『UFC 117: Silva vs. Sonnen』リアルタイム速報

大会の間隔が空いてしまったUFCだが、遂に『UFC 117: Silva vs. Sonnen』が開催される。
勿論、注目はメインのアンデウソン・シウバvs.チェール・ソネンだ。
近年のMMAで、もっとも因縁深いカードであり、盛り上がる事必至だ。
前日計量では、なんとソネンが「アンデウソンの引退前夜祭にようこそ!」と暴言を吐き、ますます試合が盛り上がっている。
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(C)UFC
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください。
『UFC 117: Silva vs. Sonnen』 2010.8.7 アメリカ カリフォルニア州オークランド
メインカード
<メインイベント ミドル級タイトルマッチ 5分5R>
○アンデウソン・シウバ
(5R 3分10秒 三角締め)
●チェール・ソネン
現在のMMAにおいて究極の因縁マッチとなるこの試合。絶対王者と化しているアンデウソン・シウバにチェール・ソネンは意地を見せる事が出来るか?
パンチ、ローキックと前に出るソネン、ソネンのパンチでアンデウソンがぐらつく。そしてソネンが遂にテイクダウンに成功し、上からパウンドで優勢に試合を進める。ここまで弱々しいアンデウソンは近年見られなかっただろう。その後、ラウンドが進んでもテイクダウンを連発、アンデウソンを追い詰めるソネン。このままソネンが判定勝ちになると誰もが思った5R、なんとアンデウソンが下からの三角締めを極める。ソネンはスタミナ切れか油断していたのか、これががっちり極まり、ソネンがタップ。アンデウソンが奇跡の逆転勝ちした。
<ウェルター級 5分3R>
○ジョン・フィッチ
(判定 3-0)
●チアゴ・アウベス
激戦区ウェルター級において、ここ数戦は王者であるジョルジュ・サンピエール以外には負けていない同士で、事実上のナンバー2争いになる。勝者はタイトルに挑戦がほぼ内定しているが、前日計量でアウベスは減量に失敗し1.5パウンド超過、ファイトマネー20%没収で試合に臨むこととなった。
フィッチがいつも通り、しつこ過ぎるテイクダウンでグランドで上をキープする展開が続く。アウベスも体勢を入れ替えたり、ギロチンを仕掛けたり、立ちあがって打撃勝負を挑んだりするが、何が起ころうとひたすら執念深くテイクダウンして上をキープする戦法を崩さないフィッチ。そのままフィッチが判定勝ちした。
<ライト級 5分3R>
○クレイ・グイダ
(3R 1分51秒 サブミッション)
●ハファエル・ドスアンジョス
UFCでは勝ったり負けたりだが、過去にはあの青木真也に完勝したギルバート・メレンデスに勝利した実績もあるグイダに現在3連勝中で上を狙うドスアンジョスの生き残りを賭けた一戦。
1Rはドスアンジョス優勢だったが、2Rには会場の大グイダコールに後押しされてか、グイダがテイクダウンに成功し、上をキープしポイントを稼ぐ。そして3Rもグイダがテイクダウンに成功し、パスガードを仕掛けた所で、ドスアンジョスがタップ。どうもドスアンジョスは攻防の中で、顎を打った様子。グイダが観客の声援に応えて快勝した。
<ウェルター級 5分3R>
○マット・ヒューズ
(1R 3分15秒 アナコンダチョーク)
●ヒカルド・アルメイダ
ホイス、ヘンゾに文句ない勝ち方をしているリアル・グレイシー・ハンターという感じのヒューズに、ヘンゾの一番弟子アルメイダが敵討に挑む一戦。日本と違い共にグレイシーどうこうは関係ないとしているが、意地を賭けた試合にはなるだろう。
試合は静かな打撃戦で一進一退の攻防が続くが1R終盤に、ヒューズのパンチが当たり、アルメイダが後方に倒れこむ様にダウン。すぐに立ち上がるアルメイダの首を上から捕えるヒューズ。そのまま変形のアナコンダチョークの様な形で極まり、ヒューズがサブミッションで勝利した。
殿堂入りも果たしたし、もうレジェンドとなっているヒューズだが、現役ランカーのアルメイダを下した事でまだまだ、タイトル戦線にも絡む事が出来る実力を見せてくれた。
<ヘビー級 5分3R 5分3R>
○ジュニオール・ドス・サントス
(判定 3-0)
●ロイ・ネルソン
ヘビー級レスリング四天王の一角にして、あのヒョードルを倒したファブリシオをKOした男、ドス・サントスに毒舌デブキャラとして、急成長しているネルソン。体型が対極的な対戦だが、この勝者はタイトルマッチへ、敗者はシェーン・カーウィンの復帰戦の相手にという事が内定している。
ヘンゾ・グレイシーの弟子と紹介されるネルソンに、ロッキーのテーマ曲で入場するサイトス。色白のデブであるネルソンに、褐色で鍛え上げられた肉体のサントスと全て対極的。
試合はグランドに持ち込みたいネルソンが組みつくが倒す事は出来ない。そしてサントスの右アッパーでネルソンをぐらつかせると、後はサンドバック状態。更にアッパーでネルソンをダウンさせるが、ネルソンは打たれ強さとスタミナを見せ、なんとか立ち上がり前に出ていく。その後もサンドバック状態なのに必至で耐えて前に出るネルソンに、観客から「USAコール」が巻き起こる。
結局、3Rをネルソンが耐え続け判定になったが、判定は当然、ドス・サントスの勝利。
アンダーカード 5分3R>
<ウェルター級 5分3R>
○リック・ストーリー
(2R 1分15秒 TKO)
●ダスティン・ヘイズレット
<ライトヘビー級 5分3R>
○フィル・デイヴィス
(判定 3-0)
●ロドニー・ウォーレス
<ウェルター級 5分3R>
○ジョニー・ヘンドリックス
(2R 0分40秒 TKO)
●チャーリー・ブレネマン
<ライトヘビー級 5分3R>
○ティム・ボーティッシュ
(判定 3-0)
●トッド・ブラウン
<ヘビー級 5分3R>
○ステファン・ストルーフェ
(3R 0分22秒 TKO)
●クリスチャン・モレラフト
<ウェルター級 5分3R>
○デニス・ホールマン
(判定 3-0)
●ベン・ソーンダース
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