不可界判定でディアスを退けたコンディットが暫定王者~『UFC 143: Diaz vs. Condit』リアルタイム速報

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(C)Photo Courtesy of UFC
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください。
 オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行われる、世界最高峰の総合格闘技大会UFC。全米を中心に世界各国で月に1~2回開催され、世界中の格闘家たちが”最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!
 UFC143のメインカードでは、ニック・ディアスとカーロス・コンディットによるウェルター級暫定王座決定戦が行なわれる。2011年10月のUFC137で、王者ジョルジュ・サン・ピエール(GSP)に元Strikeforce王者として挑む予定だったディアスだが、会見を無断欠席したことにより挑戦権を剥奪、GSPへの挑戦権はコンディットに移ったのだが、結局GSPの負傷によりタイトルマッチは流れた。また、挑戦権を剥奪されたディアスは、同じUFC137でコンディットと対戦予定だったBJ・ペンと対戦。3R判定勝利でまたまたGSPへのタイトルマッチ挑戦権を獲得した。そしてUFC143でGSPvsディアスが行われる予定だったが、GSPの長期離脱が明らかになり、決まったのがディアスとコンディットの”暫定王座決定戦”。…という、いわくつきの一戦となる。
 
 ともに相手をKOするだけの打撃力を持つふたり。元WEC王者2人の初対決は、エキサイティングな打撃戦になりそうだ。
 UFC143は、2月5日(日)昼12時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送だ。
『UFC 143: Diaz vs. Condit』
日時:2011年2月4日
場所:アメリカ ネバダ州ラスベガス
メインカード
<ウェルター級暫定王座戦 5分5R>
○カーロス・コンディット
(判定 3-0)
●ニック・ディアス
ストライクフォース王者であった悪童ニック・ディアスとWEC王者であったカーロス・コンディットと王者同士でUFCウェルター級暫定王座戦が行われる事になった。
試合はニック・ディアスが前に出て金網に押し込みプレッシャーをかける。時には両手を広げて打ってこいと余裕のジェスチャーを見せてアピールするものの、クリーンヒット、手数はコンディットという展開。ただし、コンディットは下がりながらのヒットが多いので、そこをジャッジがどう評価するか。観客からはスタンドでの攻防が続くのでブーイングが高まる。5R最後、遂にディアスがテイクダウンし、コンディットのバックを制してチョークスリーパーを仕掛けるという見せ場を作るものの、時間切れで勝敗は判定に。判定は、手数、ヒットが評価されカーロス・コンディットが判定勝ち。コンディットが見事にウェルター級暫定王者に輝いた。ニック・ディアスは自分が勝っていたと不満を爆発させていた。
<ヘビー級 5分3R>
○ファブリシオ・ヴェウドゥム
(判定 3-0)
●ロイ・ネルソン
動けるデブ、ロイ・ネルソンにヒョードル狩りの実績を引っ提げてUFC復帰となったファブリシオ・ヴェウドゥム。ネルソンは門番的な存在なので、現在のヴェウドゥムの試金石となるだろう。
ヴェウドゥムの首相撲からの膝蹴りでネルソン流血、更に柔術世界王者のヴェウドゥムがグランドでチョークや腕十字を仕掛けるもネルソンは凌ぎ、出血しながらひたすら前に出るネルソン。殴られても蹴られても前に出てくるネルソンにヴェウドゥムも攻め疲れに。それでも全ラウンドを通じてダメージを与え続けたヴェウドゥムが判定勝ちするも、ネルソンの打たれ強さ、無尽蔵のスタミナに印象が残った一戦だった。
<ウェルター級 5分3R>
○ジョシュ・コスチェック
(判定 2-1)
●マイク・ピアース
共にレスリングベースの実力者同士の一戦になったジョシュ・コスチェックとマイク・ピアース。タイトル挑戦の実績があるコスチェックの方がUFCでの実績は上という感じだ。
試合は、ピアースが打撃で前に出て金網に押し込むが、コスチェックもテイクダウンを許さない。そのままスタンドの展開が続くが、2R終盤にコスチェックが逆にテイクダウンに成功。3Rにはピアースもテイクダウンするもお互いにすぐスタンドに戻す。試合が激しく動かないので観客からもブーイングが起こる。最後はコスチェックがテイクダウンに成功したがタイムアップ。試合は判定になり、コスチェックが2-1で判定勝利するも、動きが少ない試合展開に観客からはブーイングだった。
<バンタム級 5分3R>
○ヘナン・ベラォン
(判定 3-0)
●スコット・ヨルゲンセン
6年間無敗という名門ノヴァ・ウニオンの新星ヘナン・ベラォンと、UFC連勝中のスコット・ヨルゲンセンという勢いのある2人。
兄弟子アルド並の重い打撃で攻めるベラォンだが、ヨルゲンセンもそれに対応して食らいついていく。2Rにはテイクダウンに成功し、バックスピンなどで追い詰めるベラォンだが、ヨルゲンセンは決定打だけは奪われず、3Rもスタンドの展開が続く。試合は判定にもつれ込み手数で上回ったヘナン・ベラォンが判定勝ちした。
<ミドル級 5分3R>
○エド・ハーマン
(2R 1分43秒 チョークスリーパー)
●クリフォード・スタークス
激戦区ミドル級の中堅実力者、エド・ハーマンとMMA8戦全勝の実績をもつクリフォード・スタークスの注目の一戦。
重いパンチで前に出て金網に押し付けるスタークスだが、経験で上回るハーマンが決定打をもらわず、逆にテイクダウンに成功する。スタークスも上を取り返すも、試合をリードしているのはハーマン。
2Rにもハーマンがテイクダウンからグランドでバックを制し、最後はチョークスリーパーで一本勝ち。UFC経験の差で身体能力に長けるD1レスラー、スタークスを翻弄したハーマンが見事に勝利した。
プレリミナリーカード
<フェザー級 5分3R 5分3R>
○ダスティン・ポイリエ
(1R 3分23秒 三角腕十字)
●マックス・ホロウェイ
<バンタム級 5分3R>
○エドウィン・フィゲロア
(2-1)
●アレックス・カサレス
<ウェルター級 5分3R>
○マット・ブラウン
(2R 1分19秒 TKO)
●クリス・コープ
<ウェルター級 5分3R>
○マット・リドル
(判定 2-1)
●ヘンリー・マルティネス
<ミドル級 5分3R>
○ハファエル・ナタウ
(判定 3-0)
●ミハエル・クッパ
<ウェルター級 5分3R>
○スティーブン・トンプソン
(1R 4分13秒 KO)
●ダン・スティットジン
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2月26日(日)午後 0:00~[WOWOWプライム]※生中継
<主な対戦カード>
ライト級タイトルマッチ フランク・エドガー vs ベン・ヘンダーソン
ウェルター級  秋山成勲 vs ジェイク・シールズ
ライトヘビー級     クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンvsライアン・ベイダー
ヘビー級        マーク・ハントvsシェイク・コンゴ
詳細版がマット界舞台裏’12年02月16日号新日売却徹底検証 秋山長州因縁大日本に掲載されました。
ミルホンネットではニューヨーク在住であった真のジャーナリスト、タダシ☆タナカ鶴田倉朗 前・海外特派員など海外ネタが豊富に揃っております。是非、お楽しみください。
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