SmackDownベッキー・リンチがヒールターン!タッグ王座移動!US王者・中邑真輔「ナカメリカ」宣言

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 現地時間8月21日、ニューヨーク市ブルックリン四連戦の最終日、SmackDownが開催された。オープニングは、米国では中継するUSAネットワークが終了後に放送する『Mr. & Mrs. MIZ』の番宣を兼ねてミズ夫妻の演説から。『サマースラム』では古典凶器のブラスナックルを客席のマリースから受け取って、ダニエル・ブライアンを殴ってフォールしたわけだが、番組『TOTAL DIVA』の主役でもあるブリー・ベラ夫人が黙ってはいない。リングインしてブライアンを蹴散らし、これで9月16日のPPV大会『ヘル・イン・ザ・セル』での夫婦対決、男女混合試合が決定した。また、10月6日にオーストラリアのメルボルンからWWEネットワークで世界配信される『Super Show-Down』でも、このブライアン対ミズ戦が予定されている。


 現地事情がわかるファンに大受けだったには、ともに『サマースラム』では出番のなかったアイコニックスのペイトン・ロイスとナオミのカード。入場時のおしゃべりで、「過大評価されているものは何か?」とビリー・ケイが聞けば、「ブルックリン」だとNXT時代より節制して美貌が増したペイトン・ロイスが答える。それは「ゴミ溜めの地」という意味だと、やや英国人アクセントにも聞こえるオーストラリア人コンビの話し方が観客のヒートを煽った。出れなかった選手のカードの不満も込めた脚本班の配慮も感じられ、ということは、ケツは(一部で話題の)ペイトンがアスレティックな格上のナオミにoverする皮肉を提示。お茶の間の大衆にはわからなかったかもだが、大人のファンは死ぬほど笑えた。


 RAW班が『サマースラム』翌日も同じバークレイズ・センターでTV生中継していた間、SmackDown班はニュージャージー州アトランティック・シティでハウスショーをやっていたが、そこからのレポートでも予想されたように、メイクこそ普通だったがベッキー・リンチ姉御がヒールターン。シャーロット・フレアーと抗争していくのだろうか? このセグメントが今回の番組で一番気になっていたのは本誌だけではないハズだ。

 なお、本日は盛りだくさんの内容で、ルセフ&ラナ夫妻がアンドラデ“シエン”アルマス&ゼリーナ・ベガ組と男女混合タッグをやったほか、『サマースラム』では反則によりタイトル移動がなかったが、ここでは「ノーDQ戦」ということで、ニューディがブラジオン・ブラザーズを下して5度目のSmackDownタッグ王座を戴冠している。


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◆US王者中邑「俺は称賛されるべきアメリカのヒーローだ」と自画自賛

 PPV「サマースラム」でジェフ・ハーディと対戦してUS王座防衛を果たした中邑真輔が映像コメントでスマックダウンに登場した。中邑は「サマースラムで道化師のジェフ・ハーディを破ってタイトル保持したぞ。俺は称賛されるべきアメリカのヒーローだ。ようこそ、ユナイテッド・ステイツ・オブ・ナカメリカ!! (NAK-AMERICA)」とベルトを掲げて自画自賛した。「英語しゃべれません」キャラから、しゃべりますに変わったらしい。
 一方のジェフ・ハーディはランディ・オートンとのシングル戦も、ピアスの穴を引っ張るオートンの卑劣な攻撃に怒ったジェフが金的攻撃で反則判定。試合後にも場外で追撃したジェフは機材の上からオートンに怒りのスワントーンボムを炸裂させた。

◆「パパは寝ちゃったぞ」とジョーがAJスタイルズを失神KO

 PPV「サマースラム」のWWE王座戦でサモア・ジョーが執拗に家族への挑発を繰り返したため、反則攻撃をしてしまったAJスタイルズ。そのAJスタイルズがスマックダウンの特設ステージに登場してインタビューに答えると、「望んだ結果ではないが、反則攻撃したことに後悔はしていない。またジョーが家族のことに口を挟んだら、ただでは済まさない」とジョーに警告すると、その直後に背後からジョーがAJスタイルズを奇襲。コキーナ・クラッチで捕まえてAJスタイルズを失神KOさせたジョーは「ウィンディ~、パパは寝ちゃったぞ」と再びAJスタイルズの家族に呼び掛けて挑発。

 ジョーが殺戮本能を剥き出しにしてAJスタイルズとの抗争を激化させた。

■ WWE SmackDown LIVE
日時:2018年8月21日(現地時間)
会場:アメリカ ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン バークレイズ・センター

<SDタッグ王座ノーDQマッチ>
○ニュー・デイ(挑戦者)
 ピンフォール
●ブラジオン・ブラザーズ(王者)

<ミックスドタッグマッチ>
○ルセフ、ラナ
 アコレード
●アンドラデ”シエン”アルマス、ゼリーナ・ベガ

<シングルマッチ>
○ペイトン・ロイス
 ピンフォール
●ナオミ

<シングルマッチ>
○ランディ・オートン
 反則
●ジェフ・ハーディ