[ファイトクラブ]ガチ分析WWE両国連戦②Dブライアン復帰~MIZお仕事~紫雷イオ

[週刊ファイト5月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ガチ分析WWE両国連戦②Dブライアン復帰~MIZお仕事~紫雷イオ
 photo & text by タダシ☆タナカ TERUZ 塚本りこ 風道猛
・毎度ご苦労様です!コスプレ軍団2日目には松葉杖のシンスケまで
・「もう一回!」美味しいSベンジャミンとKENTA「ようやく凱旋帰国気分」
・2日目ヒデオ・イタミが格上MIZに勝利も台湾では善玉シン・カラに沈む
・2代目シン・カラ飛べるんだけど・・・台湾ではベンジャミンが”10”返し
・紫雷イオ「この夏よりWWEに入団します。私と一緒に夢を見てください!」
・WWE両国連戦締めは中邑真輔&バレットクラブToo Sweet+遠征総括


 WWE公演評としては、ダニエル・ブライアンが復帰してアジア遠征に参加。ロメロ・スペシャルを繰り出すなど、日本を意識した試合展開をしたこと。さらには、同じ両国国技館で9・1 『丸藤正道20周年記念』参戦が決まっているヒデオ・イタミをオーバーさせるためのみならず、台湾遠征でも、さらには本国に戻ってからのSmackDown生中継でもUS王座オープンチャレンジということで、ジェフ・ハーディにもハリウッドMIZがジョブ(お仕事)しまくったことが特筆される。もっとも、そのすべてにメチャメチャ良い味を出して、大人のファンにはAWESOMEなのだった。
 元鈴木軍のシェルトン・ベンジャミンも、初日は2度続けて負けたが、美味し過ぎる役割を果たしており、WWEの楽しみ方にケツはどうでもイイことの確認となっている。

毎度ご苦労様です!コスプレ軍団2日目には松葉杖のシンスケまで

 両国国技館2日目には、コスプレ軍団に早くも松葉杖のシンスケまでいたのが素晴らしい。また、ルセフを演じる奴がいるというのが人気のバロメータかも知れない。会場でも、エイデン・イングリッシュが出てきただけで、皆さん「今日は何の日か」わかっていた。WWEの楽しみ方として、お約束をなぞる一体感は大きい。新日プロのハロルド・メイ新社長は、「タカラトミーもプロレスもキャラ・ビジネス」とはインタビューに答えているが、WWEの世界的なお茶の間へのキャラ浸透に比べたら日本の課題は大きいと実感する。

「もう一回!」美味しいSベンジャミンとKENTA「ようやく凱旋帰国気分」

1日目(6月29日)
<第2試合>
○ヒデオ・イタミ
 6分45秒 インサイドクレイドル
●シェルトン・ベンジャミン

<第3試合>
○タイ・デリンジャー
 0分30秒 上から押し潰す⇒エビ固め
●シェルトン・ベンジャミン

 勝った奴より、二回続けてコロっと寝た奴の方が美味しいという・・・。最初、「もう1回、もう1回」のチャントが自然発生して、次に誰かが英語の「One more time」やりだしてそれに収斂するんだけど、ベンジャミンには2日目にも「One more time」になる、客が覚えましたの展開に。

2代目シン・カラ飛べるんだけど・・・台湾ではベンジャミンが”10”返し

2日目(6月30日)
<第2試合 時間無制限1本勝負>
○シン・カラ
 10分30秒、ドラゴンボム⇒片エビ固め
●シェルトン・ベンジャミン


 2代目シン・カラ飛べるんだけど、受けてる選手がキャリーしているのは明白であって・・・。台湾ではベンジャミンがタイ・デリンジャーに勝ってevenに。ここでも、perfect 10男を何度も場外に投げ出して、客がカウントを数える展開で試合を作ったのが元鈴木軍門番だったそうだ。こちらでも「One more time」が沸き起こったとさ。美味しいゾ!

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