[ファイトクラブ]8・18『NXTテイクオーバー:ブルックリン4』拡大版完全再現と裏のウラ

[週刊ファイト8月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼8・18『NXTテイクオーバー:ブルックリン4』拡大版完全再現と裏のウラ
 photo by George Napolitano 編集部編
・正確無比リコシェ飛翔!試合巧者アダム・コールとperfect10名勝負
・セミファイナル:カイリ・セインがシェイナ・ベイズラー倒し女子王座戴冠
・リング破壊ジョニー・ガルガノ両足で立てずトマソ・チャンパが王座防衛
・トップ1%EC3顔面腫らしてまで新鋭ベルベッティーン・ドリームにお仕事
・噂通り、元EVOLVE王者マット・リドルとのNXT契約が客席映像で発表
・必見!ロデリック・ストロング&カイル・オライリー対マスタッシュ・マウンテン
・英国ロイヤル・アルバートホール再戦ピート・ダンvs.ザック・ギブソン
・Dark Matchビアンカ・ベルエア復帰!デオンナ・パラッツォNXT初TV


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 年間で最も重要な大会となった『NXT テイクオーバー:ブルックリン4』を、次週のNXTテーピングが行われたDark Matchからカイリ・セインの戴冠、さらにはメインの、文字通りの「ラストマン・スタンディング」となった死闘まで、余すところなく紙上再現。
 自称マニアたちは『G1クライマックス』の大会こそ最高の内容と信じ込んでいるようだが、全世界が驚愕したコンパクトかつコンプリートなパッケージとなったバークレイズ・センターの熱狂と興奮をガチで比較する「時は来た!」。現地通信員からの豊富な写真とともに核心に斬り込む。

■ WWE NXT テイクオーバー:ブルックリン4
日時:8月18日(現地時間)
会場:ニューヨーク市 ブルックリン バークレイズ・センター (観衆14460人超満員札止め=主催者発表)

正確無比リコシェ飛翔!試合巧者アダム・コールとperfect10名勝負

<第3試合 ノースアメリカン王座戦シングルマッチ>
○リコシェ
 630スプラッシュ
●アダム・コール

 ミスター・ハイフライ”リコシェがアダム・コールとのNXT北米王座戦に挑んだ。「コールの名前はベルトから消されて、リコシェに置き換えられる」と王座奪取に自信を見せたリコシェと、「お前は特別な存在ではない」とリコシェを否定するコールは両者トップレベルの攻防を展開。
 しかし、リコシェが空中に舞って攻撃を狙うと、コールのカウンター・スーパーキックが首に突き刺さる。別角度からのスローモーション映像再生には息を飲むしかない。やり直しが出来る映画のスタントによるアクション場面が、一回限りの聖なる格闘技LIVEで遂行されるのだから堪らない。タイミング芸術とはいえ信じられない精密さだ。さらにラスト・ショットまで食らってしまう。これをカウント2で辛うじて返したリコシェは背後からのコールの攻撃をかわすと、フランケンシュタイナーで応戦する。さらにトップロープに登って攻撃を狙うもコールがエプロンに回避。するとリコシェはトップロープを飛び越えてハリケーンラナでコールを場外に投げ飛ばすと、最後はトップロープから630°スプラッシュを豪快にコールに叩き込んで3カウント。リコシェが死闘を制してNXT北米王座を奪取した。
 メインイベントとはまた別の種類の凄さにせよ、このカードがベストマッチと思った方は少なくないと思われる。日本のお客さんはリコシェの試合展開を知っているから驚き度合いは小さいかもだが、バークレイズ・センターの大会場、いやWWEネットワークの世界配信で見ている100万人単位の視聴者は、ビックリ仰天だったかも。もちろんアダム・コールが上手いこともあり、白熱のカードになった。今回コールは負けたことで、メインロスター行きになっても時期早々ではなかろう。

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