古賀靖隆が映画HYBRID MMAで注目の北方大地をKO、吉武伸洋が引退宣言「前田吉朗戦」!?~7・14パンクラス大阪大会

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古賀靖隆 MVP賞
■ PANCRASE 249
日時:7月14日 試合開始18:00
会場:大阪・アゼリア大正ホール 観衆:493人(満員)
<第7試合 メインイベント スーパーフライ級 5分3R>
●北方大地(パンクラス大阪稲垣組/2位)
 1R 4分36秒 KO/スタンドのパンチ
○古賀靖隆(Lotus世田谷/3位)
 最年少王者を目指す稲垣組の若頭・北方と、彗星のごとく現れたホープ・古賀の対戦。次のタイトルマッチに近づくのはどちらか。
 1R、フェイントをかけプレッシャーを与える古賀。北方はすぐに攻めず、ローキックで様子を見る。古賀はパンチを放ち、すぐに組み付く。バックを取ってコーナーで首を狙う。速い。そのまま北方にコツコツとパンチを入れる。場所が悪く、北方はなかなか返せない。かなり連打されたが、反転! 古賀はガードポジションに。
ここでドンドムーブがかかると、古賀はハーフガードに変え、殴って立つ。たち際に古賀は蹴りを、北方はパンチを打つ。しかし次の瞬間、古賀のパンチが北方にヒット! 北方はフラフラと倒れ、すぐさまかぶさってパンチを連打する古賀をレフェリーが止めた。
 試合後、古賀は「今度、山本篤選手がタイトルに挑戦すると思いますが、その勝者、僕を次に組んでください。お願いします。今日は初めてのメインで緊張しましたが、KOで勝ててよかったです」と次戦へのアピールをした。古賀は今大会MVPを受賞。
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 古賀コメント「相手の身体がすごいマッチョだったのでビビっていた。イケイケの選手だというイメージがあったので、最初から突っ込んでくると思ったが、来なくてちょっとビックリした」。
 「作戦は、八隅(孝平)さんにお任せして、その通りに闘っている。勝利は八隅さんのおかげ。今日はタックルしてキープしつつ削るという作戦だった」。
(次はタイトル挑戦?)「こんなに自分が勝てると思っていなかったので、あまり意識していなかった。ちょっと調子に乗っているかも知れない(笑)。本当は殴るのは好きじゃないので、今日KO勝ちできて驚いている。これからも頑張って強くなりたい」
<第6試合 セミファイナル バンタム級 5分2R>
○吉武伸洋(パンクラス大阪稲垣組)
 2R 判定3-0(20-19/20-19/20-19)
●雷也(アブソリュート岡山)
 前回(今年3月)、バンタム級王者・石渡伸太郎とのワンマッチで敗退、ビッグチャンスをものにできなかった吉武。今回は地元で、パンクラス初参戦の若手を迎え撃つ。
 1R、組み付いてグラウンドに持ち込みたい雷也は、タックルを試みる。吉武は上下に打ち分けながら一発を狙う。雷也は再びタックルするが、吉武はすぐに立つ。雷也は組んでロープへ押し込み、ヒザを打つ。投げようとするが失敗し、両者は離れる。この後も雷也はタックルからのテイクダウンにこだわるが、吉武はタックルを切り攻めさせない。最後はスタンドでパンチを出し合って終了。
 2Rも同じくタックルで攻める雷也。吉武のパンチをかいくぐって片足タックルに成功。コーナーに押し込むが、吉武の鉄槌を浴び離れる。吉武が容赦なくパンチを見舞うと、雷也は倒れながらも吉武の片足をつかむ。上から殴り続ける吉武。雷也が鼻から出血。残り1分。離れ際に吉武が蹴りを浴びせると、ここで雷也にドクターチェックが入る。再開するが、大きな展開はなく終了。判定フルマークで吉武が勝利した。
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 吉武は試合後マイクを執り引退を表明。「判定で口惜しいが、2つ言いたいことがある。1つ目は、この試合で引退すること。自分なりに考えて出した答えなので、後悔はない。今まで応援していただきありがとうございました。2つ目は、いま後悔はないと言ったばかりだが、やり残したことがあるということ。それは先輩の前田吉朗と試合をすること。吉朗さん、やってください!」
