ブロック・レスナー復帰!『UFC116』で防衛戦決定、相手はカーウィンに

 ネバダ州ラス・ベガス(米国)-アメリカ合衆国がその独立を花火と共に祝うその前日、7月3日の土曜日にこれまでラス・ベガスで行われた中でも最大のヘビー級タイトルマッチが行われることが決定した。
 UFCヘビー級王者のブロックレスナーが同暫定王者シェーン・カーウィンと復帰・防衛戦を行うために『UFC 116: レスナー vs カーウィン』に参戦し、この模様は同日生中継される。

brock100.jpg
carwin-1.jpg
(C)UFC
「ヘビー級というものが全ての格闘技ファンの想像を掻き立ててやまないのは、一言で言えばブロック・レスナーやシェーン・カーウィンのような奴らがいるからさ」
 UFC代表、デイナ・ホワイトは続ける。
「彼らは素晴らしいアスリートでありレスリングのナショナル・チャンピオンであったばかりでなく、二人ともたった一発のパンチで試合を終わらせる能力を持っている。この試合はほんのちょっとでも見逃してはいけないタイプの試合だよ。だってそのコンマ数秒の間に試合が終わってしまうかも知れないからね。そしてこの試合が終わった後、唯一のUFCヘビー級王者としてオクタゴンから出てくるのはたった一人なんだ」

 UFC 116のチケットの価格は1000ドル、750ドル、500ドル、300ドル、200ドル、そして100ドル の各種が用意され(サービス料金、手数料は含まれません)、太平洋標準時間の5月13日(木)午前10時よりラス・ベガス各地のチケットマスター(Smith’s Food、Drug Centers及びRitmo Latinoでの取り扱い)で販売が開始されます。
 なお、お一人様につき8枚までの販売とさせていただきます。大手クレジットカードでのお支払いを御希望のお客様はTicketMaster (800)745-3000までお電話ください。またチケットは下記のサイトでもお求めになれます。
UFC.com
http://www.mgmgrand.com/
http://www.ticketmaster.com/
brock100-2.jpg
(C)UFC
 フランク・ミア、ランディ・クートゥアそしてヒース・ヒーリングに3連勝中のブロック・レスナー(ミネソタ州ミネアポリス、セント・ポール出身。キャリア戦績4勝1敗)は最近の2戦をTKOで勝利しUFCヘビー級の頂点に君臨している。
 NCAAのディビジョンIのナショナル王者に輝き、4度もオール・アメリカンに選出されたレスラーでもあるレスナーはUFC 91でクートゥアを相手に衝撃的な2ラウンドTKOによりタイトルを獲得した。
 そして身長191センチ、体重265ポンド(約120キロ)の体躯を誇るレスナーはUFC 100ではフランク・ミアに勝利し自身初となるタイトル防衛戦を成功させたが、シェーン・カーウィンを相手と迎える今、彼は最も危険な相手と対峙することになる。

「オクタゴンに戻って私のUFCヘビー級王座の防衛戦をすることが待ちきれない」~レスナーは続ける。「7月3日はあっという間に来るだろう。試合の準備は万端だ。UFC 116でシェーン・カーウィンは”本物の”UFCヘビー級の王者と向かい合うことになる。
私はシェーンの無敗記録に終止符を打ち、腰に私がヘビー級王者の証であるベルトを巻いてオクタゴンから歩み出るだろう」
carwin-2.jpg
(C)UFC

 ヘビー級の支配者と言えば -シェーン・カーウィン(コロラド州デンバー出身。キャリア戦績12勝0敗)を相手に2ラウンドを迎えた選手は一人も居ない。
 カーウィンの最新の試合であるUFC 111のフランク・ミア戦での印象的な勝利はカーウィンに暫定王位をもたらした。3分48秒と言う試合時間でさえ、NCAAディビジョンIIの元ナショナル・レスリング王者を相手にした全てのプロ・ファイターの中でミアは最も長く戦った、と言う有様だ。

「カレッジでレスリングをしていた頃からブロック・レスナーと勝負をするチャンスを望んできたんだ」とカーウィンは言う。「レスナーは常に危険で、優れたアスリートだ。カレッジ・レスリングと言うバックグラウンドが彼をとんでもなくタフな選手にしている。
 彼がこれまで向かい合った相手の中で、彼と同じサイズの体格の相手はなく、私が初めてになるだろう。過去の対戦相手達にしてきたような形で私に無理やり技をかけたり押さえ込んだりすることはできないだろう。これは私の人生最大の戦いだ。
 UFCの歴史に残る最も素晴らしい試合の一つになり得ると考えている。私の腕が挙がり、”本当の”UFCヘビー級王者になることを待ち望んでいる」

