中邑真輔Jハーディ5秒殺でUS王者!WWE『エクストリーム・ルールズ』超人ホーガンも舞台裏に顔見世

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 現地時間7月15日にペンシルベニア州ピッツバーグでPPV大会『エクストリーム・ルールズ』が開催されたが、本戦だけで4時間枠にする水増し決定がメインのIC王座戦ドルフ・ジグラーvs.セス・ロリンズのアイアンマッチに水を差すことに。
 『サマースラム』には参戦予定のブロック・レスナーの去就から注目が集まるRAWのユニバーサル王座挑戦者決定戦は、ボビー・ラシュリーがローマン・レインズをスピアーで下した。

◆アングルGM、レスナーに王座剥奪の可能性を示唆

 ルネ・ヤングのインタビューに登場したRAWのGMカート・アングルは、7・7『UFC 226』オクタゴンに登場したブロック・レスナーについて言及した。「ポール・ヘイマンと防衛戦に関して交渉を再開させたが、ヘイマンはレスナーが興味を示していないと言っているようだ。これには私もファンもうんざりしている。レスナーが1)明日のRAWに登場するか、2)ユニバーサル王座の防衛戦が合意に達するか、3)そうでなければ王座剥奪だ!」と王座剥奪の可能性を示唆した。

◆アスカ、またしても不意打ちで王座逃す

 アスカが王者カーメラとスマックダウン女子王座を賭けて対戦した。これまで偽アスカの変装やスプレー攻撃でアスカを妨害したカーメラの手下ジェームス・エルズワースはシャークケイジで天井に吊るされて試合はスタート。アスカはスピンキックで先制すると、カーメラはエルズワースが落とした凶器のチェーンや隠し持っていたスプレーで攻撃を狙った。それでもアスカはお構いなしにヒップアタックからアスカロックを決めるが、これをロープエスケイプされると、さらに場外でカーメラをバリケードに叩きつけた。するとリング上ではなんとエルズワースがケージの鍵を開けてエスケイプ。しかし、足が引っかかったエルズワースが宙づりになると、アスカは報復とばかりにサンドバックのようにエルズワースを攻撃した。一度はスタッフが介入してケージを下げるも、アスカがそのスタッフを強制排除して攻撃を続けると、隙を突いたカーメラが背後からアスカをケージに叩きつけてカウント3。またしてもアスカは不意打ちを食らって王座奪取を逃した。

◆中邑、ジェフ秒殺でついにUS王座戴冠!ランディ・オートンがヒールターン

 ついに中邑真輔が王座を獲得した。一度は中邑の負傷欠場で中止となった王者ジェフ・ハーディとのUS王座戦がPPV『エクストリーム・ルールズ』で行われた。ゴング前に中邑はレフリーの死角をついてジェフにローブローを炸裂。うずくまるジェフだったが、試合開始のゴングが鳴ると中邑がいきなりキンシャサをクリーンヒットさせて3カウント。中邑がジェフを5秒殺して日本人で3人目となるUS王座を戴冠した。スマックダウン昇格後、自身初のタイトル獲得に中邑はベルトを掲げて勝利をアピールしていると、そこへランディ・オートンが登場。一度は場外の中邑と睨み合うと、ジェフの股間にストンピングを一発食らわしてそのままリングを後にした。但し、客はヒールターンを消化しきれてない印象が残った。
 試合後、中邑はインタビュアーから暗にローブローに関して聞かれると「ハードな試合だったが、最後はキンシャサをジェフに決めて3カウント。俺がUS王者になったよ」と皮肉まじりにコメント。オートンの登場については「ナイスではない」と困惑の表情を浮かべた。また、次週のSmackDownで新王者中邑とジェフのUS王座戦リマッチが行われると発表された。

