今週の「マット界舞台裏」は、早くも資金繰りが苦しいという全日プロと、ノアの大失態に新事実判明ほか!

10.05.27BUTAIURA.jpg これまで『マット界舞台裏』では社長兼エースの武藤敬司がヒザの手術による長期欠場となったため、全日本プロレスが窮地に追い込まれるのは間違いないと報じてきた。
 そんなことはファンはもちろん、全日プロのフロントだって分かっていることであり、当然対応策は考えていたはずだ。
 ところが同じようなタイミングで、西村修が政界進出のため戦線離脱。さらに小島聡までもが電撃退団することになったのだから、全日プロのフロントは頭が痛いだろう。
 そこで全日プロのフロントが考えたのが、鈴木みのるが船木誠勝、太陽ケア、曙と超党派軍を結成し、諏訪魔や河野真幸ら新世代軍との世代闘争というストーリー。この世代闘争に加え、小島の全日ラストマッチがラインナップされた5・16後楽園ホールだったが、日曜日の興行にも関わらず客入りは芳しくなかった。
 その途端、井上記者の耳には「早くも全日プロは資金繰りが苦しくなったようだ」という情報が飛び込んできた。武藤の復帰は早くても8月下旬の両国国技館。いまの全日プロにとって3カ月は長すぎるのか? 早速、井上記者は裏取り取材を敢行!
 プロモーターや全日プロ幹部からの証言は、ファンでは取れないのはもちろんのこと、例え取れても専門誌の記者では誌面に掲載するのは難しいだろう。
 さらに今週号ではなにかと物議を醸したノア3・20後楽園ホールについて、新事実が判明したというスクープ記事も掲載されている。
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 この日のメーンで行われた力皇猛&モハメドヨネVSビッグ村上&臼田勝美がノーコンテストに終わったことで、観客が激怒して暴動寸前の騒動となったあの事件だ。
 お金を支払って観戦したファンにとっても悪夢の出来事だったが、あれから3カ月… 同大会に出場した某選手から、井上記者は新事実を聞き出すことができたのだ。
 あの騒動のせいで、ファンからは戦犯扱いされているビッグマウス・ラウドのビッグ村上は、ノアに継続参戦しづらくなったのか、新たな標的としてかつて抗争を繰り広げた新日本プロレスの永田裕志の名前を挙げ出した。
 ノアファンからすれば「村上なんてもういらない! とっと新日に行け」と思っているだろう。あんな大失態を見せられてはそう思う気持ちも分かる。
 だが、その前にまず今週の『マット界舞台裏』を読んでほしい。本当に“分からないといけない”のは誰なのかを・・・
週刊マット界舞台裏'10年5月27日号