マット界舞台裏’12年02月02日号ノア分裂+鉄の爪不満 大阪不況酷 大賞

 以前、杉浦貴やKENTAがリング上で、仲田龍GMをはじめとするフロント批判をやってのけたときには「半分はアングル」との見方もされたが、ノア1・22大阪府立での秋山準が発言は紛れもなくガチンコ。
 「何でこんなにノアのためにやってる人間が首切られてフリーになってタイトルマッチ やってんだよ!? いいかげんにしろよ! ちゃんとやれ! 普通に! 選手の気持ち考えろよ!」と痛烈にフロント批判をした秋山の会社に対する不満は、一部で齋藤彰俊への契約解除だけではないと見られているだけに、1年後にノアが分裂する危険性も出てきた。
 井上譲二記者がノアの内情に詳しい事情通を直撃したところ、どうやら「もうアイツとは一緒に仕事は出来ない」との思いは秋山も仲田龍GMも同じようだ。ノアの方舟は何処に向かうのか……

 関西の興行事情に詳しい井上記者はこれまで大阪におけるプロレス熱が急速に冷え込んでいることに警鐘を鳴らしてきたが、興行成績が芳しくなくても各団体にとって大阪は第2のマーケットに変わりなく、むしろ大阪府立などの興行は増えている。
 ところが、実態はその逆! 「昔と違ってプロレスマーケットとしての大阪はもう地方都市と一緒。なぜ、新日本プロレスなどは大阪大会を減らさないのか理解できない」と言う井上記者が恐るべき数字を暴露した! この数字を見て、まだ大阪でビッグマッチを開催する団体はあるのか?

 1960年代にアイアンクローで一世を風ビした故フリッツ・フォン・エリックの孫兄弟(ロス&マーシャル)が父ケビン・フォン・エリックとともに来日。1月14日にノア入団会見を行い翌15日の後楽園ホール大会に登場したのは記憶に新しい。
 暗いニュースが続くノアだけに、サラブレッドと言える2人の入団は明るい話題であることは間違いないが、ノア全体が歓迎ムードに包まれているわけではない。その理由は……。

 2011年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2011』では、あのジャイアント馬場さんに思い通りマッチメークをさせなかった常連外国人がいたという記事を振り返る。
 プロレスラー、しかもトップクラスの選手たちは例外なく試合の勝ち負けにこだわる。カードがタッグマッチならパートナーを負け役にすれば何とか収まるが、大物同士のシングルとなると互いに勝ちを譲らない。それは全日本プロレスのマッチメーカーをやっていた馬場さんだって、ずいぶん苦労していたようだ。
 あの馬場さんを困らせていたというのは、一体誰なのか? 目ン玉が飛び出るような選手の名前がそこに記されているはずだ!


崩壊序曲「ノアだけはガチ」秋山準ブチキレ爆弾発言仲田龍@大阪府立
ミルホンネット鷹の爪大賞は全員MVP 華名だ:SMASH新宿原点回帰
果山サキが"女子高生アイドルファイター"飯田なおに応援歌Flyを熱唱
しかし、藤原敏男&佐山聡の弟子Little TigerはWPMF女子アトム級防衛
紅闘志也通信員がセコンドに付く宝山力:REBELSインサイドルポ必読

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、まず、世界的に権威のあるレスリング・オブザーバー紙から年間アワードが発表されたので、それを日本語メディアとして全てを公開する。海外メディアと太いパイプを持つミルホンネットだからこそできた企画であり、プロレスと格闘技、それぞれをを客観的な大人の楽しみ方で論じており、マニアなら絶対に抑えておきたい情報であり、保存資料なのだ。

 メジャー団体とインディ団体の差が無くなってきた日本のプロレス界において、もはやトップクラスのプロレス団体に成功した『SMASH』の新宿フェイス大会に潜入。原点回帰という事で行われたこの大会だが、旗揚げ当初、この団体がここまで急成長するとは誰が想像しただろうか?メインには、中川ともかx華名という女子ディーバ王座タイトルマッチと女子の試合が組まれたのも興味深い。やはりこの2人には今の女子プロレスの面白さが詰まっていると言っても過言ではないだろう。勿論、メインのみならず全試合を網羅した貴重な記事になっている。

 欧州IT'S SHOWTIME の日本支部としてIT'S SHOWTIME JAPANとしての試合を4試合加え、アマチュア大会STARSも入れたら三部構成のロングラン興行となった『REBELS.10』も総力特集。各メインの詳細試合レポートから、普通の記者では入りこめないインサイダーな情報まで収録。STARSに出た聖★羅ちゃんの写真までも押さえてあるのは本誌だけ。K-1が崩壊した現在、日本のキック界は群雄割拠という感じだが、その中でも欧州やタイのトップ選手を招聘しつつ、元グラビアアイドルも参戦と色々な楽しみ方が出来て、充実しているREBELSを見逃す手はないだろう。紅闘志也通信員以下、コアマガジン社の雑誌内容にちゃんと目を通している方なら2倍に楽しめる趣向でもある。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼秋山準のフロント批判はガチンコ! ノア分裂の可能性も…
▼もはや大阪は第2のマーケットではない!?
▼ロス&マーシャルのエリック兄弟の入団をノア全体が歓迎出来ない理由

<アーカイブス2011>
▼馬場さんに思い通りのマッチメークをさせなかった常連外国人とは?

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼レスリング・オブザーバー 年間最優秀選手発表 1位棚橋&GSP
・試合だけで見る、興行的成功だけで見るなど様々な要素でアワード
・チェックしなければ、プロレスファン、格闘技ファンとは言えない

▼1・19原点回帰『We are SMASH』新宿FACE〜全てはここから
 Text by いっせい
・SMASHはもはや業界のトップクラスの団体に成長
・レフェリーなど裏方での貢献が多かったオブライエンのデビュー戦
・アイドルの緑川夏海がリングアナ・デビュー
・黒潮二郎 ヤングライオンの頃の内藤を彷彿させる
・土肥孝司が大原と組んで、ウルティモ・ドラゴン&田島久丸に挑む
・キトタク劇場 TAJIRI&朱里&真琴x木藤拓也&雫あき&リン・バイロン
・中川ともかにベルトを獲られたDIVA華名が再戦に挑む
・話題性のカードが希薄な女子の中では、ドル箱的なカードに成りえる

▼1・22(日)『REBELS.10』IT`S SHOWTIME JAPAN3部大会
 Report by 紅闘志也
・コウイチ・ぺタスx松本哉朗 機動性で攻撃を当て続け38歳が王座戴冠
・ダウンで決定的なポイント奪い中嶋弘貴が初代王者xダニロ・ザノリニ
・出貝泰佑が5冠王「ディスってる時間がもったいない」闘魔を撃破!
・亮次x宝山力 1R終了ギリギリに3回目のダウンを喫し
・藤原あらしxポーンモンコン介さず組んで膝を繰り返し藤原を圧倒
・Little Tigerx飯田なお 元グラビアアイドルで話題もベルトには届かず
・銀次郎x三沢晃治 8戦めにしてタイトルを奪取
・総括:KO決着はほとんど無かったが好勝負も多かった

▼タブー満載満載企画【海外情報局.125】
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