 その他の情報または最新のUFCの試合に関するニュースはUFC.com、UK.UFC.com、GERMANY.UFC.com、UFCJapan.jpそしてUFCEspanol.comをご覧ください。全ての試合は生中継につき変更の可能性があります。

■『UFC 116: LESNAR vs. CARWIN』

<UFC世界ヘビー級選手権試合 分5R>
ブロック・レスナー(王者/アメリカ)
シェーン・カーウィン(暫定王者/アメリカ)

<ミドル級 5分3R>
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
秋山成勲(日本)

<ミドル級 5分3R>
クリストフ・ソジンスキー(カナダ)
ステファン・ボナー(アメリカ)

<ヘビー級 5分3R>
ブレンダン・シャウブ(アメリカ)
クリス・トゥクシャー(アメリカ)

<ミドル 5分3R>
ケンドール・グローブ(アメリカ)
ゴラン・レジッチ(クロアチア)

<ウェルター級 5分3R>
クリス・ライトル(アメリカ)
マット・ブラウン(アメリカ)

<ヘビー級 5分3R>
ジョン・マドセン(アメリカ)
カーロス・ベモラ(チェコ

ミルホン・ネット追記
 内定していたものの、遂に正式発表されたレスナーvs.カーウィン。UFC史上空前絶後のメガ・ファイトになるのは間違いないだろう。
 その圧倒的な体格・レスリング力でクートゥア、ミアら旧世代を叩きのめし、UFC王座に輝いたレスナーだが、今回は新世代ファイターの一角であるカーウィンとの対決となる。
 身体能力ではレスナーに勝るとも劣らない怪物カーウィン、まさに迫力満点のモンスター対決に全世界が熱狂する事は間違いないだろう。
wanderlei-1.jpg
akiyama-2-1.jpg
(C)UFC

 また同大会ではヴァンダレイ・シウバvs.秋山成勲もやっと正式に決定した。秋山は1年ぶりの試合と『UFC』では異例の長い試合間隔になった。秋山はヴァンダレイ以外は誰のオファーであっても一切拒否し続けたので、ここまで時間がかかったのだが、このブランクが試合に影響するか注目だろう。
 さらに、因縁のクリストフ・ソジンスキーvs.ステファン・ボナーも決定。この対戦は『UFC110』の再戦で、ソジンスキーがTKO勝利しているが、バッティングによる流血であった為、ボナーが反則による流血ストップで負けるのはおかしいと抗議をしていた。
 前回の試合の裁定は覆らないもののリベンジの機会が与えられた格好になった。
 ミルホン・ネットでは常に『UFC』最新情報を追いかけています。

WOWOW UFC-究極格闘技-
別冊ミルホンネット SRC12両国 UFC地上波放送
他専門誌を完全に圧倒! 表の記者会見にない裏事情詳細+SRC12両国大会ドキュメント
他専門誌では拾えないUFC情報が掲載されているのはミルホンネットだけ!
別冊ミルホンネット 五味、宇野惨敗UFN21+3.28NJKF ClubDEEP
週刊マット界舞台裏’10年3月04日号 vol.26 UFN110総括、Bitetti Combat、WWE新番組
週刊マット界舞台裏’10年3月11日号 vol.27 Bitetti Combat6 Strikeforce WEC 47強力対決目白押し
週刊マット界舞台裏’10年3月18日号 vol.28 WEC 47ジェンス・パルヴァー引退 Bサップ欧州
週刊マット界舞台裏’10年3月25日号 vol.29 UFC on Versus ペドロシアン勝利 月曜TV戦争再び
週刊マット界舞台裏’10年4月01日号 vol.30UFC WWE TNA ビッグマッチ目白押し バダ・ハリ逮捕か?
週刊マット界舞台裏’10年4月08日号 vol.31UFC111分析 サップ復帰も… 怪力世界一男MMA挑戦ポーランドKSW
週刊マット界舞台裏’10年4月15日号 vol.32 UFC112背景 Pフィリオ復帰 月曜TV戦争破廉恥路線へ
週刊マット界舞台裏’10年4月22日号 vol.33 アンデウソン批判続出 リデルティト消滅 世界MMA網羅
週刊マット界舞台裏’10年4月29日号 vol.34  SF乱闘クライベイビー青木と最強幻想ビジネス崩壊 北米シーン縦横無尽
週刊マット界舞台裏’10年5月06日号 vol.35  ティト逮捕 バティスタWWE離脱か? TNA全て空回り WEC 武神PPV他満載