◆ストローマン、5メートルの金網上からオーエンズにチョークスラム葬

 ブラウン・ストローマンとケビン・オーエンズの金網戦が行われた。これまで車の横転破壊や簡易トイレごとステージから吹き飛ばされてスロトーマンに恐怖するオーエンズは隙を突いて隠し持っていた手錠でストローマンをロープに縛り付け動きを封じた。しかし、オーエンズが “サックイット”や投げキッスで侮辱すると、ストローマンはなんとその手錠を引きちぎってしまう。ストローマンは逃げるオーエンズを金網最上部で捕まえると、そのまま5メートルの高さからチョークスラムでアナウンステーブルに沈めた。先に地面に足が付いて試合に勝利するも担架で運ばれるオーエンズに対してストローマンは「勝者はケビン・オーエンズだ」と嘲笑いながらリングを去った。

◆30日間謹慎のロンダ・ラウジー、客席から試合介入もアレクサ王座防衛

 王者アレクサ・ブリスとナイア・ジャックスのロウ女子王座が反則判定なしのエクストリーム・ルールで行われた。謹慎中のロンダ・ラウジーが最前列で観戦する中、アレクサにはミッキー・ジェームス、ナイアにはナタリアがセコンドに付いた。体格に勝るナイアが試合を優勢に進めるも、コーナーにナイアが誤爆すると、ミッキーとアレクサ2人でナタリアを攻撃。すると観客席にいたロンダがたまらず救出に現れるとミッキーを投げ飛ばし、さらに逃げるアレクサを追いかけた。しかし、ミッキーが竹刀を持ち出してロンダを不意打ちして撃退すると、さらにアレクサがパイプ椅子上にDDTでナイアを沈めて王座防衛に成功した。

◆AJスタイルズ、ルセフ相手に王座防衛

 王者AJスタイルズとルセフのWWE王座戦が行なわれた。それぞれ大技を狙うとAJスタイルズがカーフクラッシャー、ルセフは右足を負傷しながらもアコレードを決めるも、両者ロープエスケイプで回避して白熱の攻防を展開した。しかし、ルセフのセコンドに付いていたエイデン・イングリッシュがターンバックルのカバーを取り外すと、ルセフは「ルセフ・チャンピオン」と大声で気合を入れ直してAJスタイルズを追いつめるも、逆にこれが仇となってルセフが剥き出しターンバックルに誤爆。するとこのチャンスにAJスタイルズはスワンダイブ式450℃スプラッシュ、フェノメナル・フォーアームをルセフに立て続けに決めて3カウント。AJスタイルズがルセフを相手に王座防衛を果たした。

◆ドルフ・ジグラーがセス・ロリンズとのアイアンマンマッチ制してIC王座防衛

■ WWE エクストリーム・ルールズ
日時:2018年7月15日(現地時間)
会場:アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグ PPGペインツ・アリーナ

<IC王座30分アイアンマンマッチ>
○ドルフ・ジグラー(王者)
 4-4→延長1-0
●セス・ロリンズ(挑戦者)

<WWE王座タイトルマッチ>
○AJスタイルズ(王者)
 ピンフォール
●ルセフ(挑戦者)

<RAW女子王座エクストリーム・ルールズマッチ>
○アレクサ・ブリス(王者)
 ピンフォール
●ナイア・ジャックス(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ボビー・ラシュリー
 ピンフォール
●ロマン・レインズ

<SDタッグ王座タイトルマッチ>
○ブラジオン・ブラザーズ(王者)
 ピンフォール
●ダニエル・ブライアン、ケイン(挑戦者)

<US王座タイトルマッチ>
○中邑真輔(挑戦者)
 ピンフォール
●ジェフ・ハーディ(王者)

<SD女子王座タイトルマッチ>
○カーメラ(王者)
 ピンフォール
●アスカ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○フィン・ベイラー
 ピンフォール
●バロン・コービン

<RAWタッグ王座タイトルマッチ>
○Bチーム(挑戦者)
 ピンフォール
●マット・ハーディ、ブレイ・ワイアット(王者)


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