週刊マット界舞台裏’10年6月17日号

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 「エイズ対策」ということもあってか、60〜90年代と比べると最近は流血戦がめっきり減った。しかし、たまにメジャー団体の試合で流血戦が見られると迫力と新鮮味を感じるファンも多いようだ。
 やはりプロレスにとって流血戦は欠かせないものだが、一方でいまどきニセの血を使って流血戦を演出する“不正流血”を指摘するファンも…。井上記者は知人のファンから「とんでもない話」を聞かされビックリしたという。
 「そんな団体、選手はプロ失格だ!」と憤慨した井上記者だが、実は大会場で行われたある試合でもニセの血が使われたことがあることを明かしている!
 ノアのファンにとって最も気掛かりなことと言えば、大荒れも予想される同団体の株主総会なんかではなく、やはり小橋建太のリング復帰だろう。
 一部で“再起不能説”もささやかれているが、井上記者が小橋と親しい記者を取材したところ小橋の心は全く折れていないという。小橋は精力的に会社の仕事をこなす一方で、リング復帰を目指して右ヒジのリハビリにも励んでいる。
 なぜならはやり小橋不在ではノアは大勝負に出られない。本誌で何度も「やるのか」「やらないのか」と報じてきたノアの東京ドーム大会も結局流れてしまった。いかに小橋不在がノアにとって大きなダメージなのかを分析しつつ、小橋復帰の可能性を探ったところ、小橋が右腕でチョップを放てる日も意外と近いのではないか・・・!?
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、船木誠勝が02年にパンクラスを退社する前ぐらいから、すっかり冷え切った関係になっていた鈴木みのると全日プロのリングで顔を合わせることになった波紋が取り上げられている。
 鈴木はプロレスへ、船木は総合格闘技へと別々の道を歩んでいたはずの2人が、なぜプロレスのリングで再び出会うことになったのか・・・その裏事情に迫るのはもちろんだが、いまの全日プロではこの2人がタッグを組んでいるのだから、改めてその関係を振り返るのも面白いだろう。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、フリーライター征木大智がレギュラー参戦するようになっての半年間を振り返り、企画力の差や問題点を提言する在京インディ総括レポートから。征木はかつて、アントニオ小猪木にこんな話を聞いたことがある。「僕は子供たちに『プロレスごっこ』をやって欲しいんです」と。栃木エンターテインメントや、EAGLEプロレスで印象に残ったのは、このちびっこたちの歓声であった。

 さらには、蕨・イサミレッスル武闘館で行われた『獅子一色特別興行第二話』の詳細なドキュメントが楽しい。大会前後の模様を含めて、ここまで詳細に全試合をカバーしているのはミルホンネットだけだ。
 
6・17リアルジャパンの5周年記念大会は、4代目タイガーマスクと佐山聡先生の究極の師弟対決が目玉であったが、首の負傷欠場という残念な事態になってしまった。しかし、なんと”暗闇の虎”ブラック・タイガーが、27年ぶりに初代タイガーマスクと対決するという。佐山先生は代替カード発表の記者会見で、「夢を裏切らない試合にする、昔の技も出したい」と約束。英国人マーク・ロコとの伝説の名勝負数え唄が、「会見の最中にも蘇ってくる」と述べた。昭和プロレスのマニアなら胸騒ぎがすること必至であろう。
 まして、メインスポンサーのコロナ・ビールをらっぱ飲みして現れた日本語を話すブラック・タイガー選手は、ミルホンネットが追いかけてきた、もしかしてあの男なのだろうか? これは話を聞いてみるしかない。
 パワーアップを続ける<海外情報局>は、無料のネットで拾える上辺だけのものとの違いをどうか見比べてほしい。石井慧の騒動にせよ、大変驚かれることになるだろう。
 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼プロ失格だ! いまどき“不正流血”をしている団体がある!?
▼ビッグサプライズとなった『週刊プロレス』の編集長交代劇
▼再起不能説もささやかれる小橋。リング復帰の可能性は?
<アーカイブス2009>
▼船木VS鈴木の因縁対決実現に至った背景に迫る!
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼在京インディ総括レポート
「企画力」と「地元貢献」が成功への兆し
▼6・6「傾いてこその漢花!散るもあっぱれ獅子一色」誌上再現レポート
散りて尚 戦は続く 獅子一色 民ぞ集いし 芒種の蕨ぞ
▼6・10リアルジャパン興義館会見詳細レポート
6・17『5周年記念興行』で”暗闇の虎”ブラック・タイガーが初参戦!
▼タブー満載企画<海外情報局vol.41>
石井慧 Pフィリオ クイントン ホジャーが大暴れ
・『UFC 115: Liddell vs. Franklin』直前特集 復活リデル フランクリン
・『WWE RAW』クイントン・ジャクソン登場!NXTルーキー軍団大暴れ
・石井慧 Pフィリオ 日・伯お騒がせ男 ローカル大会で試合も汚点
・SRCから干されたホジャー・グレイシーがムンジアル優勝の大活躍
・8・20-21WWE両国大会、豪華な来日スーパースター&DIVAが決定

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全日プロに早くも資金繰りが苦しいという噂
元『週刊ファイト』編集長によるIGF大阪大会リポート
「近々、どデカイことをやる」と語ったT山本の真意は?

小橋不在ではドームに進出できないノアと小橋の復帰時期に迫る!
在京インディ総括ルポ、6・6獅子一色、暗闇の虎

週刊マット界舞台裏'10年6月17日号

商品コード inouejojiz179

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