photo by Mike Lano/他
マサ斎藤さん(本名・斎藤昌典)が7月14日未明に亡くなったことが判明した。17年に渡りパーキンソン病との闘病生活を続けていた。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
斎藤さんの件で、たまたま電話がかかってきたタイガー戸口の追悼を紹介する。
「最初に会ったのは、1973年の1月6日頃だったか、とにかく正月ニューイヤー恒例のバトルロイヤル、カウ・パレス大会だった。キンジ渋谷さんとマサ斎藤さんがタッグだったからね。日本プロレスからの海外遠征でマイク・ラーベルにビザ取ってもらってロスに行ったんだよ。選手ではジョン・トロスとかね。ただ、NWAのプロモーター同盟だから、シスコのロイ・シャイアー(当時はNWA)がやっているテリトリーに、一日だけ選手がたくさん出るバトルロイヤルに出てくれと。その晩はキンジ渋谷さんが日本食作って歓待してくれるつもりだったらしく、しかし、ちょうど部屋に居なかったから電話が繋がらなくてね。翌日、怒られてしまった。その頃マサさんは日本人の奥さんとサンフランシスコに住んでいたから、よくしてくれたんだ。選手としてはレイ・スティーブンスやパット・パターソンがいたテリトリーだね」
「新日本プロレスに移った時は、お互い米国経験が長いから大変よくしてもらったんだけど、その米国では、入れ違いが多くて、意外と一緒ではなかったんだ。(え、お前調べてないな)僕はAWAにも2年居たんだよ。ガニアのベルトにも挑戦させてもらったし、息子のグレッグとも何度もやった。初めて新車のビューイック買えたのもAWA時代だから、よくはしてもらったんだよ。でもノース・カロライナのワフー・マクダニエルと抗争やらないかと誘われて、マサさんがAWAに行ったのはそのあとなんだ。シスコのバトルロイヤルからの縁だから、さっき亡くなったと聞いて驚いたんだ」
今年2・16『PRO-WRESTLING MASTERS』後楽園ホール大会でグレート小鹿&百田光雄と組んで平成維震軍と激突したタイガー戸口
※編集部注:現在WWE『ロイヤルランブル』が新春恒例の興行テーマだし、全日本プロレス正月興行が『バトルロイヤル』からというのは、すべてロスのプロモーター=マイク・ラーベルがオリンピック・オーディトリアム、サンフランシスコのプロモーター=ロイ・シャイアーがカウ・パレスで賞金争奪を掲げて創めたのが伝統の発端とされている。
オリンピック・オーディトリアムでのアメリカス選手権試合でミル・マスカラスのドロップキックを受けるマサ斎藤
井上譲二記者(左)とマイク・ラーベル。右はタダシ☆タナカ記者撮影1980年WRESTLING DIGEST vol.6
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週刊ファイト’16年12月15日号ノア鈴木軍猪木初代タイガーKNOCK OUTマサ斎藤NXT大阪プ映画
Pro-wrestlers in the #Olympics: #MasaSaito
Tokyo Games in 1964 for #Wrestling
Country: Japan pic.twitter.com/mCAVyUAXMQ— Mr Wrestling IV (@MrWrestling_IV) 2016年8月24日
井上譲二1966年のアントニオ猪木 君は東プロ時代の猪木を見たか!! We Remember第一弾
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’18年03月15日号旗揚げ記念マサ斎藤G高野エリック全日若手TFC船木誠勝DEEPオスカー