週刊マット界舞台裏’10年5月20日号

 今週の目玉は井上譲二記者によるIGF5・9大阪府立の試合リポート。辛口の記事や裏ネタを期待しているファンは試合リポートと聞くだけで読む気がしないだろうが、これは専門誌などの試合経過とコメントをつなぎ合わせた「ありきたりの試合リポート」ではなく、元『週刊ファイト』編集長の井上記者によるガチンコ勝負である。試合、興行とも“真実”だけが書かれている!
 主催者発表では超満員札止めと発表されていた観客動員も厳しく検証。さらに肝心の試合内容に関しては、プロレスでもいまいちピリっとしないボブ・サップの弱点を鋭く指摘し、対戦相手の丸藤正道から「オレはもういいや」とアッサリ終結宣言されてしまった小川直也に対する意外な高評価など、なかなか他の媒体では読めない内容となっている。ハイライト映像紹介番組や、既存の専門誌を斜め読みした程度から想定される印象とは、随分と異なる分析が記されており、鋭い指摘には思わず唸らせられる。
 その中で1番面白いのは「○○○のIGFに対し○○○のノア」というくだりだ!マニアや関係者なら必読であろう。
 今号ではI G F大阪府立のハイレベル試合リポートと併せ、不定期連載『ザッツ・昭和プロレス』( 第2回) をお届けする。その内容はIWGPヘビー級王座誕生にまつわる秘話…いや、暴露もの!
 いまだにプロレス界(とくに新日プロ)を混乱させることがある初代IWGPベルトだが、このベルトが使われていた頃の新日プロは、まだ海外の情報が日本のファンに伝わりにくかった時代だったこともあって、かなりいい加減なことをやっていたのだ。一部メディアはそんなことでも、新日プロから発表された通りに報道していたため、活字プロレスにどっぷりなら気付かなかったファンも多いと思う。  だが、このIWGPヘビー級王座誕生の秘話こそ、旧・新日プロのデタラメさを象徴する出来事、「昭和のプロレス者は心して読まれよ!」なのである。
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、まず1年前に井上記者が新日プロVSノアの団体対抗戦について書いた記事の冒頭部分を引用しているのだが、いま読んでも今年の状況と大して変わっていないのが面白い。
 メジャー団体同士がぶつかり合う対抗戦はファンにとっては一見素晴らしい御馳走に感じるが、裏側には“対抗戦契約ルール”とも言えるややこしい事情があり、結果的にファンの信用を落とすような試合を連発しがちなのだ。
 その一方で某インディー団体が急遽某メジャー団体に参戦中の大物を招へいしたところ、業界の文法を逸脱した大事件が勃発してしまったりもする。詳しくは本誌を読んでいただきたいが、やはりプロレスというのはファンには見えない部分でいろいろとややこしいようだ。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、GW期間中の3大会をボーナス収録するが、どれも通常の専門誌が取り上げていないものばかりの希少性から選別させていただいた。しかも中身は、マメに情報番組をチェックしている方でもかなり驚くことばかりである。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼これぞ“真実”! IGF5・9大阪府立大会ガチンコリポート
<ザッツ・昭和プロレス>
▼旧・新日プロのデタラメさを象徴するIWGPヘビー級王座誕生にまつわる秘話
<アーカイブス2009>
▼ヒートアップしてきた新日VSノアだが、好カード実現へは無理をしない方針!?
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼5・2頑固プロ西調布『ゴールデン・スッキリ・ファイト』詳細
・大久保一樹包囲網〜こんな事でスッキリできるか!〜
▼5・3MAP旗揚げ大会〜全試合取材はミルホンネットだけ!
・ナナチャンチンがキャットファイター琴音に一本負けの衝撃
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・金村キンタロー&○黒田哲弘vs.菊池毅&●橋本友彦
橋本友彦復活〜9分18秒 サムソンクラッチの意味
・MAP(Mitsuyo Asaka Performance)の恋文
▼ど真ん中プロレス5・5平野区民センター大会詳細21ページ
・RIKIOFFICE5周年記念『激震サンダーファイトin平野』
▼泉州力ミルホンネット独占インタビュー
「昭和プロレスラーの心意気、そうはいくかいですよ!」
撮影:西尾智幸
▼タブー続出企画<海外情報局vol.37>
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・『Bellator』鬱病パウロ・フィリオまたドタキャン 7月3試合宣言だが
・ターレス・レイチ勝利 ボクシング王者リカルド・マヨルガ総合参戦へ
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元『週刊ファイト』編集長によるIGF5・9大阪大会徹底リポート!

週刊マット界舞台裏'10年5月20日号

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