 セコンドについていた前田は、リングを見上げ、吉武のマイクをじっと聞いていたが、リングインすることはなく、沈黙のまま控え室へ去った。
<第5試合 バンタム級 5分2R>
△富田浩司(パンクラス大阪稲垣組)
 2R 判定1-0(20-19/20-20/20-20)
△金太郎(総合格闘技闇愚羅)
 1R、パンチを振っていく富田。タックルからテイクダウンを奪う。金太郎の両足で右腕を挟まれているが、抜く。金太郎は再び足を右腕に絡めるが、富田は鉄槌を落とし、腕を抜いて立つ。金太郎のパンチがヒット、一瞬ふらついた富田だが、すぐに立ち、タックルを仕掛ける。しかし金太郎はこれを潰し、立つ。富田はパンチを出しながらタックルのチャンスをうかがうが、金太郎が跳びヒザで一気に距離を縮めると、コーナーへ押し込みヒザを打ち込む。いったん離れ、コーナー際で打ち合ったところでゴング。
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 2R、富田がタックル、コーナー際でテイクダウンを奪う。金太郎はガードポジションから三角絞めを狙うが、ドントムーブがかかる。細かいパンチを落とす富田。コツコツ殴る。金太郎はハーフガードに。富田はパンチを打ち続ける。再びドントムーブがかかると、金太郎が反転! スタンドに戻り打ち合って終了。
 試合の流れをつかみ、手数を出したのは富田だったが、もうひとつ決定的な攻撃がほしいところ。しかし、潜在的なポテンシャルの高さを感じさせる試合だった。
<第4試合 バンタム級 5分2R>
○獅庵(パラエストラ大阪)
 2R 判定3-0(20-17/20-18/20-18)
●横溝和也(創道塾)
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※この試合はベストバウト賞を受賞。
<第3試合 ライト級 5分2R>
○中村晃司(パンクラス大阪稲垣組)
 2R 判定3-0(20-18/20-17/20-16)
●加藤開至(総合格闘技ゴンズジム)
※加藤開至:イエローカード=1
 1R、加藤のローキックを見切り、左に回る中村。左前蹴りを放つ。しかし展開なく、両者に積極的に攻めるよう口頭注意が与えられる。再開。下がり気味の加藤を、中村は足技で攻める。再びタイムストップ、加藤のみに積極的に攻めるよう口頭注意。再開。加藤はタックルを仕掛けるが、中村が潰して上になったところでゴング。
 2R。全く前に出て来ない加藤に対し、中村は一気に攻めて勝負を決めたいところ。豪快に足技で攻めていく。しかし、三たびタイムストップ。加藤にネガティブファイトでイエローカードが与えられる。中村は再び足を使い攻める。加藤がスリップ気味に倒れ、中村がすかさずかぶさってパンチを落としたところで終了。
 中村の豪快な持ち味は随所に見られたものの、試合は相手あってのもの。加藤の消極的な試合ぶりはいただけない。次戦は大阪らしいダイナミックな試合を期待したい。
<第2試合 フェザー級 5分2R>
○土肥 潤(総合格闘技道場MIBURO)
 1R 3分15秒 ギブアップ/腕十字固め
●パンチィー山内(総合格闘技道場コブラ会)
<第1試合 バンタム級 5分2R>
●中村公彦(総合格闘技闇愚羅)
 2R 判定0-3(18-20/18-20/18-20)
○辻川凌平(創道塾)
【パンクラスゲート】
<第1試合 プロ昇格査定試合 スーパーフライ級 5分2R>
○尾崎龍紀(チームクラッチ)
 2R 0分18秒 TKO(グラウンドのパンチでレフェリーストップ)
●則清弘幸(P’sLAB大阪)
第1試合からの写真を網羅した完全版は、マット界舞台裏7月25日号W1解析全日開幕戦Pヘイマン白人青年東京WAVE波女Pan大阪に収録されました。
【パンクラス完全網羅はミルホンネットだけ】
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