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現地時間7月31日、フロリダ州タンパでSmackDown LIVEが開催された。ベッキー・リンチのマイクから始まり、乳房インプラントのシリコンが破れてしまい再手術になっていた盟友シャーロットが復帰。最後はカーメラを八の字固めでタップさせる構成で、8・19『サマースラム』はカーメラ、ベッキー・リンチ、シャーロットのトリプルスレッド戦に変更。試合をモニターで見つめる複雑な表情のベッキー姉御がエンディングだった。
なお、ロンダ・ラウジーの復帰に加えてブロック・レスナーが番組に登場するのか否か、あるいは代理人ポール・ヘイマンまで首にされるのかどうかを3時間引っ張りに引っ張った前夜のRAWは、視聴者数290万人ということで、4月30日(女人禁制だったサウジアラビア『グレイテスト・ロイヤルランブル』報告)以来の高数字をはじき出した。通常RAWは、東部時間夜8時に始まり、9時からの2時間目の視聴率が最も高く、他チャンネルとの競争が激しい3時間目に落ちてしまうのが通例だが、冒頭から最後まで、レスナーがしょうもない雑誌を読むだけの、UFC復帰には熱心でもWWEでは試合しない怠慢な悪人を演じたことで、視聴者の興味を最後まで繋ぎ止めたと推定されている。本日のSmackDownも、前週でカーメラに勝ったお客さんの支持が高いベッキーの、『サマースラム』でシスター妹分(映画『テルマ&ルイーズ』に例えられる)であるシャーロットと闘うことになる内面の葛藤で2時間番組を構成していた。
カーメラは、先週で本当にジェームス・エルワースが首になり、今週は一瞬タイタントロンに名前が出たりもして驚かせたが、やはりカーメラは一人で孤軍奮闘することに。こうなってくると、誰もが王座陥落を予想する可哀そうな立場になるが、試運転モードのシャーロットと、当然ながらお仕事役とはいえ、結構まともな試合が出来ることを見せていたのが救いなのか。
◆中邑、ジェフを襲撃してキンシャサ葬!
ジェフ・ハーディが登場すると「中邑真輔を倒してUS王座を取り戻すはずだったのに、ランディ・オートンには必ず復讐する。いるんなら出て来い」と王座戦を妨害したオートンをリングに呼び出した。これに応じたオートンがリングで向かい合うと、突然中邑が背後から現れてジェフを襲撃。続けて中邑がキンシャサを狙うと、一時はオートンが立ちはだかって無言の圧力を掛けるも、最後はオートンが譲って中邑がジェフにキンシャサを炸裂させた。さらにリングに残ったオートンはストンピング連打やDDTでジェフを執拗に追撃すると、実況席に寝かせてネックレスとフェイスペイントを雑巾で拭いてはぎ取ってジェフに対する憎悪を剥き出しにした。腹の探り合いが続くUS王者中邑と牙を剥いた“毒蛇”オートン、そしてその2人に報復を狙うジェフ。複雑な三角抗争は今後どのように進展するのだろうか。
■ WWE SmackDown
日時:2018年7月31日(現地時間)
会場:アメリカ・フロリダ州タンパ アマリー・アリーナ
<シングルマッチ>
○シャーロット・フレアー
フィギュアエイト
●カーメラ
<シングルマッチ>
○ゼリーナ・ヴェガ
ピンフォール
●ラナ
<SDタッグ王座挑戦者決定トーナメント 1回戦>
○シェイマス、セザーロ
ピンフォール
●ウーソズ
◆戸澤、「カモーン」と臨戦態勢もラッシュが回避
205 Liveで戸澤陽と抗争しているリオ・ラッシュがリッキー・マルティネスと対戦した。ラッシュはマイクを持って入場すると「戸澤とのリマッチを受けないからイラつく人もいるだろう。リマッチしてもいいが、もっと俺様にふさわしい対戦相手がいるんだよ」と敵対する戸澤を挑発。ラッシュはその軽快な動きで格下のマルティネスを翻弄すると、トペ・スイシーダからフロッグスプラッシュを豪快に決めて1分余りの時間で快勝した。
これに反応した戸澤は試合後険しい表情でリングに登場すると、マウスピースを付けて臨戦態勢。「カモーン」と挑発する戸澤だったが、ラッシュはリングを降りて戸澤との対戦を回避した。
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