新日本ミドル級チャンピオンの喜多村が交流戦でInnovationスーパーウェルター級1位・アーサー・雅仁に判定勝ち、その他交流戦10戦も新日本キックが6勝3KO2敗2分と実力を証明した。
大会の全容はマット界舞台裏5月2日号CAC初代虎基金新日全日節穴JWP中島ルチャ2Glory7新日キックに掲載されました。
■　新日本キックボクシング協会/TITANS事務局「TITANS NEOS 13」
日時：4月21日 (日)
会場：東京・後楽園ホール

＜メインイベント第14試合　新日本フェザー級タイトルマッチ3分5R＞
○内田　雅之(藤本/王者・36戦21戦4KO5敗10分)
　判定３－０（50－46、50－46、50－46　※4R左フックで兼子がダウン
●兼子　ただし(伊原道場／同級２位・36戦14勝3KO12敗10分)
※内田が2度目の防衛に成功

＜メインイベント第13試合 55㎏契約 3分5R＞
○江幡　塁(伊原道場／新日本バンタム級王者・22戦19勝8KO3分)
　１RKO 0:45　※左ローキック
●デンイサーン　ソー．スィーストー(泰国・92戦64勝8KO24敗4分)

＜メインイベント第12試合 72.6㎏契約 3分3R＞
○喜多村　誠(伊原道場新潟支部／新日本ミドル級王者・25戦15勝7KO4敗5分)
判定３－０（30－28、30－28、29－28※4R左フックで兼子がダウン）
●アーサー雅仁(習志野／Innovationスーパーウェルター級２位・24戦12勝4KO7敗5分)
＜セミファイナル第11試合 62㎏ 3分3R＞
○石井　達也(藤本／新日本ライト級王者・38戦24勝6KO7敗7分)
　判定３－０（30－26、30－26、30－26 ※1R左ストレート、2R右ストレートでKINGダウン
●KING皇兵(SFK／KOSフェザー級王者・22戦12勝4KO7敗1分)
＜第10試合 67.5㎏契約 3分3R＞
△渡辺　健司(伊原道場稲城支部／新日本ウェルター級２位・23戦9勝3KO7敗7分)
　引分０－１（29－30，29－29、30－30）
板倉　直人(スクランブル渋谷／WPMF日本ウェルター級７位、J-NETウェルター級９位・22戦14勝8KO6敗1分)
＜第９試合 ミドル級 3分3R＞
○斗吾（伊原道場／新日本ミドル級２位・22戦14勝8KO7敗1分）
　１RKO 2:36 ※パンチにより2度目のダウン
●丸山準一(バンゲリングベイ・スピリット／WPMF日本スーパーウェルター級４位・19戦9勝6KO10敗)
＜第８試合 62㎏契約 3分3R＞
○勝次(藤本／新日本ライト級２位・22戦13勝3KO2敗7分)
　１RKO 2:42 ※パンチ連打
●エークサヤーム　モー．クルンテープトンブリー(泰国・59戦43勝3KO14勝2分)
＜第７試合 ヘビー級 3分3R肘無し＞
○嚴　士鎔(伊原道場／新日本ヘビー級３位・22戦9勝3KO9敗4分)
　2RKO 2:54 ※ローキックによる３ダウン・フィニッシュは右ロー
●菊地　純一(ヨックタイジム／3戦2勝1敗)
＜第６試合 バンタム級 3分3R＞
○重森陽太（伊原道場稲城支部／新日本バンタム級２位・7戦6勝3KO1分）
　2RTKO 0:04 ※日畑の左脛裂傷・日畑は１R左ハイキック、左フックで2回のダウン有）
●日畑　達也(FKD／WPMF日本バンタム級３位・18戦11勝4KO5敗2分)
＜第５試合 62㎏契約 3分3R＞
△翔栄（治政館／新日本ライト級４位・10戦7勝2敗1分）
　引分１－０（30－29、29－29、29－29）
△雷電HIROAKI(スクランブル渋谷／J-NETライト級１０位、WPMF日本ライト級７位・18戦8勝1KO9敗1分)
＜第４試合 ライト級 3分3R＞
○福岡　直也(治政館／新日本ライト級９位・30戦12勝5KO9敗9分)
　判定３－０（30－29、30－29、29－28）
●服部　浩典(SKF／KOSライト級王者・7戦5勝3KO2敗)
＜第３試合 ミドル級 3分3R＞
●本田　聖典(伊原道場新潟支部／新日本ミドル級７位・10戦5勝5敗)
　判定０－２（29－30、29－30、29－29）
○春野　剛士(Dropout／元NKBミドル級３位・14戦4勝1KO8敗2分)
＜第２試合 ライト級 3分2R肘なし＞
○和己(伊原道場・2戦2敗)
　判定３－０（20－19、20－19、20－19）
●デンジャー内山(TEN CLOVER GYM・2戦1敗1分)
＜第１試合 フェザー級 3分2R肘なし＞
●加藤　大輔(伊原道場新潟支部・デビュー戦)
　判定０－３（17－20、18－20、18－19 ※１R膝蹴りで加藤ダウン
○竹内　賢一(TEN CLOVER GYM・デビュー戦)
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