[週刊ファイト7月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼ガチ分析WWE両国連戦①!女子~中邑真輔~本国で見れないAJスタイルズSジョー
photo & text by タダシ☆タナカ TERUZ 塚本りこ 風道猛
・アスカ女帝!光るナオミ!氷のエルサ衣装ラナ!カーメラは力不足!
・悪役美形、オーストラリア出身アイコニックスは女子革命の未来か?
・応援ファン多かったアイルランド姉御ベッキー・リンチのディスアーマー
・欠場しても主役はシンスケ!ザ・ライジング・サン松葉杖入場に大合唱
・本国でまだ見れないAJスタイルズvs.サモア・ジョー特典が両国初日
・そして台湾メインAJジョーは、客二分もあり2018年AJ最高傑作評価
SmackDown班の両国二連戦と台湾のアジア遠征。WWE東京公演では1日目7081人、2日目8329人(主催者発表)を動員。一部の専門媒体では昨年より増加はともかく、2年前、3年前よりはやや小さいとあるが、発表数字がどこまで実数なのか。また、招待券の割合もある。近年では極めて大成功回だったのではなかろうか。
思うに、専門媒体にRAWやSmackDownの写真までも配り始めたWWEジャパンの貢献は大きい。本紙のようにもとから海外に強いところは無論のこと、そうでないところも中邑真輔やアスカの活躍を報じるようになったことが、より間口の広い”プロレスファン”に、世界最大の団体WWEというのに行ってみようと思わせている側面がある。大変結構なことなのだ。
個人ブログから専門媒体まで、写真付きで詳しいレポート出しているところなどいくらでもあるご時世、以下、どうか比較お願いします。他のどこにもない分析と情報で#WWETokyoを斬ります!
本当に知りたいことが書かれていて、深く、濃い遠征の総括決定版は週刊ファイトが独占します。
アスカ女帝!光るナオミ!氷のエルサ衣装ラナ!カーメラは力不足!
1日目(6月29日)
<第7試合>
○アスカ ナオミ
9分9秒 アスカロック
●ビリー・ケイ&ラナ with ペイトン・ロイス
2日目(6月30日)
<第7試合 スマックダウン女子王座戦(時間無制限1本勝負)
[挑戦者]○アスカ
8分2秒、イス攻撃での反則勝ち
[王者]●カーメラ
※反則裁定のため王座移動はなし。第8代王者が防衛に成功
中邑真輔の試合がなくなって、ますます主役の活躍が期待されたアスカ様。実際、人数的にも女子選手が今回大挙来日してくれて、述べるまでもなくベルトがあろうがなかろうが、アスカが横綱番付だったのは確か。コスプレ軍団も、暑いのにあの着物をわざわざ持ち込んだ勇者が両日で3,4名はいたような・・・。皆さん男なんだけど(笑)。
しかし、期待通りに凄かったかと問われるなら、カードがイマイチだった。ハウスショーでタイトル移動なんかない(笑)んだけど、一応は「タイトルマッチ」とアナウンスされている女子王座戦は、カーメラが力不足を露呈してしまっている。足技でオリジナルなmoveもあったにせよ、他は受けも攻撃も並。さっさと短い試合で最後はイス攻撃の反則負け。よって王座移動はナシでアスカの手が上がるのだが、要は中身である。面白かったら誉めるし、見るべきところがなければアカンと活字にするのが本誌なのだ。そもそもエンツォとビッグ・キャスの美容師という設定からデビューしたのに、その二人がクビという現実を思えば生き残っている評価はあるのだが・・・。
重要な『サマースラム』に間に合うよう、インプラント治療のため来日を見送ったシャーロット・フレアーのキャンセルが惜しまれよう。
復帰したナオミの蛍光衣装は、ハウスショー入場には映える。RAWなどの中継だと会場をもの凄く明るくしないといけないから効果が強調されない。アスカとのタッグは北米では黄色と黒で、白人組ではないという前提になる。
ラナの衣装は『アナと雪の女王』の氷の女王エルサやな。
悪役美形、オーストラリア出身アイコニックスは女子革命の未来か?
2日目(6月30日)
<第3試合 時間無制限1本勝負>
ナオミ ○ベッキー・リンチ
9分6秒、ディスアーマー
●ビリー・ケイ ラナ with ペイトン・ロイス(アイコニックス)
台湾(7月1日)
○アスカ ナオミ ベッキー・リンチ
アスカロック
●ラナ カーメラ ペイトン・ロイス w/ビリー・ケイ
WWEネットワークの各種番組見ているマニアなら、WWEの未来を担うと自称する憎まれキャラのアイコニックスが面白い。現地時間7月3日、アイルランド姉御ベッキー・リンチとのアイコニックス対決シリーズはペイトン・ロイスの出番。日本公演は両晩とも足の長いビリー・ケイが試合、台湾公演とSmackDown生中継ではセコンドだったロイスというのは誰が決めたのか・・・。