週刊マット界舞台裏’10年5月27日号

 【独占スクープ連発、驚愕の新事実】ことあるごとに新日本プロレス批判を口にするアントニオ猪木。それについて一部の新日関係者は恨み新聞と受け取っているようだが、本当は自分が作り上げた団体に対する愛情の裏返しでもあるのだ。
 一方で低迷する新日プロにイラ立ちを感じているという見方もされている。しかし、そんな思いは昔からの新日ファンも同じ。なにせ柱となるIWGPヘビー級戦線は、この1〜2年は大半が中邑真輔、棚橋弘至、真壁刀義、後藤洋央紀の“新日四天王”の絡みで賄ってきている。マンネリ化してファンに飽きられつつあるのは、両国国技館大会など大会場の興行成績にハッキリと表れている。
 6・19大阪府立大会のメーンも真壁と力皇のタイトルマッチでは、ハッキリ言ってスケールダウン! 熱心な新日プロファンであればあるほど、いまの新日プロには絶望感を抱えているようだが、1つだけヘビー級戦線に明るい材料が飛び込んできた!?
 武藤敬司、小島聡、西村修の姿がない全日マットの風景。それはもはや全日本プロレスでなく、全日ファンが会場に足を運ばなくなるのは自然の成り行きだ。
 新世代軍VS超党派軍の本格開戦、全日マットにおける小島のラストマッチといった見どころがあった5・16後楽園ホールだが、ファンの反応は今イチだった。武藤復帰は早くて8月下旬の両国大会と言われている。あと3カ月・・・早くも資金繰りが苦しくなったと伝えられる全日プロにとって3カ月は長過ぎる。このピンチから抜け出すためには思い切った戦力補強しかないのだが・・・。
 元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、早速全日プロの現状を懸念する関東地区のあるプロモーターや、大物投入の可能性について語る全日プロ幹部の発言を入手した!
 メーンの力皇猛&モハメドヨネVSビッグ村上&臼田勝美がノーコンテストに終わったことで、暴動寸前の騒動となったノア3・20後楽園ホール。主催者だけでなく、お金を支払って観戦したファンにとっても悪夢の出来事だったが、あれから3カ月・・・同大会に出場した某選手から新事実を聞き出すことができた。
 すでに専門誌などでは「過ぎ去ったこと」として触れることすらない出来事であるが、振り返ってみても不可解なことが多い。あの騒動で“戦犯扱い”されているビッグ村上は、早くもノアから撤退して新日本プロレスに参戦しそうな気配だ。これは村上に対するペナルティなのか? それとも・・・あの大失態を招いた張本人は誰だ!?
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』はマジで面白い09年5月28日号のご案内! 冒頭の武藤敬司がレストランを始めたこと自体は、今となっては一部で公開されているものの、スポンサー獲得のために“ある社長”と極秘会談したことが、実名入りで紹介されている。サイドビジネスに手を出すプロレスラーは数多くいるが、失敗と成功例が列挙されていてなんとも具体的! 資料としての価値もあるだろう。
 しかしこの号で一番注目だったのは、「弱体化していく“あの団体”が今、正念場を迎えている」というスクープ記事だ。当然、本誌の中ではどの団体が崩壊の危機を迎えているのか、きちんと団体名を挙げて書いているのだが、無料で見られる紹介文などでは“あの団体”として書いていなかった。そのため、「どの団体ですか?」という問い合わせがサイトを覗いたプロレスファンはもちろん、業界関係者からもずいぶん聞かれたものだ。
 いま読めばいかに井上記者が具体的にその団体の裏事情を掴んでいて、的確な記事を書いていたかが分かっていただけるはず。なぜなら、現在その団体はすっかり命運が尽きているのだから・・・
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、濃い味のドキュメントばかりをダウンロード商品としての限界容量一杯まで凝縮した。
 フリーライター征木大智&音楽写真師BIG板井のコンビからは、「それぞれの、STYLE−Eという空間」と題した全19ページもある、やたら細かい大会ルポタージュが入稿。西調布格闘技アリーナ通いのマニアなら必携であることは述べるまでもない。例えば「見よ!これが戦場で傷だらけになった汚ねぇツラだ!だが、それが良い」と題された第2試合。100キロ超の柴田正人がロープに振られると、「バチン!」という音が館内に響く。青コーナーサイドのトップロープが衝撃で外れてしまったのだった!! しかし、外れたコーナーポストを上手く使って末吉利啓に攻撃を加える獅子一色。こうした箇所もフォローされているのが嬉しい。
 さらには、今週と来週の二週に渡って聴覚障害者プロレス団体HEROの第二弾興行から未公開写真を多数収録した詳細ルポをお届けする。今週号では関係者間で絶賛の評価が鳴りやまない元新日本プロレス練習生ヤミキとデンジャー松永光弘の感動の名勝負を誌上再現! 勇者(HERO)とは? そこに神話劇プロレスの極意が見てとれる。また、Mr.DANGERは原点回帰を成就。リング復帰を飾った。ヘッドロックだけで10分間続くという昭和プロレスのファンが涙したクラシックをたっぷりと実況。これはマット界への問題提起をはらんだルポになるであろう。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼マンネリ化した新日プロのIWGPヘビー級戦線に明るい材料!?
▼武藤復帰まであと3カ月…全日プロに早くも資金繰りが苦しいという噂
▼某選手が明かす暴動寸前だったノア3・20後楽園の新事実!
<アーカイブス2009>
▼弱体化していく“あの団体”が今、正念場!?
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼5・15STYLE-E「皐月乱れる恋心、咲かせて見せようEの華」究極版
▼5・16HERO「勇者(HERO)とは? 神話劇プロレスの極意を見た!」
▼タブー満載企画<海外情報局vol.38>
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★合わせて読めばさらに楽しめる!
元『週刊ファイト』編集長によるIGF大阪大会リポート
「近々、どデカイことをやる」と語ったT山本の真意は?
全日プロを退団する小島に、新日プロ『G1』で復帰説
小島はなぜ全日プロ退団を決意したのか!?
気になるアノ団体とコノ団体の台所事情

ヤミキと松永の名勝負、Style-Eという空間
早くも資金繰りが苦しいという全日プロと、ノアの大失態に新事実判明ほか!

週刊マット界舞台裏'10年5月27日号

商品コード inouejojiz176

価格 250 円

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