週刊マット界舞台裏’10年4月22日号

 「(主要団体の中で)1番存続が危ぶまれているIGFが、実は1番安泰なのです。なぜなら、所属選手を抱えず少数のスタッフで団体を運営しているからです。全スタッフの給与と事務所経費ぐらい猪木さんが3日ほど働くだけで賄えますから」
 したり顔でIGFの台所事情を語る関係者は多いが、ほぼ毎回、興行で大きな赤字を出しているIGFが“左ウチワ”ということはあり得ない。会社の金庫にカネがあり余っていたら、興行間隔をもっと縮められるはずだ。
 今年はアントニオ猪木のプロレスデビュー50周年のメモリアルイヤー。記念イベントや記念グッズで、今年のIGFは大幅な増収が見込まれているが、早くも大誤算が生じているという情報をキャッチした!その具体的な根拠を積み上げます。猪木マニアには必読でしょう。
 『マット界舞台裏』3月25日号でもお伝えしたように、大エース・武藤敬司の欠場で興行危機に陥った全日本プロレス。
 春の本場所『チャンピオン・カーニバル』で「武藤抜きの興行」が試されたが、全7戦中、満員マークの付いた大会は優勝決定戦が行われた4・11JCBホールのみ。興行の大半が不入りに終わり、エース欠場の影響がモロに表れた格好となった。
 そして今月5日、神奈川県内の病院で右ヒザの手術を受けた武藤に「全治6カ月」の診断が宣告された。まさに絶体絶命の大ピンチだが、全日プロの営業サイドは「社長(武藤)が復帰するまで何とか乗り切ってみせる」と何やら自信ありげ。その秘策を探ってみたところ、なかなか興味深い“データ”を入手!
 専門誌のように「鈴木みのると船木誠勝のストーリーは、武藤不在のショックをも吹き飛ばす!」といったような安易な記事に終わらない! しっかり具体的な数字を調べ上げ、営業サイドからの視点で考察しているのは『マット界舞台裏』だけ。その違いをお確かめ下さい。
 I編集長(故井上義啓氏)が第一線で活躍していた頃から、決して臭い物にフタをしなかった『週刊ファイト』。それは団体関係者や選手にとって、耳の痛い話を書くことがプロレス界の発展とイメージアップにつながると考えていたからだ。ファイトなきいま、残存の某週刊誌にもそういった苦言を呈するコーナーがあってもいいのではないか?
 だが、ないのだから仕方がない。元『週刊ファイト』編集長である井上譲二記者が書く、この『マット界舞台裏』でやるしかない! 今回はあえて某週刊誌がお気に入りのドラゴンゲートに関して、井上記者が発見してしまった“社会的な恥部”を暴露する! ドラゲー関係者、ファンには心して読んでほしい!
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、ズバリ活字にしていることが実に衝撃的だった長州力の●●について振り返っている。  長州が△△する際は大々的に報じた専門誌も、●●についてはやはり触れにくいようだが、本誌ではなぜ●●に至ったのかを具体的なエピソードを挙げて詳細にお伝えしている。なかなかプライベートを明らかにしない長州だが、かなり“男はつらいよ”といった具合だったようだ。
 このほかにもJWA東海の爆笑ルポやパンクラスの特集などは、いま読んでもまったく古さを感じない充実ぶりだ。この辺が業界関係者の購読率が高い理由だろう。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、衝撃のエンディングが話題を呼んだ前田光世&トウカイブシドーデビュー15周年記念興行「BRIDGE」北沢タウンホール大会誌上レポートから。なにしろこれだけで25ページある、尋常ではないボリュームによる執念の迫真ドキュメントに圧倒されるだろう。ネット検索で大会概要を知って、それでオシマイの興行は、どんなにメジャーなイベントであっても電子書籍で取り上げる価値はない。あくまで資料として残す意義のあるルポタージュを目指して、フリーライター征木大智&音楽写真師BIG板井の「NEW TEAM CONVOY」が限界に挑む。

 これはある、余り有名ではないであろうレスラーの生き様に迫る、とある小規模興行の全容を解き明かす完全再現版なのだ!

 
 「本日をもって、トウカイブシドー、ファイナルです。
 (場内がええ〜・・・という声に包まれる)
 トウカイブシドーだけじゃなく、まあ皆さんご存知だと思うんですけど・・・
 (そう言ってマスクに手をかけ、取ってしまうブシドー)
 前田光世も、今日でファイナルです。
 やっぱりここは、強さを競い合う場所でなければいけません。
 もう自分は、ここについて行く事ができなくなりました。
 でも自分の人生はこれからも続きます。
 この後20年25年、この場ではありませんけれども、別のフィールドで闘って行きます。
 今日は、この場で闘う最後の日にしたいと思います。ありがとうございました!」

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼猪木のデビュー50周年で大幅な増収が見込まれていたIGFに、早くも大誤算!?
▼武藤が全治6カ月で絶体絶命の全日プロだが、大ピンチを乗り切る秘策あり!?
▼残存の週刊誌がやらないのだから、あえてドラゴンゲートに対して苦言を呈す!
<アーカイブス2009>
▼長州力が私生活でも“身辺整理”
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼「厳しさと、優しさと、繋がりが生んだ15年」
〜さらば前田光世&トウカイブシドー、貴方達の去り際にこの記事を贈る〜
▼緊急大特集「ジン・キニスキーの秘密を解き明かす」
・馬場さんをオーバーさせた巧みなリードと多彩なアイデア
・2名の海外特派員による超貴重写真グラフ集一挙掲載!
▼タブー続出企画<海外情報局vol.33>
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週刊マット界舞台裏'10年4月22日号

商品コード inouejojiz171

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